コスプレ系◯utuber達の日常(なお本人の模様) 作:fv304
星野アイ:◯utubeというサイトで配信をしている◯utuber。最近収益化出来るようになった。肉体年齢は20歳だが16歳の双子の母らしい?
星野アクアマリン(アクア):双子。高校生兼アイのマネージャー兼クリエイターらしい?
星野ルビー:双子。未登場らしい?
【推しの子】:3人が出てくる原作らしい?
リスナー:ファンと呼ばれるらしい?
2023年の夏、とある配信サイト、◯utubeではとある美少女がゲーム配信をしていた。
「こんにちは、皆の可愛いアイドル、アイだよ~。今日はなんかティア禁で面白いバグ技あるって聞いたからさぁ、修正来る前にをやっていきたいと思いまーす。え?音量ちっさい?じゃあ皆各自で上げといてー」
「そう?よくいわれる~」
リスナー(ファン)からの反応にアイは嬉しそうに笑う。
彼女は主に歌配信をメインとしている◯utuberだ、所々ピンクのメッシュが入った青髪と、特徴的な星の瞳、そして人懐っこい性格が人気を博している【推しの子】に出てくる星野アイにそっくりな配信者である。
そんな彼女だが、今日は先日にファンから聞いたバグ技を試す為に、ゲーム配信をしていた。
その内容とは、とあるアイテムを使ってMAPに固定されている不壊性のオブジェクトを外して使うといったものだった。
「えーっと、此処でいいんだっけ」
「へぇ、そうなんだぁ。えーっと起き上がりコボシつけてー……あったあった。よし、起動。
あっ、やったー取れたー。”五月雨”くんありがとー♪」
「へっへっへ~♪
それじゃあこれを使ってガノンくんを私のファンにしていきたいと思いまーす♪」
アイの目的はこの不壊性の柵を使い、決戦フィールドでステージを作り、ラスボスであるガノンドロフを自分のファンとしようという企みのようだ。
「ふんふふ~ん、あー!ちょっとまって!?アイドルはお触り厳禁だよ!?だめ、いや、やめてっ、あっ、あああぁぁぁ!」
「あっ、初見さんこんにちわ~。え?星野アイに似てるって?そうだよ~だって本物だし」
「こ、これはVIP席!そうVIP席だから!!こらっ、そこ牢屋とか檻みたいとか言わない!!」
「ライトアップでお花咲かせてっと、わーい、できた」
「それじゃ何歌おっかなー、え?アイドルが良い?みんな好きだなぁ」
ステージの材料(柵)を手に入れたアイは、早速ウルトラハンド(建築スキル的なもの)でステージや客席を作り、ライブ会場を作り上げる。
その過程でボスのガノンドロフがステージに上がってアイ(リンク)にお触りに来てライブ中止(ゲームオーバー)になったりしたが、アイとファン達は楽しそうにしてた。
そして、なんとか苦肉の策でVIP席と称して檻のような建築物の中にガノンを閉じ込めるとその正面にステージを作り、巨大なアカリバナを咲かせると、その中へ入ってライブを始めた。
そこからは彼女の独壇場だった。
ファンのリクエスト曲を片っ端から歌い、踊ったり、手を振ったり、投げキッスしたりと大忙しだ。
そうして何曲か歌い終わり、満足したところで忘れ去られていたガノンを嵌め殺し、流れ出すエンディングムービーとともに配信は終了した。
コメント欄には、楽しかった、またね!といった声や、次は何のゲーム配信をしてくれるのかとかそういった話題で盛り上がっていた。
「ん~!つかれたー」
そんな視聴者達の反応に満足しつつ、アイは一息つくと肩をポンッと叩かれる。
振り返るとそこには、右目が星の瞳孔をした金髪の美少年、息子のアクアマリンが立っていた。
「母さんお疲れ様。はい、これ」
「あ、アクアだ。おかえりー、学校もうおわり?
アイスありがと~。んん~美味しぃ。……あれ?そういやルビーは?」
「ルビーならアイツのところに行ってるよ。『ママの配信を生で見れないじゃない!!』って切れ散らかしてたけど」
アイは満面の笑みで、息子のアクア(アクアマリン)から手渡されたハーゲンダッツを受け取ると、早速開封して口に含む。
そして、そんなアイの姿を仏頂面だが僅かに口角を上げて見守るアクア。
そう、この20歳ぐらいにしか見えないアイだが、彼女には今年16歳になる息子アクアマリンと娘ルビーがいるのだ。
そして、その二人もアイと同様【推しの子】に出てくるキャラクターとそっくりの容姿をしていた。
【推しの子】の星野アイにそっくりの容姿であるアイが、これまた【推しの子】のアイの子供のアクアとルビーにそっくりな同姓同名の息子娘が居るという偶然があったりするのだろうか?
もちろん、そんな偶然が現実にあったりするわけもなく、実はこの二人とここには居ないがルビーという少女は、とある事情から別世界、アニメの世界から転移してきた者達だったのである。
アイスを食べ終えたアイは、今月から高校に行き始めたアクアに尋ねる。
「アクアー、学校はどう?」
「特に変わったことはないよ。ただ、まぁ。此方の世界には【推しの子】の原作があるせいでそっくりな俺等はかなり注目されちゃってるけどね」
「あはは!!そりゃ本人だしねーうけるー」
「はぁ、他人事かよ。それじゃあ俺はアイツから頼まれている仕事があるからPC使わせてもらうよ」
「いいよー、あっ!エッチなやつ検索したらちゃんと履歴消しといてねー。反応に困るから」
「しねぇよ……」
アクアは母の質問に少し困ったような表情を見せ口を開くが、尋ねた本人は特に気にした様子もなく、ケラケラと笑いながら言う。
そんな母の様子にアクアは少し呆れたような溜息をつき、お世話になっている人物……彼らをこの世界に呼び寄せた張本人から任された仕事に取り掛かるのであった。