【Lobotomy Corporation】に入社させられたまではいい、収容室多くない?知らないアブノーマリティーもいるし… 作:下南
「星、これって…」
「ん?『T-09-37-O』だ。ってことは…」
「今の私たちがあの時の私たちに書くって事だね。」
「お、来たな。」
「うん…」
現在、俺と望に与えられた作業は『T-09-37-O』の使用だ。しながら、少し謎だったのは2人同時と言う点だ。
まぁ、単発使用型ならほぼ同時に使用することも可能だろう。
「さ~て、どんなツールかな~」
「星って意外と呑気?」
「…否定はしない。」
そんな会話をしながら俺達は収容室に入っていった。
「これって…」
「封筒だな。」
収容室の中には机の上に置かれた2つの封筒があった。
二人で別々の封筒を手に取り、
「開けるか…」
「だね。」
同時に封を切る。
中から出てきたのは2枚の手紙の様だ。
「手紙だな…」
「手紙だね…」
俺の手紙に書かれている文字は日本語だった。
望の方の手紙はハングル(に似た物)で書かれていた。
さてさて何が書かれているのやら…
俺へ
これを読んでいるという事は今が9日目かつこれと一緒に収容されたアブノーマリティは『知恵を欲する案山子』だろう。
もし違うのであるならばこの手紙は破り捨てて欲しい。もちろん望のもだ。
例え、お前が破かなくても望の方にも同じ事が書かれているから、望自身で破くだろう。
ここを読んでいるという事は上記の条件を満たしているものとする。
前書きは以上だ。
この手紙…『T-09-37-O』こと『未来からの手紙』は文字通り未来の自分から送られるものだ。
一応言っておくが俺もこの手紙を読んでいる。流石に全暗記はしていないが内容は多分ほとんど変わらない、若しくは全く一緒の筈だ。
因みにだが、この手紙は俺の家で望と一緒に書いているぞ。
《読めない》
↑なんか望に消された…
特に書くことが無いわけだが…いや、大分あるけど多すぎて書ききれないから割愛するとして…
注意するべきことだな。書くとするなら。
1、自分が異世界から来たことは別に言ってもいい。但し、エンサイクロペディアを全て管理人に渡したり、管理人の補佐をするな。言っておくと既に管理人とアンジェラには異世界から来たことはばれてるぞ。
2、部屋の鍵は閉めろ。同じ事を読んだ上で開けっ放しにしていた俺が言うのもダメな気がするけど…
3、流れに任せれば家に帰れる‼
4、慢心するな‼
5、漆黒の黎明のドロップを見たら分かると思うが望は結構弱点が多い。その中で一番弱いのは……だ。
6、50日間で白夜の収容と終末イベは無いぞ‼
7、一部アブノーマリティー…と言うか
以上。これでも結構減らしたぞ。まぁ頑張れ。
私の妹に手を出したら許さないぞ♡ By森羅望
仲良し夫婦より
追記 このアブノーマリティは一応物も過去に送れるからプレゼントをやるぜ。封筒をひっくり返してみな。
「「…」」
情報量が多い…
それと、望も読み終わった様だ。
これでこの手紙は終わっているがもう1枚ある。
「「ッッ‼」」
そこに書かれていたのは見るだけで正気度を削るほどの恨みや怒り、怨嗟が詰まった文字列だった。
「何…これ…」
「1枚目で書いてある通りなら未来の自分が書いたことになるが…」
「でも…何があったらこんな…」
「何か大切なものを失ったのか…」
「「…」」
俺は頭が可笑しくなりそうなのを必死にこらえながら文字列に目を通していく。
「…多いのは『返せ』と『会いたい』か…」
「そう…」
タブレットで俺の状態を確認したらMPが9割減少している。
…即パニックとか即死じゃ無いだけマシとするか。
「取り合えずひっくり返してみるか…」
「私も…」
少し落ち着いてから2人で封筒をひっくり返す。どうやら望の方にも同じ事が書かれていたらしい。
そしたら、明らかに封筒の中に納まらないものが2つ出てきて床に落ちた。
「これって…」
「E.G.O.?」
床に落ちたのは
E.G.O.獲得
武器
劣化した黄昏
クラス WAW
ダメージタイプ
RED 6~9
WHITE 6~9
BLACK 6~9
PALE 6~9
攻撃速度 普通
射程 並
特殊能力 4属性の攻撃を1度に与える
装備条件 星専用
劣化した失楽園
クラス WAW
ダメージタイプ PALE 11~14
攻撃速度 高速
射程 超長距離
特殊能力 無し
装備条件 望専用
防具
劣化した黄昏
クラス WAW
RED 0.5
WHITE 0.5
BLACK 0.5
PALE 0.7
特殊能力 無し
装備条件 星専用
劣化した失楽園
クラス WAW
RED 0.7
WHITE 0.7
BLACK 0.7
PALE 0.5
特殊能力 無し
装備条件 望専用
パッシブスキル獲得
揺らぎ
「所で、望の方は何が書かれていたんだ?」
「…教えない。」
…収容室を出てから望が1度も顔を合わせてくれない気がする。
「こんな物かな。」
「うん。大体一緒。」
2人で書いた手紙を読みあう。
「そう言えば送られたE.G.O.は劣化してたけど何でだろう…」
「時間を逆行したから自我が薄れたとか?」
「それ以外は考えられないか…」
そう喋りながらそれぞれ黄昏と失楽園を封筒に押し込んで封をした。
反省も後悔も無い。やれるだけやった。悪いのはルーレット。
まぁ、星と望が自分の未来を知っただけですし…
装備も少し強くなっただけですし…(WAWとは思えない性能だけど)
誤字脱字等がありましたら報告してくれるとありがたいです。
感想、評価もお持ちしています
好きな数字を選ぶドン(今後の展開に関わる)
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