SAO 白き隕石の軌跡   作:どこぞの機械好き

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学校あったので投稿できませんでした……失礼。
明日ISとこの話の次回を更新します。待たせて本当に申し訳ない……


第5話 転入

 

『――速報です。今日未明、アーガス社のVRMMO『アルヴヘイム・オンライン』をプレイしていた200人が目を覚まさなくなる事件が発生しました。

プレイしていても目を覚ました人もいるということで、警察は同会社で起きた5ヶ月前に起きたSAO事件との関連性を調べています。』

 

 

―――――

 

side 流星

 

「……一層をクリアしてからちょうど4ヶ月、か。」

 

デスゲームが始まってすぐに買った手帳に増えていく線の数を今日も一本、増やす。

 

あれから色々あったなと出来事が書かれたページをめくっていき、日が暮れた宿のベッドの上でふと思い返していく。

 

――夢の国にいる黄色いくまさん(PoH)のような奴に襲われかけたところ、身ぐるみ剥ぎ取って追いかけ回した。その時にあいつが発したの某世紀末のモブじみた台詞は今でも覚えている。

 

――9層のボスを倒したあと、そのまま10層の迷宮区に突入。そのまま11層の転移門を先にアクティベートして、最初に入ってきた入ってきたアルゴが「あレ、10層じゃなイ……どうなんってんダ?」と言って事情を説明したら絞められた。安全圏だったので小一時間くらい続いてたと思う。

 

――まさかのキリトとアスナがコンビを解消してソロに走り出すということもあった。

まぁ、俺もたまにしか()()()に顔出ししないしな……

 

――キリトは今、月夜の黒猫団っていうところでお世話になってるそうだ。明日は俺がキリトとギルメンの迷宮区の手伝いをするとさっき決まっている。

 

「……それはいつも書いてるの?」

 

「毎日だ。書くことない時はモンスターを倒した数とか書いてる。」

 

今日の出来事を書き終えると、横でその風景を見ていた黒地とほんのり紫色の髪を持ったプレイヤー……ユウキが聞いてくる。

 

いつ彼女と出会ったのか。

 

それは一週間前だったか……

 

―――――

 

33層……元々サードボスといって25層のクォーターボスよりかはましだが、他の層のフロアボスよりかは強かった場所だ。

 

その層内にある洞窟型のダンジョン内……

俺の鍛冶スキルがいい頃合いに溜まってきたので、鍛冶仲間のリズベットの依頼も兼ねてその洞窟内でしか取れない金属を回収する周回をしていた。

 

「……これで最後だな。」

 

砕けていく岩のモンスターからお目当てのものがドロップした。

これで集めるものは最後だったので31層のリズベットのもとへ行くために洞窟の出口に向かう。

 

あと少しでダンジョンを出れるところで……

 

「キャアアァァッ!」

 

……今のは後ろからか?

最深部から戻ってきて誰とも会ってないはずだが、どこかの分かれ道ですれ違ったかもしれない。

どちらにしろ、なにかトラブルがあったことに変わりはないか。

 

もと来た道を引き返し、索敵スキルでダンジョン内の生体反応を検知……

 

「モンスター13、プレイヤー……6?んで、その内ボス部屋内モンスター4、プレイヤー6か……」

 

全員よりによってボス部屋にいる。ここからだと、最短で30秒か?

とりあえずその場に行かないと数だけしか把握できないので現場に急行する。

 

「誰もデスしなげればいいが……」

 

6人とは……小規模のギルドかパーティーのどちらかだろうか。それにしては話し声さえ聞こえてなかった。

 

「オレヲフミダイニシタ!?」

 

道中、喋るコウモリ型のモンスターを土台にして跳躍し、段差をノーモーションで越える。

 

越えた先にあるのがボス部屋の扉だ。

その扉を押し開けて内部に侵入、ボスの戦闘に介入する。

 

そこではゴブリン型のボスその取り巻きと戦闘をしているプレイヤー……ん?全員見たことのない装備をつけているな……

にしても見たところ体力が半分ほどの4人が体力ゲージが赤のプレイヤー2人を庇うように戦闘をしているためか、未だプレイヤーは6人のままだ。

 

棍棒型の両手剣を持ったボスが回転斬りのモーションに入ってまとめて仕留めようとする。

 

これは間に合ったな。

 

―――――

 

side ユウキ

 

「リンクスタート」

 

無菌室内のベッドに横たわり、今日も治療が始まる。

治療と言っても実験のほうが正しいかもしれないけど。

 

今や日本では、ナーヴギアによる未曾有のテロが起こっている。

主犯者は今も逃走中とのことだけど、一体何をしたかったんだろう?

 

そう思いつつその主犯者が作った別のゲーム『アルヴヘイム・オンライン』の世界へと潜り込んでいく。

今のとこ、まだベータテスト中でプレイヤー数自体は多くない。

 

ログインが完了すると、見慣れた世界樹が目に入る。

私の種族はインプ、闇妖精族で暗いとこでも飛べる習性があるもので、洞窟でも飛べるからこれにしたんだ。

 

時間通りに広場に向かうと、待ちあわせしていギルドのメンバーがもうそこで待っていた。

ギルド名は『スリーピング・ナイツ』。眠れる騎士という名の通り、現代の医療では治しきれない難病を抱えた患者たちの寄せ集め。

私はそこのマスターを任されている。

 

「おまたせみんな!それじゃあ今日も探検に行こ!」

 

その掛け声に三者三様の反応をして、私達は広場を出て今日もフィールドを探検する。

いつものようにたまにいるモンスターを倒しながら進んでいると……

 

「あれ?ユウキ、あんな部屋あったっけ?」

 

どうやら、メンバーの一人が何かを見つけたみたい。

メンバーの指をさす方向を見てみると、なるほど確かに今まで見たことのないデザインの扉がそこにある。

 

「前、あったっけ?」

 

「……昨日の更新で追加されたんか?」

 

私の疑問にメンバーの一人が答える。

確かに、昨日のアップデートで何やら機能が増えたみたいで、それなのかな……?

 

人間は、気になるものがあったら手を出さない選択肢はない。

6人は扉を開けて中を覗いてみる。

中は岩の洞窟になっている。

敵がいないことを確認してからみんなが部屋に入った。

 

「なぁんだ、ただのハズレ部屋か……」

 

「戻ろ……あれ?」

 

メンバーの一人が扉に手をかけるが、びくともしない。

トラップ部屋に入っちゃった!?

 

「何あれ……」

 

眼の前に天井から降って出現したモンスターは合計5体。

私達と同じくらいのサイズの人形のモンスターが4体と、それをおっきくしたモンスターが1体。

どいつも今まで見たことのない敵だ。

 

「あれ?みんなの見た目が……妖精じゃない?」

 

どういうこと?

周りを見ると、()()()()()()()()()()()()姿()()()()()()()()()()()()()()()()

私も例外に漏れず、背中を触るとさっきまであった感触がない。

 

なんでかわからないけど、前の敵を倒さないと次に進まないだろう。

レイピアを2つ両手に装備する。

忘れてたけど、むこうのレベルは……っ!

 

「37!?最後に倒したあれで14だったのに!」

 

『ケイブゴブリン』と書かれた横にそう書いている。

私達のレベル平均は21で、メンバーで一番高い盾使いでも24となっている。

何人かデスするのを覚悟しないといけないのか……

 

手に持つレイピアを握り直す。

 

「みんな、気を引き締めていこう!」

 

―――

 

「キャアアァァッ!」

 

メンバーの一人がボスの棍棒を受けてこちらに飛ばされてくる。

回復アイテムは……

 

「……どうなってるの!?」

 

回復アイテムどころか、全てのアイテムが文字化けをしていてどれが回復アイテムかわからない。

 

「後ろに下がって!」

 

体力が残り少なくなった片手剣使いを後ろに下がらせて、ダメージを受けさせないようにする。

これで後退させるのは二人目だ。

それ以外のメンバーも体力が半分を切っていて、いつまで持つかわからない。

 

取り巻きは一体は倒せたものの、今の所倒せたのはそれだけ。

さっきとは違って空中を飛べないので、戦闘方法が変わってしまい思うように行動できない。

全滅しか手はないのかな……

 

ボスがさっきとは違う動きを始める。

なにか別の攻撃を繰り出してくることが見てわかる。

 

本能がにこの場で体力がなくなると本当に死んでしまうと警鐘を鳴らしている。

一人なら回避運動をとって避けることができるが、今は仲間がいるからそんなことはできない。

 

誰かきて……お願い……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「助太刀する!」

 

その言葉が聞こえた次の瞬間、ボスの持つ棍棒は腕ごとみじん切りにされた。

切られた痛み故か、その場で無くなった右腕を抑えて吠えるゴブリン。取り巻きたちはその光景に呆然としているところを全て首を刎ねられて姿が消えた。

一体誰が……

 

こちらに近づいてくる一つの足音。

それは日本刀のような刀を両手に持ち、白い軍隊の人が着ているような服を着て、背中に斧を2つのせている青年だった。

 

「どうしてこんなところを低レベルで仲良くほっつき歩いてる?」

 

彼が放った第一声はなぜここにいるかということだった。もしかして管理人に怒られてるの!?

 

「えっと……それは……」

 

「ちょっと待ってくれ。あいつに止めを刺してから聞く。」

 

そう言って彼は右手を抑えながらこちらに近づくケイヴゴブリンに近づき、両手に持ってる日本刀で薙ぎ払う。

たちまち、体力ゲージが1本と少しあったものが無くなりボスが倒された。

 

congratulations!とメニュー欄に出て、レベルが一つ上がる。

 

「……んで、転移結晶も持たずに低レベルでここに来たのはなんでだ?パーティーのメンバーたちと心中でもするつもりだったんか?」

 

心中ってなんでそんなこと……!

 

「ボクたちはそんなことしに来たんじゃありません!フィールドの扉に入ったらここだったんだ!しかも心中って……リスポーン出来るからそんなことしたら装備ロストするだけだからやらないよ!」

 

それを聞いた彼の顔は、驚愕に変わる。なにか特別な事言ったわけじゃないんだけど……

 

「フィールド上にこの部屋つながる扉が……?ここはダンジョンの最深部だぞ?んで、()()()()()()()()()()()()()?」

 

「当たり前じゃん!リスポーンできないなんてそんなことA()L()O()には……」

 

「ALO?なんの略かは知らんがここはS()A()O()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「な、なんの冗談を言ってるの?」

 

「とりあえず自分のウィンドウを見てくれ。ログアウトボタンあるか?」

 

言われたとおりに自分のメニューを開ける。

 

…………嘘でしょ。

 

「……ログアウトボタンが、無い。」

 




お盆は用事で投稿できないと思います。ご了承を。

最近、小説の頭に乗せている誰かの1幕は……

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