コスプレ系◯utuber達の日常(なお本人の模様) 作:fv304
星野アクアマリン(アクア):双子。高校生兼アイのマネージャー兼クリエイターらしい?
星野ルビー:双子。よくアイのエゴサーしているらしい?
【推しの子】:3人が出てくる原作らしい?
リスナー:ファンと呼ばれるらしい?
とある○uTuberの配信風景
【GAME OVER】
「あ……」
リスナー(ファン)に勧められて始めたゲーム、アイワナビーザガイというゲームをプレイしていたアイは、画面に現れたGAME OVERの文字を見て呆然とする。
このゲームは所謂死にゲー型のRPGで、初見殺しや嫌らしい配置の罠、そして軽いドットの割に少しグロテスクな表現が話題を呼び、一時期流行っていたゲームである。
「え、えと。あ、あのぉ……もう私の腕、限界なんだけど……ぎ、ギブアップぅ、してもいいかなぁ〜?なんて♡」
死にゲーと言っても大したことはないだろうと高をくくっていたアイは、つい出来心でセーブポイント毎にポイント間で死んだ回数腕立て伏せをする縛りプレイで始めてしまっていたのである。
最初のセーブポイントを通過する時点ですでに50回を超える腕立て伏せをしており、その後も何度も初見殺しを繰り返し味わい、今ではセーブポイント一つで100回を超える腕立て伏せを要求されることもあった。
「ひぃーん!みんな酷いよ!人の心ってものがないの!?」
ファン達にギブアップを拒否されたアイはひんひん言いながら続けていくのであった。
そしてプレイし始めること数時間後
「や、やっとセーブできたよぉ~。もうやだ、私ボクサー嫌いっ!!!」
最後に待ち構えていたボスキャラを何とか倒し、ようやく1面をクリアしたアイはやりきった表情でコントローラーを置き、終わりの挨拶をして配信を終わらせようとする。
「そ、それじゃあキリもいいので今日の配信はここまでにしよっかなぁ!!」
しかし、その言葉にリスナーたちは待ったをかける。
「ま、待ってみんな!一旦落ち着こっ!ねっ?ほら、私も頑張ってボスを倒したわけだしね、チョットぐらい慈悲をくれてもいんじゃないかなぁ?」
休ませる気が皆無のファン達にアイは慌てて説得を試みる。
しかしファン達は止まらず、むしろ急かすようにコメントを打ち込んでいく。
「うぐっ、子供たちに見られてる……。いや本当に、213回は流石にガチで無理だよ〜。だからさ、数を減らしてもいいかなぁ?良いよねっ!」
息子のアクアと娘のルビーに見られていることが判明し、逃げられないことを悟ったアイはついに折れる。しかしなんとか回数だけでも減らそうと提案する。
「ご、50回ぐらいなら何とか……それ以上はむりぃ……」
可愛らしく手を5と0の形にして言うアイ。その数字は明らかに少なくなっていたが、画面越しにでも分かるアイの疲労っぷりを見たからか、リスナーたちは草を生やしつつも承認する。
何とか50回の妥協を獲得したアイは、視聴者に応援されながら腕立て伏せを始めるのであった。
「はぁ、じゅーにぃ、じゅーしぃ、ひゅっ」
カメラをセットし直したアイは、床で腕立て伏せを始める。
ファン達は腕立て伏せを開始したアイを応援しながら見守っていた。
…………最も、殆どの者は大分不純な気持ちでのようであるが。
彼女の緩い胸元からは谷間が見えており、汗で服が張り付き、肌の色が薄らと透けて見えていた。
さらに、彼女が動く度にプルンッ♡と柔らかそうに震え、それがまた何処かエロティックな雰囲気を醸し出している。
そんな状態で必死に腕立てをしているのだ。
それはもう、リスナー達が反応してしまうのは仕方のないことであった。
「に、にじゅーごっ、ふぎゅぅぅ、ちょ、ちょっと休憩…………ふぅっ、はぁ、ひぃっ」
半分の折り返し地点まで来た辺りで早くも限界を迎えたアイは、腕を下ろし床に寝転がる。
その拍子に大きな乳房が潰れ、より一層強調される形になる。
その光景にコメント欄も大盛り上がりだったが、アイは反応する元気もなく、ただ息を整えていた。
「……………zz」
10分後
「Zzz……Zz……うーん、むにゃむにゃ」
うつ伏せになって休憩していたアイの口元からはいつの間にかよだれが垂れていて、完全に眠りこけているようだった。
コメント欄も騒然とする中、アイは起きる気配はなく、相変わらずスヤスヤと眠っている。
そんな中、ドアがガチャりと開かれると、そこから金髪の美少年が入ってくる。
アクアが身体を揺らしたり頬を軽く叩いたりして起こそうとするが、それでも彼女は目覚める様子はなかった。
ため息をついたアクアがアイの身体を抱き上げドアの外に連れ出し少しすると、再び部屋に戻ってくる。
しかし、そこにアイの姿はなく、アクアのみである。
「んんっ、えー。誠に申し訳ないのですが、母アイが何をやっても起きる気配が全くないので、腕立ての続きはアイに代わりまして不肖息子であるこの俺が代理で行わせて頂きます。アイが25までしていたので26スタートで213回までしますね」
軽く咳払いをしたアクアは無表情のままそう言うと、腕立てを始める。
「82、83、84、するかアホ、85……そういえばルビー。オマエ今日は夕食要らないのか?98、99、100」
その後もアクアはコメントの返事やスパチャのお礼などをしながら黙々と腕立てを続け、きりが悪いのでと合計250回の腕立てを終えると挨拶をして配信を終わらせたのであった。