コスプレ系◯utuber達の日常(なお本人の模様) 作:fv304
【推しの子】:アクアとルビーが出てくる原作。この世界でアニメ化されているらしい?
星野アクアマリン(アクア):双子。高校生兼アイのマネージャー兼クリエイターらしい?
星野ルビー:双子。新人ライバーらしい?
MEMちょ:ルビーと同じ箱のライバーらしい?25歳17歳
【お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件】:この世界に原作はなく、登場人物も実在しているらしい?
椎名真昼(しいなまひる):【お隣の天使様】のメインヒロイン、容姿端麗頭脳明晰運動神経抜群で性格もいい、超絶美少女。最近彼氏ができたらしい?
藤宮周(ふじみやあまね):【お隣の天使様】の主人公。真昼と交際中。実は隠れイケメンらしい?
赤坂一樹、白河千歳、門脇優太:【お隣の天使様】の友人キャラらしい?
「すげー人集りだな」
「いやぁ、アクアがウチの学校に来てからウチの王子様の人気も少し落ちてきたな〜」
「あはは、正直ちょっと助かってるよ」
高校二年生の教室で談笑している男3人組がいた。彼らは同じクラスメイトであり友達同士である。
1人目は藤宮周、前髪が少し長い隠れイケメンで、最近になって学校一の美少女である椎名真昼と付き合い始めた少年だ。
2人目は赤坂一樹、周の悪友でこちらも白河千歳という可愛らしい少女と付き合っている。
3人目は話題に上がっていた人物である【王子様】、門脇優太だ。一樹とは中学からの友達で、最近になって周とも連むようになった。
彼は整った顔立ちをしており、成績優秀、スポーツ万能、性格も良いと非の打ち所がない完璧超人であった。
そんな彼は学校中の女子達から注目されていたのだが、最近になって転校してきた双子の絶世の美男美女の片割れ、星野アクアという男が編入してきたことにより人気が2分割かやや劣る程度にまで落ちていた。
と言っても本人は気にしておらず、むしろそのおかげで少し気楽に過ごせる様になったと思っている様だ。
そして、そのアクアという男だが、彼は最近放送していた【推しの子】というアニメに出てくる星野愛久愛海(アクアマリン)というキャラクターにそっくりな容姿をしており、学校中どころか、他校からも見に来る女子が居るほどの大人気っぷりである。
ついでに彼の双子の妹であるルビーという少女も、同じく星野瑠美衣(ルビー)という少女にそっくりな容姿をしており、こちらも男子達から大人気だった。
「ふーん、【推しの子】だっけ?それのキャラに似てるだけで此処まで集られるのは大変そうだな」
「え??周って【推しの子】知らないのか?マジでそっくりだぞ」
「いや、俺アニメとか見ないし」
周は興味無さげに答えると、一樹が驚いたように聞いてくる。
すると、門脇も驚いた様に周を見る。
その様子に訝しげな表情をしながら答える周。
だが、そんな彼の反応に対して2人は顔を見合わせると呆れたような表情を浮かべた後、お前らしいなと言って笑い出す。
馬鹿にされたと思った周は、不満げに文句を言おうとするが、それを遮るように周に声を掛けてくる人物がいた。
「(門脇)優太と(赤坂)一樹……それと藤宮(周)だったか?ちょっといいか?」
その人物は先程まで話題に上がっていた星野アクアだった。
いつの間にやら3人の前に立っており、門脇と並んでイケメン二人(とついでに二人が)揃った絵になっており、周りの女子達が黄色い歓声を上げている。
「おー、アクア相変わらずすごい人気だな。それで、なんか用か?」
「ああ、ちょっとな」
一樹の問いに、少し困ったような表情を浮かべながら答えるアクア。
そんな様子に、3人は不思議そうな表情を浮かべるが、アクアは気にせず話を続ける。
「大したことじゃないんだが。今度ルビーがお前らの彼女の白河と椎名とお泊まり会をしたいって話を聞いてな。一応その彼氏のお前等にも許可を取っておこうと思ってな」
アクアがそう言うと、3人は納得したように頷いた。
実は、アクアの妹であるルビーは周と一樹達二人の彼女である(椎名)真昼と(白河)千歳と仲が良く、一緒に遊ぶことも多いのである。
「なるほど、そういうことか。でも、俺達の許可なんていらないだろ?お前の妹とのことなんだから好きにしたらいいじゃん」
「まあそうなんだが、一応場所が俺の家でするみたいだからな、俺は手を出すつもりはないが一応話は通しておかないと思ってな」
「ふーん。まあ、そういうことなら別に良いよ」
「あと多分配信とかするかもしれないからそれの許可もな。本人達は了承しているみたいなんだが」
「あー、そういやお前の家そういう(◯utuber)仕事だっけ」
そして、そんなアクア(ルビーから)のお願いを無下に断る理由など無かった為、3人は二つ返事で了承したのだった。
3人からの返事を聞いたアクアは笑みを浮かべると礼を述べてその場を後にした。
その後ろ姿を見ながら周が呟く。
「……真昼のお泊り配信か」
「なんだ~?周エロい顔しちゃって〜。そんなに見たいなら、お前も参加させてもらえば良いじゃん」
「いや、流石にそれはマズいだろ!!」
一樹の言葉に想像したのか、顔赤らめながらツッコミを入れる周にさらに彼を茶化す一樹、そんな彼らの様子を門脇が呆れた様な表情で見るのだった。
「みんなー!今日は来てくれてありがとー!ルビーだよー!!今日はねー、私とMEMちょと学校の友達二人の4人でお泊まり会だよ~!!楽しみぃ〜!!」
数日後、星野家の一室で配信が始まっていた。
その部屋には、4人の少女がいた。
1人目はセンターで金髪ロングの美少女、ルビー。
2人目は猫みたいな雰囲気の金髪ショートの小柄な少女?、MEMちょ。
3人目は赤毛のボブの元気ハツラツな少女、白河千歳。
4人目は亜麻色の髪のまるで天使のような容姿の美少女、椎名真昼。
彼女等の前にはカメラが設置されており、その後ろには4人の着替えが入ったカバンが置かれていた。
「それじゃあ早速始めようかな~?まずは自己紹介から!チャンネル主のルビーだよー!よろしく!ではまず最初はゲスト兼いつものコラボ相手のMEMちょさんから!」
ルビーがそう言うと、MEMちょが前に出てきてカメラに向き直る。
「こんにちはー、MEMちょだよー!今日はルビーちゃんがありえないぐらいの美少女を連れて来たから、ちょっとビビってるんだけど(笑)よろしくねぇ!」
彼女はルビーと同じく配信をして生計を立てている◯utuberで、ルビーの所属している箱【ハーメルン】の同期でもある。
同時にインフルエンサーとして多くの人に支持されており、ルビーやその他、同箱の所属ライバー達のネットプロデューサーとしても活躍している人物だ。
「だまらっしゃいぃ!!!JD女子会ってなにぃ!?あたしまだ高校生だからぁ!!17(+8)歳だから立派なJKですぅー!!」
「あはは、MEMちょさん落ち着いて、JKでも通るよ!」
「と、とりあえず落ち着いてください!」
からかい始めるリスナー達にキレるMEMちょを宥めるゲスト二人。しかし、当の本人は納得がいかないのか頰を膨らませながら不満げにしていた。
そんな光景を横目に、ルビーは次の自己紹介を始める。
「それじゃあ次は千歳ちゃん!お願いね!」
「はい!皆初めましてー!千歳だよ!今日はよろしくね!」
「千歳ちゃんはね、私とアクアが転校してきた時にすっごく親切にしてくれたんだぁ。それで仲良くなって、よく一緒に遊んだりしてるんだよね!」
「でへへ~、まひるんに続きこんな可愛い子と友だちになれるなんて嬉しいな~」
照れたように頰を染めながら、ルビーに抱きつく千歳。
ルビーはそんな友人の様子に嬉しそうに笑みを浮かべ、彼女を抱きしめ返す。
そんな二人の様子を微笑ましそうに眺めるMEMちょだったが、その隣にいた真昼が羨ましそうに見ていることに気付きルビーに声を掛ける。
「おーい、お二人さん、イチャイチャするのもいいけど、そろそろ進めてね~」
「あっ、そうだね!それじゃあ私が転校した瞬間、最推し(アイを含めず)になった彼女!!
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群で性格良しの料理も激ウマの超絶美少女、まひるんこと真昼ちゃん!よろしく!」
「みなさんこんにちは。星野ルビーさんの友人で、同じ高校に通うクラスメイトの真昼です。今日はお招きいただきありがとうございます」
ルビーに背中を押されて出てきた金髪の美少女、真昼。
その姿を見た途端、絵本から出てきたかのような美少女っぷりにリスナーの全員が言葉を失うほどの衝撃を受けた。
そんなリスナー達の反応も、ルビーからすれば想定内だったのか、特に驚く様子もなくニコニコと笑顔を浮かべて爆弾発言を投げつける。
「あ、ちなみにまひるんは1ヶ月前に出来立てほやほやの彼氏いるからね!あとついでに千歳も彼氏持ち」
「ついでってひどくない!?いえーい中学から付き合ってる彼氏いまーす!いっくんみてるー??」
「え、ちょっと、ルビーさんこんなところで言わなくても……!?」
ルビーがそう言うと、配信をみているであろう彼氏に向かってピースサインをする千歳と、顔を真っ赤に染めながら慌てる真昼。
その様子を見たリスナー達は真昼が彼氏持ちが事実であると知り、絶望した様な表情を浮かべながら、次々とコメント欄に嘆きの声を書き込み始めるのであった。