バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
──放課後。
「はぁ……全く、昼休みは
ほんと、なんだったんだ?
まぁ、考えても仕方がない。さっさと帰って、明日の数学のテストに備えるか。
そう思ったオレはカバンを持って家に帰ろうと足を動かし、扉を開けた。
「ッ、牛尾!?」
「!?クリス!?」
だが、扉を開けたら、クリスが目の前で立っていた。何で?
「……」
「?なんだ?忘れ物か?クリス?」
「……あ、あのさ!」
「!?な、なんだよ?」
突然、声を荒げるクリスにオレは驚き、身構えた。
なんだ?何を言われるんだ?オレは一体どうなるんだ……?
「……この後、時間あるか?」
「……え?時間……?」
何故に時間?
まぁ、冷静に考えて、明日、数学のテストがあるし、それに向けて勉強するし、あるわけないな……。
と言うか、クリスは知っているはずだ。オレが明日、数学のテストで目標点数の半分以上取らないと、土曜日に無理矢理学園に来られることに。
「……」
「?なんだよ?時間はあるのか?ないのか?どっちなんだ?」
「いや。この後、明日の数学のテストに向けて勉強するから、時間はない」
「……そうか。それならさ──
──あたしの家で数学の勉強しないか?」
「……え?えええええぇぇぇぇぇっー!?」
クリスの意外な提案にオレは驚き、叫び声を上げた。
まさか、オレが推しに……推しのクリスに家に誘われた!?
これは夢か?夢なら覚めてほしい!いや、覚めないでくれ!寧ろ、このまま寝かせてくれ!
「そんなに驚くことか?」
「わ、悪い。その……意外だったからさ……」
「?意外?何がだ?」
「誘われたことだよ。今までクリスから誘われることなんて、一度もなかったし……何よりオレから勉強を教えてもらうよう、頼んでたからさ……」
「あー、確かに言われてみればそうだな」
「だろ?」
「けど、友達ならこれぐらい普通だろ?友達が困っている時に助けるのが友達だろ?」
「──ッ!」
確かに。言われてみれば、そうかもしれない。
だとしたら、今後は遠慮しなくて良いのか?
「ただし!目的はあくまでも数学の勉強だ!変なことを考えるなよ?」
「ッ、わーてるよ!それぐらい!」
そこは推しを愛するオタクとして、いや、男として、当たり前の精神だ!
そう決意するオレだが、クリスはじとっとした目でオレを睨む。何でだ?
「な、なんだよ?」
「いや。こういう時、男はわかっていると言いながら、ついうっかり女を襲うことがあるって、本で読んだことがあってな……」
「どんな本だよ!それは間違った男の偏見だ!第一、そういうのはアニメや漫画の主人公が不幸体質で、うっかりヒロインとぶつかりそうになって、主人公が避けようとすると、不思議な力でそのヒロインとぶつかって、それがその作品の正式なヒロインになって、なんやかんやあって、その主人公とヒロインが結婚する流れだからな!」
「どんな話だよ!?いや、それよりも、だんだんと話が逸れてる気がするんだが……」
言われてみれば、確かに話が逸れている気がする。
えーと、確か、クリスの家で数学の勉強をしないかって話か?
そう思ったオレは少し考えた。が、すでに結論は出ていた。
「……正直、クリスから数学を教えてもらえるなら助かる」
「っ!?それじゃあ……!」
「ああ、いくか!」
そうしてオレはクリスの家に向かい、クリスの家で、明日の数学のテストに備え、クリスからみっしり数学を教えてもらった。
後日。オレは無事に数学のテストの目標点数を半分以上取り、数学の先生から、土曜日に学園に来なくて良いと言われた。やったぜ!
ようやく、数学のテストが終わり、一安心した牛尾君。
それはそうと、そろそろネタが尽きてきたので、原作のストーリーを進めるか、もう少し日常回を描くか、悩みますね……。