シャングリラ・フロンティア ホラゲー好きは神ゲーでも平常運転です。 作:愛憎愛華
とりあえず見たものを一回忘れて帰ろうとした時カラーン、カラーンと荘厳な鐘の音が鳴り響いた。
『シャングリラ・フロンティアをプレイされている全てのプレイヤーの皆様にお知らせ致します。』
「んあ?」
『現時刻を持ちまして、ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」の討伐を確認いたしました。討伐者はプレイヤー名「サンラク」、「オイカッツォ」、「Unknown X」、「アーサー・ペンシルゴン」の四名です。さらにユニークモンスターの討伐に伴い、ワールドクエスト「シャングリラ・フロンティア」の進行を報告させていただきます』
「あっちゃーこれ報告されちゃうか」
「どうする?漁夫がいる可能性あるけど」
「確かに愚弟たちがいる可能性は大いにあり得るね」
「ペンちゃんは武器ないしオイカッツォ君はレベル下がってて置物でしかないし・・・私とサンラク君が頑張る?」
「あーそれなんだけど俺いい人知ってるわ」
「え、もしかして【
「あぁ、前に知り合ったんだけどさ聞いてみるわ」
「ふーん・・・ちなみに誰?」
「サイガ-0って人」
「・・・・・・ごめん聞き間違えかなもう一回言ってくれない?」
「だからサイガ-0って人だって」
「誰?サイガ-0って」
「サイガ-0はこのシャングリラフロンティアにおいて最大火力の称号を持ってるトッププレイヤーだよ。ほんといつフレンドになったの?」
「あ〜前にペンシルゴンとXと会った時あっただろ、あの後一旦逃げ切って次のエリアに行こうとした時出口で待ち伏せされててさ、そこでフレンドになりましょうって。」
「何で?・・・いや、あのクランだしサンラク君に近づこうとするのは必然か・・・」
「まあ何にせよ楽になるならいいんじゃない?」
「OK今いいですよって鳩来たわ」
「お、じゃあ帰りますか」
「いないのが一番だけどね」
「それフラグじゃね?」
「・・・・・・確かに?」
「やっぱりフラグじゃねーか」
「まあまあ、そういう時の保険でしょ?」
「何にせよ、ペンシルゴンの予測が当たったね。アレが三人が言ってた「赤点のオルスロット」?」
「なにそのショボそうな二つ名、ウェザエモンかよ」
「ウェザエモンの格が下がるからやめてさしあげて」
「あはは、ウチの愚弟にそんな仰々しい名前はいらないよ」
念の為アブノーマリティも読んでおこうかと思ったけどみんな消耗してるしやめておいた。
「お、おま、お前ら……!」
「なによ愚弟、文句があるなら言いなさいよ。あんたがクソつまらない方法ばっかとるから私が先に倒した、それだけよ」
「………!……っ!」
「クラン陥れてその物言いは酷くね?」
「いやいやサンラク君、こいつらはPKの粋を理解していないイキってるだけの三流だよ。やったらやり返される、ぶくぶく太って痩せるのが怖いからってチキンになっちゃってさぁ……だから私が腹パンして腹の中のもの全部吐かせた、それだけだよ」
「うわぁ、ガチギレペンシルゴンって割とレアじゃない……?」
「ペンちゃんそういうところはしっかりしてるからね。やる時はやる、やられた時は華々しく散る!花火みたいな生き方してるからね」
「PKに一家言姉貴怖いですわぁ」
「黙って聞いてりゃクソ姉御……! もういい、この場でお前ら全員ぶっ殺してやる……ウェザエモンのドロップアイテム根こそぎ接収してやるからな…!」
予想通りだけど圧倒的負け犬感。こんなのがトップPKクランとは到底思えないね。
「全く……大局的な視点を持てといつも言ってるのに、目先の利益に釣られるんだから……」
「ありゃFPSとかで砂のスコアにされまくりながら味方が無能だとキレるタイプだな」
「あー、なんかわかる」
「何なら初動でキルされまくったら切断するタイプかもね」
「「確かに〜」」
うわ〜わかりやすく怒ってらっしゃる。そりゃあこんな余裕かまされてたら怒りますわな。
「いやはや、まさかのサンラク君の意外な交友関係ではあるけど、この場合は好都合だったね」
まあでもこんなの予想できるほうが珍しい例ではあるけどね。獲物だと思ってた相手から・・・
「MMOで何もかも思い通りになるわけないでしょ? だからあんたはオフラインの一人用ゲームがお似合いだって前々から言ってるのよ」
「あ、一人プレイでゲームするならフェアリア・クロニクル・オンラインってのがオススメだぜ」
「サンラクお前、鬼かよ……」
「オルスロ君の心壊す気?」
「サイガ-0……!?」
最強とも言えるプレイヤーが出てくるなんて。
「………「アポカリプス」」
・・・・・・わーお☆
一分足らずで片付けていったよ・・・つよ〜い
「あーあー、阿修羅会の保有してたアイテムをこんなに溜め込んで、夜逃げかっての全く……」
「えぇと……」
「あー、サイガ-0さん。わざわざ来てくれてどうもありがとう」
「い、いやっ、気にしなくて……いい。それよりも……ユニークモンスター討伐……おめでとう、ございます」
やっぱり全員に伝わってたんだあれ。いや〜私も有名人の仲間入りか〜
「あー、サイガ-0ちゃーん? 来てくれたところ悪いけどもう一つお願いがあるんだけど、いいかな?」
「……なんだ?」
・・・ペンちゃんまさか
「ついでに私のこともキルしてもらえる? 報酬は再誕の涙珠三つを含んだ今私の持ってるアイテム全てとここに落ちてる阿修羅会が保有してたレアアイテム全てで」
「……いいのか?」
「いいのいいの、私だけノーリスクなんて愚弟以下のマンチキンだし? いい加減PKも飽きて来たからここらでスパッと罪を清算しようかなってね」
うーん・・・何ともペンちゃんらしい考え方だね。
「とはいえ、私もプレイヤーキラーの端くれ、首切り介錯を大人しく待つほど良い子ちゃんじゃなんだないわけでぇ……」
あ、オルスロ君の剣使うんだ。最悪素手で行くと思ってたけど。
「……分かった。廃人狩りが相手なら、こちらも本気で行く」
・・・なんだかんだ言って最上級プレイヤーの戦闘を間近で見れるチャンスなんだよねこれ。
「魔王天帝サタナエル……反転、天帝魔王サタン」
「これが噂に名高い最大火力のユニーク武器、「神魔の大剣」か……反転まで見せてくれるなんて太っ腹だねぇ」
その噂私知らないんだよね。アンジェラわかる?
『残念ながらプレイヤー間の噂までは無いですね』
ですよね〜
「姉さ……ゴホンゴホン、団長から貴女のことは聞いている。油断しているとロクな目に合わないし、すぐ逃げるので見つけ次第一撃で確殺しろ、と」
「私はゴキブリか何かか」
「「ぼっふぉあ!!」」
・・・武器持ってる今笑うのはやばいのでは?
「ちょっと待ってて、先にこいつらぶち殺すから……よぉし最後のPKおねーさん頑張っちゃうぜぇ」
「誰だやつに武器を持たせたのは!」
「サイガ-0だっけ?はやくその危険人物をボコって!」
「大丈夫だよペンちゃん。あとで二人ともしめとくから」
「「Xさん⁉︎」」
「え、えぇと……」
私たちのノリについていけてないねこれ。・・・というかこの挙動してる子覚えがあるんだよね〜
「………「ハイエスト・ストレングス」「業魔の抱擁」「雷光閃華」【エンチャント:ヴァー・ミリオン】……「カタストロフィ」」
「うわぁ、なんだあれ……」
わあ〜すっごい数のバフだ〜。・・・私もあれくらい強くなれるのかな?
『アブノーマリティ全員集めればいけると思いますよ』
マジで?尚更やる気出てきた!
「ふぅー……確か起動呪文は「血を啜れ、肉を喰い千切れ、死を噛み締め命を吐き捨てよ。汝は殺戮者、屍の山で高らかに謳え」……だったかな?」
・・・キモ!マジでキモすぎる・・・あんなの腕につけるとか正気じゃないよ・・・
「さぁ、いざ尋常に勝負といこっか」
「………いつでも、どうぞ」
「んじゃあ遠慮なく……「シリアルキラー」、【影絵の嘲笑】、【エンチャント:ヴォーパル】、「マサクル・バイト」!」
ペンちゃんが仕掛ける!しかし何かに防がれて本体に当たらない!続いてサイガ0さんの攻撃!ペンちゃん避けようとするが影に引っ張られ遅れる!
「くぁ……!」
「イグジスト・レクイエム」
ペンちゃん右腕が消える!そのまま動けない!これはもう決まったか!
「……これで、終わらせる」
「ははは、やっぱ私程度じゃレベル差を覆すのは難しいかぁ……とはいえ、この場所でヘタれた真似はできないんだよねぇ!」
さあペンちゃん仕掛けるか・・・仕掛けた!
「………だったら、とっておき。相反する摂理、反発する光と闇、拒絶を否定し、断たれし運命を縫い繋ぐ。我が身は光に染まり闇に浸る、混沌よ世界を喰らえ……【ケイオス・ヴォイド】」
決まった!勝者サイガ0選手!
「え〜見事勝利を収めましたサイガ-0選手ご感想を一言」
「えっと・・・が、頑張りました」
「お疲れ様でした。・・・・それでちょっと話したいことあるんだけどいいかな?」
「は、はいなんでしょう?」
「あ〜男子組あっち行っててくれる?」
「ん?なんだ?」
「女子だけで話したいことがあって」
「そうか?わかった〜」
・・・行ったかな?
「それで話しって」
「サイガ-0さんってもしかして玲ちゃん?」
「!なんで⁉︎」
「あれわかんない?リアルとほとんど変えてないけど」
「え?・・・わかんないです」
「マジか〜管理だよももちゃんの友達の」
「え!管理さん⁉︎」
「零ちゃん名前そのまますぎでしょ〜」
「・・・・・それだけで気づいたんですか?」
「いや?話し方とかおどおどしたとことかあと・・・」
「あと?」
「サンラク君が相手になると挙動不審になるとことか?」
「・・・・・・‼︎」
「まあ、意中の相手が目の前にいたら仕方ないよね〜」
「か、揶揄わないでください!」
「からかってなんていないよ〜私は応援してるんだよ」
「・・・・・・ほんとですか」
「ほんとほんと、ペンちゃんじゃないんだから」
「・・・・・・そういえばペンシルゴンさんって」
「そうだよ、天音永遠」
「いつから四人は知り合いに?」
「ん〜何年も前にペンちゃんが王国を作ってね」
「王国」
「それで国王を暗殺しようと城に侵入したのがサンラク君と隣のオイカッツォ君」
「暗殺」
「でも大丈夫だと思うよ。少なくとも恋敵にはならないと思うし。私含めてね」
「そうですか?それならよかった」
「そうだ、今ってフレンド登録出来る?」
「あ、多分出来ます」
「じゃあしちゃおう〜動きがある時には教えるから」
「あ、ありがとうございます」
「はい送ったよ〜」
「えっと・・・はい、認証しました」
「っとそろそろ時間かな?」
「そうですね」
「じゃあまたいつか」
「はい」
「サイガさん帰ったよ〜」
「マジで?助かったぜ」
「俺ら知らない人とのコミュ力下の下だからな」
「なんかコミュ力上げられるゲームないかな?」
「ラブクロックは?」
「やだよピザ留学とか」
「あれ私もやったけど結構シビアだよね」
「シビアで済ませていいレベルではないけどな」
「俺初めてだよ、恋愛ゲームでコンマ単位のチャート組んだの」
「私もだよ」
「それはともかく・・・これどうするよ」
「ペンちゃんが使ってた剣?」
「なんか臭そう」
「やめろよ、そう聞くと持つの嫌になる」
「私も遠慮したいな」
「つってもここに捨てるのはな〜」
「「あ〜」」
「しゃーないから俺が持つよ」
「ありがとうございま〜す」
「さて、じゃあ帰るか」
「そうだね、あー今日はぐっすり眠れそうだよ」
「ぐっすりというかぐったり昏睡の間違いじゃねえか?」
「違いないね」
「私はペンちゃんのこと確認してから寝ようかな」
「じゃあ解散!」
「「お疲れ様〜」」
原作より緩くなってきたな・・・Xちゃんが中和してるからか?
作者の後書きコーナー‼︎
実は作者はシャンフロの小説ではなくブルアカの小説を書こうとしていた。でもうちのブルアカちゃんすぐに落ちるからいまだにストーリー全部読めてないんだよね。なのでシャンフロにしました。推しの子?題名思いついたからノリでやった。
ぶっちゃけブルアカしっかり見れるようになったらブルアカの小説も書きたい・・・でも書けない・・・。最悪ハーメルンの作品で内容理解して書くことになるかも?
アブノーマリティのまとめいる?
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いる(最初に追加する)
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いる(章の最後にまとめて)
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いらない