そして謝罪を一点……キャルゼイムの相棒、出番を少ししか作れませんでした……流石に現時点でこれ以上キャラクターの描写が増えると処理が限界に……申し訳ない。
「篠ノ之博士、作業の方は……」
「……りゅーくんから切り離しても問題ないようにはした。あとは……りゅーくんが乗り越えれるかどうか……」
「あなたの助けがなければ、今頃は……」
「それは私も同じ……ほら、あともう一仕事だよ!ツィマッドのみんな!」
「「「応っ!!」」」
―――――
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―――
――
―
side キリト
『……」
『うぉぉぉおおおっ!』
メテオラから出ている熱で周囲の草や木がが燃え盛る中、20人近いプレイヤーが一つの
『モー』
……それとよくわからない箱付き二脚。拳銃の人が偶に端末を操作していて、それに対応するように二脚の行動パターンが変化していることから、敵ではないことだけは確かだ。
この場にいるプレイヤーは総じて『ELS』という、ユウキの剣の材料になっているモンスター?からの声を聞いたはずだ。アイツを助けるために今身体に付いているこれが一時的に共生する、と。
なんでその金属メテオラと面識があるかはともかく……
「この力で、あいつに立ち向かえってか……」
共生の恩恵で強化された各スキルを使って、あいつの状態を確認する……識別名は、『N-WGIX/V』……けど、なんか呼びにくいからもうメテオラでいいや。
あの10本の体力ゲージを、どのようにして削り切るか……いや、それは駄目だ。ギリギリまで残してから、あの憑き物を引っ剥がさないといけない。
「親父、かつスネークのあいつを倒せば……どこまで削ればいい?」
「少なくとも、今削りきった1本を含めて9本半以上は必要だと思われる。気を抜くなよ」
似たようなことをイーライと延々と銃を撃っている女性も話している。
「……あれは、リロードとか挟まなくてもいいのか?」
あんまりそっちには詳しくないから言えないけど、基本的にあれくらいの大きさの銃ってリロード挟まないとおもうんだよな?
「ドラムマガジンが2つくっついて
「弾無限の銃といい、あの箱つき二脚といい……どうやって連れてきたんだ?」
「あれは箱付き二脚なんて名前じゃない。メタルギア月光という名前がついてるんだ」
ちょうどそのメタルギア月光が……2体の月光から出されたワイヤーで両腕を拘束されたところに、別の一体が飛蹴りが命中した。
「ただの壁だと思って連れてきたが、月光もここまで使えるとは……ただ、ボスの腎力を引き継いだだけの野郎に過ぎん」
「……そんなに?」
「あいつがボスの技術も引き継げていたら……もうとっくに全員死んでる筈だしな」
お前も薄々感じてるんじゃないか?と聞かれてさっきまでのあいつの動きを振り返ってみる。
ボス攻略で使ってたソードスキルとか、アイテムを使った奇抜な戦術を、あいつは……
「使い方を知らない……いや、トレースできてないのか?」
「だろう?それに近い硬度があったとしても、ボスの見た光景からそれっぽいモーションを引っ張ってきただけだろう……ナンセンスだな」
そう言いつつ最初にあった時のようにリボルバーをメテオラに撃った。今度は早撃ちで。
複眼のような場所に命中し、一部の赤い光が消える。
『……ッ!」
「……今のも、本来なら避けれる。そして最初の質問の……何でこれらがあるのかというものだが……」
「手加減して打てよ!間違えても倒すことはないように!」
「ああ、わかっているさ!」
さっきから槍やら衝撃波やらをバンバンと飛ばしている人を指さした。
キャルゼイムさんが連れてきた増援の人、らしいけど……
「……あれも正直グレーだからな。ちょっとやんちゃしてもいいだろう?」
そんなちょっとチートじみてる人は……近くにもいた。
「彼のアームドアーマーに、サイコフレームが使われているのなら……いくらでもやりようはある!」
メテオラの右手の青色に光っていたクローが突然色を失い、まるでそのクローのある場所だけ重力が異常に増えたかのようにクローが地面に沈み込む。
『……!」
「えっと……何をしたんだシャア?キャルゼイムさんが連れてきた人と同じ、魔法か?」
「いや……サイコフレームに干渉して、サイコフレームそのものの質量を増やした。戦闘以外で出来る事はこれくらいしかないが……いずれ干渉が弾かれるから、何度もしなければならないだろう」
……十分だよ。
メテオラにとってたまったものじゃないな。
月光と銃を使ってくる人といい、魔法を使う人といい、無条件で行動を妨害してくる人といい、後もう少しのところで勝手に敵が強化されるし……
ほんのちょっぴり、メテオラが可哀想に思えた。
―――――
――――
―――
――
―
side ゼータ
思わぬ援護によって勢いついたあたし達の総攻撃によって、メテオラの体力ゲージが残り2本とちょっとというところにまで減った。
ココまで来たら全力で相手してやる……アタシの意地ってのを見せつけてやるよっ!
「片太刀鋏 武滾流猛怒!」
体の内側から力が溢れ出してくる感覚が起きる。
ELSの補助で、本来だったら喋る制服着てないと出せない力を引き出すことができてる。
「これを初めて使うのがメテオラとはね……」
かつての構図と真逆なのも、何かの因果かな……?
……昔、あいつはあたしを助けてくれた。今度はそのお返し……
最大火力で、憑物を葬ってやる!
―――
「キャルゼイムさん、今度こそ!」
キリト、アスナ、カンザの攻撃で地面に膝をついたメテオラに、今度こそとばかりと一人のプレイヤーが迫る。
「頼んだぞ……フェニックス・デスニバルッ!」
キャルゼイムがさっきと同じ場所を切り上げると、黒い何かが止め処なく吹き出し始める。
『イやダ……消えタクなインだ!」
「ごはぁっ!?」
黒い何かが噴き出しながらも、キャルゼイムを蹴り飛ばす。
メテオラの体積以上に黒い何かは出ているというのに、しぶといやつ……!
「さっさとメテオラの身体を返せ!亡霊っ!」
『……グウゥゥッ!?」
そんなキャルゼイムと入れ替わるように、ユウキが9、10……11斬撃を入れた。見たことない……いや、どこかで見たことのあるソードスキルだ。
メテオラの体を覆っている装甲の至る所で穴が空き、そこからさらに黒い何かが出てくる。
歯向かうかのように、メテオラは緑色の爆発を自身の周囲で起こす。
「きゃぁっ!?」
それによって吹き飛ばされたユウキは、上空で姿勢を戻した。その間に……
「……最後、決めちゃっていい?」
「どうぞ。決めちゃって、ゼータ!」
すれ違いながら話すこの間、約0.1秒。
どうやってメテオラの懐まで来たのか……それは、離れた場所から地面を思いっきり蹴ってきたからだ。
だから、ちょっと前のシーンは実際にあたしが見た訳じゃない。まぁ……第4の壁知ってるしそれくらいはな!ニハハハッ!
それはともかく、あまりの速さに爆発の途中でメテオラに突っ込んだ。だけど、ELSの鎧のおかげでそんなに食らってない。
『……アサルトアーマーノ中をッ!?」
最後の抵抗と言わんばかりに、メテオラがエネルギーブレードをやたらめったらに振る。
けど彼が振る前には、彼の懐にいた。
これで、この化け物は見納めにしてやる……さっさと、元のコードMの顔を見せやがれっ!
「繊意喪失ッ!!」
勢いはそのまま胴体のド真ん中に突き刺した。更に勢いを増して、黒い何かはメテオラの身体から出ていく。
『私タちノ……意思ガ…………コの身体の持ち主に、殺さレタ……人間タチ……ノ…………思イ、ガ……」
黒い何かの噴出が止まったかと思うと、メテオラの身体自体が、青く光り始めた。
さっきの爆発とは違う種類の……
「爆発するっ!?」
―――
「……ここは?」
周りにはキリトやアスナ、カンザヤユウキといったメテオラの近くにいた……多分最後の爆発に巻き込まれたプレイヤーがいた。いつの間にか私達のサポートをしてくれていたELSは何処かにいなくなっていて、片太刀鋏も元の形に戻っている。
そして、身動きが取れない……!
「みんな無事か?」
「死んではないみたいだけど……っあれは何!?」
ユウキの向いている方向から近づいてきたそれは……真っ白な機械だった。
それが通り過ぎたかと思うと、あたしたちの身体は意図もせずにその機械の後ろを付き始めた。
「ジムも、ゲルググも見当たらない……これは機動戦士ガンダムの、ブリティッシュ作戦か。だが白いザクは、どうしてここに……」
「……ヒースクリフさん?」
なんかこんな状況でも、オタク全開のヒースクリフさんが状況を分析している。
「一年戦争って言われてる、いわばアニメのガンダムの本当の始まりの瞬間。そして白いザク……ソロモンの白狼って言われるシン・マツナガっていう人は、ここにはいない筈なの」
そしてそれに便乗する様にカンザからの補足が入る。
「でも、そのアニメとどんなの関係が……」
その白いザクには長い筒を持ちながら、宇宙船に向けて吶喊しているのは周りの状況からなんとなくわかる
った。
「……ヒースクリフさん、やっぱりこのザクのエンブレムは……ソロモンの白狼じゃないです!それに……」
「
あのザクに……
複数の宇宙船が白いザクが発射した核弾頭の爆発に巻き込まれる。
……そのザクは、いま自分が撃ったものに動揺を隠せていなかった。
「
キリトの指差す方向では、爆発のあった場所から黒い靄が吹き出し、それがこっちに迫ってきていた。
「あれは……メテオラについてたものと同じ?」
身体を動かせないので、避けれる訳もなく……黒い靄が、白いザクを覆った瞬間、
「うっ……!?」
頭痛寒気目眩吐き気……そして言葉で言い表せない身体を這いずり回る感覚の悪さ。
不自然、罪悪感、不快感、愚か、グロテスクさの、最悪の感触が……。
体調不良のオンパレードに、思わず吐きそうになる。
これがシャアの言ってた…………メテオラの感じている……人の、重み?
PTSDというものが、どれくらいのものか知らないけど……人一人に付き、一回はこの感触が襲ってくる。
それを同じように感じている筈の、白いザクは止まることを知らずに部下の機体であろう者から同じ核弾頭を載せたものを奪ってただ一人でそれを使い続ける。
「苦しい事を知っても尚、部下のために代わりに使っていたのか……」
また新たに出てきた黒い靄があたしたちを襲う前に視点が変わり、今度は……
「……何あのでっかい円柱?」
「アイランドイフィッシュ……あれに、何千万人もの人が住んでいたコロニーっていうもの。あれは……」
その白いザクは何かの装置を操ってコロニーの後ろに火を付ける。
「それをメテオラが……落とした……?」
数時間後……堕ちたコロニーは大地を衝撃波と質量の暴力で破壊しつくして多くの人が一瞬にして消えて、山さえ飲み込むほどの津波も起こし、更に多くの人が水に飲み込まれる。
そしてさっきの黒い靄が……
「…………あんなに?」
さっきのあれが……数え切れない程、地球から登ってきている。
恐らくさっきの宇宙船を破壊したときのものと同じで……全てが、死者の意思。
そしてあれが全部、あたしたちの方に襲ってきて―――
―――
「―――っ……カンザ、今のは?」
あの大量の靄に取り憑かれる寸前に、意識がこちらに戻ってきた。
場所は……移動してない。ということは最後の爆発は幻覚だったのかな?
……というかもし、あの狂気の飲み込まれてたら……
「あれが、メテオラに取り憑いていた……ってそれよりもメテオラは!」
「あそこにいるぞー!」
血盟騎士団の一人が、声を上げた。
そちらを向くと、その人が指している方向……少し離れた場所で、黒い塊が横たわっているのを視界に入れた。
ここにいる、それを聞いたであろう誰もがそちらに向けて駆け寄る。その現場には、すでに何人かが彼をじっとみている。
体力が残り1割にも満たないそのプレイヤーのカーソルは……オレンジに戻っていた。
オレンジプレイヤーであることに違いないけど、モンスターではない……
「本当に終わったの……?」
カンザの疑問を答えるべく、元に戻った片太刀鋏でツンツンと突っついてみると……黒い装甲らしきものがコンッコンッと鳴るだけで彼自身が動く様子はない。
「……みたい、だね」
だれも、彼に触ろうとしないので武器を収納して、あたしが彼を動かすことを試みた。まずはこの黒い殻から……
「よっと……おーい、メテオラー?」
案外簡単に外れた黒い塊は『N-WGIX/Vの装甲』というアイテムに変わってアイテム欄の一つに入る。
いまので取れたのは方の拳大くらいの大きさの欠片。だけど、それを全身覆っている状態……あたし一人だと、到底終わりそうにない。
「ほら……みんなも手伝って、疲れてると思うけどさ!」
わらわらとプレイヤーが集まって、メテオラを覆っていた殻が外されていく。
ドロップしたアイテムは全員で分け合って町で換金し、今回使った道具の補充に充てることになった。
そうして出てきたメテオラは……
「……なんでこんな恰好なの」
まぁ、その……服を着ていない状態でぐったりとしていた。
ちょっと破廉恥な光景に、女性陣は思わず顔を背けている。あたしは……背中側だったからそんなにだけど……なんでかそれほど抵抗感はなかった。
なんで服が無くなったんだろうね……戦維喪失で消えてたなら、それだけは本当に申し訳ない。
「……服、どうしようか」
誰もこんな状況になるとは思ってもないだろうし……
……と思っていたら、急にメテオラに簡素な服が着せられる。どっかで運営が見てでもしていたのかな?
彼に触れたことで出てきたハラスメントコードを拒否しつつ、彼を背中でおぶる。
「……ゼータが運ぶの?」
「まぁ……いいじゃないカンザ?」
「っ……そ、そんなことないよ!」
ちょっと顔を赤くして反論するカンザ。この感じ、メテオラになにか思うことある感じだね?
「……さ、戻ろうか」
こいつが起きた暁には、たっぷりと怒って……しっかり聞いてやろう。ニハハハッ!
これでオリチャーは終了……ではなく。
もうちょっとだけ続くんじゃ。
まだ心にいた奴らが消えたとはいえ、彼自身の……ね。
最近、小説の頭に乗せている誰かの1幕は……
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アリ
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ナシ