どうしてこうなった!?よう実!!   作:田舎狩人

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まさかのあの人襲来。5月なんですけど…

前回のあらすじ
生徒指導室で問題を解決したり、しなかったり。

以上


第15話 二度目の襲来が早すぎるんよ。

 

応接室の来客、俺と綾小路に用件のあるその人とは、綾小路の父、綾小路篤臣であった。

 

 

 

「何をしている?早く座れ。」

 

 

少しばかり思考停止していたところに篤臣氏の声で現実に戻され、一応席に座る。綾小路は、その場で立ったままである。…ややこしいな、今回は清隆呼びでいいか。

 

 

「清隆、なぜ座らない?」

 

「長く話しをするつもりはないからな。」

 

「座れ。」

 

「断る。」

 

「座れ。」「断る。」

 

「すw「断る。」」

 

「断る。」

 

「座れ。」

 

 

 

この親子の仲は原作同様、険悪だな…ただそのやり取りをいつまでやってんだよ。あと清隆の断るが早すぎて、セリフ被ったし、追い抜いてんじゃねえか。

 

 

「…清隆、とりあえずお前も座れ。」

 

「しかし、こいつと話す気はないぞ。」

 

「なくても座れ。どっちもムキになったら同じ言葉しか言わないバカになるんだからな。話が進まん。」

 

「…わかった。」

 

 

俺が清隆に座るように促して俺の隣、そして篤臣氏と向き合うように座る。ようやく話が進むよ。

 

 

「さて一ヶ月の学校生活は…おいお前、今俺をバカと言ったか?」

 

「いえ?言ってませんよアホ。」

 

「そうか。」

 

反応が遅いよ。スルーしたと思うじゃん。アホと言ったこともまた遅れてくるのだろうな。

 

 

「清隆、学校生活というものは、もう十分に堪能できたはずだ…おいお前、今度はアホと言ったか?」

 

「いえ、言うわけないじゃないですか。」

 

「そうか。」

 

 

だから遅いなぁ。耳が悪いのか、脳の処理が遅いのか…

 

 

「清隆、こんなところにいても学べることは、ないだろう…今回は何も言ってないよな?」

 

「もう何も言ってないんだから、早く進めろよ!」

 

 

何なの、俺はこいつと漫才するために呼ばれたの。

 

 

「つまり、何が言いたい?」

 

「これにサインしろ。」

 

 

清隆が口を開くと篤臣氏は、二枚の退学届を出した。……まあ呼ばれた以上、想定はしていたが俺の分もあるのか…

 

 

「これにサインをしろ、そして戻ってくるんだ。」

 

「断る。」

 

「というか二枚あるのって俺も退学しろということですかね。」

 

「当たり前だ。お前はあの時の会話を聞いてしまった以上、外に放っておくわけにもいかなくなった。」

 

「じゃあ、人の目がある所で、そんな会話するなよ…」

 

 

完全にとばっちりじゃねえかよ…なんかムカついてきたな。松雄さんもいない絶体絶命な状況だがなんとかしないとな…

 

「そういや、今日は松雄さんでしたっけ?あの人いないんですね。」

 

「あぁ、今日の障害になると判断して、置いてきた。」

 

 

えっ?どこに?…まあいいか。この世界線のあの人ならなんとかなりそうな気がする。

 

 

「そうですか。まあ、飼い犬に手を噛まれる出来事が一月前にあったわけですからね。まあ学習するのも理解できます。」

 

「…今は松雄のことはいい。早くこれにサインをしろ。」

 

「した後は俺はどうなるですかね?」

 

「命令を聞くなら施設で下働きしてもらう。従わないのなら、処理することもやむなしだ。」

 

「処理っていわゆる命奪うやつだろ?そんなことして誰かが事件とか考えるんじゃないのか?」

 

「ふん、行方不明にでもしておけばいい、捜査されても見つからなければ、すぐに中断される、そして人から忘れられるだろう。」

 

「わーお日本の闇を知った気分だぜ。」

 

 

なんだかガチ目にやばくないか?大丈夫だよな?

 

 

「オレ達は、それを書くつもりはない。」

 

「そうだ清隆、もっと言ってやれ。」

 

「清隆…もう世俗というものを理解できただろう?」

 

「いやまだだ。もっといろんなことを知りたいからオレはこの学校に残る。」

 

 

俺よりも本来の目的である、清隆へシフトチェンジしてくれた。というか原作ではあった坂柳理事長の乱入まだか?

 

 

「いいか清隆、こんなところにいても学べることなどない。」

 

「そんなことはないぞ、オレはこの一月で気づいたことがある。」

 

「ほう、あの場所で教えてなかったことがあるとは思わないが、それはなんだ?言ってみろ。」

 

「それは…」

 

 

 

さてはて何を言い出すのだろうな清隆は…まあマトモなことは、言わないだろうな。

 

 

「それは…この世界には、愛も必要だという事だ。」

 

 

 

「……は?」

 

 

 

あまりの衝撃的な発言に目が点になる篤臣氏。平田の愛の講義がこんなところで役に立つとはな……いや役に立ったというのかこれは?

 

 

 

「清隆…お前は何を言っている?」

 

「何って愛だよ。なんだ愛を知らんのか?」

 

「いや知っているが…貴様の影響か!?」

 

「いやなんで俺のせいになるんだよ。他のクラスメイトだよ。」

 

 

俺を睨むんじゃねえよ。とんだとばっちりだな…あれ、これ清隆が変なこと言うたびに俺のせいにされるんじゃ…

 

 

「…清隆、他にはどんなことを学んだ?」

 

「そうだな…女の子には、首輪が似合うということだ。」

 

「貴様ああああ!!」

 

「いやだから俺のせいじゃねえって。」

 

 

ほらきたよ。とばっちりだよー。って櫛田よ清隆にも布教してたのか…

 

 

「ええい他だ、他にはないか?」

 

「そうだなぁ…」

 

「貴様あああああ!!」

 

「まだ何も言ってないだろ!!」

 

 

もはやなんでもありじゃねえか!何なの?コントでもやっているの?

 

 

「はぁ、はぁ、なんだか疲れたな。」

 

「あんたが一人で疲れているんだよ。」

 

「はぁ…清隆帰ってこい。」

 

「断る。」

 

「その困ったときの無意味な問答やめろお前ら。というかあんたも必死だな。」

 

「あぁ、貴様ら二人があの施設でいればさらに成功が望めるだろうな。」

 

 

 

「なんだ?夢物語でも見てるのか。というか成功したことあるのか?」

 

「そう言ってやるな。いろいろと周りの奴らが支えて成功してきたから自分一人じゃできない机上の空論しか描けないのだろう。」

 

「おまえ、自分の父に辛辣すぎじゃね?」

 

「これくらい普通だ。黒凪も大概じゃないか?」

 

「そうか?」

 

 

「おい貴様たち、何か言ったか?」

 

「「いえ、別に?」」

 

 

やはり反応の遅い篤臣氏である。もう歳なのかな。

 

 

 

「そもそも、俺たち二人が増えたところであんたのそのよくわからん計画が成功に傾くとは思わないんだがな…」

 

 

一旦この人の思い描く計画を聞いておく必要があるのかもしれない。いや賛同するつもりはないが。

 

 

「…貴様のここでの行動を調べさせてもらった。黒凪、貴様はいろんな奴の話に耳を傾け、言葉巧みにそいつらの心を掴んだそうじゃないか。」

 

「言い方に問題しかないな。てかプライバシーってご存知?」

 

「無いと思え…そしてその行動の結果、クラスリーダーになったそうじゃないか。」

 

「今日のことも知ってるのかよ。てかどこから情報得ているんだよ?」

 

「黙秘する…これらの結果を見て貴様には、人心掌握の術があるとみた。」

 

「なんだろうなぁ……頭のいい奴が間違ったバカみたいな解釈をしてるような光景を見てる感じだ。」

 

「そんな貴様には、落ちぶれた生徒の心を掌握するか壊れた心を治す仕事をしてもらう。」

 

「…断ったら。」

 

「拒否は、行方知れずになってもらう。」

 

「厄介な奴に絡まれてしまったよほんと。」

 

「…すまんな黒凪。」

 

篤臣氏との会話ってなんか疲れるな。清隆の謝罪がとんできたけど状況は変わらないし、というか坂柳理事長まだっすか?えっ来ないんすか?

 

 

「そして清隆、お前には、あの施設で教育者をやってもらうぞ。」

 

「オレに自由がないのは理解している…3年後の卒業まで待てないのか?」

 

「時間は、有限だ。ここで無意味な世俗を学ぶよりはよっぽどいい。」

 

「無意味かどうかはオレが決めることだ。」

 

「ほう、ではこのテストは、なんだ?」

 

 

 

そう言って篤臣氏は、清隆の0点の小テストを取り出す。あんたどこから手に入れてきたんだよ。

 

 

「この点数はなんだ?この解答に書いてある『その問いかけに意味はあるのか?』とはなんだ?やはりここはお前にとって退屈にしかなってないようだな。」

 

「それは…好奇心とかそういうあれだ。」

 

「そんなことをあの施設でしなかったな。手を抜くことはあっても0点をとるなんてことはしなかった。やはりこの学校に退屈していたんだろう。」

 

「いやそういうわけじゃ…」

 

「ふん、お前がどう言おうとこの0点の結果から読み取れることは変わらんぞ」

 

「…ヤバいな。」

 

 

ここに来て清隆が焦り始めている。無表情だけどな。

まあ、実力至上の学校で0点をとるというのは、ある意味やる気がないとか思えるし、ただの好奇心だというのが信じられるわけないから篤臣氏にとって都合のよい解釈ができるわけだな。

清隆よ。こんな状況だが、俺はお前が後悔してることに愉悦を感じているぞ。

 

 

 

「ともかく、二人が教育者として加わったら、計画も次の段階にいけるだろう。」

 

「…俺もそうだが、清隆が教育者をやっても上手くいく未来が見えないな。」

 

「…なぜそう思う?」

 

「お前の血を受け継いでいるから。」

 

「……貴様、先程から感じていたが、俺をバカにしてるのか?」

 

「あっ今更気付かれました?」

 

「なんだぁ貴様。」

 

 

「綾小路先生落ち着いてください。」

 

 

手をポキポキ鳴らしながら俺たちのところに近づこうとしていたが、たった今入ってきた坂柳理事長に止められていた。

…理事長、助けてもらってこんなことを言うのはあれなんですが、来るの遅くないっすか?

 

 

「…坂柳か。どうやら俺が時間稼ぎに用意した仕事を終わらせたようだな。」

 

「やはりあなたの仕業でしたか…仕事は全て終わらせてましたのでここからは、僕も話し合いに参加させてもらいます。」

 

「ふん、いいだろう。とは言ってももう決着してるようなものだがな。」

 

 

 

そう言って改めて座りなおす篤臣氏、そして、俺たちと篤臣氏の衝突を防げるように間に座る坂柳理事長。篤臣氏の理不尽な仕事を頑張ってたんすね。心で毒吐いてすみません。

 

 

「さて綾小路先生は、清隆君と黒凪君の退学をご所望だとか。」

 

「そうだ、清隆に世俗という知識など不要であるし、こいつは入学式の際、俺たちの会話を聞いてしまっている以上、このまま過ごさせるわけにもいかなくなった。」

 

 

やっぱり聞いていると俺は、完全にとばっちりなんだよなぁ…

 

 

「確かに清隆君のことは、保護者である先生の意見を聞くことは必要でしょうが、黒凪君に関してはその要求は、ご了承できかねます。」

 

「こいつが何かしらの問題行動を起こしたことにすればいいだろう。」

 

「そんなことをしたらこの学校が存続出来なくなりますので不可能です。」

 

「うるさい、やれ。」

 

「…先生は昔から変わりませんね。」

 

 

篤臣氏ってこんなんだったか?強引にも程があるでしょうよ。

 

 

「そもそも、こいつもDクラスだ。過去に何かしらの問題があったのではないか?」

 

「そんなことはないんだけどなぁ。」

 

「…綾小路先生、Dクラス入るものが全て問題があるわけではありません。」

 

「ほう、ならば坂柳、こいつのDクラス入りの理由は、なんだ?」

 

「…生徒のいる手前、黙秘させていただきます。」

 

 

確かに俺のDクラス入りの明確な理由ってなんだろうとは気になっていた。ただまあ、愛里と一緒に入れるから別にどうでもいいんだけどね。

 

あぁ疲れてきたな…早く愛里に癒されたい……

 

 

この時、あまりの疲労にとんでもない発想に至った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

篤臣氏をキレさせたらどこからともなく松雄さん現れるんじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうとなったらまた俺と篤臣氏の喧嘩の再来と行きましょうか。

 

 

「黒凪君のことはともかく、清隆君の退学でしたら三者面談をしてじっくりと話し合いましょう。」

 

「その必要はない、ここで書けば何も問題ではない。」

 

「まあ、部下に『何の成果も得られませんでしたー』って報告するのキツイもんな。」

 

 

「ここではどの生徒も特別視することはありません。等しくルール違反だったり、特別試験での不合格で退学になることがありますので、それまで様子見をするのはいかがでしょうか?」

 

「時間は有限であり、清隆がそんなへまをするとは思わん。」

 

「あんたが大概なら、その息子の清隆もどっかしらでポカしそうだけどな。」

 

 

「綾小路先生…些か乱暴ではありませんか?」

 

「それは、お前もだろう坂柳、清隆の入学は本来なかったはずだ。お前のワガママで入れたんじゃないか?」

 

「そして、今あんたのワガママで俺たち三人の時間を奪っているわけだが…」

 

 

「貴様あああああ!!」

 

「あれ?どうしたんすか?カルシウム不足っすか?沸点低いっすね。」

 

「貴様あああああああああああああああ!!!!」

 

「綾小路先生落ち着いてください。黒凪君も先生を刺激しないようにしてください。」

 

「あっはい。サーセン。」

 

「なんだその謝罪は貴様あああああああああああああああ!!!!」

 

「綾小路先生!!」

 

 

いやー混沌としてますねぇ。俺が原因なんだけどな。

 

 

「どうするんだ黒凪?」

 

「どうしようかねこれ?」

 

 

久しぶりに口を開いた清隆に疑問をぶつけられたが、ここから状況の収束なんてできるだろうか…

今は、理事長がなんとか抑えているけど、その間に逃げるか?

 

 

「旦那様!!狼藉はこれまでです。」

 

「「松雄!?」」

 

「「松雄さん!?」」

 

 

そんなことを考えているとドアを物凄い勢いで開けて松雄さんがやって来た。ホントにきたよ。

綾小路親子は、二人揃って呼び捨てだし、俺と理事長はさんづけで呼んでいる。

 

というか松雄さんの格好どうした?ズボンは土がかかったのか汚れているし、上の服はどこかでやぶれたのかほぼ裸のようなものだし、…一ヶ月前よりもマッチョになってませんかねぇ。

あと左手にもっている人は誰ですか?気絶しているのかのびてる状態のその人のスーツの腰あたりの部分を左手にもって引きづらないようにしてるけど。

 

 

「うぅ、申し訳ございません。綾小路先生。」

 

 

そうして目を覚ましたのか、松雄さんに持たれた人は、顔を上げ篤臣氏に謝罪した。

この人原作にいたな、月城さんだわ。てかあんたも登場はえーよ。

 

 

「月城を倒したのか…」

 

「ここに来るために旦那様が配置した障害は全て取り除きました。あとはあなただけです。」

 

「まて、俺はお前の雇い主だぞ。路頭に迷うことになるぞ。」

 

 

なんだか目に見えて松雄さんに怯えている篤臣氏。俺らの知らんところでなんかあった?

 

 

「職を失うかもしれません。ですが、そんなことに恐れて子供が守れますか!」

 

かっこいいな松雄さん。ただあなたの子供ではないんですけどね。まあそんなツッコミは野暮だろう。

 

 

 

「旦那様…失礼します。」

 

「うっ。」

 

 

その言葉を発すると、目にも止まらぬ速さで篤臣氏の首に攻撃した。あれ手刀かな?俺見逃しちゃったんだが。しかもその手刀?の一撃で篤臣氏も気を失ったわけだが。

 

 

「それでは、坊ちゃん、そこの少年、旦那様のことは、気にせずにここで学校生活を楽しんでください。」

 

「あぁ、ありがとうな松雄。」

 

「ありがとうございます。卒業したら真っ先にお礼にお伺いさせていただきます。」

 

 

 

俺と清隆の感謝の言葉に笑顔で対応して左手に月城さん、右手に篤臣氏を持つ。担ぐとかじゃなくてスーツのセンターベント辺りをもって引きづらないようにしてるだけだが。

 

 

「それでは坂柳様、失礼いたします。」

 

「待ってください。服を用意しますのでせめて何か羽織ってください。」

 

 

そう言ってその服装のまま応接室から出ていった松雄さんを大慌てで追いかける坂柳理事長。

 

この応接室に静寂が訪れた。なんとか大きすぎる嵐が去った気分だぜ。

 

 

 

「…帰るか?」

 

「…そうだな。」

 

 

理事長の帰りを待とうかとは思ったがなんだか疲れたので清隆に賛同して帰ることにした。一応メモ書きはしといたから何かあったら明日にでも呼ばれるだろう。

 

長い長い一日だったぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

舞台は変わって俺の部屋。帰ってそうそうにベットに横になる。

 

改めて振り返ると今日一日いろいろとあった。ツッコミどころがあったクラスポイントに、綾小路の0点事件に、平田からのリーダー指名、そして堀北の深刻な悩みに篤臣氏の襲来。

 

 

しばらくは、何も考えたくないな。

 

そういや愛里は、自分の部屋に帰ったのだろうか…眠気で記憶があやふやになってしまっているな…

 

 

─晩御飯どうするの?─

 

なんだ?どこからか愛里の声が聞こえたような気がする。飯か…眠いし明日でいいだろう。

 

 

─着換えなくていいの?─

 

また問いかけが聞こえたような気がする。眠いしめんどいからこのままでいいだろう。

 

 

─じゃあ私帰るね。─

 

愛里の声が遠のくのか…それは嫌だな。癒しだから遠くに行かないで欲しいな。

 

 

─じゃあ…る?─

 

愛里の声で何か問われたような気がしたが手に掴んでいた何かを抱き寄せて俺は意識がなくなり眠りにつくのであった。…クッションとか俺の部屋にあっただろうか…

 

 

─────────────────────────

 

 

佐倉愛里side

 

 

絢都が放課後に呼ばれてから何時間も待ちぼうけをくらっていた。私はいつも通り絢都の部屋で待っていた。もちろん一度自分の部屋に戻って私服に着替えてからきたよ。

…何着か絢都の部屋にも置いておこうかな?

 

そして絢都が帰って来た。とても疲れた顔をしていた。

私がお帰りといっても『あぁ…』としか返事がなかった。そんなに疲れることでもあったのかな?

 

そしてすぐにベットに横になった。

 

 

「ねえ絢都。晩御飯どうするの?」

 

「えぇ…明日…かなぁ。」

 

 

食事をとることもなく寝落ちしかけている絢都に問いかけたが明日という答えが帰ってきた。明日だと朝ごはんになっちゃうよ。

 

 

「ねえ、そのまま寝るの?せめて着換えてからでもいいんじゃない?」

 

「………めんどい…」

 

 

制服のままであることを指摘したけど眠気には勝てないのかそのままでいいようだ。絢都って疲労が溜まると睡眠時間をより多くとるタイプなのかな?

 

 

でもこうなった以上私がここにいても何もすることはない、せめて絢都と何かお話しくらいしたかったけどここまで眠そうだとマトモなやり取りも望めない。

 

 

「じゃあ絢都、私は自分の部屋に帰るね。」

 

おそらくもう返事もないかもしれないけど一声かけておく。まあ、なにがあったかは明日にでも聞けばいいよね。

そう思って部屋を出ようとしたら絢都の手が私の手首をつかんでいた。

 

 

「…行かないで…くれ。」

 

「~~~~////」

 

言葉にならない声が出る。何というかキュンキュンしちゃった。絢都のこういう部分を見るのは始めてかも。

 

い、今なら何かしてもいいかな?いいよね!

 

「じ、じゃあ一緒に寝る?添い寝とかしようか?な、なーんて…」

 

「…いいよ。」

 

 

私が冗談でベットに入る振りをしていたら絢都が私の手を引っ張り私も一緒のベットで眠ることになったしかも絢都が私を抱きしめながら。

 

 

え、ええええええええええええ///!?

絢都ってこういう時大胆になるのかな…これはこれでいいかも。

 

こうなったら何か行動を起こしたほうがいいのかな?お、大人の階段を登る的なことを…

することはなくこのまま朝まで眠りました。

 

 

…どうしてこうなったぁ!!





あとがき「お疲れ様です。」

眠気に勝てず筆が乗るまでに時間がかかりすぎる作者です。
ようやく5月1日が終わりました。

…この作者、月の始めに3話くらい使っているな…

原作の1巻の内容は何話で収まるのか俺もわかりません。

次回もお楽しみに。

他ヒロインというIFルート…見たいのは?

  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
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  • 長谷部波瑠加
  • 椎名ひより
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