バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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前回の話の続きです。


牛22:放課後、推しから家に来ないかと誘われた。なんで?

 

 

 

 ──放課後。

 

「はぁ……全く、昼休みは散々(さんざん)な目にあったな……」

 

 ほんと、なんだったんだ?昼休み(あの時)のクリスは?

 まぁ、考えても仕方がない。さっさと帰って、明日の数学のテストに備えるか。

 

 そう思ったオレはカバンを持って家に帰ろうと足を動かし、扉を開けた。

 

「ッ、牛尾!?」

「!?クリス!?」

 

 だが、扉を開けたら、クリスが目の前で立っていた。何で?

 

「……」

「?なんだ?忘れ物か?クリス?」

「……あ、あのさ!」

「!?な、なんだよ?」

 

 突然、声を荒げるクリスにオレは驚き、身構えた。

 

 なんだ?何を言われるんだ?オレは一体どうなるんだ……?

 

「……この後、時間あるか?」

「……え?時間……?」

 

 何故に時間?

 まぁ、冷静に考えて、明日、数学のテストがあるし、それに向けて勉強するし、あるわけないな……。

 と言うか、クリスは知っているはずだ。オレが明日、数学のテストで目標点数の半分以上取らないと、土曜日に無理矢理学園に来られることに。

 

「……」

「?なんだよ?時間はあるのか?ないのか?どっちなんだ?」

「いや。この後、明日の数学のテストに向けて勉強するから、時間はない」

「……そうか。それならさ──

 

 

 ──あたしの家で数学の勉強しないか?」

 

 

「……え?えええええぇぇぇぇぇっー!?」

 

 クリスの意外な提案にオレは驚き、叫び声を上げた。

 

 まさか、オレが推しに……推しのクリスに家に誘われた!?

 これは夢か?夢なら覚めてほしい!いや、覚めないでくれ!寧ろ、このまま寝かせてくれ!

 

「そんなに驚くことか?」

「わ、悪い。その……意外だったからさ……」

「?意外?何がだ?」

「誘われたことだよ。今までクリスから誘われることなんて、一度もなかったし……何よりオレから勉強を教えてもらうよう、頼んでたからさ……」

「あー、確かに言われてみればそうだな」

「だろ?」

「けど、友達ならこれぐらい普通だろ?友達が困っている時に助けるのが友達だろ?」

「──ッ!」

 

 確かに。言われてみれば、そうかもしれない。

 だとしたら、今後は遠慮しなくて良いのか?

 

「ただし!目的はあくまでも数学の勉強だ!変なことを考えるなよ?」

「ッ、わーてるよ!それぐらい!」

 

 そこは推しを愛するオタクとして、いや、男として、当たり前の精神だ!

 

 そう決意するオレだが、クリスはじとっとした目でオレを睨む。何でだ?

 

「な、なんだよ?」

「いや。こういう時、男はわかっていると言いながら、ついうっかり女を襲うことがあるって、本で読んだことがあってな……」

「どんな本だよ!それは間違った男の偏見だ!第一、そういうのはアニメや漫画の主人公が不幸体質で、うっかりヒロインとぶつかりそうになって、主人公が避けようとすると、不思議な力でそのヒロインとぶつかって、それがその作品の正式なヒロインになって、なんやかんやあって、その主人公とヒロインが結婚する流れだからな!」

「どんな話だよ!?いや、それよりも、だんだんと話が逸れてる気がするんだが……」

 

 言われてみれば、確かに話が逸れている気がする。

 えーと、確か、クリスの家で数学の勉強をしないかって話か?

 

 そう思ったオレは少し考えた。が、すでに結論は出ていた。

 

「……正直、クリスから数学を教えてもらえるなら助かる」

「っ!?それじゃあ……!」

「ああ、いくか!」

 

 そうしてオレはクリスの家に向かい、クリスの家で、明日の数学のテストに備え、クリスからみっしり数学を教えてもらった。

 

 

 後日。オレは無事に数学のテストの目標点数を半分以上取り、数学の先生から、土曜日に学園に来なくて良いと言われた。やったぜ!

 

 

 




ようやく、数学のテストが終わり、一安心した牛尾君。

それはそうと、そろそろネタが尽きてきたので、原作のストーリーを進めるか、もう少し日常回を描くか、悩みますね……。
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