バッファの力で、シンフォギア世界を無双するぜ! 作:リュウ・セイ
何故なら、この小説はギャグ小説(仮)だからだ!
「ただいまー!」
「お帰りぃぃー!」
どわぁ!?ビックリした!?
玄関に入った途端、急に母親に抱きつかれた!
しかも、涙目である。何でだ!?
「ちょ、ちょい、母さん!苦しい!」
「あ、ごめんごめん。牛尾の帰りが遅いから、母さん、心配しちゃったー」
「そんなに時間経ってないだろ?まだ7時過ぎなんだし……」
「?何言ってるの?もう8時過ぎよ?」
「え?」
母親に言われて、俺はスマホを取り出し、時間を見る。
時刻は20時15分。バッチリ8時過ぎである。
「あっれー?おかしいぞー?」
「なーにが、おかしいぞー?よ?アンタ、ちゃんと時間見なさいよ?母さん、柄にもなく、泣きそうになってたわよ」
そう言ってくるは、我が姉、
「わーるかったよ、母さん。それより姉貴。家だからって、その格好はどうかと思うぞ?一応、俺、高校生だし、年頃の男の前で肌を露出しすぎだぞ?」
「……ハッ!なーに、一丁前に言ってるのよ、アンタ!アンタが私の心配なんて、10年早いわ!それに、仮にアンタが私の肌を触れたら、ソッコーで警察を呼ぶわ!」
「……」
な、何も返せねぇ!何も返す言葉が出ねえ!挙げ句の果てには、鼻で笑われた!折角、弟として姉貴を心配したのに!前の姉貴は物理的に抑え込まされたけど、こっちの姉貴は口で抑え込まされるのかよッ!!
「牛尾、泣きそうなら、母の胸を貸してあげるわ!」
「ありがとう、母さん!気持ちだけ受け取っとくわ!」
「それよりも、母さん、今日の晩御飯は?」
「今日は紫家特製牛丼よ!しかも、牛尾の大好きなお肉マシマシよ!」
「よっしゃぁぁぁぁぁッ!」
「うっさ。ってか、またお家牛丼。美味しいから良いけど、たまには別のおかずが食べたい……」
「あら?それなら、鍋でも
「この時期に鍋!?バカなの?頭悪いの?はぁ、なんで私、この家に生まれたんだろう……」
姉貴よ。気持ちはわかるが、この家の親の子に生まれた以上、ここで暮らすしかないのだ。それが嫌なら、一人暮らしでもするんだな。
ピンポーン!
「「「ん?」」」
突然、玄関にインターホンが鳴り、俺は咄嗟に玄関の隙間にある窓ガラス?のような穴で、外にいる人を覗いた。
観ると、ソイツは小柄で、この時期に赤いジャージを羽織っていた少年のような人物だった。しかも、両手に小さなダンボールを持ってる。
み、観るからに怪しすぎる!?
「すみませーん、紫牛尾さんにお届け物でーす」
指名された!?何故に!?Wats?
「ちょっと牛尾!?アンタ、何頼んだよの!?」
「俺が知るか!寧ろ誰だ!?俺の名前を勝手に使ったヤツは!?」
「私じゃないわよ!」
「わ、私でもないわ……」
おい、母さん。今の反応はちょっと怪しいぞ?
はぁ、仕方がない。指名されたし、出るか。めっちゃ嫌だけど……。
「……もう寝ちゃったかな?だとしたら、これ以上、ピンポンを押すのはお家に迷惑かな?」
お?これは帰ってくれる流れか?それなら、わざわざ出る手間が省けるな。
「けど、これを本人に渡さないと、後で上司に怒られるからなぁー……もう一回鳴らして、出なかったら、怒られるの覚悟で帰るか……」
「……」
それを聞いて、赤ジャージの少年がインターホンを鳴らす前に玄関の扉を開けた。
次の瞬間。赤ジャージの少年はニッコリと笑みを浮かべた。
コイツ、ハメやがった!
「良かった!本人が出てくれた!これを渡さなかったら、上司に怒られるから助かったよー!」
「……」
コイツ、隠す気ねぇな。
さっさと要点だけ聞いて、帰ってもらおう。
「前置きは良い。要点だけ言え。宗教の誘いならウチはお断りだからな?」
「……わかりました。こちら、サインか印鑑をお願いします」
殺気混じりに言うと、ソイツは身を丸くなったような、身が小さくなった姿勢で、サインか印鑑をお願いしてきた。
「……ペンはあるか?生憎、ウチは印鑑を持ってないんだ」
「わかりました。こちら、ペンです」
「あいよ……これで良いか?」
「はい。ありがとうございます……」
そう言うと、ソイツはその場から去ろうとすると、直前に、俺にだけ聴こえるように、こう言った。
「──それはきっと、君を手助けしてくれるよ、紫牛尾くん」
「?」
どう言う意味だ?思わず、追いかけようと思ったが、言葉の意味を知るため、俺はダンボールの中見が気になり、一先ず、俺の部屋まで運んだ。
それから家族と晩飯を終え、シャワーを浴びた後、部屋に戻った俺は先程のダンボールのことを思い出し、中に何が入っているのか、少し気になった。
「一体、何が入ってんだよ……」
どうせ、ロクでもないものだろうな。
そう想いながら、俺は半端呆れながらも、ダンボールの中見を雑に開けた。
「……え?」
ダンボールの中を開けると、それは金色の大型バックル──フィーバースロットバックルが入っていた。
……なんで?