バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
「オラァッ!」
「っ!?」
ナッジスパロウ・モンスターフォームに変身した一騎はオレに殴りかかり、オレはその攻撃をあっさり避け、デザイアドライバーを腰に巻き付け、ゾンビバックルを右側にセットした。
〈SET!〉
「変身ッ!」
〈ZOMBIE!〉
いつものやかましい音声はなく、ストレートにバックルの名前だけが流れ、オレは仮面ライダーバッファ・ゾンビフォームに変身し、ゾンビブレイカーで、ナッジスパロウの攻撃に対抗した。
「フンッ!」
「ッ!?ムダだッ!!」
「グハ……!」
だが、ナッジスパロウは腕に装着されている巨大な
殴れたオレは後退し、体勢を整えようとするが、それよりも先に、ナッジスパロウが近づいた。
「オラァッ!!オラァッ!!オラァァッ!!!」
「グハッ……!」
片手でオレの肩を掴み、空いている手で、オレの腹を2度殴り、最後にオレの顔の下の顎を狙って、アッパーカットをぶちかました。
ぶちかまされたオレは地面に転がり、ふっと、思った。
コイツ、強い……!
やや戦術は荒いが、確実にオレに反撃の隙を与えず、ダメージを与えている。
戦いながら分析してわかったことだが、オレと一騎では明らかに実力差がある。
だが、そんなことは今に始まったことじゃない。
それは以前、ダパーンとの戦いで、身をもって知ったことだ。
「お前が仮面ライダーに変身できるとは驚いたぜ……しかも、バッファとはなぁ……まぁ、それはそうと。お前も転生者か?バッファ?」
「だったら、なんだ……?」
痛みに耐えながら、オレはゾンビブレイカーを
「ハハ、そうかい。それなら良かった──心置きなく、ぶち殺せるぜ。オラァァッ!!」
「ぐわあー!」
またアッパーカットされ、その際に、ゾンビバックルがオレのドライバーから離れ、バッファから変身が解除された。
「お?ラッキー!このバックルは俺が貰っておくぜ!!」
そう言って、ナッジスパロウはゾンビバックルを勝手に取って、レイズバックルホルダーに装填し、そのままオレに近づき、右手で、オレの首を掴んだ。
コイツ、まさか……!?
命の危機を感じたオレはボロボロの体で、ナッジスパロウに抵抗した。
悪足掻きかもしれないが、ただ首を絞められて死んでたまるか!
「おいおい?そんな抵抗するなよー?苦しい想いが続くだけだぜぇ?」
「それでも、何もせずに死んでたまるか!」
叫び声を上げ、ナッジスパロウに何度も抵抗した。
抵抗を続けるうちに、ナッジスパロウは一度舌打ちをし、オレを投げ捨てた。
投げ捨てられたオレは受け身をとって、体を横にし、ナッジスパロウを睨む。
「……なんだよ。主人公みたいな目で、俺を見て……」
そう言って、一騎はモンスターバックルを一度叩いた、
オンギャ!と、ドライバーから待機音が流れ、再び、モンスターバックルを叩き、オンギャ!と、また音声が鳴った。
〈──MONSTER STRIKE!〉
「俺が……俺ことが、オリ主だぁぁッー!!!」
「ッ!?」
右手の籠手に青色の光が纏い、そのまま勢いよく、オレに向けて、その光を放ち、オレは咄嗟に両手で、顔を隠した。
──ああ、オレの人生、終わった。
同時に、オレは脳裏で、そう思った。
──だが、そうはいかなかった。
〈──MAGNUM TACTICAL BLAST!〉
後ろから機械音が鳴り響き、無数の弾丸の嵐がナッジスパロウが放った青い光にぶつかり合い、打ち消した。
「!?なんだぁ?」
「今のは……まさか!?」
ナッジスパロウが驚く中、オレは後ろに振り返り、そして、目を疑った。
なんで、お前がここにいるんだ……?
本来ならここにはいない人物──仮面ライダーギーツ・マグナムブーストフォームが立っていることに、オレは驚いた。
「……驚いているところ悪いが、お前、俺に撃たれる覚悟はできてるか?」