【Lobotomy Corporation】に入社させられたまではいい、収容室多くない?知らないアブノーマリティーもいるし… 作:下南
全てを分かち合う覚悟がある
「おはよう望。」
「ん…おはよう星くん。」
何かなぁ…起きたら望が布団の中にいる事に慣れてきてしまっている自分が怖い。
俺の貞操は生きていらっしゃるでしょうか?
「取り合えず、退いてくれない?俺の腕の感覚が皆無なんだけど…」
なんせ望は俺の腕を枕(つまり腕枕)にしていた為、俺の腕は物凄く痺れている。
「退いてほしいなら…まず星くんが腕を退けないと動けないよ?」
俺はそう言われて自分のもう片方の腕を動かし、サラサラした物(望の髪)を撫でながら望を拘束?していた腕を退ける。
「…何か…すまん。」
「?別に星くんが謝る事じゃないよ。私が好きでやってる事だし…」
望はそんな事をあっけらかんと言ってから起き上がった。
「襲われるとか思わないのか…」
「星くんなら大歓迎だよ。」
これは何て返すのが正解なんだろう…
~~~
『ゴォォォォォォ』
クリフォト暴走レベルが7になった時に。群青の試練の出現音が聞こえた。
『試練が発生しました。エージェントの皆さんは直ちに鎮圧に向かって下さい。』
「シグマ~何処にでた~?」
「情報と中央のメインルームだ。なんだその間延びした聞き方は…」
シグマに呆れられながら俺は鎮圧に向かう。
群青は…黎明は同室、白昼は同部門でダメージ共有だから…同階層か?だとしたら深夜は…考えるのは止めておこう…
鎮圧に向かっていると、俺の肌が焼けるような感覚がした。
「【
タブレットを確認したら中央メンバーは全員赤ダメージを受けている。上層メンバーは全員が同時に黒ダメージを受けている。…多分作業ダメージだ。
「何かしらが脱走する前に鎮圧すべきだな…」
そんな事を考えながらメインルームの扉を開けると…
「どっせい‼」
ジャックが威勢よく『群青の夕暮れ』に攻撃をし、望とカナとミナが援護をする形で攻撃していた。
一方、『群青の夕暮れ』はと言うと…白昼同様に白い糸の様な物が集まった球体だ。違いがあるとすれば、糸を天井に広げて、浮かんでいるというよりもぶら下がっている状態を言う事だ。
「すまん、遅れた‼」
「大丈夫。真上から攻撃してくるから気を付けて。」
「了解‼」
俺は思いっきり踏み込んで『黄昏』を振るい、ジャックもそれに続いて『永炎』を振るう。
攻撃が当たる度に『群青の夕暮れ』から軋むような音が響き渡り、天井に張られた白い糸が激しく揺れ、幾つかの糸は床に垂れてくる。
「これは…短期決戦がよさそうだな…」
「そうですね…よっと‼」
俺たちの頭上から束になった糸が螺旋を描いてドリルの様に降ってきたので、横に飛び避ける。
望やカナ、ミナにも降り注いでいたので、恐らく全体攻撃だろう。
「…受け止めた方が良かったかあ!?っと…」
俺の着地地点に糸があった為、着地と同時に滑ったのだ。
「これで止めだ‼」
ジャックの1撃により、『群青の夕暮れ』は形を崩して、天井に張り巡らさている糸と共に床に落ちた。
「終わったな…」
各々の武器を仕舞い、作業に戻ろうとしたら…
「星‼まだ終わってない‼」
「ふぇ?」
俺が振り向くと、床に落ちた『群青の夕暮れ』は集まって幾つかの球体を形成して、宙に浮かんだ。
「白昼になったか…しかも4体」
どうやら鎮圧はまだ続くようである。
失敗の責任を負うことは簡単ではない
だが、放棄するわけにはいかない
収容したいアブノーマリティは?
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豕亥
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見習い従者
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夏炎の大王
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主無き剣