ついに4月編がラスト。でも5月編になっても原作だとまだ第1巻なのですが…
前回のあらすじ
まあ…いろいろいたな…
以上
4月30日…来ちゃったか…
クラスの人らといろいろと仲良くしたり、他のクラスと交流したり、誰かの相談というか話を聞いたり、愛里とイチャイチャしたり…
いろいろとあったが原作以上に平和でマナーがあってルールも守れていたから来月のpptは、多少なりと貰えるだろう。
ただもう一つ問題がある。
「よし、みんな揃っているな。」
その問題を抱えてやってきた茶柱先生。履いてる靴は、もはやスニーカーである。一ヶ月でヒールが何足折れたことか…5を越えたあたりで俺とか平田とか櫛田が説得してたしなあ…というかそれだけで月の給料二、三割飛んでるじゃないでしょうか…
「今日は、早速だが、小テストをやってもらう。」
「えー。聞いてないっすよせんせー。」
「言ってないからな。まあ、君たちの学力の確認みたいなものだと思ってくれ。」
クラスメイトからの非難も軽く流して、各列に配られていく小テスト。この小テストこそが問題なのだ。
このクラスは数多の原作にない変化を遂げた末にモラルとマナーを手に入れたと言っても過言ではないだろう。しかしその代償なのか、みんなどこか知性が下がったような気がするのだ。
俺の杞憂であればいいのだが…
「では、始め。」
茶柱先生の合図でテストを解き始める。ほんと言動だけなら原作と違いないのだが、少し動けばヒールは折れるし、カッターシャツのボタンは弾けるし…どうしてそうなったのだろうか茶柱先生…
なんて思考になりながらもテストを解いていく。このテストは、現代文、数学、理科、歴史、英語の5科目の各4問ずつの計20問で出来ている。
それに難しさも最後の3問を除けば中学の復習レベルで基本的に勉強を疎かにしてなければ85点はとれる仕様になっている。
…君ら大丈夫よな?なんて言葉に出さないが、そんな心配を周りに向ける。
いくら知性が下がった気配がするからって0点なんていないよな?
さてそんなことを考えていたら最後の3問に到達した。ここの3問だけは、高校3年生レベルなので、そこまで先を予習すような勉強狂人か、裏技を使った人しか解答できないだろう。
ん?俺か?いやーむりだね。だって転生して前世と同じ勉強していたとはいえもう覚えてないもん。前世でも高校で習ったところなんて働いて1年たってもう忘れていたし。
まあある程度の抵抗はしてみようか…部分点だけでも頑張るとしますか…
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時間は、流れて昼休み。食事を済ませてテキトーにうろついていた。
テストに関しては…まあまあな出来ではあるだろう。正答は導けてないけど、部分点は確実に貰えるだろう。
他のみんなどうだろうか、愛里は大丈夫だと思いたいが…
そんなことを考えていたら自販機前で、5人のクラスメイトがいた。
「おい、綾小路。俺たちに言うことあるよな?」
「いや、特にないと思うが。」
「いーやあるだろ俺たちに隠していたことが。なあ外村。」
「そうでござるよ。拙者たちは、同士だと思っていたのに…」
「いや、そう言われても、何のことやらさっぱりなんだが…」
「…」
変態四天王であった綾小路が同じ四天王の池、山内、外村から詰められている構図だ。そしてそれを須藤が遠くで見ていた。
「ちょいと須藤さんや、なにがあったと?」
「おう黒凪か。いやなんというか…なあ。」
「まあとりあえず綾小路が詰められているという状況であるのは、理解しているさ。なんでこうなっているのさ?」
「それは…」
まあなんとなく想像はつくけどな。
「あっ来やがったな。男の敵。」
「今お前は、関係ないんだ黒凪。だからどっかいけ。」
「綾小路と同じ恋人持ちだからって助けに来たのでござるか!?」
「そうなのか黒凪。オレを助けに来てくれたのか?」
「いや全然。」
…まあ予想通りだったよ。同じ変態四天王であったのに綾小路だけ、恋人ができたことに憤慨していたわけだ。というか綾小路よ、君この状況でも何とかできるほど力はあるだろうが。だからそんな悲しそうな顔をするな。自分で何とかしな。
「こいつは、俺たちと仲間でありながら抜け駆けして恋人を作りやがった。」
「なんて奴だ。」
「死罪でござるよ。」
なんというか…醜いというか、見苦しいというか…
「…おい須藤、お前の友人だろ?なんとかしろ。」
「無茶言うんじゃねぇよ黒凪。」
まあ無理か、というかこの世界線でも須藤は、よくこいつらとつるめているな。
「あー、池も山内も外村も落ち着いてくれ。オレが堀北と付き合っているのはちょっとした事情があるというか…」
「なにがあるっていうんだ!堀北みたいな美人と付き合えるだけでも羨ましいんだぞこの野郎。」
「そうだぞこの野郎。俺も櫛田ちゃんと付き合いたいぞこの野郎。」
綾小路が反論というか言い訳を言おうとしても即座に封じられる。もうね男の本音と嫉妬が駄々洩れなんすよ。
「拙者としては、綾小路殿もそうでござるが黒凪殿の方が羨ましく感じるでござるよ。」
「俺か?」
とうとう俺にまで飛び火したんだが…
「そうだ佐倉ちゃんと幼馴染なんて、お前前世でどんな徳積んだんだよ。」
「黒凪、幼馴染を譲ってくれよ。」
「譲るかクソボケ。」
「落ち着けって黒凪。」
山内の最低発言に少々キレたわ。そして須藤に宥められると…須藤君ほんとにバスケ好きの真人間になったんだねぇ。学力の無さは、あれだけど。
「お前らもこの辺で抑えとけよ。なんつーか欲望全開でヤバいぞ。」
「けどよぉ須藤。お前も彼女欲しくないのか?」
「あー…今はバスケがあるからまあいいかって感じだな。だからお前らもバスケやろうぜ!」
「いや俺はー…まだリハビリ中っていうか…」
「せ、拙者もインドア派という感じなので…」
須藤に諭されてようやく落ち着いた感じかな。しかし須藤は、ほんとにバスケに一途だねぇ。というか山内はまだそんな嘘を言っているのか。
「というかほんとにバスケやってみたらいいんじゃないか。それで身体を鍛えてだらしない身体を引き締めてみたら?」
「おっいいこと言うじゃねぇか黒凪。さあバスケをやろうぜ!」
「いや、その、なんというか…あれがあれで…なぁ?」
「そう、これがこれで…なぁ?」
「ご、ござるがござるでござるぅ。」
「あーオレは、遠慮する。」
何度か誘われているのか運動をしたくないからなのかわからないが君ら断り方あやふやすぎるだろう。あと綾小路は、もはやそれ定形文にしてるよな。
しかしお前らさあモテるための行動を起こす気は、ゼロかよ。だとしたら…
「平田に愛を語ってもらうしかないか…」ボソッ
「僕の語りが必要かい!!」
「どああ!!びっくりした。後ろに立つんじゃねぇよ平田。」
真後ろからの声にビビったわ。というかいつから聞いていたんだ平田は…
「何やら恋人がどうとか聞こえていたからね。ならば僕の出番だね。なかなか厳しいかもしれないけど愛をゆっくりと知って君たちは、誰かを愛し、誰かに愛される人になるんだ。昼休みが終わるまで、あと3分ある。なら少しは、愛を語れるね。さあ、屋上で愛を語ろうか。」
やっぱり平田は、全てを持っていくなあ。というか愛を語る時、だいたい屋上だなぁ。
「さあ、池君、外村君、山内君、ついでに須藤君と綾小路君も行くよ。」
「「えっ!?俺(オレ)も!?」」
「そうだよ。みんなで愛を知っていろんな形の愛を生み出すんだ。」
「いってらっしゃーい。」
「なんで俺までぇ」
愛の宣教師である平田が全てをかっさらっていったなすまんな須藤、君は、犠牲になってくれ。
…さて教室戻るか。
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またまた時間は、飛んで放課後になりました。
今は、愛里とデート中である。
「明日から5月だね。」
「そうだな。もう一月が経つんだな。」
「いろいろとあったね。」
「あぁそうだな…いろいろとあったな…」
綾小路の父との遭遇から始まったこの学園生活。いやなんでそれが最初にあったんだよ。愛里の再会が最初であって欲しかったよ…
まあ教室で再会して告白してオッケー貰って最高に嬉しかったから、いいんだけども。そしていろいろとぶっ飛んだ自己紹介からのギャル校長の挨拶、そして日本語アルベルトが隣にいるというインパクト。
それからいろいろなクラスメイトからの相談。相談というか過去の語りのような気がするがそこはまあいい原作との違いが知れたのだから。
そんでもって平田と軽井沢が恋人関係になり、堀北と綾小路が恋人関係?になり…次は誰がなるのかな?次は誰になるのだろうか…須藤かな?
そしてインパクトしかなかった他のクラスの奴ら…
本当にいろいろとあったないろいろと…
「一ヶ月が濃厚過ぎたな。」
「そう?」
愛里は俺と違ってそこまでクラスの人と関わらず過ごしていたからな。俺と一緒じゃない時は、一人で自撮りできそうなところへ赴いたり、俺の部屋に入り浸っていたり、ほとんどが俺と一緒にいたな…
「愛里は、他の人とかと遊んだりとかしないのか?」
「うーん、絢都とデートが少なくなるのは嫌だから別に他の人は、いいかな。」
「そうかい…」
まあ本人がそう言っているのなら別にいいか…
「そういえば今日の小テストどうだった?」
「…今日天気いいよね?」
「そうだな、まあ明日から曇り空になるみたいだけどな。ところで小テストどうだった?」
「…今日は、何処へ行くの?」
「今日は、どこかレストランにでも行ってそこで夕食を済まそうかと思っているが…小テストどうだった?」
「そういえば堀北さんとね…」
「すげー誤魔化すじゃん。」
そんなにテストに自信がないのか悪いと自覚しているのか露骨に話を逸らすじゃん。
「絢都。」
「どうしたよ愛里?」
「テストは、忘れよ?」
「多分、明日思い出すことになるんだよ。」
「…ハグするから忘れよ?」
「俺が忘れても無情な時間という概念が思い出させると思うぞ。」
「じゃあ、き、キスとか…」
「いや愛里さん?」
「これ以上テストのことを言うなら…泣いちゃうよ?」
「うんじゃあやめよう。」
流石に泣かれるのは、困るからな。というか愛里よ嫌なことを忘れさせる為なら、キスも辞さないのか…価値が安くなってるような気がするが…
「とにかく今日は、レストランに行くんでしょ?早く行こ?」
「あぁ、そうだな。」
そう言って愛里は、俺の手を引っ張り楽しそうに笑う。
まあ今だけはいろんなことを忘れて愛里とのデートを楽しむとするか。
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舞台は変わってレストラン。
各々食べたいメニューを選ぶ。来るのを待ってる間、クラスメイトの話題で会話に花開いた。いくら関わりが少ない愛里でも、堀北や櫛田、軽井沢と雑談することがあるということを知った。というかメンツ濃くない?
料理が運ばれて来て、それぞれ食べ始める。途中で互いにあーんしてお互いの頼んだものを交換しあっている。周りの目?こちらが認識してなければ無いと同じさ。
自炊では、こういう味を再現できないだろうなあなんて考えながら料理に舌鼓を打っていると愛里の手が止まっていることに気づく。それに顔は少しうつむき憂いを帯びた表情になっている。
「どうした愛里?」
「ねえ絢都、5月から何か始まるの?」
「…どうしてそう思ったの?」
「…絢都は、なんだか5月に入ることを一つの大きな節目のように感じているように見えるの。」
「…そうか。」
あまりそういうこと感じさせないように振る舞っていたつもりだったが愛里は、俺の何かしらの違和感に気づいたのだろう。幼馴染ってこういうのもわかるものだろうな。
「それに絢都は、気づいてる?時々行ってた買い物で、『これは、来月まで保留でいっか。』って言って小物とか買うの止めていたの何回もあったよ。」
「…そうか。」
前言撤回ならぬ、前思想撤回。完全に俺がボロ出していたわ。これは、気づきますわ。
ただ
どう説明するかな…とりあえず俺のこの何かあるような態度で愛里を不安にさせてしまったのは、謝るべきだろうな。
「まずは、ごめん。俺の言動のせいでいろいろと不安にさせてしまって。」
「ううん、大丈夫。何か事情とかあったんだよね?」
「事情というよりか、推測の域を出なかったからそれを言って気分を下げさせるようなことをしたくなかっただけなんだ。」
原作でいろいろと知っていたとはいえこの世界線でも同じかと言われたら、わからないし、もし違いがあったらただ周りを混乱させるだけだから沈黙を選んだが、その沈黙という選択のせいで不安にさせてしまったわけだ。
「だから、これから話すことは、俺のいろんなものを見聞きし、それにより考えた推測だが…聞くか?」
「うん、聞かせて。」
愛里の表情に憂いはなく、一つの決意を宿した目だった。
ならばこちらもできうる限り全てを話そう。俺の知る形でのこの学校の本性を。
・・・・・・・・
「授業態度で貰えるポイントの変動に、特典が優秀なクラスだけに、いろんな特別な試験での実力証明…これがこの学校の正体ってこと?」
「かもしれないな、特典に関しては詐欺まがいであるがそうでもしないとクラスでの競争の必要性が見いだせないからな。」
愛里に俺が原作で知ってるこの学校のことを推測という体で話した。衝撃を受けながらも俺からの言葉からなのか、すんなりと受け入れていた。
「確かにこれは、5月からが本番な感じだね。絢都は、やっぱりすごいね。」
「まあ、推測の域をどうしても出なかったから今日まで黙っていたわけだがな。」
「じゃあ、平田君が、あの時に何も言わなかったら絢都が行動を起こしていた?」
「それは…」
今日に至るまで何度か考えてはいたことだ。
かつて平田が行った演説により、このクラスは、雑談もなくなり多少の居眠りや遅刻ぐらいで評価が地に落ちるようなことは、なくなった。だが、あの時の平田の演説がなかったら、俺は行動をおこしていたのか…起こしていたとしてそれをみんなに信じてもらえていたか?信じて貰えるほどの証明を俺にできたのか?
「…説得は、試みていたとは思う。ただ、平田みたいに上手くいかなかったかもしれないというのが俺の結論だな。」
平田は、愛というゴリ押しでみんなを納得させていたような感じがするが、俺にはそういうのがない以上、ただの注意、あるいは考えすぎという言葉で片付いたのかもしれない。
そう考えると平田すげぇな。
「私は絢都のことを信じていたと思うよ。」
「愛里は信じてくれるだろうけど他の人はどうだったかわからないからな。」
「いざとなれば櫛田さんと軽井沢さんの力を借りて…」
「愛里?」
何をする気だったのか…俺が行動を起こさなくて正解だったかもしれない。
「まあ、もしもの話はこの辺で…愛里、来月からもまたよろしくね。」
「うん、来月もまたたくさんデートしようね♪」
そうして俺たちは、食事を終え寮に帰るのだった。
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部屋に戻り一人考える。ちなみに今日は愛里は、普通に自分の部屋に帰っていった。
考えることは、今月の評価における来月の貰えるポイントについてだ。
この世界線でも同じなら一年生のcptは、1000から始まって遅刻、居眠りなどのペナルティ行動でcptが減っていく減点方式である。
平田の演説で改善され原作よりもペナルティ行動が減った以上、多少は欲しいとおもうのが本音であるがペナルティ行動が一回につき何cpt減らされるかわからない以上計算なんてできやしない。
「ふっ、考えても無駄なことだな。」
結局はなるようになるしかない。ここでも0だったら原作知識を使ってどうにかするしかないか。
「ナラ、今カラ夜更カシパーティシマセンカ?」
「いや、しないからな。」
いきなり聞こえてきた
考えても答えなんて出るわけないから。明日に備えて寝ることにする。
さて明日から牙を向くであろうこの学校。俺はどれほどのことをやれるのだろうか、特別試験は、マトモなのか、何か違うのか。愛里を退学という魔の手から守れるのだろうか…
結論、世界線でも実力至上主義の教室が始まるのかどうか。それは神のみぞ知るってところか…
「夜更カシパーティシマセン?」
「しませーん。」
全部もっていくなアルベルト君は。なんだか彼は、
あとがきも愛かもね。
どうも作者です。
4月編がようやく終わり、5月に入ります。というわけで次回には公開されるであろう。各クラスポイントを一部先行公開です。みなさんで各々予想してみてください。少しギャグが入っていたりします。
というわけで一つの節目としてこの世界線の裏設定みたいなものを公開しようと思います。
この世界線に転生した時の特典である特定のキャラクターの幼馴染にするというもの。幼馴染にしたキャラクターがメインヒロインなる因果律を持ってます。
なのでいくら転生者が幼馴染を邪険にしても最終的には、幼馴染とくっつくことになります。
なのでもし、自分の執筆意欲が乗れば番外編というような形で他のヒロインifとかも書けたらなと…期待せずお待ちください
それでは次回もお楽しみに。
他ヒロインというIFルート…見たいのは?
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