昔、小さい頃お姉ちゃんと喧嘩して大切な母を事故でなくした。もう何も見たくない、聞きたくないそんなふうに心が壊れてしまった。
そんな私を引っ張り出してお姉ちゃんはライブを見せてくれた
その時の私は普段の怒りっぽくてだらしないお姉ちゃんしか見たことがなかったから衝撃は凄かったなぁ…
そこからは大嫌いだったバンドも私の憧れになった
そんな私を見てお姉ちゃんは私のために人気だった自分のバンドも解散させライブハウス「STARRY」を立ち上げた
理由を聞いても「バンドに飽きたから」としか言わないけど本当は私の為だってことはちゃんと分かってるからね。
だからそんなSTARRYをお姉ちゃんの分まで私は人気バンドになってこのSTARRY(私の大切な場所)を有名にするって決めたんだ。お姉ちゃんには叶うまでは内緒だけどね?
それから時は流れて高校2年、幼なじみのリョウがバンドを辞めたと聞いて寂しかったけど私には好機に感じて一緒にバンドをしない?と誘った。リョウは「なんで私」って言ってたけど…私はリョウの奏でるベースの音が大好きだから一緒にやりたかったの!
リョウがメンバーに入ってくれた頃リョウのファンだと言う子がギターボーカルをしたいと立候補してくれた。私はまた夢に近づけた!と有頂天になってすぐにOKを出しちゃった。今考えたらもう少し冷静になってたらあんなこと起きなかったのかな…
何故かファンの子は頑なに練習を一緒にしようとしなくて私もリョウも不思議に思っていたけど私はそんな事は頭の片隅にしかなかったみたい。だから本番当日ギターの子は逃げ出した
私もリョウも慌てたなー…リョウなんて「大丈夫でしょ」とか言っていたけど少し震えてたし…私も頭の中はグルグルして思考がまとめられなくなってお姉ちゃんに黙って代わりのギターの子を探しに行った。リョウが止めようと手を伸ばしてたけど気づかないフリをしてね?
ライブの時間もギリギリになってもうダメだ…そう思ってたまたま目に入った公園に行くと…もう、奇跡って言うのかな?本当に興奮したよ。何故かブランコに落ち込んで座ってるギターを持ったピンクジャージの子がいたんだもん。興奮してその子が気弱なのをいいことに私は半分無理やりの形でサポートギターに来てもらった。
その子は本当に変わった子で街が怖いからって私の後ろに隠れたり目を合わせようとするとすごい速さで避けるし…何故か後ろから匂いを嗅がれたし…でも優しい子で強引な私の勧誘もちゃんと着いてきてくれた
初めてのライブは出来はもうお世辞にもいいとは言えないものだったけどその子はなんと私達のメンバーに正式に入ってくれることになった!もう本当に嬉しかったよね!そこからは目まぐるしいくらい私の物語は変わった
なんとその子が逃げ出したギターの子、喜多ちゃんを連れてきてくれた。喜多ちゃんはギターが弾けずそれでもリョウに憧れて入ったけど本番まで上手くなれなくて諦めて逃げたみたい。わけを聞いて笑っちゃったよね
改めて入ってくれないかなと思ってたけど喜多ちゃんは負い目があるのか1日バイトをしてもうここには来ないことを私たちに伝えた。私とリョウは本人が決めたことだからと諦めていたのにその子は引き止めて説得してくれた。本当は喜多ちゃんも入りたかったのか涙を流しながら頑張ると言ってくれて晴れて私たち結束バンドは完成した
喜多ちゃんも上手くなってお姉ちゃんにも合格をもらって頑張ろうとした初ライブはとても辛いものだった 。
大型台風でお客さんは少なく私達は見向きもされなかった。オーディションでは出来た「ギターと孤独と蒼い惑星」もガタガタ…お客さんからも大したことはない…そう言われて喜多ちゃんもあのリョウでさえ動けなくなっていた。もうダメだ…そう思っていたらギターを掻き鳴らしピンクの髪で目は見えないけど普段とは違うキリッとした目で凄いテクニックのギターソロで私達の空気も会場の空気も切り裂いてくれた
そこから文化祭ライブ、未確認ライオット出場、レーベルに入る…どのお話にもあの子が私達を引っ張ってくれた
まだまだ有名なんて程遠いと思うけど私はね、絶対にこのメンバーなら有名になれるとしんじてるんだ!だからね、あの子…ううん…!「ぼっちちゃん」!これからもよろしくね!