夜を日に継ぐ 作:百三十二
前半の区切りになります。その割には短いですが
謎の光に包まれたかと思ったら、いきなり城の外に飛ばされて困惑したのがついさっき。
おねーちゃんがおねーちゃんらしくない行動を取ったのもビックリだったけど、図らずも脱出できた後が本当に分からない。おねーちゃんは何処か焦点が合ってなくて、意識はあるみたいだけどここじゃない遠くにある感じに見えた。
ステータスの都合でおじさんに背負って貰って退避したけど、結局岸に辿り着くまで正気に戻ることは無かった。どうしたものかおじさんと相談した結果、密偵さんに報告だけして今日はお開きということに決めた。
その後、密偵のカルさんに会いに行ったら何故か驚かれた。彼女自身も半信半疑っぽかったのか非常に薄い変化だったけど、おじさんに背負われてるおねーちゃんに向けていた視線が熱を持っていたから気が付けた。理由は分からないけど、おねーちゃんに対して何か特別なものを感じたのかもしれない。
元々の任務だった奪取した毒瓶を渡したら中身を分析するのに1日かかるって言われたし、さっさと落ち着きたかったから都合が良かったのもあって違和感を放置したまま別れた。
第九層の主街区を探すということはせずに、来た道を戻って転移門で第三層の黒エルフの野営地にやってきた。宿屋代わりとして使えるエリアの中でも同じ陣営を選んでなければそもそも見えない仕様のここなら、他のプレイヤーと遭遇する確率は格段に下がる。フォールンエルフたちが上の層に集まっているって考えたら、下にいた方が安全だろうという読みもあった。
それに、ここが安全圏内という訳じゃないけど、今の茫然自失な状態のおねーちゃんを人目に付ける方が変な噂とか立てられかねないという不安も後押ししていた。友好的な黒エルフさんたちが守ってくれるだろうという打算も相まって、あたしたちは久しぶりに野営地へと居座った。
「それでさ、おじさん、何か心当たりがあったりしないの?」
やっと落ち着けた。そう思った矢先、あたしはおじさんへと質問をぶつけた。
何となく、この人ならおねーちゃんの身に起きたことを知っていそうな気がしたからだ。
「何故、そう思ったのかな?」
明らかにとぼけて見せるおじさんの態度に、イラつかなかったと言えば噓になる。でも優先すべきことがあるし、何よりこういう姿勢を見せる時のおじさんはあたしたちのことを試してる様な気がしてそれどころじゃない。
「あたしたちが戻って来た時、おじさんの驚き具合が小さかったからかな。いきなり背後にテレポートしてきたのに、何があったか聞くよりも先に撤退の判断を下してたよね」
「悪くない判断だったと自負しているが」
「そこはそうだけど。あたしが気になったのは、あたしたちが瞬間移動してきたこと自体に疑問を持っていなかったでしょって。何て言うか、あたしたちがそうなることを知っていた様な、そういう雰囲気だった」
判断の正解云々じゃなくて、ふと考えてみたらおじさんがあまりにも冷静過ぎたんだよね。表情に出ないって言っても、ごく僅かな違いくらいは生まれるはずなのに。
知らなくて驚いたけど顔に出さないってのと、そもそも知ってたから驚いてなくて顔に出る訳が無いとでは話が変わってくる。例え普通なら気が付かない差でしか無かったとしても、より得意になった気がする人間観察力を以てすればギリギリ感じ取れる起伏があたしには見えた。
この胡散臭いおじさんはポーカーフェイスで鉄面皮かもしれないけど、感情が無い訳じゃない。この数か月の間で、あたしがおじさんから得られた情報の一つだ。
それを元に考えて導き出した、あたしからおじさんに向けた意趣返しでもあった。
「知っていた、という表現は相応しくない。どちらかと言えば、仮説を立てていたと言った方が正しい」
でもおじさんは全然気にした様子もなく、ただ淡々と事実を述べ始める。
「どういうこと?」
「大体察しがついているだろうが、訳あって私はβテスト時のデータを知っている。テスターの一種だと思って貰って構わない」
「開発に携わってたとか?」
「近いな。だが説明は出来ない」
「どうして?」
「今はまだその時期では無いからだ。明かすことも吝かではないのだが、少なくとも今ではない。そこは理解して欲しい」
「……まあ、そういうことにしとくよ」
気にはなる。でもこれを問い詰めることに、今は意味がない。
「では話を戻そう。この階層で起きるエルフ関連のクエストについても、当然ながら頭に入っている。今までは君たちから楽しみを奪わない様に、不必要に出しゃばることはしてこなかったが……少しばかり状況が難しい」
何となくだけど
「既に通った道だから言ってしまうが……本来であれば、ヴェンデリンという者を救出する際にノルツァーが登場することはない」
「そうなの?」
「ああ。その前からも気になる点は存在していたが、此度の件で確信に変わったと言っても良い。どうやら君たちは、通常想定されているルートとは別のものを歩んできている様だ」
「だから
「うむ。不可能では無いが、些か困難ではある。そしてその状況下において条件を満たすと、紗夜君の様な状態になることは知っていた」
「大丈夫なんだよね?」
あたしが念を押すと、おじさんの表情が少し和らぐ。
「安心したまえ。こうなったからと言って何か問題があるということはない。私の記憶が正しければ、紗夜君にはこの階層を突破するまでの間ステータスにバフが掛かっているはずだ」
諭す様な言い方だったけど、嘘をつかれた感じは無い。おじさんの言う通り、おねーちゃんは大事無いんだろう。
そうなると、あたしとしてはもう一つ確かめておきたいことがある。
「あたしも一緒にいたのに、おねーちゃんだけなんだね」
同じクエストを一緒に進めてきたあたしには影響が無いってことが、少しだけ引っかかっていた。
「それはシステム──このSAOで言えば《カーディナルシステム》に紗夜君が選ばれたのだろう」
そんなあたしの微妙な機微を察してか、おじさんの回答は慎重な物言いだった。
「基準とかあるの?」
「あまり教えるのも気が引けるというものだが……」
勿体ぶるおじさんだったけど、確証が無いだけで既に答えは出ているんだよ。
「予想はあるけどね。キズメルさんじゃない?」
「当たりだ、とだけ言っておこう」
直球で言い当てるあたしに、おじさんが肩をすくめた。
「あの人ってアレでしょ? おねーちゃんと同じ──」
どうしてキズメルさんが鍵なのか。それについても答え合わせをしようかと思って口を開いた時
「──ここは……見たことある景色ね……」
「おねーちゃん! 意識が戻ったんだねっ」
簡易ベッドに寝かせられていたおねーちゃんの意識が覚醒し、言葉を発した。
目は覚めていたんだろうけど脳の処理が間に合っていなくて、そのせいでぼーっとしていたのがやっと収まったのかな。何はともあれ、何処となく不思議な雰囲気を纏うおねーちゃんが、身体を起こしてから眉間の辺りに手を当てつつ深い息を吐いた。
「いえ、ごめんなさい……迷惑かけたわね。ヒースクリフさんもすみません」
「気にすることは無い。これはクエストにおける演出の一種だ。紗夜君で無くとも、同じ立場であれば必然的にこうなるだろう」
「お気遣い感謝します……はぁ……」
「おねーちゃん?」
起き抜けに謝罪するおねーちゃんだったけど、妙に色っぽい気がした。
というよりは、普段のおねーちゃんよりも更に『お姉ちゃん感』が増した様な。
有体に言えば、大人っぽい? あたしたちも二十歳まで数年だからとかじゃなくて、もっとこう、遠い存在に思えてならない。
「ねぇ……その目、痛くないの?」
「目?」
更にあたしの嫌な予感を後押しする様に、顔をあげたおねーちゃんの瞳が気になった。
だって本来ならその色は、あたしとお揃いの翡翠色をしているはずなのに。
どうして……よりにもよって何でその色なの?
「紗夜君。これを使いたまえ」
「はあ……」
おねーちゃんは渋々といった感じで、おじさんから渡された手鏡を手に取る。
それから自分の顔を見つめて、何秒間かじっくりと確認した後にこう言った。
「……カラーコンタクトを入れたつもりは無いのですが。これでは風紀委員として面目が立ちません」
「その感想はおかしくない?」
「流石の私でもズレてると思うが」
「冗談ですよ」
おねーちゃんの言い分が腑に落ちないあたしとおじさん。それを無視して淡々と事実が述べられる。
「黄金……いえ、黄色に近いでしょうか。私の瞳の色、変わっていますね」
特別驚く様子もなく、突拍子もない変化をただ受け入れるおねーちゃん。肝が据わっているのか、本当に無頓着なのか判断がつかない。
けれども、一つだけ分かったことがある。
「どういう訳か気分も良いですし、何があったのかお聞かせ願えませんか?」
その色を、おねーちゃんが気に入っているということだけは──
☆
気を失っていた、という表現は正しくない。
目を開けていられない程の光量に瞼を焼かれ、私が持っているありとあらゆる感覚が機能しなくなったというだけで、意識そのものは正常だった。ただ、この身に何が起きたかというのを一切把握する事が不可能だったという話である。
そこに誰かがいて何かを話している、というのはギリギリ分かる。ただしそこまでで、私の意識は夢遊病のごとく浮ついたものでしかなかった。
なのに、不思議と不安は無かった。それどころか、温かいものに包み込まれている様な安心感さえ覚えていた。
そのせいか、余計な情報を遮断した状態で思考が沈んでいく。何か物事に集中している時と同じ様な感覚が、電子世界という影響によって強制的に引き起こされていく。
まるでこの感覚を覚えておけと言わんばかりに、身体に叩き込まれている様な気さえした。
見守られているのだろうか──でも誰に?
そんなもの、私に分かる訳がない。第一、私はゲームやそれを構成するシステムに特別詳しくなどないと言うのに。
それこそAIやランダムの指向性を読める訳が無いのに、何かが私に語り掛けている。私に何かして欲しいと、導こうとしている。
私には荷が重すぎる。意味の分からない期待を乗せないで欲しい。自分のことで精一杯なのに、これ以上負担を増やさないでもらいたい。
己の中の弱気な部分が顔を覗かせる。普段は心配させまいと蓋をしている暗い側面が私の心を侵食していく。
私は、氷川紗夜という人間は、特別な存在でも無ければ強い人間でもない。所詮は生きとし生ける者たちの中の一人に過ぎない。
──それでも
──私が選ばれたということが偶然だったとしても
──矮小なこの身に、果たせる役目があるというのならば
「私は逃げずに戦うことを選ぶ。それが私に出来ることならば、力になりたいから」
決意は覚悟へと変わり、揺るぎない信念へと昇華する。
「だから──教えて欲しい。私に何が求められていて、どうすれば良いのかを」
無知を棚に上げて立ち止まることはしたくない。
頂点を目指すのだと誓い合ったあの時から、不器用でも培ってきた記憶がある。
気高い志に惹かれ、和を尊び、調律を重ね、本質を捉える。どれも当時の私には無かったものだ。
時を経て、交流を得て、今に至る。そうして形成された私という結果を、皆に還元したい。
なればこそ、私は成しえる必要がある。
いつか来る、私が必要とされる時の為に──
☆
高揚する気分のままに、今だけでもと意思を固めてから翌日のこと。
日菜とヒースクリフさんから聞かされていたクエストの続きを進行するために、先日の待ち合わせ場所へとやって来たのがお昼前だった。もっと早く向かうというのも考えたが、ヒースクリフさんの合流が少し遅れるとのことでゆっくり目の行動を取った。
「来たか」
そうして前回までと同じ手順でカルさんを呼ぶ。以前よりも友好的な雰囲気を感じつつ、話を進めていく。
「結論から言おう。毒の特定は出来た」
「では解毒薬の調合が出来そうですね」
「……そうでも無い」
一先ず毒の解析が済んだとのことで安堵しかけたが、対するカルさんの表情は優れない。
「何か問題が?」
「何の毒が使われているかは判明した。だが使われていた毒の種類は多岐に亘り、その中にはリュースラの者でなければ扱えない物も含まれている。つまり我々だけでは、解毒薬を調合することは叶わないということだ」
しかしその言い草では、方法が無いという感じでは無さそうだった。なので不躾を承知でカルさんに訊ねてしまう。
「リュースラ側の薬師に頼めば良い話なのでは? 今はお互いに争っている場合でもないでしょうに」
「業腹だが、出来ることならそうしたい。だが事情が不味い」
「と言いますと?」
するとカルさんはカレス・オーにおける現状と、リュースラとの間に存在する門について教えてくれた。
まずカレス・オーについてだが、どういう訳か城内からフォールンたちが弾き出されていったらしい。森エルフたちが信仰する《霊樹》とやらが活性化したことで、その力が毒みたいなものになるフォールンたちは城に近寄る事すら出来なくなったのだとか。
これに関しては一長一短らしく、労せずしてフォールンたちを追放する形にこそなったものの、この事態を重く見た宰相が更なる強硬手段を取ろうとしている様で、カルさんたちヴェンデリンさん陣営の者への警戒が厳しくなってしまった。そのせいで城の内部に入り込むことが困難になってしまい、宰相の動きを察知しにくくなったとのこと。それこそ、城の周囲をうろついているだけでも捕縛対象扱いだそうで、まともに諜報活動している場合ですらなくなってしまった模様。
なので仕方なくだが、カルさんたちは現時点での任務を放棄してヴェンデリンさんと合流することにしたと言われた。宰相の動きを牽制するためにも、ヴェンデリンさんが挙兵して抑止力になるしか無いという判断だろう。
そして門についてだが、これは二重の意味合いが存在しているとのことだった。
元々、お互いの領地を隔てる山脈と唯一通行できる道には、両陣営の監視役が目を光らせているという。これには相手陣営が侵入してくるかどうかというのに加えて、第三勢力であるフォールンたちに対する警戒でもあるのだとか。
どの道、自陣営でなければ敵という認識だそうで、門という名の境界を不用意に越えようものならば問答無用で捕縛されてしまうらしい。結果的にはその徹底ぶりが功を奏してきており、今日に至るまで不届き者による越境行為を阻止出来ていると聞かされた。
そのせいで、用事があるからと森エルフたちが黒エルフ側に行こうとしても、聞く耳を持つどころの話では無いのだと言う。お互い様ではあるが、両者の間にある溝の深さを痛感するばかりだった。
「それならば、私たちが赴けば良いだけの話では?」
「確かに、リュースラの者と親しいお前たちであれば通り抜けること自体は容易かろう。しかし我々カレス・オーの為に力を貸してくれるかとなれば、話は別だ」
「他に方法が無いと言うのであれば、試すべきです」
「……お前の言う通りではある。だがな……」
どうにも踏ん切りがつかない様子のカルさん。それもそのはず、二つのエルフは人族では追いきれない歴史と、同様に長い間争ってきたのだ。
設定上の話とは言ってもその軋轢がどれ程のものかは、アインクラッドに来て四半期と少ししか経ってない赤の他人には分かるはずも無いのだから。
「お気持ちは察します。ですが、リュースラには既に、二種族の間には争いを以外の道があると模索している者がいます」
「……」
「信じて欲しい、としか言えません」
それでも、今そうしなければカレス・オーの未来は絶たれ、フォールンたちの手によってリュースラさえも危うくなるだろう。結果的にはフォールンたちの野望も果たされ、その先にあるのはかの者たち以外が死滅したであろう混沌のみ。
これを防ぐには、両エルフの協力が不可欠である。その為の一歩がここにあるのだ。彼女には何が何でも決断して貰いたかった。
「……そうだな。それが《聖大樹》のご意思ならば、従うのが道理なのだろうな」
どれだけの時間が必要だったのか。カルさんは天を見上げ、それから私の顔を見て、何かを諦めたようにそう溢した。
あらゆる葛藤を振り払って、敵対してきた相手に対する負の感情を捨て去り、これまでの自分たちの行いを否定する。それがどんなに難しいことだとしても、遂に彼女は決意してみせた。
私はその姿に、カレス・オーの民たちで言う所の『誇り』を垣間見た。
「良い機会なのかもしれない。互いに理屈を掲げて血を流す時間は、もう終わりを迎えるべきなのだと。《聖堂》を巡り争ってきたが、《聖大樹》そのものが解放を望んでいない。そう諭された気分だ」
「では」
「これをお前たちに託す。毒の種類と、解毒薬の調合法。それからカレス・オーの領地でしか取り扱われていない素材もだ」
渡されたのは毒に使われていた素材の一覧表と、解毒薬の調合法が書かれた手紙。それから必要になるらしい、リュースラ側では扱われていない素材たちだった。
非常に大事なこれらを、彼女の目の前でインベントリに収納する。後は届けて、話をつけてくるのが私たちの役目だ。
「頼んだぞ」
「はい」
そうして私たちはカルさんと別れ、リュースラの領地へと赴くことにした。
二つの領地を隔てる山脈を超えることは不可能だそうで、唯一開通している道を目指すことになった。その道は《黄金色の森》を北東方面に向かって進むとあるらしく、道なりに歩いていくと境界の目安になっている門が鎮座しているとのこと。
カルさんに教わった道を会話なく辿っていくと、不意に冷たい空気を感じた。晴れていた空も雲で覆われてしまい、暗くなっていく。
「何か寒くない? これ薄着で大丈夫?」
「寒さを感じることはあっても、凍えるということは無いと思いたいわね」
思わずそう愚痴ってしまうが、だからといって引き返す訳にはいかない。それに私には妙な高揚感が漂っているせいか、言葉とは裏腹に足取りは軽かった。
「うわ、雪まで降って来た。こんな状況でもなければるんって来るんだけどねー」
しばらくして山脈の隙間に差し掛かると、リュースラの領地から吹き抜けてくる風に乗って雪が舞ってきた。どうやら秋をモチーフにしていたカレス・オーとは違って、あちらは冬がモチーフなのだろう。白樺の木が生えていたのは、何も偶々では無かったみたいだ。
「む、あれが門ではないかね」
《黄金色の森》を背にして、その光景が徐々に見えなくなってきた頃、一番身長の高いヒースクリフさんが降り注ぐ雪景色の先に聳え立つ何かを発見したのか声をあげる。
もう少し近づくことで次第に全貌が露呈していき、鉄でできた重厚な門が私たちを出迎えた。所々錆びついており年季を感じるが、関所としての役割は果たせている様で破損している部位は見当たらなかった。
監視はしているとのことだったが、その巨大な扉が閉ざされている訳ではない。私たちの様な人族の者が通り抜けできる様に計らってくれているのだろうか、余計な手間は必要無かった。
これを潜り抜ければリュースラの領地のはずだ。恐らくはカレス・オーと同様に城があって、キズメルさんもそこに居るのだろう。
もしかしたらフォールンエルフと戦っているかもしれない。カイサラもそうだが、あのノルツァーという親玉が出てくる可能性もある。
(何があっても、私は突き進む)
私は確固たる意志を胸に抱き、境界を超える一歩を力強く踏み出した。
〇正体を明かしても良いと思っているヒースクリフ
本音です。今じゃないというだけで、その内自分から明かしてしまうかもしれません
〇訝しむ日菜
敵じゃ無いけど味方でも無さそう、でも今は味方とかいう状況のせいでいつまで経っても警戒心が抜けない模様。機微には敏いから猶更だったり
〇《カーディナルシステム》
SAO的には人為的な管理者とは別に設けられた、AIによる管理者みたいなもの。後のアリシゼーション編では吸収されたり分離したりしてて何が何やらだが、この段階ではSAOのバランスを調整しているとのこと
厳密にはSAOというゲームを制御、統制する巨大なシステム群であり、メインプログラムでもある。2つのコアが互いに修正しあいながらSAOを管理している様で、例えばシステムの穴をついたバグが発見されても自動的に修復される仕組みになっている
SAOIFだとこれとは違う別のシステムが暴走しているが、今作ではこっちが暴走とは言わずとも多少は干渉が行われる模様。この辺の原作設定は複雑過ぎるので、こんな感じ程度の認識で進行します
〇紗夜の瞳の色
金色ということは、という話。といってもこの階層限定のバフによって強制的に引き出されているに過ぎないが
ちなみに黄色は誰かさんのイメージカラーだったりする。そのため日菜の情緒が揺さぶられる
〇紗夜の決意
この人、自己肯定感が地面突き破ってるレベルで低いのでこんな感じの意思表示は何回も行われる。一応原作ガルパでは他人と比べない自分を心掛けてはいるみたいだが、今現在もやはりと言うべきか殻を破って解消される気配はない
まあ、それが為される時はコンテンツ完結直前とか、最後の最後まで後回しというかとっておきというか、そういう立ち位置なのでいつ来るかは不明。不器用すぎて根っこの部分と苦悩をループしてるお方ということ
〇密偵カルが紗夜を見る表情
紗夜にかかっているバフは、エルフ目線で言うならば神秘的なものである。なのでこれまで通り接しても良いのか微妙に困っていた
説得に応じて重い腰を上げたのも、何処となく自分たちが信仰する《聖大樹》の気配を感じ取っていたからというのもある
〇《黄金色の森》を抜けてリュースラの領地へ
第九層後半戦は降雪地帯です。いよいよもって《エルフ戦争キャンペーンクエスト》も残り5,6話くらいになります
ではまた、二週間後に