SAO 白き隕石の軌跡   作:どこぞの機械好き

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最近また塾が忙しくなってきたので、投稿頻度が落ちてきてる……
せめて週に一回以上は投稿するのでご了承を。


第15話 とある元ライバル達

side メテオラ

 

時は春を感じれる季節。

 

ユナの歌声が風に乗って聞こえてくる。

彼女の持っている『歌唱』というスキル。戦闘時には味方にバフをかけれるものだが、彼女自身のセンスもあるおかげでいまこうやって歌う分にも……

 

「……悪くない。いい歌だな、ノーチラス。」

 

こうして、横になってリラックスして聞ける。

横にいるノーチラスも同じようにくつろいでいる。

 

「……ですよね。あなたがあの時いなければ……この歌も……」

 

あの時、か……その時は攻略組として、やることをやってただけなんだが……

 

「やめてくれ、たまたま居合わせただけだ。」

 

だが、それで誰かの心を助けることができてたのなら……本望だがな。

 

「いえ……彼女がいなければ自暴自棄になって、何してたかわかりませんから……」

 

「……そうか。そんなに大切なら、彼女が悲しむようなことは考えんなよ。」

 

「わかってます。」

 

……覚悟の決まった顔をする。

この心意気は……いささか決意がこもりすぎてる気がするが……

 

「だからって、自己犠牲とかそういうのは……やめとけよ?もしそんな事になったら、ためらわずに俺を呼んでくれ。」

 

そういうのは……自分だけでいいんだ。

 

ノーチラスは少し考えた後、懲りたような顔をして数回、顔を小さく縦にふる。

 

「……わかりました。けど、あなたの身になにかあった時は……」

 

俺の心配をしてくれるのか?

 

「優しいな……だが、その時は地獄からのお迎えが来たと思って腹をくくるよ。」

 

俺は……その助けを受ける資格もないだろうし。

 

「それは一体……?」

 

ノーチラスの問に答えようとしたところで、歌っていたユナからノーチラスに向けて言葉が飛んでくる。

 

「ノーチラスー!!そろそろ行こー!!」

 

「ん……ガールフレンドがあんたを呼んでるぞ。」

 

「そのようですね……さっきの質問は、いつか答えてもらいますからね?」

 

「それまではお互いくたばらないようにな。」

 

「約束ですよ……?」

 

「分かったよ。早くユナのところに行ってやれ。」

 

 

 

「一緒に聞いていたのメテオラさんだったの!?」

 

「そうだよ、いい歌だったってさ。」

 

「んもぉ〜……先に言ってよぉ〜……」

 

ユナはこちらに一礼してから、彼女のもとにやってきたノーチラスの手をしっかりと握ってこちらを後にする。

 

……あれが、リア充なるものなのかねぇ……だが悪い気はしない。

 

―――――

――――

―――

――

 

そこからさらにぼーっとしていると、いつの間にかキリトも近くの木陰で横になっている。

 

その横では、アスナがキリトに何か言ってるが……

 

 

 

「イーライとシャアか……その様子だと、なんとか抜け出したようだな。」

 

「メテオラの下に行くと何度も伝えてなんとか……」

 

「女性に囲まれて、何故か反抗できなかったのだ……」

 

どっちも戦闘していないというのに、息が切れている。

……一体ナニされてたんだろうね。

 

「……ご愁傷さま。隕石落としの罰とでも思っときな。」

 

イーライは目をひん剥いてシャアを凝視している……そういやリキッドはこのこと知らないのか。

 

「お前!?……ワルなやつだな。」

 

「……そういう君も、中々なことしてるじゃないか。」

 

こいつら……

 

「君とは馬が合いそうだな。」

 

「そうだな……お互い、深く語り合おうじゃないか。」

 

嘗てのワル同士で結構気が合いそうになってやがる。

 

おなじパツキンなショタで、尚且つ世界を敵に回してきた奴らに友情が芽生えた瞬間を見た。

 

お互いガッチリと握手してその友情?を確かめている。

 

「君とは、短くない関係になりそうだな。」

 

「……どうやらそのようだ。」

 

「友情結ぶのはいいが……また変なことやろうとは思うなよ?」

 

反乱とか、世界を戦火に巻き込むとか……お前たちならやりかねんからな……

 

「少し前に約束した通りだ。そんなぬけぬけと自殺行為はしない。」

 

「この世界では、そんな事(隕石落とし)をする必要ないさ。」

 

どちらも首を振って強く否定する……どっちも嘘をついているわけではなさそうだな。

 

それならいいが……

 

「それよりも……こうやって、あんたと戦争も何もないところで話すのはもう50年も前になるのか。」

 

「……そういえば、あんたのとの関係もそれくらいになるのか。イーライに至っては、そろそろ100年迎えそうじゃなか?」

 

まともに話せると気がつけば半世紀。イーライに至っては、MGS世界でもかなり初期に逝ってしまったのでそれくらい経つ。

……普通に口にしたり考えたりしているが、とんでもないこと……なんだろうな。

 

「1世紀だと……!?ソリッドは()()世界の後にここに来たわけじゃないのか?」

 

「まぁな、色々あったんだよ。あれだったら……なんでそうなったか、俺のわかる範囲で教えてやろうか?」

 

今なら聞いてるやつが少ないだろうし、ちょうどいいか。シャアが、今現在すごくすごい目で聞きたがっているし……

 

「それは……!?是非教えてくれ!!」

 

目って……そんなふうに爛々と光るんだな。

 

「わかったから落ち着けって……そんな急かさなくても話してやるから……」

 

ここらへんには俺達以外には、さっきまで言い合ってたキリトとアスナが寝ている以外にいない。

というかアスナ……キリトにうまく言い包められたな。

 

「俺も……興味があるな。宇宙の神秘が一つ、暴かれるのだろう?」

 

イーライ……あんたも目がシャアのそれになってるぞ?

満場一致でこの話題に興味があるようだ。

 

「じゃあ、ぼちぼち話し始めるか……この()()()の仕組みについて。」

 

今までほとんどのやつが分からなかったこの、こいつらに教えてやろう。

 

―――――

 

「まず、大前提を説明するとすれば……この世の中には、いろんな時間軸があちらこちらにある。」

 

「……どういうことだ?」

 

「簡単な話だ。たった今、潜水艦の上で殴り合い(ソリッド対オセロット)をしている俺達もいれば、ジオンと連邦がちょうど戦争をおっぱじめてる(一年戦争)かもしれん……何なら、第2次ジオン抗争かも、冷戦が始まったばかりかもな。」

 

「つまり……多元宇宙を移動する際に何かしらの要素があれば、その世界の未来か過去に流れ着く……ということか?」

 

「だいたいそういうことだ。だから……何回かほとんど同じ世界を経験したこともあるな。」

 

噛み砕いて言えば。

色々な世界が独立していて……その世界を行くときには、必ずしも出発する世界とは同じ時間、その向かう世界とは限らない、ということだ。

 

「もしかして、何度もソリッドを……」

 

「まぁな……ネイキッドとソリッドはやったことあるな。」

 

「お前、BIGBOSSもやってたのか!?……それなら、あの強さも頷ける。ソリッ……メテオラが今まで経験した世界に似たようなことは……」

 

「なかったわけじゃ……ないな。このゲームも2()()()だからなぁ……」

 

「……なら、この世界の攻略法も……」

 

食い入るようにイーライがこちらに詰め寄ってくるが……

 

「まぁ、それがな……その時は、俺自身がクリアしたわけではないから、結構あやふやなんだ。」

 

「どういう事だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その時は、確かにラスボスらしいやつと戦ったんだが……誰だったのか、覚えてないんだ。」

 

確かあの時は()()いて、どちらかが騙されてたはずだが……

 

「それがこっちの世界でも同じかどうかはわからん。」

 

「なぜそれは覚えていないんだ?」

 

こちらに詰め寄ろうとするイーライ。だが、シャアが手でそれを制する……シャアは俺の過去知ってたんだったな。

 

「無理もない、イーライ……メテオラにとって、数百年以上……いや、約千年前の事なんだ。」

 

「そう…………なのか……?」

 

イーライはがっかりしてまたその場に座り込む。

 

「悪いな……いくら俺でも全部覚えきれるほどの容量は持ち合わせてない……」

 

「それほど前のことを覚えてるのも、十分おかしいが……」

 

「覚えてるのは…………約束……というよりかは、決意したことが覚えてるから、かもな。」

 

「決意……?」

 

「シャアにも見せてない、(オトコ)としての決意だ。」

 

てか、あんまり人の記憶を土足で見ないでくれ……

ハマーンとかだったら、タコ殴りにされてるぞ?

 

―――――

――――

―――

――

 

side キリト

 

「あれ…………キリトはもう起きてたの?」

 

気がつけば、日が西に傾きつつある。

 

「あ……あぁ、メテオラ達が話してる声でな。今は遊んでるみたいだけど……」

 

シャアに加えて、金髪のワイルドな男の子がメテオラと一緒に走り回っている。

おいかけっこでもしているのか……?

 

「どれくらい話してたんだろうね、あの人達。」

 

「さぁ……ずっと話してたんじゃないか?」

 

「何話してたんでしょうね?」

 

「寝ぼけてて、あまり聞こえてなかったよ。」

 

けど……一つだけ、聴き逃がし難い、とんでもない言葉を聞いたような気がする。

 

『このゲームも2()()()だからなぁ……』

 

これは、どういうことだ……!?




うむ……次回はゼータとの絡みを予定しております。
ポンコツNO氏のあのキャラとの関係とは……

最近、小説の頭に乗せている誰かの1幕は……

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