こうして僕は拾われた
『ウオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!』
夜の森の中、闇にエコー掛かった雄叫びで静寂を引き裂きながら、巨大な腕を振り下ろす。
振り下ろされた剛腕は全身に革のベルトを巻いたどこぞの痴女の様な出立ちの天使【天使 エンジェル Lv4】の頭を捉え、そのまま地面に叩きつけ紅い華を咲かせた。
同胞の惨状を目の当たりにし慌てふためく天使達へ、影は背中から生えた5本の尾の内、左右の4本を放つ。
「【ヒートウェイブ】*1」
殺到する尾は途中で二つに枝分かれ、計8本となり天使達へ殺到。
ある者は貫かれ、またある者は振り抜かれたそれに切り裂かれ、またある者は衝撃波や地面に叩きつけられ華を咲かせた。
その惨状の残滓であるかの様にエンジェル達の羽根が雪の様に舞い落ちてゆく。
(残り、2体)
難を逃れ、しかして恐怖に震え慄く残り2体ーーーーエンジェルとこの天使の集団を統率していた金の仮面を被り、先の【ヒートウェイブ】で槍ごと右腕と翼を失った別種の【天使 エンジェル Lv10】*2を見据えると影は左腕を翳した。
「【ムド】*3」
禍々しいオーラを纏った呪殺魔法を受けたエンジェルは弱点を突かれたこともあり、一瞬にして呪い殺され消滅した。
残るは最早虫の息な金仮面のエンジェルのみ。
その息の根を止めんと影は飛翔、一瞬の内に肉薄すると右手でエンジェルの頭ごと肩を鷲掴みにし、続け様て左手でその腰を掴む。
「お…………おの」
「【喰らいつき】*4」
恨み言を吐こうとしたエンジェルを一顧だにせず、影はスキルを発動。
【喰らいつき】という名に反して影は金仮面のエンジェルを力任せに引き裂き、その命を奪った。
そのまま消滅するエンジェルの体から赤いエネルギー体の様なものが出現、そのまま影へと吸い込まれていった。
夜の闇に戻る静寂、その中に佇む件の影は月明かりに照らされその姿を晒していた。
それは、人と言うにはあまりに巨大であった。
濃い紫色の肉体を同じく鎧の様なものを纏い、地面にまで届く巨腕とそれを支えるにしては細身の足。
各部には緑色の発光器官を有し、背には円状の発光器官から刃の様に鋭利な翼が左右に生えており、中央には太いものを中心に5本の尾が生えていた。
その顔はオレンジ色の仮面が感情を示す眼を隠す様に存在し、衝動を示す口が牙を剥いていた。
それはまるで竜のような異形の存在であった。
…………やがて、その静寂の中に誰かの足音が聞こえる。
「…………コイツは……」
「おいマスター、迂闊に近付くんじゃねぇぞ。コイツはかなりヤベェ」
影の前に表れたのは奇妙な二人組だった。
屈強な肉体に走る無数の傷跡が残る白いスーツ姿にサングラスを掛けた大男。
鎧を身に着け、禍々しい大剣を紫の影へと構える金髪の少女。
「既存の悪魔から大きくかけ離れていて尚且つ【俺たち】が見たことのあるものに近しい見た目…………しかも口だけが剥き出しの悪魔…………ショタおじが占術で見たのはこれだったのか…………」
「あっ、オイマスター!!」
一人ごちると少女の静止を振り切り影へと歩み寄る大男。
影と少女の間ほどの位置で歩みを止めると、影へと手を差し伸べながら語りかけた。
「初めまして、俺は退魔組織にして転生者互助組織【ガイア連合山梨支部】からこの地に派遣されてきた者だ。
……………………君は、【転生者】だね?」
その言葉を聞くと紫の巨体から光が立ち上り、影の姿は見る見る内に小さくなっていく。
やがて光が収まると、異形が立っていた場所には代わりに人の姿があった。
茶髪の肩にまで掛かる長髪はボサボサであり、その身に纏う衣服もボロボロだった。
左眼を横切る様にして斜めに走る鋭利な傷跡が刻まれた、どこにでもいる様な青年だった。
「コイツぁ…………」
少女の口から惚けたような呟きが発せられる中、二人は対峙する。
「そう言う貴方も、【転生者】ですね?」
こうして彼は、転生者互助組織【ガイア連合山梨支部】に保護されることとなった。
【■■■ ■■■■■■■■■】
年齢:20歳 転生者
ステータスタイプ:力中心のバランス型
レベル:19
HP:166
MP:124
力21 体19 魔11 速12 運13
得意属性:万能属性
防御相性:なし
スキル:喰らいつき*5
:ヒートウェイブ*6
:ムド*7
:?????
:?????
:?????
特殊スキル:飛行
ど、どうにか書けた…………
そういえば自分用にマントラの置き変えとExcelでマントラ・ヘキサ・ドライブ作ったけど各話ごとのマスター状況と習得スキルの一覧って需要あるんだろうか?
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是非!!
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別にいらん