ようこそ一色いろはの教室へ   作:いろはす@

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第17話:ようこそ大混乱の審議会へ

「一色、お前にも補佐役として審議に出てもらうぞ」

 

 

「はい??」

 

 

こんにちは。事件の翌日、マナブくんから予想外の任務を仰せつかった一色いろはです。当事者であるDクラスの一員でありながら、中立の生徒会役員としての参加。かなり微妙な立ち位置ですね・・・

 

 

昨日は結局、証拠動画を撮ることも出来ず、ヘロヘロの愛里ちゃんをお部屋まで送っただけで終わってしまいました。あの様子では、彼女にも証言能力は無いでしょう。原作より状況は悪化しているようです。

 

 

「む?この件で何か知っているのか」

 

 

反応が遅れた私に、目敏く聞いてくるマナブ氏。やっぱり君のように勘のいいシスコン眼鏡は嫌いだよ。

 

 

「イ、イエ、ナニモシリマセン」

 

 

「どうしてそこで片言になる・・・?まぁいい。お前なりの悪あがきを見せてみろ」

 

 

そう言われましても、Dクラスの私じゃ何をしようが信用してもらえませんし、生徒会役員だから迂闊に動けないんですよ。全部分かってて言ってますよね、会長マナブくん。ここはおとなしく、清隆坊っちゃんに丸投げしませんか。(極論)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして始まった審議会。怪我を盾に須藤君の悪行を捲し立てるCクラスに対して、決め手に欠けるDクラス。しかも最初から、頼みの綱である堀北さんの様子がおかしいのです。たぶん兄さんスイッチが入ってしまったのでしょう。

 

 

あ、念の為、審議会の座席位置を載せておきますね。これだけ見ると私が大物みたいですが、実質単なるおまけ要員なので期待しないでくださいごめんなさい。まあ、たいていの二次小説では異物(転生オリ主)が混じって余計な真似をするのが定石なので、たぶん大丈夫でしょう。(意味不明)なお、スマホの場合は横画面表示してくださいね。って私は誰に話しかけているんでしょうか。

 

 

 

  一色  会長  橘

 

堀北         近藤

 

綾小路        小宮

 

須藤         石崎

 

茶柱    ↓     坂上

     出入り口

 

 

 

「さて、どうやらこれ以上の話し合いは時間のムダのようです。そろそろ結論を出してはどうですか?」

 

 

自信満々に提案する坂上先生。まあ、そうなるな。

 

 

「そ、そうだ!思い出したぞ!屋上に通じる階段の辺りに誰か居たんだ!」

 

 

叫ぶバスケ屋健ちゃん。はい、それ私です。

 

 

「ほう?それで具体的には誰が居たんですか、須藤君?」

 

 

「それは・・・確かシマフクロウが・・・」

 

 

ダメだこりゃ。思わず頭を抱える茶柱先生。さすがの綾小路君も、僅かに身じろぎしました。あれ?あなたいま、笑いましたよね?

 

 

「は?何を言うかと思えば、とんでもないデタラメを。あんなところに国の天然記念物が居るはずないでしょう」

 

 

「う、嘘じゃねえ!確かに鳴き声を聞いたんだ!」

 

 

「適当なこと言ってんじゃねえよ!須藤!」

 

 

「そうだそうだ!」

 

 

うるさい外野ですね。てか、どうして彼はシマフクロウの鳴き声を知ってたんでしょう?(いまさら)

 

 

「いい加減にしなさい!それとも、フクロウが君の無実を証明してくれるとでも言うのかね」

 

 

案外、証明してくれたりするかも、ですよ、坂上先生。フクロウは知っていた。あ、椎名さんが好きそうなタイトルですね。

 

 

「茶番劇はここまでです。早く審議を終わらせてくれたまえ、堀北会長」

 

 

ノリノリで攻めたてる坂上ティーチャー。些か結論を急いでいるようにも見受けられます。まさかとは思いますが、彼がこの狂言作戦に関わっている可能性は有るんでしょうか。いや、この学校のことですから、無いとは言い切れませんね・・・

 

 

「では、生徒会は提出された証拠でペナルティを判断する。双方、異議はないか?」

 

 

ふぅ・・・やっとお話が第16話の冒頭に戻りました。結構かかりましたね。え?よく分からない場合はもう一度読み返して下さいごめんなさい。m(_ _;)m 

 

 

さて、形勢は悪くなる一方ですが、堀北妹はまだ目覚めません。うっとりとした表情で兄さんを見つめるばかり。頭の中が桃色お花畑になっているようです。ここは一色家秘伝の精神干渉系魔法で、彼女の妄想を覗いてみることにしましょう。あ、ちなみに私のお姉ちゃんは、国立魔法大学付属第三高校に通う一色愛梨です。通称は『エクレール・アイリ』。え?私の通称?『アザトーイ・イロハ』ですが何か?(その設定自体が妄想&ダブルクロスオーバー)

 

 

 

 

 

~すずのん脳内劇場開始~

 

 

「兄さん!私はもう、入学当初とは違います。今度の審議会も上手く乗り切ってみせます!」

 

 

「鈴音、まだそんな戯言を言っているのか。どうやら、本格的に()()()()()必要があるみたいだな」

 

 

「兄さん?な、何を・・・あ!い、いや、やめて!あん♥」

 

 

「フッ・・・ほら、本当はもっとこうして欲しいのだろう?ここはどうだ?ん?」

 

 

「あぁ!き、気持ちいい・・・♥んん!もっと・・・もっとお願いします、兄さん♥」

 

 

「ククク・・・やはりお前は不良品(一級品)だな、鈴音」

 

 

~脳内劇場おわり~

 

 

 

 

 

 

わー!わー!何やってるんですかバカ兄妹!それ以上はダメ!絶対!それにお兄さん、キャラ崩壊してるというか、ドラゴンボーイになってません?え?お兄ちゃんが妹の肩を揉んであげていたんですねわかります。(残念)

 

 

しかし、現実世界ではさらなる危機が迫っていました。そうです、原作ならこのあと、綾小路君が堀北さんの脇腹をコチョコチョして覚醒させてましたけど、もし彼女が身を捩らせた拍子に彼の手元が狂ったりしたら・・・

 

 

はい、退学ですね。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ アヒャー

 

 

 

 

 

 

 

     Y!ニュース

 

【国立エリート高校で女子生徒へ不適切な行為か?】

 

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昨日午後4時半頃、高度育成高等学校(東京都港区)から湾岸署へ110番通報があり、警察官が駆け付けたところ、同校1年生の男子生徒Aがクラスメートの女子生徒Hさんに不適切な行為を加えていたため、現行犯逮捕しました。

 

取り調べに対し男子生徒は「あの日女子生徒に抱いた感情の名前をオレはまだ知らない」「これが敗北というものなのか」などと、意味不明な供述をしているとのことです。

 

なお、この高校は特殊なカリキュラムで知られる全寮制の超エリート進学校であり、事態を重く見た文部科学省は・・・

 

 

 [記事全文を読む]

 

 

 

 

 

 

 

やばいですやばいです!さすがにこれはマズいです!哀れDクラスは崩壊、きよぽんパパ登場で彼はあのお部屋へ逆戻り待ったなし。ええい!こうなれば強硬手段です。桃色娘に分からせてやりましょう。ファイエル!

 

 

「今日は一段とかわいいな、鈴音」(わたし)

 

 

「はっ?!に、兄さん?!うっ♥」(すずのん)

 

 

ほら。こいつ・・・動くぞ?!ってか、なに人前でイっちゃってるんですかサービスシーン有難うございますごめんなさい。

 

 

場違いな声に途切れる審議。一瞬の沈黙を経て、男性陣からは熱い視線、女性陣からはジト目が注がれました。いや、いくらなんでもCクラスのおバカさんたち、ガン見しすぎです!あと坂上先生、お前もか!それと橘先輩、そこで物欲しそうにマナブくんを見つめるのはやめて下さいごめんなさい。

 

 

そして一躍時の人となったブラザーコンプレックスさんは、もはや恥ずかしさを天元突破して茹でダコです。ちょっとやり過ぎましたか、テヘペロ。

 

 

「い、一色さん・・・?!!あなたっ!!」

 

 

はい、なんでしょう?だから私、動物さんの鳴きマネが得意なんです。前も確か、櫛田さんの時にやりましたよね。マナブくんも広義には()()()()ですから、彼の声帯模写などお手の物。お蔭で目が覚めたでしょう、ブラコンさん?

 

 

「くっ・・・!」

 

 

つか、こっちを睨んで来るのはお門違いですよ。勝手に昇天したのもあなたの責任ですし。むしろ褒めてくれてもいいのよ?これで清隆君が不適切な行為に及ぶ危険も回避できたんですから。明日のY!ニューストップ記事はおそらく、記録的猛暑か大谷翔平さんの二択でしょう。オハヨウゴザイマスアナハイム!!

 

 

ふぅ・・・めでたしめでたし。実力至上主義の教室は救われたのです。ヽ(=´▽`=)ノ ワーイ

 

 

「コホン!し、失礼しました。ではDクラスとして反論させて頂きます・・・」

 

 

やっと再起動したすずのんが反撃を開始。あとはずっと無表情を貫いていた綾小路君が審議の延長を提案して、原作通りの流れに・・・

 

 

「ま、待てよ!俺たちは須藤に殴られたんだ!早くアイツを退学処分にしてくれ!」

 

 

いまさら慌てても手遅れですよ、Cクラスのお猿さんたち。

 

 

「分かった。審議の1日延長を認めよう」

 

 

重々しく告げるマナ、じゃなくて生徒会長さん。ふっ・・・勝ったな。

 

 

「なお、延長料金は100万ppとする」

 

 

「なっ?!」

 

 

さすがに絶句する、すずのん・きよぽんペア。そんな法外なポイント、いまのDクラスに払えるわけがありません。てか、どこの違法風俗店ですかそれ?ケホケホ!!

 

 

「どうした?支払う意志が無いのなら、ここで結論を出すことになるが?」

 

 

眼鏡を光らせ問い詰める、堀北兄。たぶん、綾小路君の実力を試しているんでしょうけれど、さすがにこれは無理ゲーです。私は中立の立場上、Dクラスに加勢出来ないのがもどかしいところですが、いくらでもやりようはあります。例えば、こんなのはいかが?

 

 

「プリキュアごっこ」ボソッ

 

 

「うっ♥!?」

 

 

おや?マナブくんの動きが止まりましたね。凄い冷や汗ですが、どうしましたか?あとハートマークはキモイですから要らないですごめんなさい。

 

 

「・・・と思ったが、諸事情に鑑み5万ppに値下げとする・・・」

 

 

まいどあり〜 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、どうする積もりなのかしら、綾小路君。勝算があってのことなのでしょう?」

 

 

1日の猶予を得た私たちは、事件現場の特別棟に居ました。なんとなくの流れで私も付いて来ちゃいましたが、マナブくんが何も言わなかったのでセーフなんでしょう。(適当)

 

 

「ああ、もちろんだ」

 

 

堀北さんの問いかけに、彼は視線で答えました。しかし、その先を辿った彼女は答えに辿り着けなかったみたいです。

 

 

「は?天井に未使用のコンセント・・・それがどうしたって言うの?」

 

 

「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」

 

 

「一色さん!いいから早く説明しなさい!!」

 

 

「ひゃへ?!」

 

 

思わず素っ頓狂な声が出ちゃいました。貴女のようにネタを理解しない黒髪ロングは嫌いだよ。まぁ、ここは原作知識様々ってことで。

 

 

「監視カメラ、ですか?」

 

 

「そうだ。さすがだな、一色」

 

 

あれ?なんか原作主人公から高評価貰ってるみたいなんですけど、気のせいですよね?

 

 

「ちょっとふたりとも!勝手に話を進めないで!ちゃんと説明して!」

 

 

ごちゃごちゃうるさいですね、すずのん。優秀さを自負する割には、この程度のことも分からないんですか?

 

 

「くっ!?い、言ってくれるじゃない!と、ところで前々から気になっていたのだけれど、その()()()()ってまさか私のことじゃないわよね?」

 

 

あう!またもや心の声が・・・って、露骨に話題を逸らしましたね、すずのん?

 

 

「一色、それ以上やると後が怖い・・・いや、何でもありません」

 

 

堀北さんにひと睨みされ、あっさり敗北する清隆氏。彼女の我慢も限界のようですし、そろそろ答え合わせを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、君たちそこで何してるのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを遮ったのは、久し振りの一之瀬帆波さんでした。てか、彼女と絡むの初めてかも。(愕然)




【次回第18話:ようこそCQCの放課後へ】

審議会が終わったと思ったら、次はこれですか・・・(;´д`)トホホ…
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