side夜斗
今日はマキの誘いもあって仮想世界のキャンプに来ていた。
マキ「楽しみですね!キャンプなんて初めてだから!」
夜斗「真っ先に狙われるかもしれないのに随分呑気だな・・・」
そう今回のミッションは山の中に出て女性に憑りつく悪霊を撃退しないといけないらしい・・・
夜斗「まぁ、キャンプといえば焼きマシュマロにちょっと道具を持ち寄れば蒸しパンとか色々できるから料理道具沢山持ってきたんだよね~!」
マキ「相変わらずの甘党・・・っていうか夜斗が一番浮かれてるじゃないですか!」
そんなわけで俺たちはテントを張って料理を楽しんだ。
夜斗「こっちのバームクーヘンは良い感じだな・・・マキ、そっちはどうだ?」
マキ「お兄ちゃんに習ったペッパーライスが出来そうです!」
しかしこっちの世界は味まで再現できて凄いよな。
マキ「まぁ、生身とほとんど同じですし脳を壊されない限りログアウトできますからね。」
その後は釣りをしたり・・・
夜斗「よいしょ!でっかいヤマメにイワナが大量だ!」
マキ「むー・・・坊主です・・・なんでそんな連れるんですか?」
さーねー・・・
河童「おいらに手伝ってもらってるのにずるい男だねー・・・」
だって魚連れなきゃ釣りなんて楽しめないじゃん!
河童「風流のクソもないせりふだな・・・」
こうして魚を解体してクーラーボックスに入れた俺達は寝ることにしたんだが・・・
夜斗「あのさ・・・テント二つあるのに何でここにいるの?」
そうマキが俺のテントに侵入していたのだ・・・
マキ「だって寂しいんだもん!キャンプといえばテントでおしゃべり!憧れてたんだー!」
やれやれ・・・
夜斗「そういえばヤマノケってどんな怪談なんだ?」
マキ「ハカちゃんから聞いた話なんですけど娘と父がドライブしてたらしいんですけどそこは山の中でらしいんです。エンジンが止まって山の中で寝ているとどこからともなく妙な声が聞こえてくるんですってテン・・・ソウ・・・メツ・・・って言いながら白くのっぺりした何かが娘に憑依する話なんですって。」
夜斗「ハカみたいに憑依されたってことね。時々訓練してるけど悪霊に憑りつかれたあいつって結構奇妙な動きするよね。」
マキ「本人苦しんでるんですからやめてくださいよ。でも女の子だけに憑りつくなんて怖いです。」
そう言ったとき・・・
ヤマノケ「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」
言ったそばから出てきた!
ヤマノケ「ひひひ!」
マキ「油断しないですぐに撃退を・・・入れた入れた入れた・・・」
早速憑りつかれてる!?
夜斗「全く・・・網切、憑依の糸断ち。」
この能力は憑依で結びついている魂の糸を断ち切る。その糸を見て切ってしまえば・・・」
マキ「はっ!?憑依されてたんですね・・・」
ヤマノケ「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」
マキ「よくもやってくれましたね・・・!蒼焔蒼天!」
ヤマノケ「ぎゅああぁあ!!」
青い炎の渦巻でヤマノケはやられた・・・
マキ「恋と邪推は滅びでござる!」
夜斗(やっぱ中二病だ・・・)
そうしてその日はそのまま朝を迎えた・・・
夜斗「はぁ~・・・全然寝られなかったな・・・」
マキ「でも楽しかったです!ありがとう夜斗!」
まぁこういう風に感謝されるのも悪くないな・・・