バイオの世界にライダーを   作:大枝豆もやし

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レッドクイーン

 

 アンブレラが所有する地下研究所の一つ。

 表向きは食品や薬品を開発し、保存している普通のビルだが、その地下では危険な生物兵器の研究を行っていた。

 病院や警察署など、アンブレラが間接的に支配している施設と違い、直接所有している。そのためか、他の地下研究所より強大な生物兵器の開発が行われていた。

 

 タイラント。

 アンブレラが誇る最高傑作であるソレが何十体も製造されていた。

 町中でウイルスの存在を知る者を始末しようとしているタイラントはここから現れている。

 それはつまり……。

 

「ああくそ!こんなに作るか普通!?」

 

 研究所の中でファイズは複数のタイラントと戦っていた。

 数は全部で3体、戦闘用の実験所。

 トレンチコートを着た巨人たちが剛腕を振りかざす。

 

 避けるファイズ。

 スウェーで回避し、パーリングで弾き、時にタイミングを合わせて蹴りのカウンターをぶち込む。

 

「(ッチ、流石に通常攻撃だけじゃ倒せないか)」

 

 スペックは相手が上。通常の打撃によるフォトンブラッドでは細胞崩壊を起こせない。

 しかし中の人(アマゾン)のスペックはこっちが上。十分対処できる。

 

「!?」

 

 一体のうちに顔面を捕まれた。

 しかしファイズは慌てない。

 自身の頭部を掴む腕に腕と足を絡ませながら、勢いよく横に回転する。

 ボキボキと折れる骨。ぶちぶちと千切れる筋。

 筋力が無くなった手から脱し、その腕を投げ飛ばした。

 

 投げた場にはまた別のタイラント。

 殴るモーションに入っていたソレと投げたタイラントが激突。

 両者はもつれる形で倒れ、ソレにほかのタイラント達も躓いた。

 これで一端の距離と時間は稼げた。その間にファイズはトドメにかかる。

 

『Exceed charge』

 

 ファイズポインターをセットしてチャージ。

 完了した頃には既にタイラントは立ち上がり攻撃態勢に入ったが関係ない。

 ポインターから赤い砲弾が射出され、先頭のタイラントに突き刺さる。

 

「らあぁぁぁぁ!!!」

 

 ソレを全力で蹴る。

 杭のように敵を貫通し、三体纏めて赤い炎と化した。

 

「……ふぅ~」

 

 着地したと同時息を吐くファイズ。

 

「(やはり以前戦ったタイラントより弱いな)」

 

 半年前戦ったプロトタイラント。

 今回戦っているタイラントは明らかにソレより弱かった。

 ファイズの性能が上がっているというのもある。しかしそれを考慮しても弱体化していた。

 

「(制御する為にナーフ食らったのか?……いや、今考える事じゃないか)」

 

 思考を打ち切って歩を進めるファイズ。

 彼のすべきことはレッドクイーンを強奪する事。

 それ以外はどうでもいい。ファイズは先を急ぐ。

 レーザーを避けまくり、ハンターの大群をすり抜け、目的地へとたどり着いた。

 

「コイツがレッドクイーンか」

 

 無駄に広いくせに、一つを除いて何もない部屋。

 その部屋の中央にレッドクイーンが置かれていた。

 回収しようと近づく。その時であった。

 

「!?」

 

 突如、ファイズの死角から触手が伸びた。

 咄嗟に跳んで回避するファイズ。

 追撃が飛んでくるが、ソレも避けながら敵の姿を確認した。

 

 タイラントのような姿。

 しかし両腕が存在せず、代わりに様々な個所から触手が伸びている。

 

 セルゲイモンスター。

 Tウイルス完全適合者である彼が本気を出してファイズに襲い掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

150:鬼いちゃん

お、遂にラスボス戦か

 

 

151:レジェンドバイコーン

相手はセルゲイ大佐か~

 

 

152:ゾディアーツ

盛り上がってるとこ水差すようで悪いけど、何でここにセルゲイ大佐いるの?

 

 

153:名無しのアマゾン

俺の正体探る為らしい

という名目で俺を自分の手で潰したかった

 

 

154:古代オーズ

ああ、そういうことか

 

 

155:プリキュアジオウ

けど相手が悪かったな

名無しのアマゾンさん相手だと勝ち目ねえじゃん

 

 

156:鬼いちゃん

触手をファイズエッジで切り払うファイズ

セルゲイも次々と触手を出すが通じない!

 

 

157:レジェンドバイコーン

腹から生えてる太くて先端がフレイルみたいな触手を振り回す!

けど避けられて同時に斬られた!

 

 

158:ゾディアーツ

でも切り落とせてない

パワー不足だな

 

 

159:古代オーズ

再び触手攻撃

ファイズはファイズフォンで牽制!

 

 

160:プリキュアジオウ

しかもファイズポインターをセットして連射性も威力も上げてる!

一発一発がマグナムクラスのマシンガンを食らってるようなものだ!

 

 

161:名無しのアマゾン

何で知ってるんだよ

確かに生物相手だとソレぐらいの威力だよ

 

 

162:鬼いちゃん

遂に膝をついたセルゲイ!

と思ったら咆哮を上げた!

 

 

163:レジェンドバイコーン

何か来たぞ!

って、ハンターじゃん!

 

 

164:古代オーズ

一体だけタイラント混じってるぞ!

 

 

165:プリキュアジオウ

ラスボスがボス格呼ぶとかズルくね?

 

 

166:名無しのアマゾン

大丈夫

もっとズルい奴出てくるから

 

 

167:プリキュアジオウ

ソレってまた別の話?

 

 

168:鬼いちゃん

あ、変身解除した

何で?

 

 

169:レジェンドバイコーン

何かセルゲイいってるけど無視してアマゾンに変身した

 

 

170:ゾディアーツ

終わったな

 

 

171:古代オーズ

うわ、一瞬でタイラント縦に割いたぞ

セルゲイ驚きのあまり固まってる

 

 

172:プリキュアジオウ

その隙に接近してボッコボコにしてる

圧倒的だな

 

 

173:鬼いちゃん

何か狼狽えて吠えてるけど頭潰したぞ

しかもその後も念入りにバラしてる

 

 

174:名無しのアマゾン

何かいってたけど知ったこっちゃないよ

こっちは忙しいんだし

 

 

175:レジェンドバイコーン

何か……哀れというか、滑稽というか……

あれだけ作中で自分は優秀だとか選ばれた人間だとか言ってたのに

 

 

176:ゾディアーツ

仕方ない

己より強大な存在がいるとは想像すらしてなかったんだろう

 

 

177:古代オーズ

まあお似合いの最後だな

所詮は自分も狩られる側だって気づけてないのは癪だが

 

 

178:プリキュアジオウ

気づいても認められなかったんじゃない?

優秀なのは本当だし

 

 

179:名無しのアマゾン

これで解決したな

後はレッドクイーン奪うだけ

あと、セルゲイが後生大事に持ってるU.M.F-013もね

 

 

180:名無しのアマゾン

これで任務完了

レッドクイーン使ってアンブレラの重要機密データ抜いたり、口座から金抜いたりして終了

ラクーンシティから脱出した

 

 

181:名無しのアマゾン

まあ、その途中で面倒な奴に絡まれたけど

 

 

182:古代オーズ

その面倒なやつって?

 

 

183:名無しのアマゾン

ネメシスとg生物

あいつらほんとにキモい

 

 

184:名無しのアマゾン

その話はジル編とクレア編でする

今からまた仕事あるから

 

 

185:プリキュアジオウ

そっか、じゃあ次回も楽しみにしてる

 

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