バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
〈POISON CHARGE!〉
〈ボトルバーン!〉
「行くぞ!」
「ああ!」
〈TACTICAL BREAK!〉
〈ボルケニックナックル!〉
〈──アチャー!〉
クローズマグマと一緒に技を放し、目の前にいる大量のジャマトを倒す。
だが、新たなにジャマトの群が現れ、
「クソ!数が多すぎるだろ……!」
「口よりも手を動かせ!」
「わーてるよ!」
そう返事を返して、新たに現れた大量の下級ジャマトを相手に、オレ達は苦戦していた。
苦戦といっても、リーダー的な存在がいるわけでも、ボス的な存在がいるわけでも、ましてや、
ただ単に、純粋に数が多いのだ。かれこれ、一時間近く戦っている。
途中、響達、奏者組が増援で来てくれたが、それでも以前と変わらない。
幸い。街にいる人達は全員、避難できたから良いものの、この状況をどうにかしなければ、話にならない。
こういう時、ゲームなら発生源がある筈なんだが……まぁ、それを探す暇がないのが、現状だ。
全く、この世界は厄介ごとが多いな……!
「こういう時、ゲームなら発生源があると思うんだけど……」
「この数を相手に、そんなもの、探す暇があるか……!」
「全くだ!今は防衛に徹するぞ!」
「っ、はい……!」
「……」
……本当にないのか?
響達の会話を聞いて、オレは再度、考える。
本当に発生源はないのか?
「──考えている所悪いが、背中がガラ空きだぜ?」
「ッ!?」
そう言われて、オレは咄嗟に振り返り、ゾンビブレイカーを盾にして、どこからか放された弾丸を防いだ。
その後、オレはその弾丸を放った人物──ギーツに変身した優斗とキャロルに視線を向ける。
「へえー、少しはマシになったな……」
「……ッ」
いつも通り、呑気に言っているが、ギーツの背中から殺気を感じ、オレは身構えた。
「優斗……お前……」
「悪いな、牛尾。今回ばかりは手加減できないぜ……」
「そうかよ……」
オレがそう言うと、ギーツはキャロルに視線を向け、それを見たオレはクローズマグマに視線を向ける。
「キャロル。コイツの相手は俺に任せて、お前は奏者達の相手をしててくれ」
「フッ。もとより、そのつもりだッ!」
「手を出すなよ、クローズ。コイツの相手は……オレがする」
「……フッ、わかったよ。ジャマトは全部、僕がぶっ倒す。君は君の戦いをすると良い」
「ああ、そうさせてもらうぜ!」
そう言って、オレはギーツ──優斗を相手に駆け出した。
それを見たクローズマグマはジャマトの群を相手にし、キャロルは響達、奏者達の相手をし、それぞれの戦いを始めた。