名探偵ヒナギクVS.名探偵コナン   作:桂ヒナギク

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7.探偵の休息

 ヒナギクはコナンと一緒だ。

「どうやって小五郎さんの声を?」

 コナンはヒナギクに蝶ネクタイ型変声機を見せた。

「いろんな人の声が出せるんだ。例えば……」

 コナンはダイヤルを回した。

「ガッツリいただきます」

 ヒナギクの声だった。

「私の声」

「これも博士の発明品なんだ。誰にも言うなよ?」

「分かったわ。それにしても、それ凄いわね」

「他にもあるんだ。この腕時計なんて麻酔銃になってる」

「小五郎さん、それで寝ちゃったのね」

 コナンくん、小五郎の娘の蘭がやって来る。

「どうしたの? 蘭姉ちゃん」

「お父さんが起きたから、帰ろうって」

「うん。じゃあね、桂お姉ちゃん」

 コナンは蘭と共に去っていった。

 ヒナギクは郷田家を出て家路に就く。

 その後をつける何者か。

 ヒナギクは背後の気配に気付いた。

「誰?」

 振り返るが、そこには誰もいない。

「……………………」

 ヒナギクは再び歩き出した。

 物陰から何者かが出て来て後をつける。

 ヒナギクが走り出すと、何者かも駆け出す。

(だったら……)

 ヒナギクは路地を曲がり、物陰に隠れた。

 何者かは曲がるが、ヒナギクの姿がないことに驚く。

「私に何か用?」

 何者かはビックリして振り返った。

「見かけない顔だけど、どなた?」

「か、桂さん!」

 何者かはヒナギクに飛びかかろうとするが、彼女はひらりとかわした。

ドテッ!──何者か、元い男が腹這いに倒れる。

「男?」

 男は起き上がり、ヒナギクの方を見る。

「僕と付き合って下さい!」

(何この人?)

 いや、ヒナギクはそう言った。

「だったら君を殺して僕も死ぬ!」

「お生憎(あいにく)、ストーカーに殺されるほど弱くはないわよ」

 ヒナギクは木刀・正宗を手に男を追い払った。

「物騒な世の中」

 ヒナギクは家路を急いだ。

「ただいま」

 無事、家に帰り着く。

「お帰りなさいませ、ヒナギクさん」

 ハヤテが出迎える。

「今そこでストーカーに会ったわ」

「怪我とかしてないですか?」

「それは大丈夫よ。追い払ったから」

「流石、ヒナギクさんですね?」

「どういう意味?」

「いえ、あの、その……」

「まあいいわ。お風呂に入るわね」

 ヒナギクは部屋へ入り、風呂用具を手に浴場へ向かった。

 一方、コナンは蘭と一緒に風呂に入っていた。

「コナンくん、あの子とは一体どんな話をしてたの?」

「あの子?」

「あの子よ。ピンクの髪の子」

「別にいいじゃん、そんなこと」

「いいじゃない、教えてよ」

「気が向いたらね。じゃ」

 コナンは風呂を出ると、パジャマに着替えて寝室へ移動した。

 

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