シャングリラ・フロンティア ホラゲー好きは神ゲーでも平常運転です。   作:愛憎愛華

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匿名M(魔法少女)チーム  愉快、爽快、大爆発編

「あ、私………」

 

「おめでとう夏目君。君は勝利したのだよ」

 

「勝った……勝った!!」

 

「おめでとう夏目ちゃん」

 

「正直2ラウンドだけだと負けると思ってたけど最後の追い上げが凄かったな」

 

「感動するのもいいが次の試合の準備をしておきなさい」

 

「はい師匠!」

 

「すげーな、現役プロゲーマーを弟子にするとか」

 

「ま、Xちゃんならこれくらいするでしょ」

 

「次の相手は……ああ、ナナシか。それじゃあ無理だな」

 

「淡白過ぎない?何でそう言い切れるのさ?」

 

「ナナシの特徴は圧倒的脳筋だ。あの手には読み合いは意味をなさないのさ。さながら小学生に読み合いを仕掛けて素直に行動されて自爆するようにな」

 

「なるほどな」

 

 

 

 

 

結果は予想通り。ただ、全力で時間を稼いでくれて2試合合わせて五十七分もの時間を稼いでくれた。

 

「面目次第ないわ……」

 

「いやいや、最初からこれくらいが狙いだったし大丈夫だよ」

 

むしろ1人で3分の1くらい稼いでいるから大金星なんだよね。

 

「それじゃあ……後はお願いします」

 

「んふふ、おねーさんにドーン! と任せなさい」

 

「文字通りドーン!として来い」

 

「なあX、これから起きるの試合として出していいのか?」

 

「大丈夫だろう。……と言いたいが無理だな」

 

「相手には同情するぜ」

 

 

 

 

 

「幼女に爆弾渡してその母親を使って爆撃、次にタクシーを使ってまたも爆撃。やってる事が非道過ぎるな」

 

「しかもちゃんと時間稼いでるのもまた……」

 

「私のヴィランムーブが掠れそうで良かったわ」

 

「まあ、あれに比べたらな」

 

『こ、これも択なのでしょうか?』

 

「本来はこんな邪悪なものでは無いがね。彼は今NPCを助けるかそれを無視してヴィランを倒すかの択を常に迫られているわけだ。とはいえヒーローとしては無視することは出来ない。これはもはや択では無い。詰みだよ」

 

『なるほど……これもまたロールプレイですか』

 

「いや、あいつの場合は素でやっているだろう」

 

『えぇ…………』

 

「っと時間は10分丸々使って名前隠し(ノーネーム)の勝利か」

 

「本格的に浄化されるべきじゃねえかなあいつ」

 

「2ラウンド目が始まるわよ」

 

「まあ、ここは捨てるだろう」

 

「時間稼ぎとしても3ラウンド目を考えてもそうだろうな」

 

『さあ、第2ラウンドはナナシ選手の猛攻から始まりました!』

 

「ここでどれだけ爆弾を回収できるかとNPCを減らさないように出来るかにかかっているな」

 

『ほう、その心は?』

 

「彼女が使うクロックファイアの特徴として爆弾を使うには片目を使わないといけない。だが目につくところから爆破していったら第3ラウンドには使える手札(NPC)が無くなってしまう。だからこのターンはどれだけ遅延しながら爆弾を回収し、そして美しく散るかにかかってる訳だ」

 

『う、美しく散る……ですか?』

 

「彼女は今試合をしているのでは無い。劇をしているのだよ」

 

『は、はぁ』

 

「さあ、そろそろくるぞ」

 

『ナナシ選手ノーネーム選手を追い詰め……おっと!?ノーネーム選手自爆しました!』

 

「さあ、ここからが地獄だぞ」

 

「あいつマジであれ(・・)やる気なのか?」

 

「やるのだろう。……見たくは無いが」

 

『そ、そんな凄いものがあるのですか?』

 

「ああ、はっきり言ってバグの様なものだよ。運営には修正をおすすめするレベルのな」

 

『第3ラウンドが開始しました……おっと!?ノーネーム選手道のど真ん中に立っております!』

 

「反則スレスレだが……来るぞ!」

 

『一体何を……』

 

『さあ、ドミノしようぜ!!』

 

『こ、これは!ビルでドミノをしています!』

 

「いや、やばいのはここからだよ」

 

『演出は派手に!そしてフィナーレは美しく!おはよう私の道化師(ウェイクアップ)!』

 

『ノーネーム選手ここでゲージを……あれ!?ゲージが減りません!?』

 

「ゲージは減っているさ。ただ、減ると同時に増えているだけだよ」

 

『一体なぜ?』

 

「先程のビルを使ったドミノ。あれの行き先は人々が避難した場所だったんだ。つまり今現在進行形で被害が発生しているからゲージが溜まり続けてるわけだ。ヒーロー側はドミノを止めていればまだわからなかったが勝負を焦りすぎたな」

 

急いで爆弾を止めようとしてるけどもう遅いよね。

 

『しょ、勝者ノーネーム選手!』

 

 

 

 

 

「あっはっは、あー楽しかった!」

 

「あそこまでめちゃくちゃやっていたらそうだろうな」

 

「さて、第3ラウンドをカップ麺と同じくらいの速度で終わらせた企画立案者殿はどうお考えで?」

 

「まぁなんとかなるでしょ」

 

「根拠の「こ」の字すら満たしてねぇな」

 

「夏目氏、次の相手は?」

 

「アレックス・テイラー……シルヴィア・ゴールドバーグが現れるまでスターレイン……いえ、その前身である「アトラス」の最強プレイヤーだった男よ」

 

「ああ、コードネーム「遠距離恋愛」か」

 

「ん、でも確かそいつって……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あーっはっはっはっはぁーっ! 私を殴るのを優先するの同業者(ヴィラン)さーん? 仲睦まじい恋人達の絆を引き裂いてまで!?』

 

『ぬ、ぐぉぉぉぉおおおお!?』

 

『そんな情けない姿見せていいのかなー? んー? ほらほらー?』

 

『ぬおおおおおおあああああ!』

 

 

 

 

「なんつーか、チェスの試合中にバット持って殴りかかるような……」

 

「私も匿名で参加すればよかったぁ……ねぇ、今からでいいからコスプレ……」

 

「残念ながら私が用意したものでは顔の半分しか隠せない」

 

「いやまさか「これ見てる恋人さんにカッコ悪いとこ見せられるの?」ってリアル方面から攻撃を仕掛けるとは……」

 

「かませ犬のチンピラと同レベルじゃないの……」

 

「問題はそのチンピラが終始有利にことを運んでるってことだな……」

 

ペンちゃんと同じヴィランを選ぶのはいいけど……私達みたいに恥を捨てられる訳では無いようだね。

 

「そっかそうだよな……アレと同類扱いにされるんだよな……」

 

「私、今後のプロゲーマー活動に影響出そうなんだけど……」

 

「全部含めてバカッツォのせいにしておこう、あの価値観地球外生命体を引き込んだのは奴な訳だし」

 

「どうせこの後には挙動地球外生命体と師匠が暴れ回るんでしょ、私知ってるもん……」

 

「ちょ、きょどっ……挙動てオイ、人を笑顔で戦車の砲塔に括り付ける外道共と比べたら俺はまともだろう。てかノーイメージとの差が激しすぎるんだが!?」

 

「私は普通だから。普通に強いだけだからね」

 

『決着!勝者ノーネーム選手!』

 

 

 

 

 

 

 

憤怒ちゃんは何番目?

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