せめて週に一回以上は投稿するのでご了承を。
side メテオラ
時は春を感じれる季節。
ユナの歌声が風に乗って聞こえてくる。
彼女の持っている『歌唱』というスキル。戦闘時には味方にバフをかけれるものだが、彼女自身のセンスもあるおかげでいまこうやって歌う分にも……
「……悪くない。いい歌だな、ノーチラス。」
こうして、横になってリラックスして聞ける。
横にいるノーチラスも同じようにくつろいでいる。
「……ですよね。あなたがあの時いなければ……この歌も……」
あの時、か……その時は攻略組として、やることをやってただけなんだが……
「やめてくれ、たまたま居合わせただけだ。」
だが、それで誰かの心を助けることができてたのなら……本望だがな。
「いえ……彼女がいなければ自暴自棄になって、何してたかわかりませんから……」
「……そうか。そんなに大切なら、彼女が悲しむようなことは考えんなよ。」
「わかってます。」
……覚悟の決まった顔をする。
この心意気は……いささか決意がこもりすぎてる気がするが……
「だからって、自己犠牲とかそういうのは……やめとけよ?もしそんな事になったら、ためらわずに俺を呼んでくれ。」
そういうのは……自分だけでいいんだ。
ノーチラスは少し考えた後、懲りたような顔をして数回、顔を小さく縦にふる。
「……わかりました。けど、あなたの身になにかあった時は……」
俺の心配をしてくれるのか?
「優しいな……だが、その時は地獄からのお迎えが来たと思って腹をくくるよ。」
俺は……その助けを受ける資格もないだろうし。
「それは一体……?」
ノーチラスの問に答えようとしたところで、歌っていたユナからノーチラスに向けて言葉が飛んでくる。
「ノーチラスー!!そろそろ行こー!!」
「ん……ガールフレンドがあんたを呼んでるぞ。」
「そのようですね……さっきの質問は、いつか答えてもらいますからね?」
「それまではお互いくたばらないようにな。」
「約束ですよ……?」
「分かったよ。早くユナのところに行ってやれ。」
「一緒に聞いていたのメテオラさんだったの!?」
「そうだよ、いい歌だったってさ。」
「んもぉ〜……先に言ってよぉ〜……」
ユナはこちらに一礼してから、彼女のもとにやってきたノーチラスの手をしっかりと握ってこちらを後にする。
……あれが、リア充なるものなのかねぇ……だが悪い気はしない。
―――――
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―――
――
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そこからさらにぼーっとしていると、いつの間にかキリトも近くの木陰で横になっている。
その横では、アスナがキリトに何か言ってるが……
「イーライとシャアか……その様子だと、なんとか抜け出したようだな。」
「メテオラの下に行くと何度も伝えてなんとか……」
「女性に囲まれて、何故か反抗できなかったのだ……」
どっちも戦闘していないというのに、息が切れている。
……一体ナニされてたんだろうね。
「……ご愁傷さま。隕石落としの罰とでも思っときな。」
イーライは目をひん剥いてシャアを凝視している……そういやリキッドはこのこと知らないのか。
「お前!?……ワルなやつだな。」
「……そういう君も、中々なことしてるじゃないか。」
こいつら……
「君とは馬が合いそうだな。」
「そうだな……お互い、深く語り合おうじゃないか。」
嘗てのワル同士で結構気が合いそうになってやがる。
おなじパツキンなショタで、尚且つ世界を敵に回してきた奴らに友情が芽生えた瞬間を見た。
お互いガッチリと握手してその友情?を確かめている。
「君とは、短くない関係になりそうだな。」
「……どうやらそのようだ。」
「友情結ぶのはいいが……また変なことやろうとは思うなよ?」
反乱とか、世界を戦火に巻き込むとか……お前たちならやりかねんからな……
「少し前に約束した通りだ。そんなぬけぬけと自殺行為はしない。」
「この世界では、
どちらも首を振って強く否定する……どっちも嘘をついているわけではなさそうだな。
それならいいが……
「それよりも……こうやって、あんたと戦争も何もないところで話すのはもう50年も前になるのか。」
「……そういえば、あんたのとの関係もそれくらいになるのか。イーライに至っては、そろそろ100年迎えそうじゃなか?」
まともに話せると気がつけば半世紀。イーライに至っては、MGS世界でもかなり初期に逝ってしまったのでそれくらい経つ。
……普通に口にしたり考えたりしているが、とんでもないこと……なんだろうな。
「1世紀だと……!?ソリッドは
「まぁな、色々あったんだよ。あれだったら……なんでそうなったか、俺のわかる範囲で教えてやろうか?」
今なら聞いてるやつが少ないだろうし、ちょうどいいか。シャアが、今現在すごくすごい目で聞きたがっているし……
「それは……!?是非教えてくれ!!」
目って……そんなふうに爛々と光るんだな。
「わかったから落ち着けって……そんな急かさなくても話してやるから……」
ここらへんには俺達以外には、さっきまで言い合ってたキリトとアスナが寝ている以外にいない。
というかアスナ……キリトにうまく言い包められたな。
「俺も……興味があるな。宇宙の神秘が一つ、暴かれるのだろう?」
イーライ……あんたも目がシャアのそれになってるぞ?
満場一致でこの話題に興味があるようだ。
「じゃあ、ぼちぼち話し始めるか……この
今までほとんどのやつが分からなかったこの、こいつらに教えてやろう。
―――――
「まず、大前提を説明するとすれば……この世の中には、いろんな時間軸があちらこちらにある。」
「……どういうことだ?」
「簡単な話だ。たった今、
「つまり……多元宇宙を移動する際に何かしらの要素があれば、その世界の未来か過去に流れ着く……ということか?」
「だいたいそういうことだ。だから……何回かほとんど同じ世界を経験したこともあるな。」
噛み砕いて言えば。
色々な世界が独立していて……その世界を行くときには、必ずしも出発する世界とは同じ時間、その向かう世界とは限らない、ということだ。
「もしかして、何度もソリッドを……」
「まぁな……ネイキッドとソリッドはやったことあるな。」
「お前、BIGBOSSもやってたのか!?……それなら、あの強さも頷ける。ソリッ……メテオラが今まで経験した世界に似たようなことは……」
「なかったわけじゃ……ないな。このゲームも
「……なら、この世界の攻略法も……」
食い入るようにイーライがこちらに詰め寄ってくるが……
「まぁ、それがな……その時は、俺自身がクリアしたわけではないから、結構あやふやなんだ。」
「どういう事だ?」
「その時は、確かにラスボスらしいやつと戦ったんだが……誰だったのか、覚えてないんだ。」
確かあの時は
「それがこっちの世界でも同じかどうかはわからん。」
「なぜそれは覚えていないんだ?」
こちらに詰め寄ろうとするイーライ。だが、シャアが手でそれを制する……シャアは俺の過去知ってたんだったな。
「無理もない、イーライ……メテオラにとって、数百年以上……いや、約千年前の事なんだ。」
「そう…………なのか……?」
イーライはがっかりしてまたその場に座り込む。
「悪いな……いくら俺でも全部覚えきれるほどの容量は持ち合わせてない……」
「それほど前のことを覚えてるのも、十分おかしいが……」
「覚えてるのは…………約束……というよりかは、決意したことが覚えてるから、かもな。」
「決意……?」
「シャアにも見せてない、
てか、あんまり人の記憶を土足で見ないでくれ……
ハマーンとかだったら、タコ殴りにされてるぞ?
―――――
――――
―――
――
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side キリト
「あれ…………キリトはもう起きてたの?」
気がつけば、日が西に傾きつつある。
「あ……あぁ、メテオラ達が話してる声でな。今は遊んでるみたいだけど……」
シャアに加えて、金髪のワイルドな男の子がメテオラと一緒に走り回っている。
おいかけっこでもしているのか……?
「どれくらい話してたんだろうね、あの人達。」
「さぁ……ずっと話してたんじゃないか?」
「何話してたんでしょうね?」
「寝ぼけてて、あまり聞こえてなかったよ。」
けど……一つだけ、聴き逃がし難い、とんでもない言葉を聞いたような気がする。
『このゲームも
これは、どういうことだ……!?
うむ……次回はゼータとの絡みを予定しております。
ポンコツNO氏のあのキャラとの関係とは……
最近、小説の頭に乗せている誰かの1幕は……
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アリ
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ナシ