傑の死からそろそろ半年近くになる。
心の整理は完全にはできていないが割り切れるくらいにはなった。
僕には最強であるなら弱者を非呪術師を守る義務がある。
この
今の僕を見たら傑はどんな反応をするだろうか。
今までの僕との違いに笑われるだろうし、正気を疑われるかもしれない。
それでも傑に誇れるような生き方をしたいと思ってる。
とある冬の1日、本当に何気ない興味本位だった。
「なあ、天内…僕に未来を見せてよ」
「どうしたの突然」
「天内の未来知ってどこまで先観れるか不確定だったろ?自分で見るの嫌がってたし」
「まあ、いいけど。私にどんな未来だったか教えないでね」
「わかってる」
そういうと瞳に未来が映し出させる。
それは自身の一人称で映し出された未来の出来事
ただ泣いている
未来の僕は天内と向かい合って涙を流している。
理由はわからないだけど僕が泣くほどの何かがあるのだ。
そっと『天内』の手が『僕』の頬に優しく触れる。
『この選択はきっと間違いじゃない。それどころか正しいことだから…躊躇わないで悟』
『違うんだよ…違うんだよ…天内。俺はお前を■■たいわけじゃないんだ。ただ俺はお前を■■たかったんだ』
『それは無理だよ。悟が傑の理想を引き継いで進み始めた以上、こうなった私を■■しかないから』
何を言っているかはわからない。
言葉としては理解できるがそれがどんな意味が含まれているかがわからない。
言葉の意味を理解しては
これ以上は見てはいけないと脳が理解を拒む。
だが写された未来を止めることもできずに無慈悲に続きを突きつけられる。
『さようなら…あまない。俺のもう一人の親友』
『さよなら…悟…大好きだよ。向こうでみんなと…私はみんなと一緒の場所にはいけないか』
『僕』が天内の額に手を向ける。手印を構える。
天内は穏やかな顔でそれを受け入れる。
やめろ
脳が警鐘を鳴らす。これ以上見てはいけないと取り返しがつかなくなると。
やめろ
未来の『俺』の手に呪力が集まる。理解する…否、理解してしまう。未来の自分が何をしようとしているのか
やめろ
必死に止めようとする。これが未来の映像で今の俺とは何の関係がないとしてもそんなことを俺がしていいわけがない。
守らなきゃいけない存在を殺していいわけない。
だからやめてくれ
そんな俺の願いも届かず…『俺』が放った呪式が『天内』に直撃し…そして………
「……とる…悟」
天内の声で意識が現実に戻される。
「大丈夫?顔色悪いけど何を見たの?」
天内が心配そうにこちらを見ている。
「…いや、俺は大丈夫だ」
「…ならいいや。呪力かなり使っちゃったし…ってあれ?悟どこ行くの」
「…便所だよ。着いてくんなよ」
「行かないよ。着いてなんか」
弱ってる様子を見せないように教室から出ていく。
校舎裏に移動し呼吸を整えようとする。
しかし喉から出てくるのは浅い息だけでまともな呼吸ができていない。
っひゅっっっ
あんな未来信じたくない。だがこの目で見た未来はいつか起きることだ。
あんな未来は来ないように今から対策すればいいことだ。
未来は変えられることは天内が証明している。
そんなことはわかっている。
かひゅっ、はぁっ
だけど俺が手にかけたのだ…天内を
守らなきゃいけない大切な存在を
かひゅっ、すぅぅ、ふぅぅ
こんなことをしている暇じゃない。
無理やり呼吸を整える。
冬だと言うのに体が汗ばみ制服が肌に張り付いている。
これからやることは一つだ。
もっと強くならなきゃいけない。
あんな結末にならないように、俺が救いたいものを全て救えるように
最強のその先へ俺は至らなきゃいけない
「天内理子か…厄介なことになったね」
天元と同化するための存在、星漿体。
因果によって決められた同化の運命を阻止されたところまでは良かった。
問題は天内理子の覚醒が五条悟が生まれた時と同じように呪術界に影響を与えたことだ。
五条悟のように呪霊と人間のバランスを崩したわけではない。
ただどちらものレベルが1ランク上がったのだ。
呪霊と人間のレベルを一段階上げなければならない何かが彼女にはあるのだ。
五条悟を含めた何もかもを底上げさせるだけの何かが
「私以外には誰も気づいけていない。いや、天元だったら気づいているかもしれないね。結界破壊されていたし」
天元の結界は強固で堅牢だ。
五条悟が薨星宮で破壊の限りをつくしても薨星宮を隠蔽する結界が破壊されることはあっても日本中に張り巡らされた結界を破壊することは不可能だ。
「あの異形…推測するに外宇宙の存在かな?昔は海外で魔術という存在や彼らが崇拝する神の石像とかと似た雰囲気を感じる」
海外に渡って呪物化をしていた時に崇拝されていた。
あの異形の存在、呪力を纏ってはいるが明らかに呪霊ではない。
現状そのことに気づいているのは五条悟と私くらいだ。
「これはこの子の肉体を調整する必要があるかな?」
もしも天内理子の内に潜む怪物が神々やそれを超えうるようなものだとしたらこの子の調整は明らかに足りていない
「君が受肉する頃には面白いことになってそうだよ…宿儺」
今までの呪術界は、五条悟を中心に廻っていた。
だがそこに天内理子を中心としたという新たなる渦が現れた。
その二つは混じり合い混沌を生み出してくれるはずだ。
私の好奇心も満たされそうだ。
これから我が子を宿儺を入れる檻としてだけでなく楽しく遊べるようにしなければ。
額に縫い目をつけた女はベッドの上で穏やかに自身の息子の頭を愛おしげに撫でる。
ベットの麓には三本の指が置かれていた。
羂索の独り言の通り世界のバランスが一新されたので強い奴がもっと強くなるインフレが起こります。
五条がオリジナルの術式を作ったりななみんが黒閃を打ったり一級呪霊が大量沸きしてるのもこれが原因
インフレ例 伏黒甚爾
完全に呪力から脱却した存在である彼は呪術の因果から解き放たれている。
逆説的に呪術が引き起こすあらゆる現象を無効化する
次からストーリーが一気に進む
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