バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ!   作:リュウ・セイ

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今回はキャロル側の話です。


牛6:敵側にも仮面ライダーがいるらしい。

 

 

 

「ガリィ、ただいま戻りました、マスター」

「ふむ、ご苦労だった……それでどうだった?」

「ええ。言われた通り、任務を遂行しました……ただ」

「ただ?なんだ?言ってみろ、ガリィ」

「……はい。アルカノイズと戦わせてみたところ、彼が脅威になるとは考え難いかと?」

「……だそうだが?」

 

 先程、アルカノイズと戦ったバッファの戦闘を見て、自分達に脅威がないと、ガリィが知らせると、玉座のような椅子に座っているキャロルは自身の横にいる白いフードを羽織った少年に声をかける。

 

「……今のところは問題ないだろう。だが、後々(のちのち)のことを考えると、早めに潰した方が良い。何より、彼以外にも仮面ライダーがいる現状、他の仮面ライダーと結託された後では手がつけられない」

「……なるほど。ヤツの真の力は仲間との繋がりか。その繋がりを()てばいいんだな?」

「それなら、彼と同じ力を持つ者を倒せば良いのでは?」

「そうですわね。彼単体では、力はそんなに強くないですし。何より実力を測るために、わざわざアルカノイズを出すより、ガリィちゃんが直接手を出せば手っ取り早いのでは?」

 

 そう意見するのはガリィと同じ自動人形(オートスコアラー)、レイア・ダラーヒムとファラ・スユーフ。

 2人が言うと、白フードの少年は首を振った。

 

「いいや。バッファ(アレ)を叩くのが良い。確かに、アレと同じ力を持つ者を倒せば、これ以上、強くはならない。ただ、問題はそこじゃない。アレの厄介な所は“生きたいという想い”、生存能力だ」

「……どういう意味ですの?」

「オイ、回りくどく言うのはヤメロ!手短く、簡単に説明しろ!」

 

 キャロルに叱られて、少年はどう説明するか、数秒考えたが、すぐに答えが出、キャロルに説明するため、先程の戦闘のバッファの映像を出し、拡大して、彼が使っているゾンビバックルを見せる。

 

「コイツが使っているゾンビバックルは不死に近い能力を持つ。今はまだ覚醒してないが、覚醒すれば手がつけられなくなる。そうなる前に倒さないと、俺たちの計画に支障をきたす恐れがある」

「なるほど。それなら、次の出撃はガリィと一緒にお前も出てもらう。構わないな?」

「……わかった。どっち道、他のライダー達も潰さないとな。特に奏者と絡んでるコイツはな……」

 

 そう言って、白いフードの少年は牛尾や響達と一緒に学園に投稿する一騎の顔を拡大する。

 どうやら、彼も仮面ライダーに変身できるみたいだ。

 それを見たキャロルは別の映像を取り出し、彼女達と同じ学園に通う、髪が紺色の女子生徒の顔を少年に見せる。

 

「コイツはどうする?コイツも仮面ライダーなんだろ?」

「……放棄で良いだろ。コイツはあまり戦いが好きじゃないみたいだ」

「そうか。それなら、現状はこの二人だな」

「ああ」

 

 そう言うと彼らは次の作戦に備えるため、その場から離れ、解散した。

 

(少し早いが、お前らの絶望する顔が楽しみだな……)

 

 脳裏でそう想いながら、少年の両手には2つの大型バックル──マグナムバックルとブーストバックルが握られており、腰にはデザイアドライバーが巻かれていた。そして、中央のIDコアには白と黒のパンダのマークが(えが)かれていた。

 

 

 

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