【Lobotomy Corporation】に入社させられたまではいい、収容室多くない?知らないアブノーマリティーもいるし…   作:下南

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最初が罪善さんなのはここでも変わらず。

L社の地上ってどうなっているんでしょうね?ここでは社員寮がある事にしています。


コントロールチーム
DAY-1-1 なんか色々と多い


「おはようございます。」

 

朝、黒のスーツをビシッと着て出社する。

出社と言っても、地上の社員寮で着替えて地下にあるこの施設に降りるだけだが…

 

左腕には白色で『M』とデカデカと書かれている赤色の腕章が付いている。

それは、これから配備される部門、『コントロールチーム』の一員である、という証だ。

 

俺がメインルーム…ではなく休憩室に入ると既に6人いた。厳密には5人と1機だ。

5人の左腕には俺と同じ腕章が付いていた。

 

(…多くない?6人以上配備できるのは中央だけでは?)

 

少し疑問を持つも、

 

(現実だから人数なんて気にしなくて良いか。)

 

そう、ここは現実だ。ゲームでの仕様なんてほとんどある訳が無い。

ゲームで出来ない事を現実でやってはいけない。と言うルールはないのだ。

 

『遅いですよ!2分遅刻です!』

 

そんなことを考えていたら、機械音声で注意された。怒られたと感じないのは何故だろう…

 

「すいません。」

 

おかしいな…3分前に来たのだが。…まさか5分前行動をしろと?

 

そう考えながら他の5人の横に立つ

 

俺に注意してきたのは今前方にいる茶色の鉄の箱だ。鉄かどうかは知らないけど…

ちゃんと動く機械だぞ。鉄の箱と言ったが手と足に当たる部分はちゃんとある。

 

『まぁいいです。

 

ゴホン

 

初めまして!コントロールチームの担当者セフィラ、マルクトです!よろしくお願いしますね!それでは!』

 

マルクトと元気(?)に名乗った機械はそう言うと、そさくさと休憩室を出ていった。

 

(くそ…やっぱり機械の姿だったか。管理人、認知フィルターを下せぇ)

 

俺の心の声は虚しく俺の心の中でのみ響いた。

 

「初日から遅れるとは中々だな!!」

「遅れてはいない。まだ集合の時間まで2分はある。」

 

俺の背中をバシバシと叩きながらそう言ってくるのはアキレスだ。

身長が180cmを越えているであろう男だ。ぼさぼさの橙色の髪と目を持つ陽気で明るい奴だ。

何で知っているかって?寮の部屋が隣だからだよ。

 

「5分前行動は社会常識だぞ。」

「オレ、ソンナノ、シラナイ…」

 

俺に社会常識を説いてきたのはシグマ、

整った黒髪に茶色の目を持つ真面目な奴だ。さぞかし洞察力が高いのだろう。

同じく寮の部屋が隣だ。

アキレスが右隣、シグマが左隣の部屋だ。

 

「あはは、よろしくね。私は帆楼(ほろう)よ。」

「…(のぞみ)。」

「ヨミです~」

「ん。(しょう)だ。よろしくな。」

 

ほか二人が自己紹介をしないと言う事は、既にした後なんだろう。

それにしても男女比1対1か…実に平等な会社だ。

 

さっき自己紹介してきたのは女性陣だ。

上から、

帆楼…明るい茶色の長い髪に、濃い茶色の目を持つ陽気(第一印象)の人だ。

赤のヘアバンドをつけて、髪の毛の先端を黄色にしたらLoRのマルクトになりそうだ…

 

望…純白の長い髪に、赤い目を持つ……何て言えば良いのだろうか。無感動?無関心?それともただの対人恐怖症(恥ずかしがり屋)?コミュ障?

そんなことは気にならない位に俺の性癖に刺さります。

 

ヨミ…紫色の髪に黄色の目を持つ人だ。名前を言った時、笑顔だったのだが…あれは怪しい笑みだった。

物凄く地雷な気がする。何故かは分からないが色々と問題を起こしそうだ。

審判鳥の包帯を取る、位はしそうな気がする。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく雑談をしていたらマルクトが戻ってきた。

ストーリーフェイズが終わったのだろう。

 

『皆さん!仕事の時間ですよ!』

 

「行きますか。」

 

俺は初期装備の警棒を持って立ち上がる。

そして、メインルームに向かった。

 

 

 

「そう言えば、どうやって管理人は俺達に指示を出すんだ?」

 

業務が始まって10分、『指示が来るまで駄弁っておこう』と駄弁っていたらこれだけ時間が経っていたのだ。

俺達の持ち物は警棒のみ、トランシーバー等は貰っていないのだ。

 

「そう言えば何も聞いていないわね。」

「マルクトは不在だし…どこ行った?」

 

こうしている間にも時間は過ぎていく。動く死t…オフィサー(事務職)は色々と作業をしている。

何をそんなにする事があるのだろうか…

 

「ん?なんだ?……了解。」

 

シグマがオフィサーと少し話してから5枚ほどの紙を受け取っていた。

 

「ん~どうしたんだい?」

 

ヨミがヌルリとシグマの横に顔を出し、紙を覗いた。

 

「ん~と。

『現在、タブレットが人数分用意出来ていない為、各々の判断で作業を行って欲しい。各アブノーマリティーにつき1人最低1回は作業をしてくれ。健闘を祈る。』

だってさ。」

「音読ありがとう。」

「それで、これが今日作業するアブノーマリティーだ。」

 

シグマは連絡が書かれていた紙を一番下に持っていった。

そして、一番上になった紙を見せてくる。

 

(どうせ罪善さんでしょ。何を告白しようかね…)

 

紙を見たら案の定『O-03-03(たった一つの罪と何百もの善)』だった。

…A4の紙にでかでかと書くかね?普通。

 

「じゃあ行ってくr」

「後これだ」

「!?」

 

廊下に向かって歩こうとしたら声を重ねてきた。

俺は直ぐ様振り返った。そこには『O-05-01-O』と書かれていた。

 

(知らねぇぇぇ。最後の『O』ってなんだよ。亜種なのか?いや、最後が01の奴は居ないはずだ。

…木こりや甲冑みたいな奴じゃないと良いが。)

 

「残りの二枚は?」

「空白だ。観察日誌を書くものだろう。」

「これ…どういう風にやる?」

「一気に片方をやって行くに一票。」

「右に同じく。」

「(こくこく)」

「俺も賛成だな。」

 

俺の提案に3人が賛成した。

実際、その方が楽だ。『O-03-03(たった一つの罪と何百もの善)』は脱走しないが、『O-05-01-O』は判らない。それなら脱走した瞬間に袋たたきにできる方がいい。

 

「効率は悪いが、まぁいい。どっちからやr」

「『O-03-03』で。」

「おぅ…食い気味だな。」

 

そんなこんなで全員で『O-03-03(たった一つの罪と何百もの善)』の収容室に向かったのだ。望はどうするんだろ…『愛着』が無理でも『洞察』があるから問題ないか。

 

 

 

 

 

それにしても何で2体なんだ?




注意
 対人恐怖症=恥ずかしがり屋ではありません。多分…

オリジナルアブノーマリティーには最後に『O』を
亜種アブノーマリティーは最後に『A』を付ける事にしています。

誤字脱字等がありましたら報告してくれるとありがたいです。

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