あと一人から、評価を貰ったらゲージが伸びる……誰か……(欲望の蛇)
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ぜひ、送ってください。
こちらからは以上だ。
side メテオラ
「そういやキリト、さっき何貰ったんだ?」
「……これだ。」
これは回廊結晶……?
かなりいい値段するはずなんだが……
「……なぜそれを渡された?」
「もしも、オレンジギルドの奴らを見つけたら黒鉄宮に送ってほしいって……仲間を、殺されたそうなんだ。」
『タイタンズハンド』というオレンジギルドがその相手だと、言葉を続ける。
……仲間を殺されたというのに自棄にならなかったり、復讐をしようとは思わなかったのか。
「そうか…………キリト、その人にこれ送ってやってくれ。」
ギルドの招待状と題された文章をキリトに送信する。
「これは……どこまでも、お人好しなんだな。」
「いつも言われてるよ。」
―――――
――――
―――
――
―
「いやああぁぁーーー!!」
47層、『フローリア』にあるダンジョン『思い出の丘』内で早速シリカが触手系植物モンスターに足を絡め取られていた。
わー……吊るされたなー……
「見ないでぇ〜!!」
……こんなことしてる場合じゃないなー……
「いや、見てない!見てないから!!」
「……キリト、それは見ていると言っているのと同じだぞ。」
俺ははそう言いつつクローモードの
ちなみにこの時、目は瞑ってる。
「キリト!」
「ハァッ!!」
俺の声にキリトが片手剣を思い切り振り下ろし、モンスターはポリゴン片と化す。
地面にストンと座り込んだシリカは思わずキリトに聞いていた。
「……見ました?」
「俺は咄嗟に目を閉じたから見てない。」
「それじゃあ、どうやってモンスターを倒したの?」
ジト目になったユウキに睨まれている。
「目を瞑ってたからな。」
「それについては私のアリバイがある「それ目開けてるから見えたんだよなシャア?」あっ…………」
シャア、おめぇよ……自爆しやがって……
「……まぁ幼いし、しょうがないか!」
……なんで許されるんですかねぇ??
「他の男性は、どうなんですか?」
「俺はシールドで視界がほとんど塞がれてたぞ!前なんか見えっこしねぇ!」
ガラハドの言い分は理解ができる。問題ないな?
「さっき飛ばしたモンスターがどこまで行ったか見てた。ほら、あそこに転がってるあれです。」
パワー5も少しずれてるが……問題ないだろう。
では……キリトは?
「……み、見てな「ファイナルアンサー?」うっ……」
おうおう、女性陣からの圧がすごい……
「……本当は?」
ゼータと、カンザの圧のダブルパンチには……
「ちょっとだけミマシタ……」
はい、
「うぅ……」
シリカは赤面したまま半分自棄になって短剣を振り回し始める。
そんな戦闘を数回繰り返した頃には、もうシリカも戦闘に慣れて最初のようなことは無くなっていた。
途中、シリカが切り出したキリトの妹の話で話題になったり、話に夢中になってまたシリカがモンスターに捕らえられたりと、紆余曲折あって……
「あっ、これだー!」
そう言って、シリカが小走りで丘の上に向かい、そこに咲く花を手に取る。
「これがプネウマの花、ね……」
「これでピナを……!」
「ああ……だが、ここはモンスターがよく出る。戻ってからのお楽しみにしようか。」
「はい!」
―――――
『アイムスティルイナドリィ〜厶、スネェ〜クイ〜タ〜♪』
「曲のセンス独特だな……」
ウキウキで歩いているシリカ達を横目に俺とはキリトと目線を合わせた。
「シリカ達、悪いけどそこでストップ?」
「パ〜パッパバァ〜ン……え?」
さっきから索敵スキルが警報鳴らしまくってうるさい……それなくてもわかってるが。
「……出てこい、犯罪者共。昨日の盗聴といい、コソコソしてるのがお気に入りなようだな。」
コソコソするのはダンボール被ってる時だけでいい。
そう言いながら、対岸にある木々を睨みつける。
……すると、木々の影から武器を持った複数の人物が現れた。
「ろ、ロザリアさん!なんで、ここに!?」
中でも一人はシリカの知り合いだったようだ。
「あたしの『隠密ハイディング』を見破るなんて、随分高い『索敵』スキルを持ってるのね、真っ白なナックル持ちさん……まっ、それはいいわ。
その様子じゃ、無事『プネウマの花』を入手できたみたいね。おめでとう……それじゃあ、その花を渡してちょうだい?」
……唐突なジャイアニズムだなおい。
ロザリアなるものの言葉に一瞬理解が追いつかなかったシリカだが、すぐさま言葉を返した。
「な、何言ってるんですか!?」
「その言葉のままよ、プネウマの花をこちらに渡しなさい。」
さて、こいつらをどうしようか……
「……そうはいかない。オレンジギルド、タイタンズハンドのリーダー!」
「……へぇー、まさかそこまで見抜いてたなんて。」
キリトの暴露に対し、ロザリアは少し目を細めながら感心した様子で喋った。
一方、シリカにとって予想外の言葉だったのか、はたまたは未だ理解が追いついていないのか、不安気な顔でこちらに問いかける。
「……でも、ロザリアさんのカーソルはグリーンじゃ?」
「……簡単なことだ。グリーンが獲物を見つけて、オレンジが待ち伏せているポイントまでひっぱってくる。そうすればオレンジは見られることなく自分たちが動ける場所で今みたいにできる。」
「じゃあ、この二週間一緒のパーティーにいたのは……」
その後の言葉が続かない。
シリカの前のパーティーは、こいつも含まれてたのか。
「そうよ。戦力を確認して、冒険でお金が溜まるのを待ってたの。」
そう言いながら舌なめずりするロザリア。それを見てシリカは恐怖を感じたのだろうか、体の震えが止まらない。
「一番楽しみな獲物だったあんたが抜けて残念だったけど、レアアイテムを取りに行くって言うじゃない。でも、そこまで分かっててその子に付き合うなんて、あんた達って馬鹿?それとも、本当に誑し込まれたってわけ?」
「……いいや、違う。俺が逆に誑し込んだんだよ。」
初耳なんだが……スタンドプレーが目立つな、キリト。
「何?」
キリトの言葉が予想外だったのか、ロザリアは目を丸くした。
「俺はあんたを探してたんだよ。10日前に三十八層でシルバーフラグスってギルドを襲ったらしいな。リーダー以外の4人が殺されたが……覚えてるか?」
「……あぁ、あの貧乏な連中ね。」
キリトの言葉を聞いて、ロザリアは思い出した様子で頷く。
「リーダーだった野郎は、朝から晩まで最前線の転移門の広場で、泣きながら仇討ちをしてくれる奴を探してた……けどな、あいつはテメェらを殺すんじゃなく、牢獄に入れてくれって言ったんだ。
本当は殺したい程憎かっただろうに、その憎しみの感情を押さえてまで、あいつは殺して償わせる道じゃなく、生かしてその罪を償わせる道を選んだんだ。そんなやつの気持ちが、わからないのか?」
ここまで言って分からないやつは、ここまでのやつなんだが……
「分かんないわよ。マジになっちゃってバカみたい。ここで人を殺したところで、本当にそいつが死ぬ証拠なんてないじゃない。」
どうやらこいつも例外にもれなかったようだ。
言っても無駄なことはわかってる……が、これだけは言わせてもらいたい。
「……あるかもしれない、といえば?」
再び発せられた予想外の言葉に、またもやロザリアは目を丸くする。
「っ……何をほざいたこと言ってるのよ?」
「客観的に考えたのだが……まず、デスしたプレイヤーは戻ってきたか?」
「知らないわよ。デスしたら一層にある石に名前が引かれる。それだけでしょ?」
そう言うといわゆる、お澄まし顔まるでこちらを馬鹿のようにみる。
「それじゃあ……
「今のとこ、そんなのは確認されてない。」
例外は、あるがな。後ろにいるナフィラとかユウキとか……
そう言いながら俺とキリトはタイタンズハンドの前へと歩いていく。
「キリトさん!」
「メテオラ……危ないよ!」
「心配すんなユウキ。これくらいの相手、どうってことない。」
心配するパーティーをよそに、俺たちは堂々と歩み寄る。
すると、キリトとメテオラという名を聞いた『タイタンズハンド』の一人が目を見開き、慌てた様子で口を開く。
「……あの真っ黒な服と片手剣、『黒の騎士』ですよ!高レベルプレイヤーの一人です!」
「ただ高レベルなだけでしょう?拘束させて刺し殺せばレベルなんてあってないようなものよ。」
「問題なのは……そっちじゃないです、ロザリアさん。あの真っ白な服に、熱を持った斧と形の変わる剣……間違いない、『隕石』だ!レベルが誰よりも高い攻略組で最強のソロプレイヤーです!」
へぇ……俺、そういうふうに見られてたのね。
というか、そっち呼ばわりされてちょっと落ち込んでるなキリト?
「俺、あんまり情報なかったな……」
「……二つ名ある時点で十分だと思うんだが。」
男の言葉に周りのプレイヤー達も慌て出す。
ロザリアも一瞬焦りを見せる……強気になって言った。
「攻略組がこんな所にいるわけないじゃない!ほらっ!とっとと始末して、身ぐるみ剥いじゃいな!」
リーダーの言葉に駆り立てられたのか、周りのプレイヤーはこちらに剣やら槍やらで攻撃をしてくる。
さて、こいつら……
「こいつっ!?攻撃してるのに、回復が早すぎる!!」
「こんのっ……武器が壊れたぁ!?」
弱 す ぎ る。
キリトはバトルフィーリングが追いついてるから、実質的に相手が千日手に陥っている。
かくゆう俺は、そのスキルこそ使ってないものの……
「なんでゲージが少しも減らないのよ!?」
「いや、
相手の攻撃力が低すぎて、雀の涙ほどしかダメージを貰わない。というか、このゲームの最低値0じゃないんだな。
なんなら、相手が力任せに武器を振るので武器が壊れてる。
哀れ武器よ……来世ではもっといい使い手に使ってもらうようにな。
「10秒で200ダメージ……お前ら、レベルどのくらいなんだ?」
「さぁ……精々50がいいところなんじゃないか?もしくはそれ以下。」
「くそっ、このビーター共め……!」
さっきと随分口調が変わったな、ロザリア……
「所謂、手詰まりと言うやつだが……どうするんだ?
一つは、ここから俺達が暴れて全員キル。
もしくは……」
キリトに目線を送り、回廊結晶を出すように促す。
それを読み取ったキリトはそれを使ってゲートを展開する。
「黒鉄宮で大人しくしとくかだ。」
「……クソォッ!!」
―――――
――――
―――
――
―
「悪かったな、迷惑をかけてしまって……」
「い、いえ……」
「これ、慰謝料だと思ってくれ。こんなもので済まないが……また後ほど、改めてお礼をさせてもらう。」
そう言って俺とキリトはシリカに、アイテムトレードでさっき回収した盗賊集団の武器を全てシリカに渡していた。
「これだけでもありがたいのに……」
「……街で売れば結構な額になるだろう。」
「え、でも申し訳ないですよ……こんなに一杯……助けられたのは私ですし……」
「いや、でもだな……」
「シリカちゃん、受け取っときなさい。こうなったらうんと言うまで言ってくるんだから……」
そんな事はないとは思うんだがナフィラ……
「じゃあ、街に戻ろうか……」
「はい!」
そして一行は街に戻り、宿屋の部屋に入るとシリカは早速手に入れた『プネウマの花』を使ってフェザーリドラのピナを蘇らせていた。ピナは不思議そうに二人を眺めると、キリトの肩に乗っかり俺たちににお辞儀をしていた。
「お礼?」
「……そうかもな。」
行動アルゴリズムから外れた存在だ。そんな考えを持っていてもおかしくない。
その姿にキリト達は微笑していた。
―――――
ピナの復活を見届けた俺達は転移門の前に立っていた。
「それじゃ、またどこかで……」
「キリトさん。ベセスダの皆さん。色々有難うございました!」
「こっちこそ、いいものを見れましたし……ね、パワー5!」
「俺かいガラハド……そうだな、充実していたよ。」
そう言うとシリカとキリト達は別れを言った。
「私たちは、マッピングの続きですね。」
そうだ、まだそっちが終わってなかったか……
「……ああ、行くか。」
そうしてシリカと別れ、ぞろぞろと転移していく仲間たち。
そして、最後残ったに俺が門に足を踏み入れようとした時……
「スネェェェェェクッ!!!」
この声は……!
「リキッド……!?」
戦闘パートは続く……
まだだ!まだ終わってない!
最近、小説の頭に乗せている誰かの1幕は……
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アリ
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ナシ