バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
「す、すげえ……」
思わず、声が出てしまった。
それほどまでに2人の戦い──ギーツとナッジスパロウの戦いに、オレは感動していた。
同時に、オレは恐怖を覚えた。
ライダー同士の戦いが激しいこと、ナッジスパロウの実力、ギーツの実力、そして──優斗が仮面ライダーとして戦う
さらに、おまけと言わんばかりに、自分の手が震えていることに気づいた。
オレは
「──そんなに焦る必要はないぞ?」
「ッ!?」
こ、心を読まれた!?
オレが驚いている中、ギーツは変身を解除し、優斗の姿に戻り、いつも間にか、一騎に取られていたゾンビバックルを持って、オレに渡してきて、オレはそれを素直に受け取った。
ってか、やっぱ、優斗がギーツだったか……。
なんで二つのライダーに変身できるのか、理由を問いただしたいが、今はそれよりも気になることがある。
「……何で、助けてくれたんだよ?それに、わざわざ、ゾンビバックルを取り返して、オレに渡して……何が目的なんだ?」
「勘違いするな。これは一つ貸しだ。いつかは返してもらう……これは、その為の取引だ……」
そう言って、優斗はオレに背を向け、この場を後にしようとするが、突然、足を止めた。
「……昔、知り合いが言っていた……ライダーは助け合いだ!ライダー同士が助け合うのは当たり前!それ以上でも、それ以下でもない。他に助ける理由はいらない、ってな」
「え?それって……」
オレが言い切るよりも前に、優斗はオレに振り返った。
「俺達は立場上、敵同士だ。だが、困った時は……その時は立場なんて関係なく助け合う、それだけは忘れるな。わかったな?」
「……ああ、わかったよ」
なんか、良い感じに丸められたが、オレはそう返事を返すと、拳を前に出し、それを見た優斗は拳を出して、オレの拳に当てた。
「あ、忘れないうちに、これを渡しておく……」
そうした時、優斗は何かを思い出したのか、服のポケットから“ある物”を取り出した。
それは──ジャマトバックルだった。
「ジャマトバックル?何でお前が持ってるんだ?」
「詳しいことは言えない。だが、これはお前が持っておけ。もし、どうしようもないと思ったその時、迷わず、それを使え。ただし、それ以外で、それを使えば……わかるな?」
「……」
確か、原作のバッファはジャマトバックルを使う時、すげえ苦しんでたな。
……大丈夫か?そんなもん貰って?
……まぁ、貰える物は貰っておくか。
「ああ、わかったよ。ありがたく貰っておくよ」
そうして、オレは優斗からジャマトバックルを受け取り、用事がすべて済んだ優斗はオレに背を向け、今度こそ、この場を後にした。
その少しした後、オレは気絶している一騎を