【Lobotomy Corporation】に入社させられたまではいい、収容室多くない?知らないアブノーマリティーもいるし…   作:下南

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下南「お便り開封~」

作者さんに質問です。
ツール形のアブノマはありですか?

下南「ありですよ~テンプレートの分類番号の中にもしっかり09はありますし」


この小説の1番の欠点。
収容アブノマをアンケートにしているから毎日投稿が出来ない。
アンケートを3日で済ませるなら話は別だけど。


DAY-18-2 『これ以上は何も望まなくても良いだろう』

「ねぇねぇ望~」

「どうしたの?帆楼…」

 

望が安全チームのメインルームの中央に浮かんでいる謎のオブジェを眺めていると、わざわざコントロールチームからやって来た帆楼に話しかけられる。

 

「いや~星と何処まで進んだのか気になってね~」

「何処までって言われても…一緒に寝たぐらい…」

「他には無いの?」

 

帆楼のその言葉に、望は昨日の事を思い出し、顔が真っ赤に染まった。

 

「無い…」

「ふ~ん。まぁいいや。」

 

帆楼は望の返事を聞いてから、コントロールチームに続く方の扉に向かった。

 

「また後でね~」

「うん…」

「後、避妊はしっかりするんだよ~」

「うん………え?」

 

帆楼のその言葉にメインルームが一瞬だけ静まり返り、オフィサー達は望の方を見る。

 

「じゃ~ね~」

 

帆楼はそう言い残してメインルームから出ていった。

 

「私と星くんはそんな関係じゃないのに…」

 

「若いわね~」

 

オフィサーのおばちゃんの声がやけに響いた気がした。

 

「ん?何この空気?」

 

そうして主人公()が遅れてやって来た。

 

~~~

 

【『T-01-20-O』に自由作業】

 

T(トラウマ)だって。何のトラウマだろうね。

でもまぁ、俺が望むのは安全な奴だ。出来ればTEHE以下をお願いしたい。

 

「オープンザドア~」

 

そう言い扉を開けて収容室に入ると…

 

パンッ

 

1発の銃声が聞こえ、『【F-01-69(魔弾の射手)】のデジャブ?』と考える間もなく、今まで1度も感じた事の無い激痛に襲われる。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛‼」

(痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼痛い‼熱い‼)

 

痛いと熱い、この2つの感覚が俺の思考を埋め尽くす。

 

星が弾丸を受けたのは脇腹で、ものの見事に風穴を開けられていた。

星の脇腹からはドバドバと血が流れ、収容室の床を赤く染めてゆく。

 

『ふん。そんな物に頼るからだ。』

 

【T-01-20-O】が星に向けて言い放つが、星の耳には届かない。

少し時間が経ち、星の傷が再生リアクターにより回復する。

 

 

「お前…やってくれたな…」

 

俺は血が物凄く抜けて貧血の状態だが、ゆっくりと立ち上がって【T-01-20-O】を睨む。

 

『…虚勢だな。』

 

【T-01-20-O】は手に持っているライフルの銃口を俺の頭に向けた。

正直恐怖しかない。WAWクラスの赤耐性0.5の『(劣化した)黄昏』の防御を貫通して俺の体に直接ダメージを与えたのだ。

そんな攻撃が頭に打たれたら…まぁ即死だろう。

俺は背中側でタブレットを操作してクリフォト抑止力を上げていく。

 

「そう…だな。」

 

可笑しい…【F-01-69(魔弾の射手)】ですら少し上げただけで力が抜けていたのに、【T-01-20-O】は表情1つ変えない。

 

『何かしているのか?』

 

クリフォト抑止力は既に本来の10倍にまで上げている。

 

「何で…効かないんだよ…」

『お前が何をしているかは知らんが、俺にはお前らが言うアブノーマリティを抑止する物は効かんぞ?』

「ふざ…けるな…」

 

ヤバい、意識が…だんだん……なくなって………

 

~~~

 

『つまらん。』

 

【T-01-20-O】(迷彩の防護服を着た軍人)は星を蹴り飛ばしながら収容室を出る。

 

『【T-01-20-O】が脱走しました。エージェントの皆さんは直ちに鎮圧に向かって下さい。』

 

 

「逃げろ‼急げ‼」

 

【T-01-20-O】は周囲に指示を出しているオフィサーの頭を右手に持っているライフルで撃ち抜き、背後で騒いでいるオフィサー達に目も向けずに左手に持っているショットガンを撃ち、殺すことで黙らせる。

 

『脆いな。』

 

『【O-02-40(大鳥)】が脱走しました。エージェントの皆さんは直ちに鎮圧に向かって下さい。』

 

『…面白そうではないか。』

 

【T-01-20-O】はアナウンスを聞き【O-02-40(大鳥)】の方に走って向かった。

 

~side望~

 

星くんが戻って来ない。

私はその事を気にしながら【T-01-20-O】のいる方に向かう。

 

「望先輩‼【T-01-20-O】は【O-02-40(大鳥)】がいる教育チームに向かっています。」

「了解…」

 

クイーンの言葉を聞き、【T-01-20-O】の収容室がある階層でエレベーターから降りる。

 

「最短で行くのは無r…⁉」

「な⁉」

 

目に映ったのは赤、赤、赤。壁や床にベットリとまき散らされている血。それと沢山のオフィサーの死体。

O-02-40(大鳥)】が脱走した理由が良く分かる。

 

「星くん‼」

 

私は急いで【T-01-20-O】の収容室に近づく。

すると、収容室の扉の反対側に仰向けで横たわっている星くんを見つけた。

 

「星くん‼だいじょ…う……」

 

よく見たら周囲に血は無いのに『黄昏』は赤く染まっている。武器も離れた所に転がっている。

 

「噓……だよね?」

「あーあ、死んじゃったね。」

震える手で星くんの頬に触れる。

 

(少し冷たい…)

「確認しちゃうんだ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ふ~ん。奪おうとするんだ。私から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クイーン。急いで星くんを救護室に連れて行って。」

「え?」

「早く‼」

「わ、分かりました‼」

 

クイーンが星くんを担いでこの場を離れていった。

 

「久しぶりに怒ったよ…ホント…」

「あれ?死んでない事分かってる?」

 

 

『失楽園』を左手で握り、床に打ち付ける。

そしたら、私の右横に幾つも(使徒)の武器が生えてくる。

その中の槍を掴み、

 

 

 

죽어라‼(死ね‼)

 

 

 

【T-01-20-O】が居る方向に向けて投擲する。

投げられた槍は壁を無視して飛んでいき、

 

『⁉』

 

【T-01-20-O】は寸での所で避けよとしたが、避け切ることは出来ず、槍は左足を見事に吹き飛ばした。

 

「チッ‼」

 

望が舌打ちをするが、それを聞いているのはこの場には誰もいない。

 

『シグマ、今の状況は?』

『【O-02-40(大鳥)】の鎮圧が終わったところだ。後、何処からか飛んできた槍が【T-01-20-O】の左足を吹き飛ばしだぐらいだ。それと、ほぼ全員瀕死状態ってとこだな。』

『了解…直ぐに向かうから退避しといて。』

『…1人でやるつもりか?』

『うん。』

 

私は無線機の通信を切って【T-01-20-O】のいる方向に向けて走り出す。

タブレットで全員の体力を見ると、私と星とクイーン以外の全員の体力は3割を切っていた。一方、【T-01-20-O】の体力は残り1/4だ。

そんなこんなで教育チームに向かうエレベーターに着く。

 

「…」

 

私はもう1度槍を右手に握る。

そして、エレベーターを操作し教育チームの廊下に行き。エレベーターの扉が開いた瞬間に『失楽園』を床に打ち付けて【T-01-20-O】をその場に固定する。

 

『チィッ‼』

 

【T-01-20-O】はマシンガンを乱射してくるが、私は()()()()()()右背にある純白の翼(『失楽園』)を自身の正面に動かして全て防ぐ。

 

『この‼』

「黙れ。」

 

私は【T-01-20-O】の腹部に槍を突き刺し、【T-01-20-O】をその場に張り付けている武器の中から鎌を掴み、【T-01-20-O】の首を刈り取る。

 

「望、すまん。大丈夫…か?」

 

シグマが廊下に入ってくる。

 

「大丈夫だよ。」

「どうしたんだ?その翼…」

「さぁ?」

 

正直私でも分からない。

けれど、『失楽園』と同じものだと思う。

 

「他の皆は大丈夫?」

「大丈夫だ。誰も死んでいない。」

「…良かった。」

 

私がそう言うと同時に、背中から生えている翼がボロボロと崩れていくように消えていく。

 

「……星くんの所に行ってくる。」

「あぁ、行ってこい。」

 

~side星~

 

「ん…」

 

目を開けると白い天井が見えた。どうやらベッドに寝かされているらしい。

…俺はあの後どうなったんだ?

 

そんな事をぼんやりと考えていると…

 

「星くん‼目が覚めたの?」

「え…あぁ…うん。」

 

声がした方向に目を向けると、望がいた。

その眼には涙を浮かべている。

 

「よかった…」

「えっと…俺はどう言った状態だった?」

「…出血死寸前だったらしいよ。」

 

まぁ、あんだけ血を流したらなぁ…

 

「星くん…今日は安静にしててね。」

「分かったよ。」

 

今日1日は療養か…

…鉄分が欲しい。




誤字脱字等がありましたら報告してくれるとありがたいです。
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