バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
──翌日。
「あー、まだ目が
「お前があたしの胸に抱きついたのが悪い!」
「だからそれは悪かったって言ってるだろ!」
「うっせえ!」
バン!と、鞄で
その、あまりにも雑な対応に、オレは理不尽と感じつつ、オレは背中の痛みを抑えながら、鞄を持ち直し、急ぎ足で、クリスの横に歩いた。
「……そういえば、最近、アイツを見かけねえな」
「?アイツ?」
「折紙だよ。アイツ、最近、学校に来てないんだよ。今頃、何をやってるんだか……」
「……そっか。それは……心配、だな」
──何故だろうか?
クリスが一騎の名前を口に出した時、オレはどこか嫌だと感じた。
そして、オレはどこか、一騎がいないことにホッとしていた。
これは、なんだ……?
「?牛尾?」
「うわ!?な、なんだよ?」
突然、クリスはオレの顔に近づき、オレは驚き、問いかけた。
「いや、何でもないけど……何か、ぼーっとしてたぞ?」
「……ちょっと考え事だよ」
「イヤらしいことか?」
「なんでそうなるんだよッ!」
最近、オレの扱いが変に雑な気がするけど、気のせいか?
「──やー、君達!青春してるねー!羨ましいよ!先生、嫉妬しちゃう!」
突然、オネェ口調で、オレ達の前に現れた火野宮勝奇。
何この人?不審者?
「先生、病院か警察、どっち行きますか?」
「おっとー、別に頭はイカれてないよ。ただこの後、牛尾くんに断念なお知らせがあるから、場を
「?断念なお知らせ……?」
一体何だ?断念なお知らせって……?
オレがそう思った時、先に火野宮勝奇は口を開いた。
「──折紙君が何者かにやられた」
「……は?」
一騎が、何だって……?
「聞こえなかった?折紙一騎君が何者かにやられた。もっと言うと……否、具体的に言うと、彼は何者かの手によって殺された」
「な!?」
「!?」
信じられない。あの一騎がやられた?
しかも──何者かの手によって、“殺された”。
その言葉に、オレは寒気を感じた。
「そ、そんなデタラメな話、信じられるわけないだろ!」
「事実だよ……これを見ても同じことが言えるかな?」
そう言って、勝奇はデザイアドライバーと、ビニール袋の中に入った粉々のIDコアをオレ達に見せる。
おい、それってまさか!?
「その袋に入ってるの、一騎のIDコアか?」
「ピンポーン!大正解!」
マジか。本当に一騎は死んだのか……。
だとしたら、一体誰が一騎を殺したんだ?
「誰かはわからないけど、とりあえず、君に……否、君達に伝えておこうと思ってね……」
「……アンタ、一体何者だ?」
ふっと、クリスは勝奇に問いかけた。
そうか。クリスは
そう思った時、勝奇は少し間を置いて、口を開いた。
「……僕は火野宮勝奇。牛尾君と同じ仮面ライダーだ」
そう言って、ビルドドライバーを見てながら、自己紹介した。
「あー、それからもう一つ。近々、この街でヤバイことが起きる。そうなる前に、牛尾君。今日か明日に、この場所に行くといい」
わざとらしく、思い出したかのように、勝奇は一枚の紙をオレに渡してきた。
オレは一瞬、それを受け取るか、迷ったが、何の紙なのか、気になり、その紙を受け取った。
──これはライブのチケット?
「そのライブ会場に、君に会わせたい人がいる。誰かは言わないけど、行けばわかる。それじゃあ、また後で」
「あ、ちょっとー!」
言うだけ言って、火野宮勝奇は先に学園に向かった。
残されたオレとクリスはライブのチケットを見て、どうするか、話し合った結果、一先ず、学園に向かい、放課後、そのライブ会場に向かうことにした。