バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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牛39:友情──友達(ダチ)のために、戦うバッファ(牛尾)。やっぱりシリアス回じゃねえか!!

 

 

 

「ハッ!ヤァ!」

 

「フッ!……ハァァ!」

 

「グッ……!」

 

「隙アリ!」

 

「ッ……なんの!」

 

 

 ゾンビブレイカーで攻めるバッファ。だが、ギーツはそれをあっさり躱し、バッファの腹を殴った。

 殴られたバッファは呻き声を上げて、後退し、その隙を逃さず、ギーツは詰め寄り、拳をぶつけるが、バッファは難なく躱し、ゾンビブレイカーの中央のレバーを上に上げた。

 

 

 〈POISON CHARGE!〉

 〈TACTICAL BREAK!〉

 

 

「ハァァ!」

 

「っ、何!?グハッ……!」

 

 

 紫の粒子を纏ったゾンビブレイカーの斬撃を、ギーツはもろに喰らい、吹っ飛ぶも、受け身をとって、地面に数回転がった後、すぐに立ち上がった。

 

 

「やるな、牛尾。前より強くなったな……」

 

「当たり前だ!いつまでも負けっぱなしにはいかないからなッ!」

 

「フッ、そうかよ……だったら!」

 

 〈REVOLVE ON!〉

 

 

 ギーツはデザイアドライバーを半回転させ、一騎から奪ったモンスターバックルを取り出した。

 それを見たバッファ──牛尾は驚き、何故、ギーツ──優斗が持っているのか、疑問に思った。

 

 

「ソイツは、一騎のモンスターバックル!?何で優斗が……まさか!?」

 

「そのまさかだ……」

 

 〈SET!〉

 

 

 牛尾の疑問に答えるよりも、優斗──ギーツはモンスターバックルをデザイアドライバーの右側に装填し、左側に移動したマグナムバックルと一緒に、二つのバックルを起動させた。

 

 

 〈DUAL ON!〉

 

 〈MONSTER MAGNUM!〉

 

 

 〈──READY FIGHT!〉

 

 

 ギーツはマグナムフォームからモンスターマグナムフォームに変わり、両手にある籠手(こて)を構えて、バッファに詰め寄った。

 

 

「フン!」

 

「ッ!?グ……!」

 

「甘い!」

 

「グ、ハ……!」

 

 

 一度、ゾンビブレイカーで防ぐバッファ。

 しかし、それを読んでいたのか、ギーツは空いてる拳に力を入れ、下からバッファを殴り飛ばした。

 

 

(なんて重さだ……!これで必殺技を喰らったら、タダでは済まされないぞ……!)

 

 

 殴られた直後、バッファは真っ先にそう思い、すぐに体勢を立て直し、反撃にかかる。

 

 

「だーかーら、甘いって言ってるだろ?牛尾!」

 

「──ッ!」

 

 

 〈──MONSTER MAGNUM VICTORY!〉

 

 

 ──次の瞬間。

 

 ギーツは右手のグローブに青と黄色の粒子を纏い、アッパーカットのような構えで、バッファの胸部を殴り、一撃で吹き飛ばした。

 

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッー!」

 

 

 その一撃をもろに喰らったバッファは勢いよく吹っ飛び、地面に倒れ、そのまま変身が解除され、牛尾に戻った。

 

 

「ぐ……っ……!」

 

 

 変身を解除された牛尾は殴られた胸部分を抑え、デザイアドライバーから離れたゾンビバックルを持って、ゆっくりと立ち上がった。

 

 それを見たギーツ──優斗は仮面越しで驚き、何故、彼がそこまで立ち上がるのか、問いかけた。

 

 

「……何故、まだ立ち上がれる?そこまで戦う義理がお前にはあるのか?」

 

「んなもん……決まってるだろ!」

 

 

 既に、体はボロボロ。にもかかわらず、牛尾には戦う理由があった。

 

 

友達(ダチ)が世界のため、街のため、人々を守るために戦ってるんだッ!オレだけ守られる側になってたまるかよ!だから……!」

 

 

 〈──SET!〉

 

 

「だから、オレも……クリスや皆と一緒に、この街を、この世界を、人々を……守る!守ってみせる!そのために、オレは戦う!──変身ッ!!」

 

 

 〈GRAB! CLASHOUT!〉

 

 〈ZOMBIE!〉

 

 〈Wooooo···!〉

 

 〈READY FIGHT!〉

 

 

 再び、バッファに変身する牛尾。

 けれど、先程の戦いで、激しいダメージを()った牛尾はゾンビブレイカーを松葉杖(まつばつえ)代わりにして、立ち上がるのがやっとだった。

 

 故に、今のままでは優斗──ギーツには勝てない。

 

 それは牛尾もわかっている。

 

 

「……俺だって、守りたいものがたくさんある。けど、すべてを守れないことを、俺は知った!だから、俺は最低限の生命(いのち)を守ることを決めたんだッ!」

 

「ッ!?」

 

 

 しかし、先程の牛尾の勇姿(ゆうし)を見て、ギーツ──優斗はどこか思う所があったのか、己の内にある本音を吐き出した。

 

 それを見たバッファ──牛尾は優斗から貰ったジャマトバックルを取り出した。

 

 

「……もう一つ、戦う理由がある。いや、戦う理由ができた」

 

「……?」

 

友達(ダチ)が間違った道を(あゆ)もうとした時、それを止めるのも、友達(ダチ)(つと)めだ……そうだろ?優斗?」

 

「っ……」

 

 

 それは牛尾から優斗へのメッセージ。

 それを聞いた優斗──ギーツは一瞬、下がり、動揺するも、すぐに冷静さを取り戻す。

 

 

「だったら!止められるものなら、止めてみろ!」

 

「ッ、ああ。止めてやるよ!優斗、お前を止められるのはただ一人……!このオレだッ!!」

 

 

 荒れるギーツの口調。それを見た牛尾は覚悟を決めて、ジャマトバックルを左側に装填した。

 

 

 〈SET!〉

 

「ぐ……ッ……!」

 

 

 瞬間。デザイアドライバーから不気味な音声が流れ、それと同時にバッファ──牛尾の体に痛みが走った。

 

 

「ぐッ、うう……うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

 

 

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