美少女に転生したので配信者になりますっ!   作:Senana..

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2章:天使の紀行編 よろしくお願いします。
※この章では時差を無視させてください。
土日に配信をしているので駄天使たちは時間関係なく見れている、という解釈でもいいかもしれないです。


天使の紀行編
キャンプしますよ!


 

 

6月・アメリカ--ジョージア

 

「こ〜んば〜んは〜、駄天使の皆さんお久しぶりです、七瀬の配信のお時間ですよ〜。今日はアメリカ、ジョージア州のラニアー湖にあるキャンプ場にきてます〜」

 

俺は張ったテントの外で、湖をバックに映しながら配信をスタートした。

 

・こんばんは!

・ななちゃん久しぶり!配信嬉しい!

・おおお、綺麗な場所やな

・カナダの次はアメリカか〜

・ななちゃんがキャンプ!!

・旅の始まりに決めたルール:場所が分かっても会いに行かない、遵守だぞ〜

・注意喚起ありがとう

・久しぶり〜!今日休日出勤だったけどお知らせツイート見て慌てて仕事終わらせてきた!

 

「皆さん突然だったのに集まってくれてありがとうございます!今日はこれから一緒にご飯を作って、お話しながらのんびり過ごす予定なので、よろしくお願いします〜」

 

・は〜い!

・ご飯何作るのかな

・楽しみ〜!

・一緒にのんびりしよ〜

・既に130万人集まってるww

・配信する時は絶対土日を選んでくれてるのが助かる

・キャンプ飯配信だ〜!

 

「それではまず、私の今日のお城!テントを紹介したいと思います!」

 

・そうか、キャンプ場だからテントだよね

・どんな感じかな?

・ピンクの可愛いやつとみた

・キャンプ場でそれは派手すぎないかw

・気になる!

・ちゃんと雨風虫から守ってくれるやつじゃないと心配になっちゃうよ

 

「いきますよ!じゃ〜ん!!!」

 

・おおお〜!

・でっかww

・何人用なんこれww

・こんな天井高いテントある?w

・すごっ

・どこでこんなの買ったんだww

・これなら安心して見てられるわ…

・屋根は近くの木と繋がってるんか

・めちゃくちゃ良いテント買ってるやんw

 

「どうです?すごくないですか?このキャンプ配信のために色んなテントを見漁ってやっと見つけたんです!」

 

・これはすごい…

・中に見えてるテーブルもなんかすごそうやな…

・本格的っていうかもはやキャンプを超えてるのではw

・どうやってこんなでかいの持ってきたんww

・車使ったの??

・中広くて快適そう〜

・入口がジッパーで大きさ調節出来るのいいね

 

「え〜っと、持ち運びは、そうですね、タクシー?とか?まあそんなことはいいんです!テントを紹介できたので、さっそくご飯作っていきますよ!」

 

・タクシー?

・は〜い

・ななちゃんの料理って何気に初めてか??

・作ってこう〜!

・俺いまスーパーの近くにいるからななちゃんと同じもの作ろうかな

・たしかに料理してるとこ見たことないかも…

・お〜う!

・作っていこう〜

 

 

チート"無限収納"の言い訳考えてなかったあっぶね…

 

久しぶりの配信で早々慌てた俺だった。

 

 

ーーーーー

 

 

「は〜い、まずはひとつめ!アメリカといったらこれでしょう!巨大ハンバーガーかんせ〜い!!」

 

・デカスギィ!!!

・置く時ドシッて音したけどww

・パック2個分のひき肉使ったハンバーガーとかww

・食いしん坊天使エグいてぇ!!

・レタスの層分厚いww

・それどうやって食べるの!?

・この展開は少し予想してたw

・でたなフードファイターななちゃん

・ん?ひとつめって言った??

 

「それでは次に移っていきますよ!巨大ホットドッグ作りスタート〜!」

 

・ええええええ!?

・食いしん坊天使さんさあ…

・そのハンバーガーは食べ切れる前提なんだww

・ななちゃんの胃の中には無限が広がってるからなぁ

・これ言うのあれかもやけど、ななちゃんっていくら食べても配信中にトイレとか行ったことないし、まじでいつも平気そうにえぐい量たべるよねww

・また伝説つくる気か…

 

「皆さんご注目くださいっ!ホットドッグのメインパーツ!ソーセージさんの登場です!!ど〜ん!!」

 

・ぎゃあああああああ

・何その大きさあああ!?

・大根かよwww

・ふっとぉ!?

・そんなのどこで手に入れてんのほんとww

・ど〜んじゃないのよww

・今日は巨人の食事会か何か開こうとしてる??

・めちゃくちゃ楽しそうやなぁw

 

「ホットドッグはすぐできるのでぱぱっと作っちゃいますね〜!パンに挟んで、これも隙間にはさんで、マスタードと、あとこれもかけてと」

 

・マスタードの瓶1回で使い切りそうになってるけど!?

・そんな量かけたら死ぬwww

・俺はななちゃんの健康が心配になってきたよ!?

・そんなさも普通のことのように大量にかけないでwww

・ああああww

・これを5分の1くらいのサイズにしたら普通に美味そうw

・いまのままでも美味しそうではあるけど、あのマスタード大量の部分にかぶりついたら死ぬ気しかしないww

 

「ええ?でもこの大きさのホットドッグならこれくらいかけないとじゃないですか?むしろバランス的にはもうちょっといりますかね…?」

 

・いやいやいやそれでいいよ、うん、いいと思う

・死ぬ死ぬwww

・いまで最高のバランスだと思う!

・今すごくいい感じ!だからそれ以上かけようとしないで!

・その手に持ったマスタードの瓶を置くんだ…!!

・みんな必死で草w

 

「そうですか?じゃあ、ホットドッグはあと少し火にかけたらおっけいですかね!よいしょ、網の上に置いて、と。それでは、ホットドッグはこれで置いておいて、次にいきましょ〜!」

 

・はああああああああ!?

・はっやいww

・まだあるの!?!?

・wwwww

・分かった分かった、もう好きなだけ作ってくれww

・ななちゃん死んじゃうよぉ!?

・そんな可愛い笑顔でそんなww

 

俺は火の近くで冷めないように置いてあるハンバーガーと、網の端で少しずつ火が通っていくホットドッグを確認すると、次の料理にとりかかった。

 

 

ーーーーー

 

 

「皆さん!ついに完成で〜す!やったやった〜!!」

 

・やっと終わりか…

・ななちゃん、無理して全部食べなくてもいいからね…?

・やっと満足したんだね…

・驚き疲れたwww

・おめでとう…

・うんうん、良かったね…

・あれを食べ切るの…??

 

「ふふふ、食べ物に囲まれるってすごい幸せですよね…これ全部食べていいんだって考えるとなおさら…」

 

俺は目の前の机に置かれた今日作った品々を、うっとりするような目でニヤニヤと眺めていた。

 

机の中心にはでかでかと存在を主張する巨大ハンバーガー。その横にはこれまた大根のように巨大なソーセージが挟まれたホットドッグ。ハンバーガーを挟んでホットドッグの反対側には、鳥の足を丸々使った贅沢なフライドチキンが山盛り。

それらメインディッシュの前に大きな山を作っているのは、特製のスパイスがこれでもかとかけられた大量のポテトフライとオニオンフライ。

 

そして、カメラから見た1番手前、机の最前列に並ぶのはゴロゴロと大きな色とりどりのドーナツと、分厚い本のような重量感のあるアップルパイだ。

 

・うん、すっごく美味しそうなんだけど、それを全部食べると考えると気持ち悪くなってくるww

・止めるべきなのかもしれないけどななちゃんが嬉しそうすぎて俺には無理だww

・割と大きめの机を埋め尽くす量のアメリカンフードって…

・これ食べきったらさすがのななちゃんにもお肉がつきそうw

・あかん、めっちゃ嬉しそうwwかわぇぇ

・プニってきたななちゃんもそれはそれでみたいw

 

「じゃあ、そろそろ待ちきれないのでさっそく食べていきますね!あ、そうだ、飲み物忘れてた!ちょっと待っててください」

 

俺はカメラに向かって一言断りを入れるとカメラの画角の外に出て、チート"無限収納"からあるものを取り出した。

 

「お待たせしました!それでは皆さん!ご飯の用意はいいですか〜??いきますよ〜、かんぱ〜い!!」

 

俺は取り出したビールをプシュッといい音をだしながら開封すると、ゴクゴクと喉に通していく。

 

・!?!?!?!?

・ななちゃん!?!?

・お酒だと!?!?

・なんとっ!!!

・ビール!?

・!?!?!?

・えええ!?

・すっごい勢いで飲むじゃんwww

 

「ふにゃぁぁ、美味しい…よし、ではポテトからいきますね!いちばん上から取って、はむっ……んん〜!美味しい…!!これは幸せ〜」

 

・サラッと初飲酒www

・そうだよね、ななちゃん見た目は高校生だけど成人しててもおかしくないよね…

・初配信は15から18あたりだと思うし普通に成人してるよな…

・この見た目でビール飲んでるのみるとなんかいけないことしてる気分になるwww

・ふにゃあって可愛いすぎかww

・飲んで食べて幸せそうなななちゃん愛おしい…

 

「そういえば皆さんの前でお酒を飲むのは初めてでしたね…驚かせてしまいすみません、これでもちゃんと成人済みですので!」

 

・いいよいいよ〜、そうだろうなとは分かってたから

・普通に考えてあの初配信から5年経ってるんだから成人してるよなw

・見た目が女子高生だからずっとそれくらいの年齢のイメージのままだったわ

・ななちゃんのアンチエイジングすごすぎて草

・大丈夫だよ!お食事楽しんで!

・やっぱ成人してたんだw

・童顔?とも違うのか?wただただ若く見えるよね

 

「ごくごく…ふわぁ、フライドチキンとビール、すごく合いますね…えへへ」

 

・可愛すぎ…

・そんな愛しいものを見るような目でビールを見つめないでww

・揚げ物と合うよねわかる

・フライドチキンうまそう〜

・甘いもの以外でこんなに蕩けた顔してるななちゃん初めて見たかもww

・サクサクシュワ〜だな

・えへへが可愛いww

・ビールにデレデレやんww妬くぞ、妬いちゃうぞ!

 

「それじゃあそろそろこのハンバーガー、食べていきますか!さすがに口の大きさが足りないのでナイフとフォーク使いますね!いただきます!」

 

 

俺は今夜のラスボス、ハンバーグもレタスもトマトも溢れんばかりに挟まれた、巨大ハンバーガーに手をつけたのだった。

 

 

ーーーーー

 

 

「あ〜、美味しかった…ご馳走様でした。皆さんもご飯食べ終わりましたか??」

 

・やっぱ食べ切るんだよねぇ……

・さすがにもうだいぶ前に食べ終えてるよww

・ななちゃんはフードファイターとしても世界一だよね…

・ななちゃん2時間くらい食べてたからね?w

・あの机の上にあったもの全部ななちゃんのお腹の中にあるの…??さすがに次元歪んでない?ww

・満足そうにお腹さすってる割にはお腹シュッとしたままだけど?w

・食べ終わってるよ〜

・俺なら最後のアップルパイ1つでギブだな

 

「たしかに思ったより時間経っちゃってますね、食べるのに夢中で気づいてませんでした、ははは」

 

・まじで幸せそうに食べてたもんね

・ななちゃんは普通に食べてたけど何気にドーナツからのアップルパイが1番キツそう。油と甘さが絶対やばいw

・俺らも幸せそうなななゃん見れて幸せだったよ

・ちゃんと食べきってえらい!

・もう俺らはななちゃんがどんなすごいことしても受け入れられる自信があるわ…

・あの量なら2時間でも全然早いよw

 

「そうだ。皆さん、ちょっとカメラを動かすので酔わないようにしてくださいね」

 

俺は配信を見ている駄天使たちに一言いれて三脚からビデオカメラを取り外すと、そのままカメラを持ってテントから出た。

 

「駄天使さんたち!見てください!ほら!夜空!星!」

 

空いっぱいに広がる星をみて俺は笑顔を浮かべると、画角の端に自分の横顔を入れながらも、空に輝く星と、それを反射する湖の湖面を映した。

 

・おおおおおおお

・すっごい星…!!

・きれ〜…

・うお、すごいな

・こんなに見えるんだ…

・湖の反射が幻想的やなぁ

・おお、めちゃめちゃ綺麗やん

・ななちゃんの横顔もありえないくらい綺麗…

・スクショタイムだ!!みんな撮れ〜!

 

「……。私、ずっとこういう、東京っていう狭い世界で生きていたら、絶対に見れない景色を見てみたかったんです。

 

写真や映像でももちろん綺麗だなって思うんです、けど、こうやって実際にこの目で見て思うのは、やっぱり自分の目で見るのがいちばんってことです。

 

皆さんには寂しい思いをさせてしまっていますし、まだこの旅は始まったばかりですが、私はこの旅を始めてよかったと思います。これからもたくさん、私の知らない景色を求めて旅をしていきたいと思います。

 

それと、これは皆さんのおかげですが、私は寂しがりやなので、こうやって大切な話し相手である皆さんがいてくれて、ほんとに良かったです。駄天使さんたち、あの時、止めてくれてありがとう…!」

 

・うんうん、ななちゃんがしたいことができて本当に良かった

・いいんだよ、俺たちはななちゃんにすごく支えられてるから

・どういたしまして!もし、この先またしたいことができても、今度は抱え込まないでちゃんと言ってね!みんなななちゃんのしたいことを尊重するからさ!

・ななちゃんほんと寂しがりやだよね〜wどういたしまして!

・ななちゃんの旅、応援してる!

・大丈夫だよ!こうやってときどき元気な顔見せてくれるだけですごく嬉しい!

 

「ふふふ、皆さんありがとうございます。これからもこんなふうに配信は続けていきますので、よろしくお願いします。それじゃあそろそろテントに戻りましょうか、のんびりお話でもしましょう〜」

 

 

俺はその後夜遅くまで、久しぶりの駄天使たちとののんびりとした時間を幸せな気持ちに包まれながら楽しんだのだった。

 

 

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