バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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タイトルでわかると思いますが、今回の話は残酷な描写が含まれているので、読む際は気をつけてください。


牛33:その日、○○は消滅した。

 

 

 

「よー、そっちは上手くいったか?」

「ッ……優斗!?」

 

 

 牛尾に勝利した優斗()は古いビルの中にいるガリィとミカの二人と合流し、テレポートジェムを使って、キャロルの元に撤退しようとしていた。

 

 

「待て!」

 

「「「!?」」」

 

 

 しかし、そこに待ったをかける一人の男──折紙一騎が俺達の前に現れた。

 

 

「よくも、俺の響を傷つけてくれたな!」

 

「……だったら、どうする?」

 

「チッ……許せねえに決まってるだろ!」

 

 〈SET!〉

 

「変身!」

 

 〈MONSTER!〉

 

 

 一騎はナッジスパロウに変身し、そのまま俺達の元に駆け出し、拳を突きつけるが、俺達は散開(さんかい)して、ナッジスパロウの攻撃を避け、俺はブーストバックルを取り出し、デザイアドライバーの右側に装填した。

 

 

 〈SET!〉

 

「……変身」

 

 〈BOOST!〉

 

 

 俺はブーストバックルのハンドル部分を数回捻って、ギーツ・ブーストフォームに変身し、すぐさま、ナッジスパロウに近づき、ヤツの顔に拳を当てた。

 

 

「ッ、テメェ!やりやがったな!」

 

正当防衛(せいとうぼうえい)だ。先に手を出したのはお前だ」

 

「なんだとぉ!?」

 

 

 ──フッ、バカが……。

 

 

 挑発に乗ったナッジスパロウの姿を見て、俺は脳裏で、鼻で笑い、ブーストバックルのハンドル部分を捻った。

 

 

 〈──BOOST TIME!〉

 

 

 バックルから音声が流れ、俺は仮面ライダージョーカーの必殺技、ライダーパンチの構えをとる。

 

 

「……いくぜ、ライダーパンチ!」

 

 

 そう言って、右手で、ブーストバックルのハンドル部分を捻った。

 

 

 〈──BOOST GRAND STRIKE!〉

 

 

 ドライバーから流れる音声を合図に、俺はジャンプし、右手を前に出し、ナッジスパロウの顔にライダーパンチを喰らわせた。

 

 

「ぐっ……うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

 

 ライダーパンチを喰らったナッジスパロウは壁まで吹っ飛び、その壁にクレーターができ、そのままナッジスパロウは地面に倒れ、強制的に変身を解除し、一騎に戻った。

 

 

「くそ……!また負けた……!」

 

「……」

 

 

 悔しそうに言う一騎。

 

 そんな一騎に、俺は近づき、ヤツの腹を足で蹴り、デザイアドライバーを表にして、ドライバーにセットされているモンスターバックルを引っこ抜き、レイズバックルホルダーにセットして、俺はガリィとミカの二人が無事か、確認をとる。

 

 

「二人とも、無事か?」

 

「無事もなにも……」

 

「アンタが一人で片付けるから、こっちは無傷なんだよッ!」

 

「なんで俺、キレられてるの!?」

 

 

 い、意味がわからん!?

 

 

「お、お前らー!」

 

 

 そう思った時、後ろから、一騎の叫び声が響いた。

 

 

「お前ら、こんなことをして、タダで済むと思うなよッ!」

 

 

 そう言う一騎に、俺は鼻で笑った。

 

 

「……悪いが、そうなる前に、お前を消してやる」

 

「……え?」

 

 

 疑問に思う一騎に対して、俺は一騎に近づき、片足で一騎の腹を抑え、右手で、デザイアドライバーの中央にあるナッジスパロウのIDコアを引っこ抜いた。

 

 

「……お前、これを壊すと、どうなると思う?」

 

「そんなの知る訳ねえだろ!」

 

「だろうな……その答えを教えてやる。これを壊すと……お前は、消える」

 

「──へ!?」

 

 

 それを知った一騎は冷や汗を流し、俺の足を強く掴んだ。

 

 

「や、やめろ!やめてくれ!俺はまだ死にたくないんだッ!」

 

「……フンッ!」

 

 

 慌てふためく一騎の姿に、俺は何故か、イラつきを覚え、俺の足を掴む一騎の顔を思いっきり蹴った。

 

 その後、俺は片手で、ナッジスパロウのIDコアを粉々に壊した。

 

 

 ──ボキッ!バキッ!

 

 

 という音が鳴り、俺は壊したナッジスパロウのIDコアを一騎の前に落とした。

 

 すると、一騎の体が段々と粒子のように薄くなっていた。

 

 

「ア……ァ……いやだ!死にたくない!俺はまだ、死にたく──」

 

 

 〈──RETIRE〉

 

 

 しかし、一騎の想いも(むな)しく、ドライバーから音声が流れ、一騎の姿は──やがて、消えた。

 

 

「……いくぞ」

 

 

 一騎の最期(さいご)を見た俺はガリィとミカにそう言って、テレポートジェムを使って、キャロルの元に戻った。

 

 

 

 

 

「──ん?ロス?」

 

 

 その日の晩、火野宮勝奇は他に仮面ライダーがいないか、パソコンを開けて、調べている中、仮面ライダーナッジスパロウこと、折紙一騎の反応が『LOSS』と、表示されていた。

 

 それを見た勝奇は何故、ナッジスパロウが消えたのか、近くにある監視カメラをハッキングし、調べた。

 

 

「ん?廃棄予定のビル?なんでそんな中に……?」

 

 

 そこまで考えた後、勝奇は何故、一騎がそこに行ったのか、気になり、現場に向かった。

 

 

 

 ──この日、折紙一騎こと、仮面ライダーナッジスパロウは白石優斗こと、仮面ライダーギーツの手によって、この世界から消滅した。

 

 

 

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