バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
牛尾と優斗。二人がそれぞれの道で、覚悟を決める中、火野宮勝奇は今、何をしているかいうと──
「オラァ!」
「ジャマ〜!?」
──クローズマグマに変身して、一人単身で、ジャマトの群れと戦っていた。
その中にはジャマトライダーがいるが、そんなことで
「これで決めるよぉー!」
〈ボルケニックアタック!アチャー!〉
『じゃ、ジャマ〜!?』
必殺技を放し、残りのジャマト、並びにジャマトライダーを一気にライダーキックで倒していった。
──数分後。
プシュ!と音を鳴らしながら、コーラの入った缶を開けて、勢いよく飲み、「ぷっはー!」と言って、口に着いた炭酸を服の袖で拭き、月を眺めた。
まぁ、月と言っても、割れかけだけど……。
「それはそうと、やっぱ、戦いの後のコーラは格別に美味いな!」
まぁ、本当はお酒が飲みたいけど、この身体じゃ、
そう思いながら、僕は月明かりに光る月をもう一度眺め、コーラの入った缶を思いっきり飲み干し、空になった缶をゴミ箱に捨てて、帰宅しようと足を運んだ。
「ん?」
ふっと、後ろから気配を感じ、僕は振り返った。
「──え?」
振り返ると、そこには見覚えのある人がいた。そいつは銀髪の頭に大人の僕に似ていた。
「チャオ〜。久しぶりだな、勝奇」
その言葉を聞いて、僕はその人物が誰か、ハッキリとした。
「──エボルト!?何でお前がここに……!?」
仮面ライダービルドに登場する地球外生命体──エボルト。
原作ではビルド率いる仮面ライダー達を苦しませたラスボス。
それは勝奇がいる世界でも同じで、勝奇の世界ではエボルトは完全に倒されている。
──その彼が何故生きているのか?
理由はわからない。が、原作のように、ましてや、勝奇のいる世界のように、人々を苦しませる危険性がある。
そう思った僕はビルドドライバーとマグマナックルを取り出し、クローズマグマに変身しようとしたが、それよりも先に、エボルトは僕の
「おっと、そういうのはナシだ。
「……?どういうことだ?」
「そのままの意味だ。なーに、前の戦いで、お前にドライバーをぶっ壊されて、そのまま撤退して、逃げているうちに、訳の分からない組織に捕まって、そのままドライバーを没収されたんだよ……」
「……え?」
どういうことだ……?
確かに前の戦いで、僕はエボルトのドライバーを壊した。
けど、完全破壊までは至れず、機能不全まで追い込んで、エボルトはそのまま撤退した。
それ以降、ご
……つまり?どういうことだ?
「よーするに、今のオレは運び屋みたいなもんだ。だから、ここでお前とやり合うつもりはない。まぁ、代わりに、コレを持ってきたがな……!」
「!?それは……!?」
エボルトが取り出した物に、僕は驚き、同時に目を光らせ、真っ先に、ソレを掴もうとするが、エボルトはすかさず、僕から交わし、ニヤニヤとした笑みで僕を見た。
「コレが欲しかったら、今日のところは見逃してくれるか?」
「……仕方がない。最近、ご無沙汰だったし、ソレに免じて、今日は見逃してやる」
それを聞いて、エボルトは満面の笑みで、「契約成立」と、一言言って、ソレを僕に投げ渡し、僕はソレを片手でキャッチした。
それを見て、エボルトは「じゃあな。チャオ〜」と言って、姿を消した。
「……」
周囲を見渡し、僕はエボルトから貰ったソレを見て、一つの決意をした。
──ヨシ!今日の晩御飯は派手にいきますか!
そう決意した僕はソレを服のポケットに入れて、ウキウキで家に向かった。
因みに、勝奇とエボルトが言うソレの正体は──
──
「あ、因みにだが、オレ、ブラッドスタークにも変身できないからな。読者の皆、よーく覚えとけよ。それじゃあ、チャオ〜」
……そう言って、エボルトは今度こそ、どこかに行き、姿を消した。
最後の最後まで空気を読まないな……。