バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
サクサク描けた。嬉しい。
メインの作品もこの勢いで描けたら良いのになぁ……。
──神様の手違いでシンフォギアの世界に転生した『
彼は今、安全、安心な
「だる、しんど……早く、家に帰りたい……」
──訳ではなかった。
──シンフォギアの世界に転生して、かれこれ2年が過ぎた。
いや、あっという間だった。びっくりしたわ。気がついたら、知らない部屋にいたし、見知らぬ女性に「牛尾!起きなさい!朝よ!あーさ!」と、朝から叩き起こされるわ、もう散々だったわ。
後に、その見知らぬ女性は俺の母親だったわ。オマケに、俺には2つ上の姉貴がいることがわかった。
それを聞いて、俺は心底げんなりした。なんせ、前世でプロレスが趣味な姉貴が居て、毎日、プロレス技を体に叩き込まれたからな!
母親も若い頃、プロレスの選手だったから、ほんと、怒らせると面倒だったわ。
まぁ、こっちの母親と姉貴はプロレスをやっていないから安心だが。
母親が叩き起こす時や、ハグする時が一番激しいからな。決して、変な意味ではないぞ?
んで、2年前にシンフォギアの世界に転生した俺だが、生憎、バッファの力をうまく使いこなせる自信がなかったから、無印の1話のツヴァイウィングのライブには行かず、買い物の途中や、学校の帰りに、近くて暴れていたノイズをバッファに変身して倒して、実力向上のため、特訓していた。
──この時まではそうしていた。この時までは。2回言ったのは意味がある。そう、それは──とてもとても大事なことだからだ!
「クリスセンパーイ!」
「お、おはようございます、先輩……」
「?おお、おはよう」
「おはよう!クリスちゃん!」
「お前は先輩をつけろ!」
「おはよう、クリス。ごめんね、響ったら、全然先輩呼びしなくて……」
「お前が謝ることはないだろ……」
「そうだぜ!寧ろ、それが響ちゃんの良いところだろ?」
「お前は黙ってろ!
「……」
俺が2回言った意味はこれだ!
そう、気がつけば、2期が終わっていた!何なら、3期が始まってるし、原作に居ないキャラ、『
お陰様で、俺のシンフォギアの世界でのやる気は一気になくなり、前世と同じく、ダラダラと学校生活を過ごしている。
因みに、原作の響達が通う「リディアン音楽院高等科」は本来、女子校だが、どういう原理か、男女共学になっている。どういうことだ?神様がシンフォギアの世界を弄ったのか?
いや、神様が弄ったな。絶対に。この世界の
嬉しいような、悲しいような……。
「ん?どうした?紫?」
「……へ?」
突然、俺の推し、雪音クリスが俺に声をかけてきた。
「いや、さっきからボーとして、どうしたんだよ?」
「べ、別にぃ、な、何でもないよよよよよ……!」
「……きっも」
「──グッハ!」
お、推しにキモいと言われた!?
いや、今のはキモいと言われて仕方がない。仕方がないが容赦がないな!?
いや、良いけど!俺は良いけど、他の奴には絶対に言うなよな?俺の推し、雪音クリス!!
──バタバタッ!
「ん?」
「?どうした?紫?」
「いや……何でもない」
なんか今、バタって音が聞こえたような、気のせいか?
まぁ、仮に聞こえたとしても、どうせ、野良猫あたりだろ。
そう思った俺は今日も一日、気だるい学校生活を過ごすのであった。
「……アイツがマスターが言っていた今日のターゲット」