「此処が1年A組だ」
アルトリウスはシロマ、そしてシロマに着いてきて雄英高校にやって来てしまったチョコボを連れて1年A組の教室にやって来た。アルトリウスからすれば約1年間、一応とは言え独りぼっちで過ごした教室だ。だが、その教室にはシロマを含めた新たな学友達が21人既に揃っており、シロマ以外は中卒浪人することなく中卒で無事に入学できたエリート中のエリートだ。無理もないだろう、雄英高校のヒーロー科は倍率300倍であり、日本でもっとも入学が困難な高校なのだから。
(頼むから……除籍にならないでくれよ?)
除籍され、今頃は他校のヒーロー科の高校で入学式を向かえていると思われる元クラスメート、そして新たなクラスメートを思ってアルトリウスは心の中で呟く。担任は昨年と同じく相澤先生であり、相澤先生は素質が無い生徒は生徒の将来も考えてか早々に除籍するつもりだ。もし、新A組の素質が感じられなければ、アルトリウスは再びクラスメートを失って独りぼっちに成ってしまうだろう。
「あっ!君もこのクラスなの?」
と、アルトリウスとシロマに気付いたモジャモジャ頭の少年が話しかけてきた。彼の名前は緑谷出久、選抜41名しか潜れない過酷な今年の入試をなんとか潜り抜けて入学できた猛者である。とは言え、入試で盛大に右腕を大怪我(自傷に近い)してしまったが。
「緑谷くん、それに飯田くん、お茶子もこのクラスなんだね?」
どうやらシロマはモジャモジャ頭の緑谷、そして今緑谷と共に行動している長身の眼鏡をかけた少年 飯田天哉、麗日お茶子という可愛らしい少女と顔見知りのようだ。
「知り合い?」
「うん。入試の時に一緒だったんだ。緑谷くん、あの時……自分の力で大きな怪我をしたんだ」
「シロマさん、あの時治療してくれてありがとうございます!!」
緑谷はシロマに頭を下げる。なんでも実技入試の時に、大きなロボットが現れたのだが……緑谷は負傷したお茶子を守るために、個性を使って渾身の力でロボットを殴り壊したのだ。だが、個性を巧く制御できなかったのか右腕がズタズタに壊れてしまい……それを見たシロマが緑谷を回復魔法 ケアルラで回復させたようだ。
「そうだったのか。お前もあの0ポイントロボット倒せたんだな……俺の時は俺しかあれを壊さなかったそうだけどな。
俺はアルトリウス・ロズフィールド。これから学ぶ事に成るだろうから宜しくな」
「はい!!緑谷出久です!!アルトリウスくんだね?……えっ?ロズフィールド?ロズフィールド!?もしかして……あの作家でほぼ無償でヒーロー活動してるクライヴ・ロズフィールドと関係が?」
「父上を知ってるのか?ああ、確かに俺はクライヴ・ロズフィールドの息子だ」
その瞬間、緑谷の驚きの悲鳴が教室中に響いた。なんでも緑谷は物凄いヒーローオタクであり、沢山のヒーローの事を認知している。その為か、アルトリウスの両親や叔父であるジョシュアやディオン、両親の恩人であるシド達の事を知っているのだろう。
「俺は飯田天哉。ロズフィールドくん、宜しく頼む!!」
「アルトリウスで良い。親族全員、本名でヒーローしてるしな……ややこしくなる」
「アルトリウスくんやね?私は麗日お茶子!!宜しく!」
「ああ、宜しく頼む」
こうして、アルトリウスはシロマとチョコボの他に、緑谷、飯田、お茶子という新しい友達を得たのだった。シロマ以外、間違いなく一つ年下であるが。
「で?いつまで寝ているんですか?相澤先生」
アルトリウスがふと、そう告げる。すると、いつの間にか教室に現れた寝袋姿の相澤先生が栄養ゼリーを飲みながらムクリと起き上がる。
「悪いな。新しい教え子を見定めてたんだよ」
寝袋姿の相澤先生は寝袋姿だが、器用に移動して教壇に立つ。教壇に立つと寝袋を脱いで、本来の姿に成った。
「全員、席に着け。これより、個性を用いた体力測定を行う」
相澤先生はそう告げた。そしてアルトリウスは理解する、恐らくだが相澤先生はその体力測定で素質が無いと判断した生徒を除籍にするようなのだ。
「また除籍ですか?相澤先生?」
「「「除籍!?」」」
「ちょっ!?ロズフィールドま「因みに俺は訳有って留年生でな、去年のクラスメートは全員……相澤先生の手で除籍にされた」確かにそうだけど、この場で言う!?」
しかし、アルトリウスの爆弾発言で教室の生徒達はザワザワと騒ぎだし、騒がしく成ってしまう。無理もないだろう、苦労してなんとか合計40名(今年は41)しか入れない雄英高校ヒーロー科の門を潜れたのに、除籍なんてされたらたまったもんではない。
「確かに昨年はそうだった。そしてロズフィールドは留年生で、本来なら2年生だ。
しかし、ロズフィールドはこの学校で生徒処か、教員を含めても一番強い。彼が留年したのは此方……学校側の落ち度だ。下に見ると、とんでもない事に成るぞ?」
相澤先生はアルトリウスの留年の訳を少し、はぐらかしてA組のメンバーに告げる。
「時間が惜しい。安心しろ、今年は除籍はないさ。君達に体力測定を行ってもらう訳は、個性を現時点でどれほど応用出来てるのか、個性の危険性を理解してるのかを見るためだ」
今年は除籍はないようだ。その為か、緑谷を含めた一部の生徒は胸を撫で下ろした。相澤先生も本来なら除籍したかったが、除籍できない訳が存在する。それは……
(誰か除籍にしたら、あの保護者連中に殺される!!)
モンスター(物理)ペアレントなクライヴとジル率いる保護者連中に殺されるためだ。相澤先生の脳裏にイフリート、シヴァ、フェニックス、バハムート、ラムウとガルーダが映り出す。うん、勝てる気がしない。
次回!!体力測定。
アルトリウス「緑谷。お前、個性を特別な物と思ってないか?俺もドミナントの力に目覚めてからは似たような事を考えいた。もっと、自分の一部と考えて……全身に個性を流すようにイメージしてみろ」
オールマイト「あの子、私より教えるの上手くね!?」
緑谷少年、早々に強化される。
そしてアルトリウス……体力測定で大暴れ!!
職場体験どこ行くの?
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ジョシュア叔父さんの所
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シドの所
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セフィロスの所
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ライトニングさんの所
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ブリッツボールってもんが有ってな……