ようこそ一色いろはの教室へ   作:いろはす@

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第18話:ようこそCQCの放課後へ

「お、俺たちは訴えを取り下げます!」

 

 

こんにちは。原作準拠の結末に、ほっとひと息の一色いろはです。ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。ウキャー 勝利の余韻に浸りながら、私は昨日の顛末を思い返していました・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急にごめんね。お邪魔だったかな。デート中・・・とか?」

 

 

「で、デート?!ど、どうして私がこんな()()()()()と・・・」

 

 

一之瀬さんの問いを、なぜか全力で否定する堀北さん。まさかその()()()()()、に私は入ってませんよね?てか、男子1名に女子2名って確実に修羅場設定じゃないですか。どこをどう見たらデートになるんでしょう?

 

 

「にゃはは!まさか修羅場だとは思わなかったよ。あ、私はB組の一之瀬帆波です。貴女は一色さん、だよね?()()()()()()()

 

 

()()()の部分をやけに強調する一之瀬さん。少しだけ、声に棘があるように感じます。はうう・・・またまた心の声がダダ漏れ。・゚・(ノД`)・゚・。てか帆波ちゃん、貴女がマナブくんに門前払いされて生徒会入り出来なかったのは知ってますけど、私も好きで副会長になったわけじゃないんで、許してちょんまげ。

 

 

「それで、みんなはここで何をしてたのかな?」

 

 

「貴女こそ、何をしていたのかしら?」

 

 

警戒心丸出しで全身ハリネズミ状態のすずのん。これじゃ会話は成立しませんね。

 

 

「うん、何か協力出来ることはないかな、と思って現場を見に来たんだ。でも怪しまれて当然だよね、ごめんなさい」

 

 

やっぱり貴女は天使です、一之瀬さん。どこかの堕天使さんとは大違い。その申し出、ぜひとも受けさせて頂きたく存じまする。

 

 

「にゃ?て、天使だなんてそんな!ってか、堕天使って誰?」

 

 

ぐはっ!またやっちゃいました。ここはもう、ぶっちゃけるしかないでしょう。

 

 

「えっと、実はあそこのコンセントにハリボテの監視カメラを取り付けようって話してたんです」

 

 

「「なっ!?」」

 

 

同時に声を上げる一之瀬さんと堀北さん。そう言えば、答え合わせがまだでしたね。

 

 

「そっか・・・それをネタにCクラスを攻めるんだね?さすが副会長さんは、ひと味違うなぁ〜」

 

 

いいえ、彼女の方こそさすがです。伊達にBクラスのリーダーやってませんね。現時点での総合力は、明らかにすずのんよりも上でしょう。

 

 

「いえ、考え付いたのはきよぽんですけど」

 

 

「きよぽん??」

 

 

「まさかとは思うが、それってオレのことなのか?」

 

 

そのあと、私たちは一之瀬さんの協力も得てハリボテ監視カメラ作戦を敢行。一夜明けてついさっき、C組のお猿さんたちを見事に嵌めたのでした。以上、回想シーンおしまい。(詳しくは公式サイトまたはWikipediaへGO!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・石崎君!いますぐ考え直しなさい!これは勝てる審議なんですよ!?」

 

 

回想を終え、ふと目を上げれば、そこには必死に説得を試みる坂上ティーチャーの姿。ですが、もはや彼らの決心が覆ることは無いでしょう。

 

 

「先生、僕らはやっと気付いたんです。フクロウ(監視カメラ)は知っていたって」

 

 

だから誰がそこで上手く纏めろと?

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして須藤君をめぐる審議会は、私たちDクラスの圧倒的大勝利で幕を閉じ・・・てない!?

 

 

端末を操作していた綾小路君が、珍しく慌てた様子で駆け出しました。これは例の変態店員さんイベントですね。てか、こっちまで原作準拠ですか・・・(;´д`)トホホ…

 

 

「綾小路君?!一色さんも待ちなさい!あなたたちには聞きたいことが山ほど・・・!」

 

 

きよぽんが失敗するとは思えませんが、万が一、ということもあり得ます。堀北さんの声を聞き流しながら、彼の背中を追って私も走り出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハァハァハァ・・・んくぅ!ふぅ・・・こ、こんにちは・・・日頃の運動不足がたたり、甘い喘ぎ声・・・じゃなくって、息が上がっている一色いろはです・・・てか、最高傑作の全力疾走に付いていこうとしたのが、そもそもの間違いでした・・・尤も、そのお陰でどうやら間に合ったようです。

 

 

で、目の前では・・・

 

 

「こ、来ないで!や、やめてください!」

 

 

『ドキッ!現役JKグラビアアイドル危機一髪2 雫の危険な家電量販店!』(愛知版)

 

 

はい、いわゆるサービスシーンが絶賛展開中です。DVDやブルーレイでは、編集で謎の光が入れられることになるでしょう。あと、良い子の皆さんは絶対に真似しないでくださいね。

 

 

「おい、おっさん。こんなところで女子高生を襲うとは、あんた終わったな」

 

 

動画モードに設定したスマホを翳しながら、綾小路君が冷たい声で告げました。て言うかあれだけ走っといて息ひとつ乱れてないとか、やっぱり彼は怪物ですね。

 

 

「な、なんだね君たちは?!こ、これはその・・・そうだ!ぼくは彼女に護身術を教えてあげていただけだ!」

 

 

愛里ちゃんを押し倒した姿勢のまま、苦しい言い訳を口にする変態店員。てめえら、許せねぇ!(初代スケバン刑事)

 

 

「そうか。なら明日のY!ニュースのトップは決まりだな」

 

 

きよぽんも、あのサイト見てるんですね。

 

 

「ま、待て!だからこれは護身術の練習だと・・・」

 

 

「・・・ということらしいが、どうする?」

 

 

どうやら彼は、害虫駆除の役目を私に譲ってくれるようです。では、お言葉に甘えて。

 

 

怒りを抑えた私は、自然体でターゲットに近付きました。ここは一撃で屠ってやりましょう。鎧袖一触よ、心配いらないわ。デデン!

 

 

もはや逃れられないと悟ったのか、おもむろに立ち上がると、喚き散らしながら掴みかかって来るHENTAIさん。どうせ戦闘力は雑魚レベルでしょうけど。

 

 

「邪魔だあ!!どけえぇぇぇぇぇぇっ!」

 

 

キモッ!なんか体液が飛んできましたよっ?!あと艦娘の名ゼリフをおっさんのだみ声で言わないでくださいごめんなさい・・・ひょ?!

 

 

唸りを上げた拳が鼻先を掠め、思わずバックステップすると、間髪入れずに飛んで来る回し蹴り。

 

 

「あっぶな・・・!」

 

 

ちょっとちょっとちょっと!?明らかに手練れじゃないですかこのストーカーおじさん!?キモヲタは運痴って決め付けてたのはどこの誰!?(私です)ハゲデブなのに動きが速いとか、あなたハート様なの!?これでソーセージのヌンチャク持ったら完全に燃えよデブゴンなんですけど!?ようこそCQCの放課後へ!あ、CQCとは近接格闘戦(Close Quarters Combat)の略ですってご存じでしたかごめんなさい・・・ひゃん?!

 

 

短い足から繰り出される前蹴りに、腰の入ったフック。こんな重たいパンチ、か弱い私が一発でももらったら作品タグの変更が必要な事態になりますよ!?

 

 

「一色っ?!」

 

 

焦りを含んだ彼の声が聞こえましたが・・・

 

 

はい、問題ありません。てへ♪当たらなければどうということはないのです。ひゃ!

 

 

紙一重で避けた突きが、背後の鋼鉄製シャッターをぶち抜きました。マジですか?!

 

 

「一撃で、一撃で撃破か!何ということだ!あのモビルスーツは戦艦並みのビーム砲を持っているのか!?火力が違いすぎる!!」

 

 

勢い付いたおっさんは、体形に似合わぬ軽快な動きで迫ってきます。しかもちょっとイカ臭いです。(;´д`) 私はステップワークでいなしつつ、左右のジャブをカウンターぎみに打ち込みましたが・・・

 

 

「バカな?直撃のはずだ!」

 

 

お構い無しに突進してくるデブ。その弛んだお腹に横蹴りを叩き込むも、まだ止まりません。

 

 

「ええい!ヤマダ電機高育テックランド店の販売員は化物か!」(さらりと店名公表)

 

 

つか変態おじさんが無双する萌えアニメって誰得?!はぁ( ´Д`)=3 仕方ありません。あまりやりたくはないのですが、これ以上こんなシーンが長引くと、放映打ち切りの可能性がありますので・・・(BPO案件)

 

 

伸びてきた手を躱し、がら空きの膝裏をローキックで打ち抜くと、ようやく動きの止まったハート様へ私はトドメの一発を蹴り込みました。Critical hit!

 

 

「ぐえっ!?」

 

 

潰れたカエルさんみたいな呻きを漏らし、あえなく悶絶する変態。あ、それ以上は色々とアレなので自主規制してくださいね。

 

 

ふぅ・・・またつまらぬもの(イチモツ)を蹴ってしまいました・・・(石川五ェ門)正直超キモいです。二度と出直して来ないでくださいごめんなさい。┐(´д`)┌ヤレヤレ

 

 

「よ、容赦ないな・・・」

 

 

きよぽんがやや引いてますけど、あなただったら絶対もっとエグいことしてましたよね?

 

 

「い、いろはちゃん、スゴい・・・」( ゚д゚)ポカーン

 

 

愛里ちゃんは・・・まぁ、そうなりますね。

 

 

「な、何か習ってたの?」

 

 

「ええ、護身術を少々」

 

 

「それ絶対、護身術ってレベルじゃないよね??」

 

 

あまりの事態に、むしろどこか吹っ切れた感じの愛里ちゃんですが、いまの彼女は着衣が激しく乱れて完全に放送禁止状態。せめて何か、羽織らせてあげるものがあれば・・・あいにく私は、制服のブラウスとスカートなのです。

 

 

振り向くと、私は突っ立ってる綾小路君に手を伸ばしました。

 

 

「??」

 

 

チッ!最高傑作のくせに察しが悪いですね!あなたの上着を貸せと言ってるんですよ!それともまさか、私にブラウスを脱げと?

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、私たち3人は学校側から口止め料として多額のプライベートポイントを受け取り、事件は終了しました。てか、ホントはもみ消しちゃダメ!絶対!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{おまけ}

 

 

〜千葉県千葉市内某所〜

 

 

こんばんは。総武高校でも、相変わらずぼっち街道驀進中の比企谷八幡です。今日は花の金曜日。溜まりに溜まった若さ故の過ちを発散する日なのです。

 

 

・・・って誰だよこれ?あ、俺か。さてと、発射準備ヨシ!今夜のオカz・・・ゲフンゲフン!学習教材はグラビアアイドルの雫たん。中2の頃からずっと、彼女のブログはチェックしているのだ。こらそこ!笑うところじゃない!え?プリキュアシリーズはどうしたのかだって?ばかやろう!プリティでピュアな彼女たちは()()()()用途に使っちゃいけないんだよ!!

 

 

・・・っと危ない危ない。あんまりでかい声出しちゃマズいだろ。家族が起きちまうぜ。ふぅ・・・

 

 

「よし、戦列を組みなおす。全艦隊、紡錘陣形をとるよう伝達してくれ。理由は、分かるな?」

 

 

中央突破(ソロプレイ)をなさるおつもりですね?」

 

 

「その通りだ。さすがだな、キルヒアイス」

 

 

 

(中略)

 

 

 

・・・ん?この雫たんの画像、背景に誰か写り込んでるぞ・・・って、ま、まさか一色?!うっ!!♥

 

 

「お兄ちゃ〜ん!宿題分かんないから教えて〜!」ガチャ

 

 

「ひゃ、ひゃい?!」

 

 

「あ」

 

 

永遠にも感じられる数秒間。脳内で繰り広げられる、現実逃避という名の妄想艦隊決戦。

 

 

「背後に新たな敵艦隊出現!こ、小町です!」

 

 

「小町?!」

 

 

「まさか?!機雷原(部屋の鍵)はどうしたのだ?!」

 

 

突破された(かけ忘れた)模様!」(ノ∀`)アチャー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

標準時6月某日23時。勝敗は決した。

 

 

てか、雫たんって高度育成高等学校に通ってたのね。(個人情報大漏洩)それに第1話以来の出番かと思ったら一色で弾けて小町に見られちまうとか、やっぱ泣ける・・・




【次回第19話:ようこそ無茶ぶりの夏休みへ】

期末テストを頑張ったら無人島に放り出されるんですね楽しみです。(愉悦)
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