クソ雑魚サイヤ人は原作通りに進めたい   作:DB原作無印勢

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アマプラで超のブロリーを見て一目惚れし、ハーメルンでDB二次創作を検索。
ブロリーが登場する二次の殆どがエターしてることを知る。
原作の無印漫画しか読んだことないのに、無謀にもブロリーが出るDB二次を書き始める。

基本的には無印で進めて、超やアニオリの公式設定は殆どは出てきません。
書く際に参考資料として調べて、エッセンス程度に使用。

勢いで書いてるので、コメントを寄せられても反映しきれない場合があります。


下級サイヤ人ミズナ

 私は平凡でサブカルチャーを広く浅く嗜んでいる、一般女子である。

 もうすぐ友人に誘われてドラゴンボールの映画を見に行くのだが、あいにく自分は最近無印の漫画を全巻読まされただけで、超やアニメやゲームは全く知らずに育ってきた。

 友人に大きな袋でまとめて渡されたが、全てを消化するにはとてもではないが時間が足りなかった。

 

 

 

 とにかくそんな私がドラゴンボールの世界に転生したのだと知った時は、育児ポッドの中で大いに絶望したものだ。

 何しろ神様と会って転生チートをもらったり、行き先の世界について話したわけではなく、明日はDBの映画を見に行くからと早めに寝て、いつも通りに起きたら赤ん坊になっていた。

 

 今は育児ポッドに入れられ、正直凄く眠くて堪らない。

 ぶっちゃけDBが好きな神様から、全コンプせずに最新映画を見に行くことへの天罰だと思ってしまう。

 

 まあそれはそれとして、人が呆気なく死ぬ過酷な世界に転生したが、やっぱり死ぬのは嫌である。

 前世の記憶を思い出したばかりの頃は、ここが現実ではなく夢だと思い込もうとした。

 

 しかし赤ん坊としてしばらく過ごしても、一向に元の世界に戻る気配がない。

 なのでテレビや漫画やゲームではなく、紛れもなく現実なのだと否応なしに理解させられる。

 

 もう平和な日本で女子を満喫していた頃のように気楽には生きられず、これからは下級サイヤ人のミズナとして、汗水垂らしてヒーヒー言いながら生きていかないと駄目なのだ。

 

 

 

 もしこれがベジータやナッパのようなエリートなら、人生勝ち組とはいかないが、この世界では比較的イージーモードのはずだ。

 

 しかし残念ながら私の両親は下級戦士で、自分もそっちの才能はない。

 戦闘力はたったの5だと、育児カプセルの外で大人たちが話していた。

 

 いきなり未来に暗雲が立ち込めたが、こういう時は逆に考えるのだ。

 まだ赤ん坊なのに、地球のおじさんレベルの戦闘力があって凄い。

 努力や修行をすればエリートを越えられるとか、そんな希望的観測も、なくはなかった。

 

 ただし、現状では何の励ましにもならない。

 結局サイヤ人の中では、クソザコナメクジには変わりないのだ。

 そして下級戦士は基本的に、使い捨ての駒である。

 

 ついでにサイヤ人を支配しているフリーザが、惑星ベジータを破壊したことは覚えている。

 理由は確か超サイヤ人が生まれるのを恐れているとか何とか、M字の髪型の王子が原作で言っていた。

 

 なのでとにかく宇宙の藻屑になる前に、私はこの星から脱出しなければいけない。

 具体的な時期は不明だが、フリーザが訪れて全サイヤ人に緊急招集をかけたらいよいよヤバいのは、何となく理解できるのだった。

 

 

 

 

 

 

 私こと下級サイヤ人のミズナは、三歳になりました。

 なので育児カプセルの外に出る許可が出て、殆ど顔を見せに来なかった両親が引き取りに来る。

 その際に、あまりにも戦闘力が低すぎるため、辺境惑星に飛ばして大猿になっても生き残れないと判断された。

 

 悟空は飛ばしたのに私は非戦闘員として使うのは、多分女性というのもあると思う。

 原作に登場するサイヤ人の殆どが男というか、女の人は見た記憶がないのだ。

 しかし数が少ないのかと言えばそうではなく、基本的に男性の方が戦闘力が高く、女性は残って家を守る的な、何かそんな感じっぽい。

 

 

 

 それはそれとして、私は子供らしく舌足らずな喋りを演じる。

 そしてこのままだと惑星ベジータがヤバいかも知れないと、両親にぼかしながら伝えてみた。

 

 だが、全く信じてもらえなかった。

 予想はしていたが、子供に良くある妄想の類だと思われているようだ。

 

 それにサイヤ人は、戦闘力が高いほうが偉いという風潮がある。

 生まれてから全く増えていない私の信用度など、微塵もありはしないのだ。

 できれば自分の家族を助けたかったのだが、これはもう駄目かもわからんねと思い始めた。

 

 

 

 ちなみに容姿は他のサイヤ人と同じで黒髪だが、お尻まで伸びたサラサラヘアーだ。

 目鼻立ちが整って大変可愛らしく、筋肉も全然ついてない。

 凶暴な戦闘民族には見えないが、実際に私の存在そのものがイレギュラーである。

 見た目も含めて異端であり、そういう意味でも惑星ベジータには馴染めそうにない。

 

 そして私は、自分が弱いことを知っている。

 人や動物を無差別に殺すのが嫌だし、何でこんな真逆の性格や容姿の女子が、戦闘民族のサイヤ人として生まれてきたのやらだ。

 

 しかし嘆いたり絶望しても、状況は全く良くならない。

 

 

 

 一旦考えを整理して、惑星ベジータからの脱出に集中することにした。

 死ぬのは嫌だし、家族を助けるのはもう諦めた。非情だが、今の自分に全てを救うことはできない。

 

 ならば私だけでも生き延びるため、育児カプセルの中で考えていた作戦を実行に移すのだった。




最近はドラゴンボール二次創作が活発やし、一本ぐらい増えても気づかへんやろ!投稿ヨシ!(現場猫並感

投稿ペースについての質問です。切りの良いところまででも、必ず2000文字以上とは限りません

  • 2000文字以下で良いので毎日投稿
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