ドミナントの留年アカデミア   作:静かなるモアイ

5 / 5
ソフトボール投げ!!


ドキドキ!!個性を用いた体力測定!!

半刻後。

 

相澤先生は体力測定を行うためにグラウンドに向かって歩いていた。相澤先生は今年の新入生の入試は全て見ており、入試時点で1年生がどれほど個性を使いこなしているのか理解している。だが、その中でも2つ理解できない事が有るのだ。

 

1つ。緑谷出久は元々は無個性であったが、NO.1ヒーローであり平和の象徴 オールマイトから個性を譲り受けた。だが、相澤からすればそれは合理的ではない。緑谷の夢を愚弄するつもりではないが、どうせ誰でも個性を譲れるなら後継者としてこれからな緑谷に個性を渡すのではなく……他のトップヒーローに渡せば良い。仮に個性を持った常人(この世界では)の人には渡せず、無個性しか渡せなくてもこの世界には無個性ヒーローと呼ばれる個性のないヒーローの皆様(一部のFFキャラ)もいるし……彼等でも問題はなかった筈だ。

 

2つ。これは前から思っていたが、アルトリウスの力は本当に個性なのだろうか?と言うことだ。相澤先生の力は視界に入れた1人の個性を無力化出来る抹消。しかし、それはアルトリウスには通用しない。この事は昨年、アルトリウスの力を見るために顕現を見たときに判明した。

そして……それは入試の時にシロマの力も同じだと判明したのだ。抹消の力はモニター越しでも使うことが出来、入試の後に参加者全員にケアルやケアルラをかけてるシロマを停めるために使ったのだ、入試終了後の治療は雄英側の仕事であり入試を受けにきたシロマに負担をかけさせない為だ。だが、抹消の力はシロマには通じなかった。

 

(任されたからには緑谷の面倒も見るが……ロズフィールドとシロマの力は個性じゃないだと?ロズフィールドが特別だと思っていたが、シロマもだとすると……2人の力は個性ではなく正真正銘の魔法だと言うのか?)

 

と考えていると、相澤先生はグラウンドに到着した。そこでは体操服に着替えたA組22人+チョコボが相澤先生を待っていた。

 

「では今から体力測定を行う。先ずはソフトボール投げだ。ロズフィールド、見本を見せてみろ。生身と半顕現どちらもやってみろ」

「分かりました」

 

アルトリウスは相澤先生からボールを受け取り、投擲する所定の位置に立つ。そしてボールを右手で持ち、右手を前に出す。

 

「グラビラ」

 

ただ一言告げる。その瞬間……ボールを支点に重力場が発生する。重力場はエネルギーとして収束エネルギーを産み出していき、アルトリウスは右手を斜め上に向ける。

 

「反転。射出!!」

 

重力が反重力に反転し、ボールは重力砲の原理で音速すら凌駕してすっ飛んでいき……相澤先生の端末には記録が表示されなかった。

 

「ボールが摩擦で燃え尽きたな。よし、記録は測定不能と……」

「「測定不能!?」」

「次は半顕現を使ってみろ。他の者はロズフィールドから離れろ、吹き飛ばされるぞ」

 

相澤先生が告げ、他のメンバーはアルトリウスから距離をとる。次の瞬間、アルトリウスから莫大な魔力が解き放たれ……アルトリウスは紅い翼を生やし……手足に銀色の龍を彷彿させる籠手と脚部装甲を纏ったアルトリウスが居たのだ。瞳は青く輝いており、髪の毛まで魔力が行き渡っている。

 

「先生!!もしかしてアルトリウスくんの個性もドミナントですか!?」

「緑谷。質問は終わってから本人に聞け。ロズフィールド、やれ」

 

アルトリウスはボールを投擲し、両手を前に出した。両手の掌に莫大な魔力が集まっていき……アルトリウスはそれを爆光の光として解き放った。

 

「ギガフレア!!」

 

解き放たれたギガフレア。それはボールを後押しし、余りの出力でボールは遥か彼方に吹き飛んでいった。しかし……

 

「バカモン、やりすぎだ。ボールが蒸発したぞ?2投目は記録なし!!メガフレア程度に抑えておけ!!」

「なん……だと!?」

 

2回目。ボールが摩擦で燃え尽きる以前に蒸発したので記録なし!!

 

こうして順番にソフトボール投げを行う事と成ったのだが……

 

「緑谷。お前、個性に目覚めてから日が浅いな?普通は自分の個性で怪我をすることはめったに無いからな」

「えっ?うっうん……つい最近なんだ」

 

待ち時間を用いてか、アルトリウスは緑谷に話し掛けた。

シロマから緑谷の入試の事を聞いたので、緑谷がしっかりと個性を扱う為にアドバイスをしているのだ。

 

「やっぱりな。それとお前は個性を特別な必殺技のように考えすぎだ。俺も昔はそうだったよ……中学のある時、個性が魔法使いじゃなくてドミナントだと分かった俺と同じだ。

良いか?自分を……個性をもっと受け入れろ。自然体で自分の一部として受け入れろ。難しく考えすぎだ……そうだな、全身に満遍なく力を流すように意識してみろ……」

 

刻々と緑谷の出番が近付く。その間にアルトリウスは緑谷にアドバイスを行い、緑谷はアルトリウスのアドバイスを実施する。何かが有っても、シロマも居るし問題はないだろう。

 

「はい!!」

 

緑谷の全身に緑色の電気が迸り……緑谷の身体全体にゆっくりと熱が広がるように個性の力が巡る。

 

「そうだ。もう少しゆっくりと全身を包み込むようにだ」

「はい!!」

「次、緑谷」

「動けるか?行ってこい」

「はい、行ってきます!」

 

そして……

 

「スマッシュ!!」

「緑谷。記録は1050メートル」

 

まだ慣れてないのか、短時間だけだが緑谷は個性をなんとか自傷無しで発動できるように成った。

 

 

 

 

 

「緑谷少年!!凄いじゃないか!!相澤くん!!緑谷少年を導いてくれてありがとう!!」

「アルトリウスのお陰ですよ。俺は何もしてません」

 

放課後。緑谷に個性を譲渡したオールマイトは緑谷の記録を見てにっこり!!

 

「えっ?相澤くん、ロズフィールド少年が?」

「そうですよ。少なくとも、見込みがないと思ってた緑谷を導き、可能性の原石に変えたのはアルトリウスです。では失礼……」

 

アルトリウスとシロマの力が個性ではなく別の物という真実を相澤先生が知るのは、もう少し後日の事であった。




まあ、シロマさんは異世界出身だから仕方ない!!

アルトリウスの場合は……

ナイツオブラウンド「最近出番なくて暇じゃの~おっ!!なんかこの世界から異世界に向かった奴らいるやんけ!!ついていこ!!序でに最近出番ないバハムート改も拉致しよ!!ブリテンの赤い龍の代わりや!!」

↑な事が有ったとか(笑)

職場体験どこ行くの?

  • ジョシュア叔父さんの所
  • シドの所
  • セフィロスの所
  • ライトニングさんの所
  • ブリッツボールってもんが有ってな……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。