バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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牛34:目が覚めたら、オレの隣で、女友達(クリス)が寝ていた!?なんで!?

 

 

 

 ──2日後。

 

 

 ……何がどうなってやがる?

 

 

 優斗に負けて、気絶していたオレは目が覚めると、自分の部屋のベッドの上で寝ていた。

 全身、殴られた痛みと筋肉痛で、体が痛いが、なんとか起き上がることはでき、オレはベッドから起き上がった。

 

 

 ──そこまでは良かった。そこまでは。

 

 

 ただ、その後、問題が発生した。

 

 

「──ッ!?」

 

 

 目の前に起きてる状況に、オレは目を疑った。

 

 幸い、その光景を見て、一瞬で、意識が覚醒し、困惑していた頭をすぐに動かすことはできた。

 

 

 ──だが、それでも理解ができない。

 

 

 

「なんで……なんで、クリスが……──

 

 

 

 

 

 ──オレの隣で寝てるんだよッ!」

 

 

 

 そう。これがオレにとって、理解できない状況である。

 

 普通の男なら推しが隣に寝ていて、喜ぶだろう。

 

 だが、生憎(あいにく)、今のオレにとって、クリスは推しではなく、この世界で、数少ない、一人の“友人”だ。

 

 その友人が、ましてや、女友達が、男の部屋にいる。男であるオレの部屋にいる。男の部屋で寝ている。男であるオレの部屋で寝ている。

 

 

 ──やばい……この状況、何が起きてもおかしくない……。

 

 

 主に、オレの精神(メンタル)が、クリスに何をするかわからない。

 何かをしたい気持ち、目の前にいる推しを襲いたい気持ち、その他諸々(もろもろ)、男として、(ひそ)かに、抑え込んでいた欲求が爆発寸前である。

 

 

 幸い、オレの理性は(かろ)うじて残っている。

 

 だが、ここで、クリスの寝顔を見たら……マジで何が起きるかわからねえ……。

 

 

「ひ、一先ず、クリスが起きる前に、一旦、離れるか……」

 

 

 そう自分に言い聞かせたオレはベッドから離れようと、立ち上がった。

 

 だがしかし、敷布団(しきぶとん)(ぬの)の上に立ち上がろうとした瞬間。オレの足は敷布団の布に引っかかった。

 

 

 そして──

 

 

「うわッ!?」

 

「ッ!?」

 

 

 ──オレの顔はクリスの胸の間にダイビングした。

 

 

 ヤバイヤバイヤバイヤバイ!?この状況は色々とヤバイ!

 

 早くクリスから離れないと……!

 

 

 一瞬、男としての欲求が働いたが、友人を想う理性が(まさ)り、すぐさま、クリスから離れようと、顔を上げた。

 

 

「あ……」

 

「……」

 

 

 だが、顔を上げた瞬間、さっきの反動で、目が覚めたのか、クリスと目が合い、(かわ)いた声を漏らし、オレは静かに、黙り込んだ。

 

 

「「……」」

 

 

 数分。否、数秒。目が合ったまま、オレ達は黙り込む。

 

 

 ──そして、先にクリスから口を開いた。

 

 

「……牛尾。何か言い残すことはないか?」

 

「べ、弁明(べんめい)余地(よち)をください……」

 

「……断る!」

 

 

 そう言った瞬間、クリスは2本の指で、オレの目を刺した。所謂(いわゆる)、目潰しだ。

 

 

「ぎゃあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

 

 それをもろに受けたオレはベッドから降りて、(ゆか)に転がり、両手で目を抑え、叫び声を上げた。

 

 

 

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