SAO 白き隕石の軌跡   作:どこぞの機械好き

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ホロウフラグメントのアイツラが現れます。⬛⬛の正体、判明。

新キャラが、しれっといます。


第9話 あれと3倍の人……人かこれ?

side メテオラ

 

「超高レベルじゃないと、受けれないクエスト?」

 

最前線付近の街、とあるCPUが運営する個室型の飲食店でアルゴから情報を仕入れていると、気になるものが耳に入る。

 

「そうダ。メテオラの次にレベルが高いキー坊もその依頼を受けようとしたのガ、それでも足りないと言われたようでナ。()()()が特徴的なCPUだそうダ。」

 

「うさ耳?それ以外の特徴は?」

 

「それ以外の特徴が、灰色のローブしかない……条件が満たしてないとわかったラ、すぐに消えタ。私も現場に行ったガ、キー坊と全く同じ対応をされたヨ。ちょうど50層のフロアボス元戦場に現れるらしイ。」

 

戦場跡……戦闘系のものが予想されるな。またギルドで参加者募ってみるか?

 

「それで、俺のとこに来たと。誰かがそのクエストで事故って死ぬよりかはマシだがな。後で行くとしようか。」

 

「なんかパシリみたいで、済まないナ……話は変わるガ、また人助けをしたようだナ。確か40層で、クラインのギルド、風林火山だったカ?」

 

「ああ……そんとき、どうやら救援部隊が二重遭難してたようでな、珍しいスキルを使うプレイヤー……たしか仲間にバフかけれる「吟唱」っていうスキル使ってた。」

 

「吟唱?それはまた、聞いたことのないスキルだナ……それデ、その後はどうなったんダ?」

 

「閉じ込めトラップに捕まった仲間を援護するために、ずっと歌ってたな……モンスターにリンチされていても。」

 

「それはまタ……何か、彼女はそこまでして、助けたいプレイヤーが居たのカ?」

 

「なんせノーチラス、っていうリア友がいるらしくて……ありゃ両想いだな。」

 

それを聞いたアルゴは、ほぅと興味を示す。だが、余計な詮索をしない彼女はその段階で止まる。これだからプレイヤーが信用する訳だ。

 

「……まァ、たまには休むことも頭に入れておけヨ?何でモ、もうレベルが150を超えたらしいじゃないカ。」

 

「それはそうだが……誰かがやらないと、ここから出れないぞ?」

 

この世界には、現実以上に先導者が必要だ。

だが先導者は、誰もが進んでやりたいものではない。一度何かで失敗すれば、非難の的になるからだ。

 

それでも誰かが進んでやらないといけない。

 

「無茶するのも……程々にナ?」

 

「アルゴは俺の母親か……?」

 

「そ、そんなわけあるか!」

 

これまた顔を真っ赤にして……アルゴは少し揶揄ると、すぐに素の口調に戻るな。

それもまた、悪くはない。

 

―――――

 

50層のフロアボスの戦場についたのだが……一週間前に今率いてるパーティーでよろけでハメ殺した記憶がまだ新しい。

LABはキリトの手に渡ったんだっけか。

 

「……メテオラ、あのCPUじゃないかな?」

 

ミトが指差す方向を見ると、確かにうさ耳が特徴的なCPUが、フロアのど真ん中に佇んでいる。

 

『このクエストは、ソロでのみ受付します。受ける際は、パーティーを解除してください。』

 

「パーティーを解除してもいいか?」

 

連れてきたキリトにアスナ、たまたま付いていきたいと言ったのでガラハド、ミト、カンザ、ナフィラというユウキと同じくALOからとばされてきた刀使い……また今度説明するとしようか。その以下7名の了承を得て、一旦パーティーを解除する。

一応、もしものためにできるだけ遠くにいることも伝えた。

 

『情報照合……メテオラ、レベル151。レベル条件、プレイヤーID、クリア。限定クエスト「うさぎの挑戦状」を受けることができます。どうしますか?』

 

やけに機械音声なCPUだことで……プレイヤーID……クエストに人を選ぶというのか?

 

「……受ける。」

 

『それでは早速、ミッションを開始します。これから現れる獣を倒せたら、戦利品をお渡しします。ご武運を。』

 

そしてそのCPUはどこかに消え、速攻でクエストが始まる……やはりモンスター討伐型だったか。

目の前でポリゴンが形成され、黒々とした外骨格と6つの脚、返しの効いた青く光る顎を持つモンスター。その名も……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【99th floor BOSS 1/5 Ladyans Reverse】

 

……いや、待て待て待て待て!99層フロアボス!?うん、君だぁれ?そもそも「リバース」ってなぁに?

まだ戦ってすらないのに、どこから帰ってきたの!?

落ち着け……そうだ!まずは説明を見よう!

 

解析スキルでボスの説明を見……【87層フロアボス、レィディスイーターの劣化版。状態異常攻撃を放つ。打撃武器が有効。】

へぇ、87層の劣化版……ここ、何層か分かってますか?50層だぞ?

 

「メテオラさんッ!」

 

「大丈夫だナフィラ、引き続き距離を取っといてくれ。」

 

戦闘形式は……完全決着モード?死ぬまで逃さないつもりか……

 

「……上等だ。」

 

新造した試製ヒート・ホークを構え、その刃が特徴的な音と共に赤熱化していく。

 

―――――

 

「せいっ!」

 

カレトヴルッフでカオス・リバースというさっきまでのボスとは違い、斬撃が有効なボスの首を刈り取る。

出てきたときとは逆再生のように分解されていくドラゴン型のモンスター。

最初の三体はヒートホークで、斬るというよりかは叩きつけるという攻撃のせいで、3本作っていたものがすべておじゃんになってしまった。

次作るときは耐久値をメインに作ろうか……

 

「メテオラ、さっきからナイフになったり剣になったりしてるそれ……なんだ?」

 

壁で待機しているキリトから、手に持ってるそれはなんだと聞いてくる。

 

「これか?これは俺の自信作だ。コスト度外視で作ったんだが……それ相応の性能はあるぞ?」

 

しれっと使っているカレトヴルッフ、昔にロウというジャンク屋が作ったもので本来は何メートルもあるマルチツール……いわばいろいろな用途があるものだ。流石に弾が出るのは再現できなかったが……

 

っと、次のモンスターが生成されていく……次のやつは、

 

【99th floor BOSS 5/5 Dhietysruler】

 

両手に剣を携えた黒と赤の、鎧を着た獣。

下半身は牛のように4脚で、上半身は人形のいわばミノタウロス型のモンスターだ。

 

リバースがつかなくなったし、番号的に最後のやつと信じたい。流石に本来、レベルがあるとはいえ数十倍の人数で倒すであろうボス5体連続を相手するのは、無茶もいいところだからな……

 

回復結晶を惜しみなく使い、体力は全快するが、疲労が取れることはない。

 

その休憩時間も、ボスが動き出すことで強制的に終了し、第5回戦が始まった。

 

まずは逃げに徹して、敵の攻撃パターンを見る。

 

…………両手の剣を使った上位SS連発に、うおっ!?……広範囲の全体攻撃か。ヘイトが俺だけで良かった……

防具の耐久値も考えると、被弾はまず避けたいな。

 

次にどう攻略するかだが、鎧装着型モンスターの攻略法は2つある。まずは、鎧の上から攻撃する方法。与ダメが少ないが、大人数でやるときはこっちのほうがてっとり早い。そしてもう一つは……

 

「さっさと膝つけ!この装甲野郎!」

 

鎧の隙間を丁寧に斬って健を切り、行動を封じる方法だ。こういった敵のリアルな弱点を用意してくれたことだけは、感謝してやる茅場。

 

その後、全体攻撃を乱発してきて、一時HPがレッドゾーンになりかけることがあったが、無事に相手のHPバーを全損させることができた。

 

「つ゛か゛れ゛た゛ぁ゛ー!」

 

地面に転がり、乱れた呼吸をもとに戻していく。

 

「無事か、メテオラ!?」

 

壁際に避難していたキリトたちが寄ってくる。体の負傷はない……が、

 

「回復アイテムと、武器の欄が軽くなったよ……この様子だと、ボスのドロップも、もらえないようだし……とほほ……」

 

「……でも、メテオラが死ななくて、良かった。あのとき、ほんと心配したんだよ?」

 

「悪かったよカンザ……ん?CPU?」

 

さっきまで消えていたうさ耳がまた現れた。目元がわからないが、口を開く。

 

『ミッションクリアー!それじゃあ、りゅーくんにとっても役立つものをプレゼント!上をご覧ください!」

 

「その声……」

 

急に口調変わったなおい。急に人工音声から誰かの声に……んでりゅーくんを使うとは……()か?

 

んで……上?

天井が一瞬光ったかと思うと、目の前に2つの何かが地面と激突する。

 

「んなっ!?」

 

上から落ちてきたのは……頭よりも大きな白いナックルとどこかお坊ちゃまな服装をしている、金髪の少年だ。

少しずれてたら顔に直撃したぞ……

落ちてきた横に顔を向けると、目を回しながら上を向いて倒れている少年の額には傷が入ってることが確認できる。こいつは……

 

「……なんでいるんだよ。」

 

「うーん……む?君は……流星か!?」

 

目を覚ました少年がこちらの姿を認めた途端、本名を言ってくる。

 

「今はメテオラだ……そんで、束に送ってもらったのか()()()?」

 

「そんなところだ。このように、実体で会うのは久しぶりだな。り……メテオラ。」

 

「それはそうだが……何でケアボットのコードなんだ?」

 

アイツの広げたウィンドウ内の名前は『MCHP0000 CHAR』となっている。

 

「これならカーディナルの目を抜けやすいからな……だが、束女史にそんなのは関係無かったようだが。」

 

そう言いながらトテトテと歩き、こちらに一緒に降ってきた白い塊を持ってきて、上からこちらを見る。

 

「よし!私ができるのはここまで!……死なないでね。」

 

話の途中、急にガチトーンになってそのまま彼女の姿が霧散した。死んでほしくないなら、こんなボロボロにするなよ。

 

……んで、その塊はなんだ?

 

「これは、アームドアーマーVNだ。」

 

へえー……whats!?なんであるのっ!?

 

「……あのISについてた?」

 

「そうだ。使い方はわかってるだろう?」

 

そりゃあ知ってるけど……

 

「今までスキルポイントを貯めてた『⬛⬛』があるはずだ。メテオラのレベルならもうカンストしてるんじゃないか?」

 

「確かにもうしてるが……まさかこれが?」

 

「そうだ。これのすべての、ソードスキルなるものを使うことができる。試しに近くにいるモンスターに使ってみろ。」

 

疲労が少し取れて、起き上がった俺は、右手を穴の空いた部分から入れる。

すると、自然に腕に装着されウィンドウにVN装備中と表示された。

 

「……よく手に馴染むな。」

 

「昔よく使っていたからだろう。つけてる時は左手でウィンドウを操作する。」

 

そう言われてソードスキル一覧を見ていたでウィンドウを左手で閉じる。

 

「外すときは解除と念じれば勝手に持ち物に追加される。付ける時はその逆だ。」

 

「わかった。」

 

早速試すとするか。

都合よくどこにでも湧く、3Mクラスのゴーレム型のモンスターが現れる。

 

「……クロー展開。」

 

ナックルが開き、4つの青い牙が露出する。

そしてその牙達は振動を始め、ブレて見え始める。

 

「っラア!!」

 

跳躍し、ゴーレムの頭部から足にかけてVNを突き立てて振り下ろす。

切り裂いた面が見るも無残な程に破壊されたゴーレム型は音を立てて崩れた。

 

この動作は固定されてたから……ソードスキルだな。それもさっき載ってなかったやつ。

 

「なんで早速オリジナルの技を思いついてるんだ!?」

 

「ん?できるかなーってやったらできた。」

 

「思い付きでできるとは……やはり、白き隕石は怖いな……ふふっ」

 

「……そうかな、赤い彗星さん?……ははっ」

 

フィールドに二人の笑い声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何あれ、かんちゃん?」

 

「ミト……私も……知らない。メテオラの……息子?」

 

「メテオラに子供いたとは……相手は?」

 

「誰が知るか、ガラハド。アスナはあの「シャア」っていう人、誰だと思う?」

 

「確かアニメでみたことあるような……ということは、キリトの間にこんな子ができるのかな?

 

状況が追いついてないパーティーメンバー達もいた。




ヒートホークの役目が少なすぎたかな……カレトヴルッフ活躍回。

シャア参戦ッ!ついでにアームドアーマーVNとかいうぶっ壊れ武器参戦ッ!

次は、クリスマスかな……?
2日間、キャンプ行くのでおやすみします。ご了承を。

実は……もうすぐ誰かとコラボします。お楽しみに。

コラボしたい方、感想欄・メッセージどちらからでもぜひお声掛けください。

最近、小説の頭に乗せている誰かの1幕は……

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