バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
──ある日の夕方。学校帰り。
俺はふっと、後ろから後をつけられていることに気づき、振り向き、声をかける。
「……隠れてないで、出てきたらどうだ?」
俺がそう言うと、そいつは姿を現した。
ゴスロリのような、メイド服に近いような青い服装をした少女──否、キャロルの部下にして、
「へぇー、気配を消していたのに、アンタ、私の気配を感じるんだぁ?」
「殺気立っているのが見え見えだぜ?オートスコアラーのガリィさんよー?」
「……そう?アンタ、私達を知ってるんだ?それなら次から気をつけるわ。それと──アンタの力、試させてもらうわ!」
「ッ!?」
突然、ガリィの周りに無数のアルカノイズが現れた。
数は……ぱっと見、50体ぐらいか?
「オイオイ。民間人相手に、ノイズを出すのはどうなんだ?」
「アンタの調べはもうついてる。本当に、ただの民間人なら、アルカノイズを使わずとも、私の手で殺してあげる♡」
「……なるほど。そういうことか」
どうやら、こっちの
仕方がない。少しばかり、久しぶりだが、暴れるか。
そう思った俺はバッファのIDコアが付けられてるデザイアドライバーとゾンビバックルを取り出し、デザイアドライバーを腰に巻き、ゾンビバックルを右側にセットした。
〈SET!〉
待機音が鳴り響き、左手で右腕を払い、小指と親指を突き出しながら胸をなぞり、左手を掲げた。
「……変身!」
ゾンビバックルのウェイキングキーを右手で回し、叫ぶ。
するとゾンビバックルの中央が開き、巨大な手が現れた。
それと同時にドライバーから電子音が鳴り響いた。
〈GRAB! CLASHOUT!〉
〈ZOMBIE!〉
〈Wooooo···!〉
最初は小さな音が鳴り響き、『ZOMBIE』という巨大な英語文字が浮かび上がり、そこから紫色の泥のような液体と紫色の鎧と左手に巨大な爪が現れ、俺の体を纏った。
最後に〈READY FIGHT!〉というバトル開始の電子音が鳴り、俺は仮面ライダーバッファ・ゾンビフォームに変身した。
「……さぁ、始めようか?俺たちの戦いを?」
「アハ!やっちゃえ、アルカノイズ!」
──こうして、俺はオートスコアラー、ガリィが呼び出した無数のアルカノイズを相手に、仮面ライダーバッファとして戦いを始めた。
「彼がこの世界の仮面ライダーか……」
バッファに変身して、アルカノイズと相対する牛尾を見て、赤いジャージを羽織った少年がそう小さく呟いた。
「……とりま、ヤバくなったら、爆速で駆けつけるか」
カチャカチャと、黒いボトルを片手に振って、少年はバッファの戦いを見守った。
バトルシーンは次回。