シャングリラ・フロンティア ホラゲー好きは神ゲーでも平常運転です。 作:愛憎愛華
「…………じゃあ行ってくるよ」
非常〜に何かを言いたげなカッツォ君がRwH6の世界大会へと向けて出発するために先に向かうことになる。
「もともと向こうが無理を通してきたんだからね、これくらいは融通させた」
「エナドリ一本の融通……ってオイこれ」
「例のメーカーの新作だよ、当然米国産」
エナドリの米国産……ああ、ライオットブラッドか。
「日本のと何が違うの?」
「日本のがカフェイン
「……合法、だよね?」
「ユーザーもそれちょっと心配してるんだけど、一応法に触れるようなあれこれはないらしいよ」
「ちょうど一週間前に発売されたばかりの「ライオットブラッド・トゥナイト」……実物を用意するとはやるじゃんカッツォ」
「一応全員分用意してるけど」
「あ、頂戴」
「なんか眠気と一緒にお肌のツヤも持ってかれそうだから私はふつーのでいいかなー」
「そう?じゃあペンちゃんの分も貰うね」
「わ、私は貰おうかしら……」
飲むのは後でにしておこうかな。サンラク君がマスクを動かし、私が頭をヒラヒラさせる光景を見てひっっっっっっじょーーーーーに何か言いたげな表情で見つめていたカッツォ君だけど無意味と悟ったのかそのまま向かって行った、
「全く、言いたいことがあるならはっきり言えばいいのにな」
「本当、その通りだねぇ」
「一体何処に変なところがあるのかな?」
「口では何も言ってないけど目が全てを物語っていたように私には見えたけど……?」
「夏目ちゃん、私らの
メグちゃんも言いたいことがあるのか口を動かそうとして諦めた。
「あ、一応もう1つ作ってあるけどいる?」
「私は! 着ません! から!!」
あらそう?ヒラヒラ〜
「なぁペンシルゴンさんや、ここでクイズです」
「よっしゃどんとこい、私の灰色の脳細胞が黄金に輝くよ」
「それ既に黄金色では……まあいいや、さて問題です。今我々は周囲からなんだと思われているでしょうか」
「愉快なコスプレ集団」
「あっはっは、せめてボケろよ畜生」
「あ、こっち銃構えてもらえますかー?」
「ほらほらオーダー来てるよー? レイヤーたるものちゃーんと応えないと。はいはいそこローアングルならもっと右よってねー!」
「ふむ、実に愉快な光景だな」
「Xも乗るなよ……」
「ああ、済まないね。この頭になるとこの口調になってしまうんだ」
「さっきまで普通だっただろ…………で、いつまでここで撮影会やるわけ?」
「んー? ほら職業的に撮影には快諾しちゃう
「はは、愉快だな」
「んっふふー、どうよサンラク君。これから全世界規模でオーディエンスに見られながらゲームするわけだし、予行練習がてら撮影会してみたけど、パフォーマンスは維持できそう?」
「…………ヤンキーが猫を拾うといい奴に見える現象を狙ったか、策士め……っ!」
「あっれぇー結構私善意でやったんだけどなー……?」
「日頃の行いだろ。もう少し落ち着きを持ったらどうだ?」
「どストレートな正論やめて。というかXちゃんもいつまでやってるの」
「はは、だんだん楽しくなってきてね。しばらくは続ける事にするよ」
「あっそう。それじゃ、いこっかカボチャ君に蝶々さん?」
「なあ、これ季節外れって言われないかな」
「コスプレに季節なんてものは関係ないのさ、冬でも水着みたいなコスをしてポーズをする。それがコスプレイヤーってものだよ」
「さいですか」
「もっと自信を持つといい。十分カッコイイぞ」
「2人とも面白いチョイスなのだな」
「Xちゃんこそ何それ?」
「私のはシャンフロで出会ったアブノーマリティの一体だよ。名を死んだ蝶の葬儀。正体不明に相応しい理解不能な見た目だろう?」
「まあ、頭部が蝶で腕が5本生えてて後ろに棺を持ってたらそうなるでしょ。というかどうやって持ってるのそれ?」
「アンジェラに頭部からの信号を受け取らせてシャンフロと同じ脳波を送っているんだ。そうすることで擬似的に腕を5本動かせるわけだ」
普通の人なら思考の関係で無理だろうけどね。
「なんというか……図太いのね、貴方達」
「私はほら、視線が多いほどパフォーマンスが上がる……的な?」
「私も他人からの視線は浴びるように受けてきたからな」
「……貴方は?」
「俺? まぁ緊張してるにはしてるけど……フルダイブしたらそこまで気にならないんじゃね?」
まあ、サンラク君ならロールプレイしてればなんとかなるでしょ。
「あとはあれじゃね? 掌に神と書いて緊張を消し去るってやつ」
「……人、じゃなかったっけ?」
「ぶふっ、いいねそれ採用。私の番になったら掌に神って書こ」
「神を食らい流星を堕とす。素晴らしいじゃないか」
「さーて、作戦の最終確認だよ。夏目ちゃんもチワワみたいに震えてないで寄った寄った」
「チワッ……!?」
「ゲーム方式は勝ち抜き戦、勝てばそのまま相手チームの次のプレイヤーと戦う事になる。つまり私達の裏目的を達成するために最も効率的な
それが出来たら相当イージーな事になってたのにねぇ。
「まさかシルヴィアちゃんが
想定外だったよね。いやまあ、相手もまさかカッツォ君が居ないなんて予想してないだろうけど。
「こうなると作戦は大きく切り詰めないといけないし、私と夏目ちゃん、サンラク君は一勝一敗したとしても……Xちゃんが絶対に
「責任重大だな」
「私が立案したとは言え笑っちゃうくらい難易度ハードだけど……それでもやるって決めた、その為に準備もした。やるだけやって遅刻したお馬鹿さんを間に合わせよう!」
「……ええ!!」
「応とも!」
「もちろんだ!」
さあ、時間稼ぎと行きますか!
『───と、いうわけで最新作「ギャラクシア・ヒーローズ:カオス」の紹介を以上とさせていただきますが……皆さん、実際にプレイしている様子を見てみたいですよね?』
あ〜久々だな〜この感覚。懐かしいしとても楽しい!
「ねぇ、サンラク……君?」
「どうした夏目氏?」
「私も掌に神って書く事にするわ」
「さいですか」
「全員揃って神殺しだな」
「ちなみにワンポイントアドバイス、傭兵「ジャック」はいつも猫背で不敵に笑うようなキャラだよ」
「役作りの補強感謝……っと」
『えーそれでは、ギャラクシア・ヒーローズ:カオス実機プレイ……という名目のスターレインvs
「……笹原エイト?」
「ゲームプレイアイドル、って絶賛売り出し中の子だね。シャンフロでアイ活しようとしてたみたいだけど……」
「みたいだけど?」
「ほら、シャンフロには聖女ちゃんがいるから……まぁでも、普通にいい子だよ?」
聖女ちゃんが誰かはわからないけど可哀想なのは伝わってくるね。
『あれ? 爆薬分隊の方は一人足りないようですが……?』
「その、ケイなら……」
「ちょっとトイレに戦争をしに」
「相当な大物な様でな」
「どうせ大トリなんでお気になさらずー」
『は、はぁ……それでは改めましてルール説明! とはいってもシンプルな勝ち抜き戦ですが、ギャラクシア・ヒーローズ:カオスは前作とは全く異なるルールの新感覚格闘ゲーム! 今回はシティモード「
勝ち筋が多いのは嬉しいね。それだけ相手を惑わせる事だし。
『解説にはプロゲーミングチーム「
『自分、格ゲーを解説できるほどメインにはしてないんですが……はい、よろしくお願いします』
「んー、「あれ大丈夫なのか」みたいな雰囲気漂わせてるから私が解説するけど、あの人解説が上手いから結構いろんな大会に呼ばれてるんだよ」
「ふーん」
「なるほどな」
『そして皆様、今回はギャラクシア・ヒーローズ:カオスの実機プレイの他にもう一つ! ユートピアコンピュータエンターテイメントが今秋に世界へリリースする新機能「バベル」についてもご説明させていただきます!』
バベル?
『既にご存知の方もいらっしゃられるかもしれませんが、バベルとはUCEがサービス提供するフルダイブシステムに今秋九月末にリリースを予定している「リアルタイム・トランスレート・システム」の事です。
今エキシビションマッチではこの「バベル」が先行実装されており、日本のプロゲーミングチーム「
「そうか、そういえばそもそもの大前提……それ以前の問題として言語の壁があったのか。これも見越しての作戦だったわけ……だよな?」
「ソダヨ、ワタシスゴイデショ、ホメテホメテ」
「いや、アーサーに限ってはそんなことは無いだろう」
「お前まさか言語的問題を考慮せずに……」
「ほら、人間「オウイェー!」と「カマーン!」だけでなんとかなるってばっちゃも言ってたから……」
「お前のばあちゃんめちゃくちゃファンキーだなおい……」
いきなり不安になってきたけど………第一試合、メグちゃんvs ルーカス・ガルシアが始まるね。
憤怒ちゃんは何番目?
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