第13話 霧島さんは〇〇に勘付いている
最近ここ瀬戸内鎮守府に"研修生"が研修を受けに来ています。...今まで戦力強化の話が全く無かったこの鎮守府に"横須賀の本部"から直々に、です。考えられる可能性は幾つか思い浮かびますが...さて、このまま見過ごすのもいいですが少し、つついて"彼女"の今後の行動を伺ってみましょうか。それとも泳がせて尻尾を出した時、再起不能にしてしまいしょうか。...皆この"不信な点"には気づいて触れていませんが、今回私は敢えてそこへ触れてみようと思っています。その後の行動で、彼女の目的が判明するかもしれません。そして、この鎮守府の害になるようならこの私が...
~2年前~
彼を見た最初の印象は...あまりいい印象ではありませんでした。
「どうも、初めまして。瀬戸内鎮守府の提督をやってる三宅武明と申します。んで、こっち奴が今日演習して頂く電になります。」
「い、電なのです!!きょ、今日は宜しくお願いしますなのです!!」
「え、えっと。よ、ようこそおいでくださいました。私がここ舞鶴鎮守府の提督をしている蒼井由美(あおいゆみ)と申します。そして、彼女らが我が鎮守府の要で今回貴男方と演習を行う、金剛四姉妹です。」
と肩まで伸ばした黒髪を揺らし白い軍服に身を包んでいる美女が、横に並んでいる艦娘を紹介した。
「Hey!提督!その娘が今日の演習相手デスカー!!」
と金剛。
「ふふふ、これは金剛お姉様一人で十分ですね!!」
そして、比叡は姉の勝利を既に確信している。
「榛名も比叡お姉様に同意します。」
それに同意する榛名。
「...お姉様方、あまり相手を過小評価してはいけません。相手は彼の姫神部隊の方です。その事を夢々忘れること無き様お願いします。」
少し姉たちに釘を刺す霧島。彼女らが舞鶴鎮守府の第壱艦隊、金剛四姉妹である。
・・・とは私も言いましたが、いかせん駆逐艦対高速戦艦ですから結果は火を見るよりも明らかでしょう。それと...
「と、父さん。あの女の人俺を睨んでるよ。...す、少しだけど、こ、怖いよ...」
「大丈夫、大丈夫。お前を睨んではいないから。・・・おっと、済みません。今日はこいつも...俺の娘も見学者として同行させてますので。」
「そ、そうですか...「駄目だったでしょうか?」い、いいえ!!だ、大丈夫です!!」
それと、さっきから気になって仕方がない白いワンピースを着ている彼女。なる程娘さんだったのですね。白い軍服を着ている瀬戸内鎮守府の提督...武明さんでしたか?...の服の端を掴んでおどおどと此方を伺ってきています。それにしても大きな娘さんですね。いつ仕込ん...オホン、若いのに子宝に恵まれたのですね。それも俺っ娘ですか!?彼は娘に色々経験させたいのでしょう。ですが、自身の娘を危険な演習に同行させるとは...ここは舞鶴鎮守府!!深海棲艦との戦いの最前線なのですよ!!子供を連れて来る様な場所では無いのです!!...彼はどう言う神経の持ち主なのでしょうか?先程から司令官もタジタジですね。...あれ?彼女が右目に付けているあの眼帯どこかで見たことがあるような...
「では、これから我が舞鶴鎮守府と瀬戸内鎮守府の演習を行います!!」
「じゃ、電頑張ってこい。」
「はいなのです!!」
「では、金剛。よろしくお願いしますね。」
「イェース!ワタシの実力、見せてあげるネー!!」
私達は司令官との話し合いの結果、金剛お姉様一人(隻)で電と演習を行うことになりました。...当然ですね。私達全員改二に改造されています。そして、他のお姉様方は結果の見えている勝負は面白く無いと鎮守府内のドックへ帰っていかれました。
「それでは、始め!!」
「武明提督宜しいですか?」
「お、俺の父さんに何の用だ!」
「そう警戒するなって。で、どうしたんです?」
「いえ、お礼を言おうと思いまして。」
「お礼?何のですか?」
「この演習を受けてくださった事に、です。」
「それは何故です?」
「我が舞鶴の艦隊は多くの戦果を挙げ他の鎮守府からの評価は高いのですが、演習を避けられていて今困っていたんです。」
「...ほぅ、それは何故ですか?」
「それは、私達が...我が艦隊が強すぎるからです!!」
「Hey!電ちゃん!降参するなら見逃してあげマース!!」
「...それは何故なのですか?」
「それは無論、ワタシは戦艦で貴女は駆逐艦デース。どう考えても貴女に勝ち目は無いのデース!それに...」
「それに?」
「それにワタシ達は強過ぎて最近では演習も受けてくれなくなってしまっているのデース!!なので、惨めに敗北するのではなく、賢い降参を貴女に薦めていマス!!」
「この演習に私達は何の興味もありません。唯、戦って勝利する。それだけです。」
そう、私達は勝てる勝負に興味はありません。あるのは勝利した事実を積み重ね上へ上り詰める事。最近では受けた演習が全戦全勝で、他の鎮守府から避けられています。ですので、この頃演習での本部からの評価は止まったままです。
「あっそ。言いたい事はそんだけか?」
「...そうです。が、一つ疑問に思うことがあります。何故貴男方は敗けると分かっているのにこの演習を受けてくれたのですか?」
「ハッ、冗談!!」
「この電に降参の選択肢はありません!!」
「それは何故デス?」
「それは!!」
「電が敗ける訳がねぇ!!」「私が勝利するからなのです!!」
彼らは言った。堂々と高らかに。普通この状況を見れば絶望的なのは一目瞭然なのに、彼は、彼らは簡単に言いのけた。それを見た私の心はいつの間にか高鳴っていました。
「そうですか。では、徹底的にその自信を打ち砕いて差し上げましょう。金剛!!全力で叩き潰して下さい!!」
「イェース!自分の実力が分からない娘には、ワタシの実力を見せ付けてやりマース!!」
「電!!今回は演習だ!"電艦隊"は使うなよ!!」
「分かりました!!電艦隊抜きでも強い電の実力を見るのです!!」
ん?"電艦隊"とはなんなの事でしょうか?
そして、戦いの火蓋は切って落とされた。先に動いたのは電。
「それ!なのです!!」
自身が持っていた身の丈程ある大きな錨を無造作に海面へ叩きつけた。そして電を覆い隠す大きな水柱が上がる。
「Shit!これじゃあ視界が...でも、攻撃してくる場所は決まっているのデース!!」
そして、次に金剛が動き出す。先ずは念の為にと前方へ砲撃。左右を確認しながら上と下を警戒する。相手が視界から消えた時の常套手段である。だが、今回は今までとは勝手が違った。それは、
「掛かったなのです!!」
砲撃したはずの前方からの突貫。
「嘘ぉ!!」
錨を盾にし最初の砲撃を錨に受けそのまま突貫して行く電。上下左右の奇襲を予想していた金剛にはそれに対しての対処が間に合わなかった。
「オーバーヘッド・キッス!なのです!!」
電は金剛に密着しオーバーヘッドキックをしながら金剛を空中へ投げ飛ばした。
(って、どこがキスですか!?どこにキスの要素があるのですか!?<パリーン>)
心の中で叫んだ霧島だが、自身も気づかぬうちに心のツッコミでメガネが割れていた。
「とう!なのです!!」
投げ飛ばした後、電はその場に足場があったように金剛に向かって行き、
「えい!!」
錨を横薙ぎにひと振り金剛に浴びせた。
「グッ!!」
「お姉様!!」
「金剛!!」
霧島と蒼井が叫ぶ。が、
「追撃!なのです!!」
錨の先端の爪部分に足を掛け、金剛目掛け落下する電。
「ッ!!」
2隻が落下した海面はザパンと大きな波音と水しぶきを上げる。
「た、武明提督これはどう言う事ですか!!」
堪らず武明に問い詰める蒼井。
「え?何が?」
そして、何故問い詰められたか分かっていない武明。
「『何が?』ではないです!!これは演習なんですよ!なのに"あれ"はあの攻撃は何なのですか!?砲撃戦は?雷撃戦は?私達は戦艦での"演習"を行っているのですよ!!」
「はぁ~、嬢ちゃん。何か勘違いしていないか?」
「じょ、嬢ちゃんですって!!私には蒼井由美って名前があります!!それと、私が何を勘違いしているというのですか!!」
肩を少し落とし落胆の意を見せた武明に更に食ってかかる蒼井。
「俺は元々陸軍の兵士で、戦場の最前線で何度も敵と戦ったことがある。」
「それが何ですか!!」
「"演習"ってのは実際戦闘を行い、敵との戦いを"予測する"のが主だ。そこに死...艦娘達の言葉なら轟沈は無い。と言うよりも敵を倒す術を模索しているのに味方を倒していざって時に使い物にならないようにしても意味はないからな。んで、聞くけど嬢ち...蒼井提督は"演習"をやってるんだよな。」
「当たり前です!!」
「じゃあ、何で味方倒して喜んでんだ?」
「そ、それは...」
「上層部も適当な事をするもんだな。競争心を煽って海軍全体の実力の底上げを行うのもいいが、こんな勘違いな奴が出てきているのを野放しにするなんて。」
「か、勘違いって...」
「だって、そうだろう?自身の昇進の為に他の鎮守府の奴を倒し喜ぶ。何処が勘違いじゃないって言える?それに、これは演習だ。"どんな行動をするか分からない敵を前にどう動くか"がネックなのに、やれ砲撃戦だ。やれ雷撃戦等と"自分の都合を相手に押し付けている"のも分からないのか?...弾薬が無くなった銃をお前はどう使う?」
「す、捨てるか、銃で殴ります。...あっ!!」
「君も気付いたみてぇだな。そう、弾が無くなっても持っている銃で殴れば"武器"になる。戦場で一つの固定概念を持っていると死んじまうぜ。」
「うっ...」
「...今度は、あんたらの土俵で戦ってやるよ。電!砲撃戦へ移行!!お前の砲撃を見せてやれ!!」
『ラジャー!なのです!!』
「その言葉後悔させてやるわ!金剛!!大丈夫でしょうね!!」
『Shit!油断したデース!!ワタシはまだ大丈夫!!...テイトクにもらった装備が...絶対に許さないネ!!』
「よし!今度こそ私達の戦いを見せ付けてやろうじゃないの!!」
まだ大丈夫と言った金剛だが、先程食らった攻撃ですでに小破か中破ぐらいしていた。
「全砲門!!ファイヤー!!」
電が佇んでいた場所目掛け砲撃を開始する金剛。しかし、
「どうして一発も当たらないのデスカー!?」
一発も着弾しない。駆逐艦と高速戦艦との違いはあるが、全くこちらの砲撃に掠りもしない事に苛立ちを覚える金剛。
「当たり前なのです!」
「な、何が当たり前なのデース!」
「電は貴女の砲口の向きを見ながら避けているのです!!撃つ場所が分かれば当たらないよう動けばいいのです!!」
電が金剛の砲撃に当たらないのは至極簡単な理由。撃つ直前に砲門の向きを見、そしてその砲門が向いていない場所に移動していたのである。しかし、言葉にする簡単だがやるとなったら難しい。普段から砲撃をその方法で避けていたり、鋭い動体視力がなければ逆に避けた場所に運悪く砲弾が降ってくるということもある。
「そろそろ電も反撃に移るのです!!」
そして今度は電が持っている12.7cm連装砲が火を噴き始める。
「キャ、ってあれ?弾がワタシに当たってない?」
不思議なことに"金剛への"被弾はゼロ。
「フフフ、偉そうなことを言っても当たってないネ!狙撃が下手だったからあんな奇襲しか出来無いのデスネ!!その隙は逃がさないネー!!ファイヤー!!ッツ!?」
金剛が砲撃を撃った瞬間金剛の艤装の砲門2つが爆発した。
「ど、どうして!?」
「簡単なことなのです!電がその砲門に弾丸を撃ち込んだから暴発したのです!!」
「う、嘘!?」
よく漫画やアニメなんかで銃同士の打ち合いで、相手の銃口に自身の弾丸を撃ち込むシーンがあるが、頑張っても数発に1回入れば儲け物だ。しかし、電は全弾をその銃口に狙って撃ち込んだのだ。それも揺れる海面で。
「ま、まぐれに決まっていマス!!全砲門!!ファイヤー!!」
「無駄なのです!!」
電は次々に襲い来る鉄の雨を簡単に避け、
「命中させちゃいます!!」
金剛では無く、艤装の砲門へ砲撃を浴びせ続ける。そして、
―Slash!!―
ボンと言う音と共に金剛の艤装の砲門は全て電によって破壊されてしまった。
「...ワタシの負けネー。貴女には今の私では歯が立たないワ。」
そして、金剛はこれ以上砲撃は無理だと判断し負けを認めた。
―電 Win―
―Perfect!(完全勝利!)―
『蒼井提督!!直ちに鎮守府にお戻り下さい!!敵深海棲艦が現れました!!』
けたたましいサイレン音が鳴り響き舞鶴鎮守府全体に榛名の声が響いた。
「...今回は私の敗北です。ですが、貴男から学んだ様々な事は今後に役立たせたいと思います。ありがとうございました。でも、今度演習に来る時は覚悟してください!!」
蒼井は潔く負けを認めた。そして、自身も気づかぬうちに次の演習の約束まで突きつけていた。
「ああ、分かった。次もそっちが日時を決めてくれ。蒼井提督みたいな負けず嫌いな奴嫌いじゃないぜ。あと、そう言う奴は今後化けるしな!!」
そして、武明はそれを了承し最後に爆弾発言をしてしまった。
「...き、嫌いじゃない...って、こうしちゃいられない!!金剛を除いた第壱艦隊に集合をかけないと!!」
蒼井は頬を少し赤く染めたが、敵が迫っていることを思い出し気を引き締めた。
「それなら心配ない。俺らが追っ払って来るから金剛を休ませてやれ。」
それを制する武明。
「そ、それはありがたいですけど...」
「まぁ、気にすんな。戦果はいらないからお前らが好きにすればいい。行くぞ電!」
「はいなのです!!」
蒼井の返答を待たず戦場に足を進める武明。
「あっ!!娘さん預かっておきましょうか?」
そう言えば武明提督は娘を放ったらかしにして行くつもりだったのでしょうか?
「いや、いい。一緒に連れて行くから。」
へ~、一緒に行くのですか...え゛ぇ゛!?一緒に行くのですか!?
「はぁ!?絶対危険ですよ!!」
「大丈夫だ。って言うより、実際見たほうが納得するかな?...木曾。」
ん?木曾?その名前は...
「うぅ、父さんと母さん以外には見られたくないのに...ぶ~、父さんの意地悪!」
「悪い悪い。まぁこれから先慣れないとな。」
「わ、わかったよ!!」
そして、木曾と呼ばれた武明の娘は眩い光を発し、
「球磨型5番艦、重雷装巡洋艦"木曾改二"!!見参!!...父さんやっぱり変な奴に見られるの恥ずかしい...」
「「う、嘘ぉ!?彼女が艦娘に!?」」
白いワンピースを着ていた彼女は腰に軍刀。そしてトレードマークのマントを付けていた。彼女の名前は木曾改二。武明の義理の娘である。
「ってな訳だ。よし!電、艦隊を出して敵を殲滅するぞ!!」
「ラジャー!なのです!!出てきてなのです!!」
「呼ばれて、飛び出てジャジャジャジャーン!!」
電の掛け声と共に突如出現したのは深海棲艦5隻。そして、掛け声を出したのは南方棲鬼。彼女を中心に右にタ級2隻、左に飛行嬢姫と潜水カ級が出現した。
「こんな所に深海棲艦が!!」
提督の蒼井を庇い霧島が彼女らに銃口を向ける。
「大丈夫、大丈夫。あれが"電艦隊"の奴らだから。」
そう言って彼女らに笑いかける武明。
「んじゃ。敵を殲滅するぜ!!」
「分かったよ父さん!!」
と木曾。
「ラジャーなのです!!」
語尾で分かるように電。
「武明さんの指示ですからね。まぁ、こっちの方が楽しいし衣食住が確保されてるからな。同胞には悪いけどさっさと帰ってもらいましょう。」
「帰ったら今日こそヲ級さんにリベンジを!!」
南方棲鬼と飛行嬢姫が電に続く。そして、武明を含め姫神部隊が敵をあっという間に殲滅していった。
その日私達は自分たちが井の中の蛙だったと痛感させられた。そして、彼女らの強さの秘密を知ろうと私は単身魔の巣窟、瀬戸内鎮守府へ異動の書類を蒼井提督へ出しました。
■□■□■□■□
~現在~
「司令官!今日という今日はちゃんと新装備の実験に立ち会って頂きます!!」
「嫌だ!!ってか、霧島ぁ!!何時も何時も何で俺に立ち会い...もとい、立ち会いと称した装備の"実験対象"にする!!」
「そりゃ、勿論。司令官を信頼して「何のだぁ!!」...それは司令官のバケモノ地味た頑丈さを!!」
「喧しいわ!!」
...私はこの状況をどうすれば良いのでしょう?今日も今日とてこの鎮守府の調査を行っている大鳳です。目の前に広がる・・・カオス!!...いえね、ただ単に霧島様と提督が追いかけっこをしているだけなら問題ないですよ!!全国にいる霧島ファンには卒倒しかねない嬉しい状況ですけど、霧島様が持っている"あれ"は何ですか!"あれ"は!!
「今度は何開発したんだ!?」
提督は逃げながら霧島様に伺っています。それは私も同感なのでここは巻き込まれないように離れたここで耳を澄まして内容を聞きましょう。
「よくぞ聞いてくださいました!!今回発明したものはこれ!!自律型武器併用決戦兵器『イージス』です!!」
霧島様は得意げに抱えていた"青く角ばった"それを提督に見せました。本当に何ですかあの物体は!?
「け、決戦兵器だぁ!?」
「はい!!興味がお有りのよ「無いわぁ!!」...有るようですね!!安全装置解除!!」
\イージスです!!/
「全弾斉射ぁぁぁ!!」
「ギャァァァァ!!」
い、今起こっている有りの侭の事をいいます!!私の目の前であの四角い青い物が突然人型...棒人間のような形に変化し、背中の砲口から提督へ向けミサイルを撃ち込んでいます!!私も何を言っているか分からな...
「もぅ、司令官はあの新兵器のどこが気に入らないのかしら?」
霧島様、気に入る気に入らない以前に、提督を実験台にするからだと思います。
「...突っ込んだら負けな気がします...」
「あら?大鳳さんじゃないですか。今日はここを"調査"しているのですね。」
「ええ、そうなんですよ。今日はここを...ッ!!」
き、霧島様はさっき"調査"と言いました!ま、まさか...
「そうなのですか。調査の成果はあまりないように思えます。"頑張って調べて"見てくださいね。」
「...は、はい...」
彼女がここに"潜入"して来ている事は明白。それも前の私と同じでこの鎮守府に何かしらの秘密があり、それが電先輩達の強さだと思い込み探ろうとしていると予想を立てています。...私も最初はそう考えていましたが、そんな特殊な"モノ"はここにはありませんでした。皆突然異動して来た私を受け入れてくれた暖かい方々でした。彼女がこの鎮守府..."わたしの家族"に害を成そうと言うのならこの私が黙っていませんよ。
次回提督の日常が明らかに!?