【Lobotomy Corporation】に入社させられたまではいい、収容室多くない?知らないアブノーマリティーもいるし…   作:下南

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※O-04-32-Oは13日目に追加します。同票だからね。


DAY-12-2 『冥土の道には王なし』

意味:

 現世での身分の上下、貧富の差は、死ねばいっさい無くなるということ。

 また、死は誰にも等しく訪れるということ。

 


 

「ん…//」

「おっ、ここか?」

「うん…//」

 

今現在望の肩を揉んでいる最中だ。

肩が凝っているらしい。色々対策とかしてそうな物だが…

 

「ちょっと‼2人とも何をしてるの⁉」

 

帆楼が休憩室に入ってきた。

 

「何って…望の肩を揉んでいるだけだが?」

「(コクコク)」

 

…一体何をしていると想像したのだろうか。いや、望の声が艶めかしい気もするから仕方ない…か?

 

「あ~ね。大っきいもんね。確か…1zy…」

「…」

「アダッ⁉」

 

望が無言で『失楽園』を投げて、帆楼にぶつけた。

…E.G.O.は投げないで。

 

所で110って言っていた気がしたのだが…

 

 

~~~

 

 

【『O-01-42-O』に自由作業】

 

という事で、【O-01-42-O】の収容室の前に居るわけだが…

何か、さっき隣(蒼星)の収容室にティファニーが入って行ったような気がしたのだが…気のせいであって欲しい。

 

「まぁいっか(良くない)。」

 

俺は【O-01-42-O】の収容室の扉に手をかけて開けると…

 

「ッ‼」

 

物凄く冷たい風が流れた。

すぐさま閉めたい気持ちになったが、何とか堪えて、収容室に足を踏み入れる。

 

『ごめんね。この寒さは私のせいなの…』

 

収容室の中に居るのは岩に座った白い少女だった。

望程では無いが白く長い髪、室温に全く似合わない白のノースリーブワンピース。

そして、土色の目。

『O-01-42-O』が言っている事が正しいなら、この部屋の寒さは子が原因だ。

 

「別に良い。むしろ自分で言ってくれてありがとう。」

 

収容室を見回せばあっちこっちが凍っている。まぁただ寒いだけだから雪が降っていたりはしない。

…降っててはいないが積もってはいる。

場所は【O-01-42-O】が座っている岩の周囲だ。何でなろうな。

 

~~~

 

『ありがとう…久しぶりに喋ったよ。』

 

【O-01-42-O】は眠そうに言った。

 

「これが仕事だからな。」

『頑張ってね。』

 

俺はその言葉を聞いて収容室から退出した。

 

「作業ダメージは黒か…」

 

雪の女王が白だからてっきり白だと思ったんだけどな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~Noside~

 

『Zzz………Zzz………』

 

-3℃の収容室の中、【O-01-42-O】は心地よさそうに寝ている。

 

ガチャ

 

「うぉ‼さっぶ‼」

 

収容室の扉が開けられ誰かが入って来てそんな事を言う。

【O-01-42-O】はその人の声で目覚めた。

 

『むぅ…安眠妨害…』

 

その言葉と同時に強い冷風が彼に当たる。

 

「チッ、うぜぇな…」

 

そう言いながら彼は収容室の掃除を始める。

 

『(…つまんない。)』

 

 

「2度とこんな所に来たくねぇ。」

 

掃除を終えた彼はそんな事を言いながら収容室が出ていった。

 

『むぅ…』

 

【O-01-42-O】は座っている岩から降りて扉に向かう。

 

 

 

~side星~

 

「豚汁ウマウマ。」

 

寒い時に食べる物は豚汁1択だよな。

 

『【O-01-42-O】が脱走しました。エージェントの皆さんは直ちに鎮圧に向かって下さい。』

 

「…ご馳走様。」

 

俺は食べきって食器を片付けてから鎮圧に向かう。

 

~~~

 

「生きてるか?」

「プラムが死んだ。」

「そうか。」

 

…誰?

 

『…どうしたの?来ないの?なら、私から行くよ。』

 

【O-01-42-O】のその言葉と同時に廊下に冷風が吹き荒れる。

 

「来るぞ。」

 

シグマのその声を聞き、俺は『黄昏』を構える。

 

「ッ⁉」

 

突如として俺の視界を黒銀の風が飲み込んだ。

ただまぁ…余りにも直線的だ。ならば、突っ切ればいい。

 

俺は『黄昏』を盾にして駆け出す。

 

【O-01-42-O】は俺に背を向けて、俺の反対側に居る誰か…【O-01-42-O】の足元から使徒の武器が生えているから望に向けて攻撃している。

 

(後ろががら空きだぞ‼)

 

声には出さず、【O-01-42-O】の背中に斬りかかる。

正直女の子を斬るのは気が引けるが仕方がない。

 

よくよく見たら【O-01-42-O】の周囲には4つほど白い球体が浮かんでいる。

そして、ソレから黒銀の風を発しているのが見えた。

 

『ほら。』

 

【O-01-42-O】が振り返って俺に右手を向けてきた。

そして、その手には白い球体が握られている。

 

「何の‼」

 

『黄昏』で【O-01-42-O】の右手を弾き、そのまま首に向けて振るう。

が、手を弾いたと言う事実が無かったように俺に向けてを黒銀の風が放たれた。

 

「この‼」

 

風から身を守る様に『黄昏』を構えたら、風そのものが掻き消えた。

 

「は?」

『え?あだッ‼』

 

2人揃って驚く中、【O-01-42-O】の頭にシグマが投げた『星の音』がぶつけられた。

【O-01-42-O】が仰け反る中、俺が黄昏を見たら、刀身が4つに裂かれていた。

…まるで罰鳥の様に。

 

「…どういう事だ?」

 

今までこんな事は無かった。

…だがまぁ今やるべきことは【O-01-42-O】の鎮圧だ。

俺はそのまま『黄昏』を振るう。

 

グシャァ

 

余り聞きたくない音と共に4つに裂かれた刀身が【O-01-42-O】を飲み込みながら閉じた。

ただ、ダメージは罰鳥程では無く、いまだ【O-01-42-O】は倒れてはいない。瀕死ではあるが…

 

『あぅ…』

 

床から使徒の武器が生えてきてダメージを与え、そのまま【O-01-42-O】は倒れた。

 

「鎮圧完了だな。」

「お疲れ…星。」

「あぁ、お疲れ。」

 

そうして俺らは普段の業務に戻るのであった。

 

「所でプラムって誰?」

「少し前に入社してきたやつだ。最後に【O-01-42-O】に作業したのもソイツだ。」




情報が追加されました

劣化した黄昏

 クラス WAW

 ダメージタイプ 
 RED 6~9
 WHITE 6~9
 BLACK 6~9
 PALE 6~9

 攻撃速度 普通

 射程 並

 特殊能力 4属性の攻撃を1度に与える

      ギフト『くちばし』を所持中に超近距離で攻撃された時、稀に攻撃を無効化してRFD48~72を与えた。

      

      


誤字脱字等がありましたら報告してくれるとありがたいです。
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オリノマ募集↓
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