マクロスΔ 未知なるソラへ    作:矢野優斗

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三本線の覚醒

 メッサーをラグナ支部の面々総出で送り出して数日。嵐の前の静けさを破って、ウィンダミア軍がアル・シャハルへと侵攻した。

 

 Δ小隊とワルキューレが現地に駆け付けた時点で新統合軍は新たに配備された部隊も引っくるめてヴァール化、風の歌のマインドコントロール下に置かれていた。到着時点でほぼ陥落一歩手前である。

 

 しかし占拠されていない二つの遺跡の一つがあるアル・シャハルを明け渡すわけにはいかない。Δ小隊とワルキューレは厳しい戦闘に身を投じる他なかった。

 

 交戦空域に突入したΔ小隊を出迎えたのは空中騎士団とヴァール化した新統合軍であった。先日の強行偵察とは違う、圧倒的に不利な戦場にΔ小隊はみるみる追い詰められていく。

 

 数的不利が大きい、今までよりも更に強化された風の歌に精神が掻き乱される。何よりも大きいのは、メッサー不在による士気の低下だ。

 

 エースとしてΔ小隊を支えてきたメッサーの抜けは隊員たちに想像以上の影響を与えていた。士気の低下はそのまま操縦に響き、隊員たちの機動は目に見えて精彩を欠いている。

 

 そんな中でもトリガーはほぼ普段と変わらない動きで、白騎士を相手しつつ他隊員のフォローに飛び回っていた。

 

 メッサーが抑えていた白騎士を相手できるのは、メッサーに匹敵する実力を有するトリガーかアラドくらいのもの。隊長として指揮を取る必要があるアラドではなく、トリガーに白騎士の相手が回ってくるのは必然だった。

 

 トリガーと白騎士の空戦は熾烈を極めた。両者ともに他の追随を許さない機動で交錯し、相手を撃墜せんと隙を伺い続ける。

 

 単純な実力だけで言えば、トリガーに軍配が上がる。それは白騎士を相手取りながら、Δ小隊とワルキューレをフォローしていることからも分かるだろう。

 

 逆に言えば、トリガーがΔ小隊とワルキューレのフォローを意識し続ける限り、白騎士を撃墜するのは難しい。

 

 白騎士と空中騎士団はそれを理解しているのだろう。トリガーへの負担を増やすため、トリガーと他隊員の交戦空域を引き離そうとしているのが見てとれた。

 

「くっ……!」

 

 フォローができない距離に引き離され各個撃破を狙われれば、さしものトリガーも守り切れる自信がない。現時点ですら空域のほぼ端から端までを飛び回りながら、虎視眈々と背後を狙う白騎士を相手しているのだ。

 

 何か一つでも崩れたら一気に瓦解する。誰かしらが堕ちる、最悪な未来図が見え始めたところで地上にて異変が起きた。

 

 風の歌に反応して胎動していたプロトカルチャー遺跡と、地上にて歌を響かせていたワルキューレの歌が相互に干渉。異常な生体フォールド波を発した直後、最前線で歌を響かせていた美雲とフレイアが意識を喪失してしまったのだ。

 

 ワルキューレの歌が途切れたことで、好機とみた空中騎士団の攻勢が苛烈になる。ここまで辛うじて持ち堪えていた戦線が一気に崩れ始めた。

 

 各隊員たちの被弾が増加していく。誰かが撃墜される未来が現実味を帯びてきた。

 

 仲間の死が現実になり得る状況に、トリガーは焦燥を募らせる。敵の士気向上は問題だが、それ以上に美雲とフレイアの脱落が大きすぎる。

 

 せめて美雲とフレイアが意識を失わず、自分の身を守れる状態ならば話は違った。二人が意識を失ってしまったことで介抱役が必要となり、必然的にワルキューレを守る盾が薄くなってしまっていた。

 

 敵もワルキューレの防備が薄いと判断したのだろう。何機かが地上へと強襲を仕掛けようとしている。

 

 既に一杯一杯のトリガーには守り切れない。Δ小隊かワルキューレ、どちらかを選ばなければならなかった。

 

 究極の二択にトリガーが心の絶叫を上げかけた時、上空から新たな機体が空域に突入した。

 

 白地に黒のカラーリングが施されたVF-31──メッサーの機体だ。

 

『メッサー!? 何をしにきた!?』

 

 アラドの驚愕の声が通信越しに響く。既にΔ小隊から離れたメッサーがこの場に馳せ参ずる大義名分などなかった。

 

『俺は、俺はまだΔ小隊の一員です……!』

 

 血を吐くような叫びと共にメッサーは墜落するような勢いで地上へと突撃し、今まさにワルキューレへ牙を剥こうとしていた敵機を追払い、ワルキューレを──カナメを守り抜いた。

 

 メッサーはカナメの無事を確認すると、彼女に歌うよう願った。己がヴァール化してしまわないよう、かつて命を救ってくれた時のように歌ってほしいと。

 

 美雲がメンバーになるまではワルキューレのエースとして歌っていたカナメ。現エースである美雲とフレイアが歌えない以上、カナメはメッサーの願いに応え全力で歌声を響かせ始めた。

 

 再び空へと舞い上がるメッサー。メッサーとの一騎打ちに執心する白騎士は、トリガーを置き去りに一目散でメッサーへ勝負を仕掛けにいく。

 

 マークが外れたことで自由になったトリガーは、メッサーの参戦を誰よりも嘆いていた。

 

 メッサーが戻ってきたことで戦況が有利になる──はずがない。

 

 カナメの歌で辛うじてヴァール化に抗っているような状態で、普段通りの飛び方などできるはずがない。メッサーと白騎士の勝負は成り立つだろうが、十中八九メッサーが撃墜される。

 

 手隙になったトリガーがフォローに入れば堕ちないだろうが、一騎打ちの邪魔はさせまいと他空中騎士団が道を妨げてくる。最悪なのは、被弾が重なり動きが鈍くなったミラージュやハヤテが集中的に狙われていることだ。

 

 トリガーの抑え方を理解している。イオニデスでの失態とヴォルドールでのやり取りで、仲間を見捨てられないことが露呈しているのだ。

 

 仲間が堕ちる。伸ばした手はまた届かず、脳裏に焼き付いた悪夢がフラッシュバックする。何一つとして守り抜けない己の非力さに心が軋む音がした。

 

 

 ──ダメだ、ダメだ、ダメだ! このままじゃ被害が、また仲間が……! 

 

 

 誰も見捨てられない、もう取り零したくはない。しかし現実は非情で、トリガーの想いを嘲笑うようにメッサーが死地へと誘われていく。メッサーの飛ぶ先にトリガーは明確な死を幻視した。

 

 止めなければならない。だが伸ばそうとする手は阻まれ、助けに向かうおうとすれば他を堕とされる雁字搦め。

 

 メッサーを救うことのできない現実に、トリガーは心の中で絶叫した。

 

 

 Δ

 

 

 声が聞こえる。どうしようもない現実を前にして、受け入れたくないと駄々をこねる子供の悲鳴染みた叫び。トリガーの魂の絶叫だ。

 

 昔はエゴの塊のような男だった。空に在れるならば、他のことなど些事に過ぎない。

 

 それが信頼できる仲間に巡り合い、共に空を飛ぶ喜びを知ったことで変わった。仲間もまた、大切なものだと認めたのだ。

 

 エゴを通し続けた末に(なかま)を奪われ続け、失うことを極度に恐れるようになってしまった。

 

 もっと自由に飛べるのに、もっと高く飛べるはずなのに、自らに枷を課して自縄自縛に陥っている。

 

 愚かしい大馬鹿野郎。それでもまだ、失いたくないと叫ぶのなら──

 

 

 ──導いてあげる。いつかあなたを(いざな)ったように。

 

 

 トリガーの魂の絶叫に美雲は意識を取り戻す。介抱していたマキナが驚いているのを横目に、ふらつきながらも己の両足で大地を踏み締めた。

 

 カナメが歌っている。元エースの矜持とメッサーを想う気持ちを乗せ、喉を枯らす勢いで歌声を響かせている。

 

 負けてはいられないと美雲はカナメの隣に肩を並べる。美雲の復帰にカナメは目を見開くが、歌声を途切らせることはなかった。

 

 空を見上げると、遥か上空でメッサーと白騎士が熾烈な空戦を繰り広げているのが見て取れた。ヴァールになりながらもカナメの歌で正気を保ち、白騎士を撃墜せんと果敢に戦っている。

 

 目線を少し下に下げれば、メッサーを助けようとしては空中騎士団の妨害を受け、思うように飛ぶことができないでいるトリガーがいる。その飛び方からひしひしとトリガーの悲痛に満ちた叫び声が聞き取れた。

 

「全く、世話のかかる……」

 

 集中するように瞑目して美雲は意識を切り替える。

 

 先のプロトカルチャー遺跡を通しての共鳴、風の歌い手との接触は一度忘れる。今はただ、泣きじゃくって前を見ることができていない子供(トリガー)を導くことだけを考える。

 

 次に目を開いた時、美雲の纏う空気は一変していた。

 

「──、────!」

 

 凛々しく、力強く、聞くものを虜にする圧倒的な歌声を戦場に響かせる。風の歌の影響も遺跡との共鳴も振り払い、美雲の歌声は無限の蒼穹を支配する勢いで広がっていく。

 

 現エースの圧倒的な実力に押されるカナメ。歴然とした実力差に弱気が頭を擡げかけて、歌う美雲と目が合う。

 

 自信に満ち溢れた美雲の瞳が、その程度なのかと挑発的に細められる。旧エースとしてワルキューレを率いていた実力は、大切な人(メッサー)を想う歌声(気持ち)はその程度なのかと問い掛けていた。

 

 

 ──違う。私の歌は、想いはこんなものじゃない……! 

 

 

「────!!」

 

 美雲の挑発に奮起して、カナメも天まで届かせんと歌声を轟かせる。

 

 カナメと美雲、奇しくも新旧エースがそれぞれに歌声を響かせる。互いが互いを刺激し合い、譲れない激情を昂らせた。

 

「二人とも、凄い……」

 

 気を失ってしまったフレイアを介抱するマキナは、美雲とカナメが織りなすハイレベルなデュエットにただただ圧倒されていた。

 

「遺跡が、目覚めようとしてる……?」

 

 レイナは美雲が歌い始めてから激しく光を放つ遺跡を警戒しつつ、何が起きているか解析に取り掛かっていた。

 

 美雲とフレイアが意識を喪失し、風の歌が止んでからはパタリと沈黙していたプロトカルチャー遺跡。美雲が目を覚まし、カナメと共に歌い始めると再び胎動するように謎の発光と歌への干渉が始まった。

 

 歌いながらカナメは遺跡による干渉の影響に顔を顰める。ワルキューレのリーダーとしての矜持と旧エースの意地、メッサーへの想いで歌い続けているが厳しい状況ではあった。

 

 隣の美雲はと言えば、遺跡による干渉はカナメと同じく受けているようだが、僅かに眉を顰めるのみで構わず歌い続けている。力強い瞳が捉えているのは空でもがき苦しむトリガーの機体だ。

 

「美雲の生体フォールド波が増大、数値が止まらない……!?」

 

 解析を続けていたレイナは、留まるところを知らない数値の上昇に驚愕する。

 

 ウィンダミア人であるフレイアの歌声と相互干渉して生体フォールド波が増大することはあった。しかし今、美雲が発する数値は今までに類を見ない領域に達している。

 

 何が原因か、考えられる可能性は幾つかある。その中でも有力なのは、今にも爆発を起こしかねない勢いで鳴動しているプロトカルチャー遺跡だろう。

 

「トリトリの動きもおかしくなってる……?」

 

 フレイアを介抱しながら戦場を伺っていたマキナが、トリガーの異常な動きに気付いた。

 

 トリガーは機体に金色の光を纏わせ、何故か戦闘空域の中心にて旋回運動をしていた。恐らくは美雲の歌声を切っ掛けにフォールドウェーブシステムを起動させたのだろう。

 

 そこは問題ではない。フォールドウェーブシステムは条件さえ揃えば、フレイアとハヤテのような共鳴が無くとも稼働はさせることができる。

 

 異様なのはトリガーの動き。これまではΔ小隊の仲間やワルキューレを守るため、空域の端から端まで飛び回っていたのが急に大人しくなった。今は戦場全体を俯瞰するように旋回運動を繰り返し、不気味なほどの沈黙を保っている。

 

 ヴォルドールでの一件からトリガーの身に何かが起きていると悟り、マキナは安否確認のために通信を繋げようとする。しかし隣で遺跡と美雲の状態をモニタリングしていたレイナの悲鳴染みた声に意識を奪われた。

 

「美雲の生体フォールド波、臨界突破! 遺跡との相互干渉も止まらない!? なにが──」

 

 もはや圧力すら伴う生体フォールド波を発しながら歌う美雲に注目が集まる。

 

 当人たる美雲は背中に感じる視線も、訴えかけるような遺跡からの干渉も意識の外に追いやり、迸る激情に身を任せて歌い続けた。

 

 限界を突破した美雲の歌声は戦場を支配し、そして──空を繋げた。

 

 その時、空に居た者たちは背筋に氷柱を突き込まれたかのような怖気に襲われる。心臓を直に鷲掴みされるような、心の底まで見透かされるような感覚だった。

 

 敵も味方も少なからず戸惑う中──不気味な沈黙を破ってオーシアの三本線が目を醒ました。

 

 

 Δ

 

 

 ──歌が聞こえる。未知なる世界(ソラ)へと己を導いた歌声だ。

 

 フォールドクォーツを内蔵したラジオを介して、身体の芯まで響くような歌声が心を震わす。いつまで寝惚けているつもりなのかと、叱咤するような魂の声が聞こえた。

 

 同時に雪崩れ込む情報の嵐。敵も味方も関係なく、空域を飛ぶ者たちの思考や感情が流れ込んでくる。

 

 流れ込む情報量に混乱するトリガー。相手の飛び方を観察し理解することでやっと読み取れる情報が、何をしなくとも勝手に頭へと叩き込まれるのだ。

 

 自身の身に何が起きているのか、どんな理屈で情報が流れ込んできているのか。詳しいことは何一つとして分からない。

 

 だが今は理屈などどうでもいい。トリガーは止まらない情報の濁流に意識を集中した。

 

 次から次へと注ぎ込まれる莫大な情報量は常人ならば頭がパンクし、下手をすれば廃人化しかねないものだ。しかしトリガーは持ち前の情報処理能力で情報を取捨選択し、敵機への理解を加速度的に深めていく。

 

 何を考えているのか、何をしようとしているのかが手に取るように理解できる。今この瞬間、トリガーは理解を飛び超えてこの空の全てを掌中に収めた。

 

 必要な情報を精査したトリガーが満を持して動き出す。空域の中心点にてバトロイド形態へと移行し、数秒先の未来へとビームガンポッドを撃ち込んだ。

 

 最初に被弾したのは一騎打ちを邪魔させまいとトリガーをマークしていた騎士だった。

 

 突然と動きを止めた三本線を警戒していた騎士は、飛行の軌道を完璧に読み切った砲撃に翼を撃ち抜かれた。片翼を失った機体は徐々に高度を落として地上へと堕ちていく。

 

 続け様にトリガーは他の騎士たちへビームを放つ。いずれも数秒先の未来を予測した、回避機動すらも読み切った射撃。ロックオンアラートすら鳴らない一撃に騎士たちは大なり小なり被弾する。

 

 白騎士を除く空中騎士団主力五機のうちトリガーをマークしていた二機が中破、ハヤテとミラージュを追い詰めていた二機が小破。ほんの僅かな時間で半数以上が戦闘不能に追いやられた。

 

 人外染みたトリガーの超絶技巧に敵も味方も関係なく戦慄が走る。圧倒的に有利な戦況が、この短い時間でたった一機の手で引っ繰り返されたのだ。驚愕も戦慄も一入だろう。

 

 当のトリガーの意識は既に上空の白騎士とメッサーに向けられている。

 

 白騎士とメッサーの一騎打ちは佳境に突入していた。

 

 互いに少なくない被弾を受けながら、目紛しく相手の背後を取り合う格闘戦(ドッグファイト)。実力はほぼほぼ伯仲しているが、ヴァール化に抗いながら飛んでいるメッサーは操縦がやや荒い。いずれは綻びを突かれて撃墜されてしまうだろう。

 

 全速で白騎士とメッサーの交戦空域へと突入するトリガーだが、脳裏を過った最悪の未来図(メッサーの死)を止めるには遠すぎる。直接の介入は間に合わない。

 

 ならばとトリガーは再びビームガンポッドを構えた。メッサーの命を救うため、最悪の未来図を撃ち砕くために狙うは一点である。

 

 数秒先の未来へとビームを撃ち込もうとして、微かな躊躇いがトリガーの指を縛った。今から撃ち抜くのは最悪の未来図であり、この空からメッサーを引き摺り下ろす一撃となる。

 

 仲間を救うために、仲間を撃つことになる。脳裏を空に散っていったかつての仲間たちの姿が過ぎり──美雲の歌声に魂の背中を押された。

 

『──ベイルアウトしろ、メッサー!!』

 

 叩き付けるような絶叫と共に躊躇いの鎖を引き千切り、トリガーは最悪の未来図(メッサーの死)を撃ち砕く一撃を放つ。

 

 放たれたビーム砲は遥か上空で争うメッサーの元へ流星の如く向かい、白騎士とヘッドオンに縺れ込んでいたメッサーの機体の左翼を撃ち貫く。直後に白騎士が放った機銃の一発がコックピットを貫通し、血飛沫がキャノピーを汚した。

 

 片翼を失いコックピットへのダメージを負ったメッサーが堕ちていく。通信越しに響くカナメの悲鳴とアラドの叫びを聞きながら、トリガーは誰よりも早くメッサーの救助に向かう。

 

 メッサーとの一騎討ちに一応の決着をつけた白騎士は、無力化された味方機のフォローに向かっている。救助へ向かうトリガーを妨害することはなかった。

 

『メッサー中尉! 聞こえてますか、メッサー中尉!?』

 

 呼び掛けながら錐揉み回転で墜落するメッサーの機体を受け止めて、トリガーは血で汚れたキャノピー越しにコックピット内部を垣間見る。そして、内部の惨状を確認して急速に現実へと引き戻された。

 

「────あ」

 

 メッサーの左肘から先が千切れ飛んでいた。白騎士が放った機銃の一発が、キャノピーを貫通して直撃したのだ。

 

 こんな結果を望んだわけではない、とトリガーは目の前の現実から逃避したくなる。トリガーを現実に引き留めたのはアラドからの通信だった。

 

『トリガー! 今すぐにメッサーをアイテールに連れて行け!』

 

 アラドの叱咤する声にトリガーは我に返り、即座にアイテールへと向かって飛行を開始する。コックピット内のメッサーに負担が掛からないよう、細心の注意を払って。

 

 その後、主力の大半をトリガーによって戦闘不能に追いやられた空中騎士団は撤退。アル・シャハル防衛戦はΔ小隊とワルキューレの辛勝に終わった。

 

 しかし支払った代償は余りにも大きく、方々に小さくない傷を残した。

 

 

 

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