誤字脱字ありましたら修正します
「やあ、アクアくん流石の演技だったね」
「鏑木さん、お疲れ様です」
PVのための撮影が終わるとPである鏑木から声をかけられる
「あの映画の後だったからどうかと思ってたけど、調子良さそうで安心したよ」
「ありがとうございます」
「今日甘の時とは変えて顔が良いだけの子じゃなくて君達を呼んで良かったよ。この調子で頼むね」
俺の肩を叩くと、返事を待たずに他の演者達の元へ向かう鏑木P
それと入れ替わるように
「お疲れ、アクア」
姫川が片手を上げこちらにやってくる
「姫川さん、お疲れ様です」
「おいおいさん付けはやめろって。俺とお前の仲だろ? 大輝でいいぞ」
「勘弁してください。役者としても先輩なんですからせめて大輝さんって呼ばせてください」
姫川とはあの映画以来久々の共演だ
あの映画を通して色々な感情にケリをつけられたようで感謝された
「あ、アクア、姫川さんもお疲れ様です!」
メルトとも何だかんだで長い付き合いとなった
昔と比べとても良い演技をするようになった
「おう、メルト久しぶりだな。また成長したななかなかいい演技だったぞ」
「いえ、今回も姫川さんが引っ張ってくれたからです」
そして相変わらずバカ真面目で
「今日飲み行くか?」
「あ、はい! お供します!」
可愛がられる後輩キャラになっていた
「行きます。が妹に連絡入れさせてください」
「相変わらずシスコンだなぁ」
呆れたように呟く大輝さんに苦笑しながらルビーに連絡を入れる
「実は今各章のヒロインがまだ決まってないって話聞いたか?」
そんな中同期役の2人が聞き捨てならない話をしているのが聞こえる
「マジで? ヤバくね? もうPVまで撮ってんじゃん」
その通り普通ならもう決まってPVにも参加しているはずそれも主演となれば真っ先に決まるはずのものである
その情報はアクアに不吉な予感と多めの冷や汗をもたらす
「大輝さん」
「お、戻ってきたかじゃあ行くぞ」
「はい!」
居酒屋につき適当な話に花を咲かせたところでアクアは
「大輝さん、さっき小耳に挟んだんですけど……」
先ほど聴こえた話題を振り何か知っているか尋ねる
「えええ!!??」
メルトは露程も知らなかったようで声を上げて驚く
「ああその話か」
姫川はビールを飲み唇を湿らせると
「それ実はマジなんだよ」
「何故です? いくらメインが男性陣とは言えヒロインなんて最重要ポジションじゃないですか」
「そうだな。鏑木Pも実際何人かにオファーを出してるみたいで色良い返事は貰えてたようなんだがな……」
言いづらそうにしながら
「前代未聞のレベルで女優同士が揉めてるみたいなんだよ」
理由を語る
「「は?」」
呆気に取られるアクアとメルト
「どういうことですか? 揉めてる?」
メルトが混乱して尋ねるなか、アクアは先ほど感じた不吉な予感を思い出す
「……まさか」
アクアが口元に手を当てる
「気づいたか、この女たらしめ」
姫川はため息を吐きその予感が正しいことを言外に伝える
「え? え?」
訳もわからずアクアと姫川の顔を交互に見るメルトに
「有馬とあかね、もしかしてルビーもか?」
「いや、流石にルビーは参加しなかったようだが、他には不知火フリルなんかも面白がって参加してるようだな」
「oh……」
頭痛に耐えきれず頭を抱えてしまうアクア
「え!? まさかアクアが主演だからかなちゃんやあかねちゃん達がヒロイン争いしてるんですか!!??」
「というかまさかそのせいでヒロインきまってないんですか!?」
「……ああ」
「えぇ……アクアお前……」
「だから注意してやったのに……」
姫川とメルトから冷たい眼で見られるアクア
「お、俺のせいじゃ……」
「「いや、お前のせいだろ」」
「やぁみんな待たせたね。1人目と2人目のヒロインが決まったよ」
「お!」
「ッ」
「……」ヤレヤレ
「やっとか!」と言う声多い中アクアの顔は緊張に歪む
大輝はそんなアクアの顔に呆れを隠せないが
(でもなぁアクアに誑かされた奴らが来るってことは俺達にも被害がくる可能性もあるんだよなぁ)
大輝は面白半分恐怖半分という複雑な心境でもってヒロインを迎え入れる
「」カタカタ
その横でメルトが恐怖に震えているのを見ないようにしながら
「じゃ入ってきて」
鏑木Pが呼ぶと
「「はい」」
聞き覚えのある声が2つ聴こえてしまう
(oh……予想通り)
ついアメリカ人のような反応を心の中でしつつ彼女たちの挨拶に耳を傾ける
「初めまして、四条あかね役やらせていただきます黒川あかねと申しますよろしくお願いします」
「初めまして、子安かな役やらせていただきます有馬かなと申しますよろしくお願いします」
「……」ハラハラ
メルト2人の顔とアクアの顔を交互に見てお腹を抑えている
「」シロメ
アクアは現実を直視したくないのか眼がどっかにイってしまっている
(俺もお腹痛いわ)
「実はあともう1人紹介したい子がいるんだよね」
3人の胃痛を無視し鏑木Pはもう1人呼んでくる
「初めまして雨宮ルビー役やらせていただきます星野ルビーです! 兄ともどもよろしくお願いいたします!!」
もう1人
((アクア、お前のことは忘れないぞ!))
と大輝とメルトはアクア見捨てることに決めたのだった
キャラ崩壊気味だけどいろいろ終わって吹っ切れたと見逃してください
7/22 21:01 誤字修正 ×白銀ルビー役 〇雨宮ルビー役
つい初期設定のままにしてしまった