バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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牛28:ギーツ対ナッジスパロウ!?炸裂!灼熱のライダーキックッ!!

 

 

 

 ──時は数分前に遡る。

 

 

 優斗()とガリィが目的地に着くと、ターゲットである立花響と、そのクラスメイトの様子を覗いた。

 

「ん……?」

 

 その時、俺は違和感を感じた。

 よく見ると、牛尾がいない。

 

 

 ……何故だ?

 

 

 と、そう思った時、俺はあることを思い出した。

 

 何度も時を繰り返している俺は(いく)つかの時系列(パターン)を体験している。

 

 その中で、牛尾(アイツ)がいない時は大体、一騎が絡んでいる時だ。

 

 だとしたら、俺がやることは一つ。牛尾を助けることだ。

 

 

 立場上、俺は本来、牛尾を助けてやれないが、借りの一つは作っても良いだろう……。

 

 

 そう思った俺はガリィに一言言って、この場を後にしようと思い、ガリィに声を掛ける。

 

 

(わり)い、ガリィ。後は1人で頼むわ」

 

「は?何言って──」

 

 

 ガリィが言い切るよりも前に、俺はブーストバックルを取り出し、バイクのグリップ部分のレバーを(ひね)った。

 

 

 〈BOOSTRIKER!〉

 

 

「──ッ!?」

 

 

 突然、どこからか、俺達の前に赤い(くれない)色のバイク──ブーストライカーが現れ、驚いているガリィをほっといて、俺はブーストライカーに乗り込み、エンジンを掛ける。

 

 

 ブウンッ!ブウンッ!と、試しにハンドルを捻って、エンジンを掛けた後、俺はおもいっきり、ハンドルを捻り、ブウウゥゥゥンッ!!と、音を鳴らしながら、ブーストライカーを走らせた。

 

 

「おい!待て優斗!優斗ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

 

 

 1人残されたガリィは叫び声を上げて、優斗に待ったを掛けるも、優斗はガリィの声を聞かず、1人で、牛尾の向かった。

 

 

 

 

 

 ──そして、現在に至る。

 

 

 途中、ブーストライカーを走らせたまま、優斗はギーツ・マグナムブーストフォームに変身し、牛尾がナッジスパロウに変身した一騎に必殺技を放される所を助け、2人の前に、何事もなく、現れた。

 

 

「……驚いているところ悪いが、お前、俺に撃たれる覚悟はできてるか?」

 

 

 そう言って、ギーツはハンドガンモードのマグナムシューターの銃口をナッジスパロウに向けて、数発放ち、撃ちながら、ナッジスパロウに近づいた。

 

 そのまま格闘戦に持ち込み、突然、乱入してきたギーツにナッジスパロウ──一騎はイラつき、ふっと、ギーツが何しにしたのか、問いかける。

 

 

「テメエッ!!なに気にしたッ!!」

 

「別に?ただ、コイツの邪魔しに来た。それだけだ……」

 

「グッ……!」

 

 

 ナッジスパロウに蹴りを入れ、一度、距離を取るギーツ。

 そのままマグナムシューターを数発放つも、ナッジスパロウはそれをあっさりかわす。だが、その隙をついて、ギーツは近づき、拳や蹴りを混ぜて、ナッジスパロウを追い詰める。

 

 

「グッ……!」

 

(コイツ、強え……!)

 

「どうした?さっきまでの威勢はどこいった?」

 

「ッ!うるせえ!」

 

 

 ギーツの煽りにナッジスパロウは近づこうとするが、ふっと、牛尾を見て、仮面越しで、ニヤリ、と、笑みを浮かべた。

 

 

(そうだ!アイツを人質にして、その隙をついて──叩くッ!!)

 

 

 そう考えたナッジスパロウはモンスターバックルを2度叩く。

 

 

 〈MONSTER STRIKE!〉

 

 

「──ッ!?(このタイミングで必殺技?まさか……!?)」

 

 

「これでも喰らいやがれッ!!」

 

 

「!?」

 

 

 ギーツが身構えた瞬間、「なーんてな」、と、ナッジスパロウは小さく、そう言い、必殺技をギーツではなく、牛尾に向けた。

 

 

「──なっ!?オレかよ!?」

 

 

 まさか、自分が狙われるとは思わず、牛尾は身を丸くして、ナッジスパロウの必殺技を受ける覚悟をした。

 

 

「──コン!牛尾を守れッ!」

 

 

「キュイイィィンー!!」.

 

 

 しかし、そうはならず、ギーツは近くに置いていたブーストライカーをバイクモードからキツネをモチーフにしたギーツモードに変形させ、牛尾を守るよう、指示を出していた。

 

 

 因みに、『コン』という名前はブーストライカーがバイクモードからギーツモードになった姿の名前であり、原作の“オリジナルのギーツ”がつけた名前である。読者の皆、覚えておこう。

 

 

「ナイスだ!コン!」

 

「キューン!」

 

「隙ありだッ!!」

 

 

 〈MONSTER STRIKE!〉

 

 

 ギーツがコンに褒めてる隙に、ナッジスパロウはまた必殺技を発動させ、今度はギーツに向けて、拳をぶつけようとする。

 

 

 〈──REVOLVE ON!〉

 

 

 だが、ギーツはそれを(なな)め読んでいたのか、デザイアドライバーを半回転させた。

 すると、体がリングのような円状に(つつ)まれ、空中に浮き、マグナムブーストフォームからブーストマグナムフォームに、上下のアーマーが入れ替わり、そのままナッジスパロウの背後に回って、ナッジスパロウの必殺技をかわした。

 

 

「──なっ!?」

 

 

 ギーツの、その動きに、ナッジスパロウは驚き、その隙に、ギーツはコンに新たな指示を出す。

 

 

「……決めるぞ!コン!」

 

「キュイイン!!」

 

 

 コンの叫び声に、ギーツはブーストバックルを2回捻った。

 

 

 〈BOOST TIME!〉

 

 

 ブーストバックルから待機音が鳴り、それを合図にギーツとコンは一緒に飛び、一度、コンの背中に乗せて、ブーストバックルを1回捻った。

 

 

 〈BOOST MAGNUM GRAND VICTORY!〉

 

 

 ドライバーから音声が流れると、コンはギーツの後ろに回り、ギーツは右足を前に出し、ライダーキックの構えを取る。

 

 そして、後ろにいたコンは体を燃やし、そのまま炎となって、ギーツの身体に纏い、ライダーキックの威力を高めた。

 

 

「ハアアアァァァァァァァァァァッ!!」

 

 

 叫び声と共に、ギーツはそのままナッジスパロウにライダーキックをぶつける。

 

 

「俺が……俺こそがオリ主だぁぁぁッ!!!」

 

 

 〈MONSTER STRIKE!〉

 

 

 だが、ナッジスパロウはタダではやられず、拳にエネルギーを纏い、ライダーパンチを発動させ、そのまま、ギーツのライダーキックとぶつけた。

 

 

「「ハアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァッー!!」」

 

 

 均衡(きんこう)する二つの技。だが、徐々に、ギーツのライダーキックがナッジスパロウのライダーパンチを押し始めた。

 

 

「──もう一丁ッ!!」

 

 

 〈BOOST MAGNUM VICTORY!〉

 

 

「何ッ!?」

 

 

 再び、ブーストバックルを捻り、足に力を入れ、そのままナッジスパロウのライダーパンチを押し込み、最後には回し蹴りをし、ナッジスパロウを蹴り飛ばした。

 

 

 蹴り飛ばされたナッジスパロウは近くの木にぶつかり、あまりのダメージに、一騎へと変身を解除し、そのまま意識を手放して、倒れた。

 

 

「す、すげえ……」

 

 

 その、あまりにも激しい2人の戦いに、牛尾は思わず、そう呟いた。

 

 

 

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