ようこそ一色いろはの教室へ   作:いろはす@

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第12話:ようこそ裏の顔へ

「なかなか良い勉強会だったわ、一色さん」

 

 

「ええ、そうですね」

 

 

あれ・・をそう言い切れるメンタルが羨ましいです。

 

 

「必ずAクラスに上がってみせる。引き続き、私をサポートしなさい」

 

 

ヤジャー!(`・ω・´)ゞ ビシッ

 

 

こんにちは。なぜか堀北さんとふたり、仲良く下校中の一色いろはです。

 

 

勉強会は、原作通り崩壊寸前です。コンパス先生堀北ティーチャーの暴言に須藤君が沸騰し、櫛田さんの執り成しも空しく今日は解散となりました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こうなったらもう、クラスの足を引っ張る存在は早めに切り捨てるしかないわね」

 

 

男子たちが帰ったあと、淡々と宣う堀北塾長。やはり人の本質は、そう簡単には変わらないようです。

 

 

「そんな?!みんなで頑張ろうよ!それに須藤君たちが赤点になれば、ペアの人も一緒に退学なんだよ?」

 

 

あくまでも良識派の善人少女を熱演する、大天使櫛田エル。こちらも、いまさら変わることなど出来ないのでしょう。

 

 

「仕方ないわ。ルールだもの」

 

 

それはあんまりだよ、すずのん!(´;ω;`)ウッ…(白はす)

 

 

「じゃあ、もし堀北さんのペアが須藤君になったらどうするの?」

 

 

むしろそうなれば、お荷物ふたりを一気にポイ出来ますね。ヾ(*´∀`*)ワーイ(黒はす)

 

 

「くっ!私は退学なんてしないわ。それより櫛田さん、貴女私のことが嫌いなのでしょう?明日からは来なくてもいいわよ?」

 

 

「な、なんでそんな悲しいこと言うの?わけがわからないよっ!」

 

 

傲慢 vs 欺瞞。どこまで行っても決して交わることは無いでしょう。結局、嘘泣きしながら悪役令嬢櫛田ちゃんは走り去りました。アディオス!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていま、私がわざわざ堀北さんと一緒に帰っている理由はただひとつ。そうです、あの『櫛田さんおっぱいイベント』を回避するためなのです。

 

 

恐らくこのあと、校舎の屋上で裏櫛田さんは原作主人公きよぽんとエンカウントするはず。間違ってもこの通学路に現れるとは思えませんが、油断は大敵です。その点、たとえ原作改変でイレギュラーが起こったとしても、まさかあちらから大ッキライな()()()()に絡んで来ることはないでしょう。つまり堀北さんは、防虫剤ならぬ櫛田さん除けなのです。効き目はたっぷり3年間!もう安心ですね。キンチョーの夏、日本の夏。ぼぼぼぼん・・・

 

 

しかし、そんな流れをぶち壊したのは・・・

 

 

「奇遇だな」

 

 

みんな大好きマナブくんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「に、兄さん!?」

 

 

お兄ちゃんの登場に、早速デレる妹さん。てか、貴女はお呼びじゃないと思いますよ?たぶん生徒会入りの話でしょうし。

 

 

「返事を聞かせてもらいに来た」

 

 

やっぱり。てか奇遇じゃなくて待ち伏せですよね、それ。

 

 

「一色、(生徒会役員として俺の活動に)付き合ってくれ」

 

 

「なひっ!?に、兄さん!?」

 

 

あちゃー!このひと、加賀さんと同じタイプですね。肝心なところで天然の言葉足らず。ほら、おかげでヤンデレ妹君が過剰反応してますよ。じゃあ、ちょびっと遊んでみましょうか。(堕天使いろは)

 

 

「はい、不束者ですが、どうぞ宜しくお願い致します」

 

 

少しはにかみながら答えてみました。えへ♫さて、ブラコンさんはどうなったかな・・・ひ、ひぃぃ?!(゚д゚)!/

 

 

「ゆ、許さナイ・・・カンムスドモメ・・・」

 

 

あらら・・・深海棲艦になっちゃいました。てへ♪すずのんならぬ、闇のん。こんなのが最終マップに控えてたら、またまた面倒な期間限定イベントになりそうです。(丁作戦確定)ちょっとやり過ぎましたかね。三式弾装填!薙ぎ払えっ!!(ダメ!)

 

 

「落ち着け、鈴音」

 

 

そんな妹の頭に手を置くマナブくん。やはりあなたはシスコンです。

 

 

「はっ!?に、兄さん・・・」

 

 

あ、艦娘に戻った。(期間限定イベント終了)

 

 

「生徒会はお前の参加を歓迎する。では、明日から頼んだぞ」

 

 

用件は済んだとばかり、背中を向ける生徒会長。なんかやけに急いでますけど、このあとお部屋でプリキュアごっこでもするんでしょうか。ま、まさかね・・・(大正解)

 

 

つか堀北さん、貴女マナブくんが絡むと「兄さん」しか言えなくなりますよね。このネタ、これから使えそうです。( ´∀`)bグッ!!

 

 

さてと、すっかり暗くなってしまいました。まだ両手をほっぺたに当ててクネクネしている変態さんは、この際捨て置きましょう。勝手にそこらへんでフィニッシュしちゃってください。(絶対ダメェ!!)

 

 

こうして、勉強会初日は想定外の大きなトラブルもなく、無事終了しました。これなら特別中間テストもなんとかなりそうです。私は寮へと足を早めました。パタパタ(はためくフラグ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーうざい」

 

 

へ?

 

 

不意に暗がりから聞こえてきた低い声・・・これって・・・まさかウソだよね?工エエェェ(´д`)ェェエエ工 Why Japanese JK?

 

 

だから貴女なんでこんなとこに居るんですか???今頃は屋上で綾小路君相手に痴女モード全開のはずでしょう?て言うかオリジナル展開反対!二次創作なんだから原作を忠実に再現して下さいごめんなさい。(支離滅裂)




【次回第13話:ようこそ大ピンチの帰り道へ】

これ以上、どうしろと言うのです・・・?









《高度育成高等学校データベース》(随時更新中)

□ 氏名:一色いろは

□ 出身地:千葉県

□ クラス:1年D組

□ 学籍番号:168いろは

□ 部活動:帰宅部部長(自称)

□ 生徒会活動:副会長(内定)

□ 学力:A+

□ 知性:A+

□ 身体能力:A

□ 判断力:B

□ 独創性:S

□ 協調性:E−


◎現時点での総評:筆記試験では坂柳有栖に次ぐ学年次席の好成績をとり、面接試験でもほぼ完璧な受け答えを見せた。Aクラス配属が妥当と思われたが、別紙の付帯事項及び「出身地はどこですか」の問いに「惑星オドンです」と返答したのが決め手となり、哀れDクラス配属となった。妄想と現実の区別をつけさせるため、厳しい矯正指導が必要と思われる。


◎担任からの講評:時折見せる独特な言動が災いしてか、クラスでは孤立しているようです。いまだ実力を発揮するには至っていませんが、生暖かい目で見守ってゆきたいと思います。(茶柱佐枝㊞)
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