バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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牛31:オレは勝ちたいんじゃない!止めたいんだ!

 

 

 

 オレがバッティングセンターを出てすぐに、風鳴弦十郎さんから連絡があり、響がオートスコアラーに襲われたと、報告を受けた。

 その少し後、響は廃棄予定の古いビルの中に入ったと、連絡がきた。

 

 それを聞いたオレは廃棄予定の古いビルをすぐに見つけ、急ぎ、そこに向かった。

 

 

「来ると思っていたよ、牛尾」

 

「ッ、優斗……!?」

 

 

 だが、そのビルの前に、オレが来ることをわかっていたのか、優斗がオレの前に現れた。

 

 

「悪いが、ここから先は行かせない」

 

 

 そう言って、優斗はデザイアドライバーを取り出して、腰に巻いた。完全に戦闘体勢である。

 

 一方のオレは、ドライバーを取り出さず、ずっと気になっていたことを優斗に問いかける。

 

 

「……ずっと気になってんだが、お前、何でキャロルのために、そこまでするんだ?」

 

「……前にも言っただろ?アイツの……キャロルの望みを叶えるためだ」

 

「その割にはお前、何か迷ってるだろ?何かは知らないが、迷っている、って、顔に出てるぜ」

 

「……」

 

 

 オレがそう指摘すると、優斗は暫く黙り込んだ。

 

 

 ──そして、優斗は静かにマグナムバックルを取り出した。

 

 

「言いたいことはそれだけか?」

 

 〈SET!〉

 

 

 マグナムバックルをドライバーの右側に装填し、すかさず、ブーストバックルを取り出し、左側に装填した。

 

 

 〈SET!〉

 

「ッ!?お前、正気か!?」

 

「正気だ。そして……俺は本気だ」

 

 

 そう言って、右手を前に出し、一度、狐指(きつねゆび)にし、パチンッ!と、指を鳴らした。

 

 

「……変身!」

 

 〈──DUAL ON!〉

 

 〈GET READY FOR BOOST & MAGNUM!〉

 

 〈READY FIGHT!〉

 

 

 二つのバックルを起動させ、優斗は仮面ライダーギーツ・マグナムブーストフォームに変身し、ハンドガン状態のマグナムシューターの銃口をオレに向けた。

 

 

「戦う気がないなら、さっさと帰れ……あるなら──構えろ」

 

「ッ……本気なんだな?」

 

「さっきも言ったろ?俺は本気だ……」

 

「……わかった」

 

 

 仮面越しに優斗の覚悟が固いことを理解したオレは鞄の中からデザイアドライバーとゾンビバックルとフィーバースロットバックルを取り出した。

 

 そのままドライバーを腰に巻き付け、フィーバースロットバックルをレイズバックルホルダーにつけ、ゾンビバックルをドライバーの右側に装填した。

 

 

 〈SET!〉

 

「変身ッ!」

 

 

 バッファの変身ポーズをして、オレは叫び、ゾンビバックルのキーを回した。

 

 

 〈GRAB! CLASHOUT!〉

 

 〈ZOMBIE!〉

 

 〈Wooooo···!〉

 

 〈READY FIGHT!〉

 

「……」

 

 

 バッファに変身したオレは静かにゾンビブレイカーを構える。

 

 

 ──そして、思った。オレはコイツに勝てるのか?と。

 

 

 だが、その考えは違った。火野宮勝奇(あのチビ教師)のお陰でもあるが、オレは優斗に勝ちたいんじゃない(・・・・・・・・・)

 

 

「優斗……オレはお前を……止める(・・・)!お前と同じ仮面ライダーとして、お前の間違いを正すために、オレはお前を止める!」

 

「ッ……やれるものなら、やってみろ!」

 

 

 

 そうして、オレと優斗──バッファとギーツの戦いが始まった。

 

 

 

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