バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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誰とダレでしょうか?


牛20:やべえ奴とやべえヤツが出会うと、どうなる?──正解は混沌(カオス)になる!

 

 

 

 牛尾と優斗。二人がそれぞれの道で、覚悟を決める中、火野宮勝奇は今、何をしているかいうと──

 

 

「オラァ!」

「ジャマ〜!?」

 

 

 ──クローズマグマに変身して、一人単身で、ジャマトの群れと戦っていた。

 

 その中にはジャマトライダーがいるが、そんなことで()(かい)さず、ましてや、たった一人というハンデがあるにもかかわらず、一人単身で、ジャマトの群れと戦っていた。

 

「これで決めるよぉー!」

 

 〈ボルケニックアタック!アチャー!〉

 

『じゃ、ジャマ〜!?』

 

 必殺技を放し、残りのジャマト、並びにジャマトライダーを一気にライダーキックで倒していった。

 

 

 

 ──数分後。

 

 プシュ!と音を鳴らしながら、コーラの入った缶を開けて、勢いよく飲み、「ぷっはー!」と言って、口に着いた炭酸を服の袖で拭き、月を眺めた。

 

 まぁ、月と言っても、割れかけだけど……。

 

「それはそうと、やっぱ、戦いの後のコーラは格別に美味いな!」

 

 まぁ、本当はお酒が飲みたいけど、この身体じゃ、子供(未成年)と間違われるから仕方がない。

 

 そう思いながら、僕は月明かりに光る月をもう一度眺め、コーラの入った缶を思いっきり飲み干し、空になった缶をゴミ箱に捨てて、帰宅しようと足を運んだ。

 

「ん?」

 

 ふっと、後ろから気配を感じ、僕は振り返った。

 

「──え?」

 

 振り返ると、そこには見覚えのある人がいた。そいつは銀髪の頭に大人の僕に似ていた。

 

「チャオ〜。久しぶりだな、勝奇」

 

 その言葉を聞いて、僕はその人物が誰か、ハッキリとした。

 

 

「──エボルト!?何でお前がここに……!?」

 

 

 仮面ライダービルドに登場する地球外生命体──エボルト。

 原作ではビルド率いる仮面ライダー達を苦しませたラスボス。

 それは勝奇がいる世界でも同じで、勝奇の世界ではエボルトは完全に倒されている。

 

 

 ──その彼が何故生きているのか?

 

 

 理由はわからない。が、原作のように、ましてや、勝奇のいる世界のように、人々を苦しませる危険性がある。

 

 そう思った僕はビルドドライバーとマグマナックルを取り出し、クローズマグマに変身しようとしたが、それよりも先に、エボルトは僕の(ふところ)に入り込み、僕の手を止めた。

 

「おっと、そういうのはナシだ。生憎(あいにく)、今のオレは変身できないからな?」

「……?どういうことだ?」

「そのままの意味だ。なーに、前の戦いで、お前にドライバーをぶっ壊されて、そのまま撤退して、逃げているうちに、訳の分からない組織に捕まって、そのままドライバーを没収されたんだよ……」

「……え?」

 

 どういうことだ……?

 

 確かに前の戦いで、僕はエボルトのドライバーを壊した。

 けど、完全破壊までは至れず、機能不全まで追い込んで、エボルトはそのまま撤退した。

 それ以降、ご無沙汰(ぶさた)がなかったから、てっきり、隠れてコソコソ、ドライバーを修復しているのかと思った。

 

 

 ……つまり?どういうことだ?

 

 

「よーするに、今のオレは運び屋みたいなもんだ。だから、ここでお前とやり合うつもりはない。まぁ、代わりに、コレを持ってきたがな……!」

「!?それは……!?」

 

 エボルトが取り出した物に、僕は驚き、同時に目を光らせ、真っ先に、ソレを掴もうとするが、エボルトはすかさず、僕から交わし、ニヤニヤとした笑みで僕を見た。

 

「コレが欲しかったら、今日のところは見逃してくれるか?」

「……仕方がない。最近、ご無沙汰だったし、ソレに免じて、今日は見逃してやる」

 

 それを聞いて、エボルトは満面の笑みで、「契約成立」と、一言言って、ソレを僕に投げ渡し、僕はソレを片手でキャッチした。

 

 それを見て、エボルトは「じゃあな。チャオ〜」と言って、姿を消した。

 

「……」

 

 周囲を見渡し、僕はエボルトから貰ったソレを見て、一つの決意をした。

 

 

 ──ヨシ!今日の晩御飯は派手にいきますか!

 

 

 そう決意した僕はソレを服のポケットに入れて、ウキウキで家に向かった。

 

 

 

 因みに、勝奇とエボルトが言うソレの正体は──

 

 

 

 

 

 ──お酒(ビール)である。

 

 

 

 

 

「あ、因みにだが、オレ、ブラッドスタークにも変身できないからな。読者の皆、よーく覚えとけよ。それじゃあ、チャオ〜」

 

 

 ……そう言って、エボルトは今度こそ、どこかに行き、姿を消した。

 

 

 




最後の最後まで空気を読まないな……。
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